人狼物語(瓜科国)


611 ぬばたまの檻


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視点:


追われし者 ユーリー は 囚われし者 ラビ に投票した
城主 イライダ は 囚われし者 ラビ に投票した
アナスタシア は 囚われし者 ラビ に投票した
海賊紳士 トリス は 囚われし者 ラビ に投票した
敗残兵 ベルナルト は 囚われし者 ラビ に投票した
伯爵令嬢 カチューシャ は 囚われし者 ラビ に投票した
貿易商 ニコライ は 囚われし者 ラビ に投票した
忌み子 リディヤ は 囚われし者 ラビ に投票した
騎兵長 グレゴリー は 囚われし者 ラビ に投票した
オリガ は 囚われし者 ラビ に投票した
フィグネリア は 囚われし者 ラビ に投票した
遊牧の民 ナタリー は 囚われし者 ラビ に投票した
薄命の青年 ロラン は 囚われし者 ラビ に投票した
囚われし者 ラビ は 城主 イライダ に投票した
ヴェロニカ は 囚われし者 ラビ に投票した

囚われし者 ラビ は村人の手により処刑された……


今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?


現在の生存者は、追われし者 ユーリー、城主 イライダ、アナスタシア、海賊紳士 トリス、敗残兵 ベルナルト、伯爵令嬢 カチューシャ、貿易商 ニコライ、忌み子 リディヤ、騎兵長 グレゴリー、オリガ、フィグネリア、遊牧の民 ナタリー、薄命の青年 ロラン、ヴェロニカの14名。


海賊紳士 トリス

[跳ねて来た右膝>>2:253を止めてそのまま足を開かせる]

はっははははは良いぞ、実に良い!

気に入ったぞアナスタシア!お前のような女こそ共に夜に生きる者にするに相応しい!

[そう言うと、白い首筋に歯を立てて
 次の瞬間、皮膚を犬歯が突き破ったーーー]

( 0 ) 2011/01/24(月) 01:01:47

フィグネリア、ユーリーとグレゴリーの邪魔になりそうなら、タイミングを見て*立ち去るだろう*

( A0 ) 2011/01/24(月) 01:09:21

追われし者 ユーリー

彼が、わたしを探していた?
ああ、彼に正気が残っていたらわたしに礼を言うのは当然でしょうからね。

お相手、ご苦労さまです。

[フィグネリアの微笑みに応えて、聞こえよがしに言いつつ、まだ片付けられていないままのテーブルから、封切られてないヴォトカの瓶を見つけて取り上げた。]

──で、本当に我々以外、誰もいないのか?

[最後の問いはグレゴリーへと。]

( 1 ) 2011/01/24(月) 01:11:02

敗残兵 ベルナルト

―少し前/城主の部屋前―

[ロランとラビの逢瀬。
急に、居心地の悪さが押し寄せてきた。
二人とカチューシャを順に見やる。最後に城主の部屋の扉を見上げ]

――っ。

[息を詰めると、そのまま無言で立ち去った]

( 2 ) 2011/01/24(月) 01:13:23

アナスタシア

[蹴りを止められて、眦に朱が走る。
怒りと――それはなんだっただろう。
感情を掴む前に、麗人の口から零れるオト>>0に、振り切れかけていた我を取り戻しかけ――]

 なん――――  ぃ   ぁ

[ブッン。 嫌な音がした。
薄い皮膚が破れ、筋肉を裂き、その下に流れる血管の壁が貫かれる。

痛みはなかった。
熱い。 熱い。 赤い。紅い緋い朱い赫い黒い黒く黒く、視界が染まる。

自由な右の指がトリスの肩を掴み、磨かれて艶を放つ爪を喰い込ませた]

( 3 ) 2011/01/24(月) 01:15:36

敗残兵 ベルナルト

―サロン―

[階段を降り、青年はサロンに戻ってきていた。
アナスタシアの影も、トリスの影も、そこにはもうない。
長椅子に、毛布をかけ直す。

傍らに座り込み、ぼんやりと時が経つのを待った**]

( 4 ) 2011/01/24(月) 01:20:57

騎兵長 グレゴリー

 それではおやすみなさい、ですな。

[立ち去るフィグネリアに声をかけ後姿を見送った後、ユーリーに視線を戻した>>1。]

 宴の後始末も終わらぬまま、使用人を休ませる貴族など居ないでしょうな。

[ユーリーが手にしたヴォッカの瓶を見つめ、それから扉へと目をやる。]

 宴の日だけは、どこに目をやっても警備の者が映るはずです。

 一つは、飾り――まあ、城主の『見栄』ですな。
 一つは、招待客に万が一が起きないよう。
 一つは、招待客が万が一を起こさないよう。

 ……過去に警備の仕方というのを教えたと思いますがな。
 ユーリー殿は何かおかしいと思われなかったか?

[頭を掻き、尋ねる。]

( 5 ) 2011/01/24(月) 01:21:31

海賊紳士 トリス

…ッ

[肩に食い込んだ爪>>3がどんどん強くなっていく
 人間から人外へ、その存在を染め上げていく
 血を吸いつつ血を与えれば、同じ夜の民への扉が目前の存在と彼女もなる

 パタパタっ、口から零れた血でシーツが紅く染まった
 まるで処女を貫いたかのような痕跡にーーー興奮が増していく

 やがて、歯を抜いた頃には頬が赤らみ、過呼吸気味の自分がいた]

( 6 ) 2011/01/24(月) 01:25:27

貿易商 ニコライ

[薔薇を眺めている男は…何を思う]

さて…どうしましょうか…ね。

[未だ眠る気になれない男は宴会場へ向かうべく部屋を出た**]

( 7 ) 2011/01/24(月) 01:34:46

海賊紳士 トリス、口の端から漏れた血をぺろりとなめてアナスタシアに笑みを向けた**

( A1 ) 2011/01/24(月) 01:40:35

アナスタシア

――。

[シーツに垂れる水音を、近く聞いていた。
ルビーのネックレスは無事だろうかと、関係ないことを考える。


やがて体の奥底で、ゴトンと。重い蓋が落ちて閉ざされたような感覚を最期に、ぬばたまの夜の気配が肌に押し寄せてきた]

  っぁ。嗚呼。 唖――

[牙の抜けていくずるりとした刺激に身を震わせる。
息を荒げるトリスの口元が赤く染まっていて、では私の血は紅かったのだと、奇妙に不思議な気持ちでそれを見た]

( 8 ) 2011/01/24(月) 01:42:08

オリガ

[霧に包まれた薔薇園。枯れることなく、美しく咲き誇る薔薇の中。
 そこに立つ、二人の人影。
 銀色の髪に漆黒のドレスを纏った人物は後ろを向いているため顔が見えないが、もう一人はその相手に話しかけているからか、横顔が見え――決して、見間違えることのないその顔は。]

 お姉様!

[声を上げるが、まるで聞こえていないかのように姉は隣に立つ人物へ、無邪気な笑みを向けている。
 手に持つは、白い薔薇。]

( 9 ) 2011/01/24(月) 01:42:17

アナスタシア






[一瞬か、数秒か。或いはもっと長い間、褥に漆黒の髪を散らして褪めた瞳を宙に彷徨わせ。
ふと瞬くと、不機嫌な険を顔に浮かばせた]

――終わったの?

[右手を離し、開かれてシーツに押し付けられた太腿に指を這わせる。
乱れたドレスの裾を更に捲って、硬いソレを握った]

なら……

   さっさと、退け――!

[刃のない短剣。刺突に特化したスティレットナイフを、最短の動作で振り上げる]

( 10 ) 2011/01/24(月) 01:42:30

アナスタシア、どこであれ、当たれば容易く*刺し貫くだろう*

( A2 ) 2011/01/24(月) 01:42:55

オリガ


 ディアーナお姉様!

[近寄ろうにも、霧が邪魔をするかのように阻む。
 叫ぶように姉の名を呼び、気付いて欲しくて手を伸ばすが、叶う事はなく。
 不意に姉が話しかけていた人物が、銀色の髪を風に靡かせながら姉に笑みを向けた。]

 嗚呼……。

[その人物の妖艶な笑みに、暫く息をする事を忘れた。
 大広間で見た肖像画よりも、言い難いほど美しく。
 一目で、姉が魂を奪われた存在だと知る。]

( 11 ) 2011/01/24(月) 01:43:22

追われし者 ユーリー

[散策に出るというフィグネリアを送り出してから、改めてグレゴリーに向き直った。]

…使用人の不在は、この地方の特異な風習や祭事に拠るものかと許容していた。

彼らが実際、どのように動いて消えたのか、自分には──まだ理解できていない。

 
[馬鹿騒ぎをモットーとする外面とは裏腹に、醒めた分析こそがグレゴリーの本質だと思う。
 この男に「教えられた」他のことを思い出せば、瓶を握る指が白くなった。

 どうしても、根のところで逆らえない。

 だが、今は事態を収束することが先決だろう。]

( 12 ) 2011/01/24(月) 01:43:29

追われし者 ユーリー

…もう外へは出られないと、アナスタシア・ニコラエヴナは言っていた。
命を落としたとしても、意識は城に囚われたまま出ることはできないと。

少尉、周囲の偵察に同道してもらいたい。
城主や使用人たちの行方を調べる必要がある。
それと、城外へ出られないというのが事実なのどうか確認を。

( 13 ) 2011/01/24(月) 01:43:50

オリガ

[どれほど視線を奪われていただろうか。
 ふと気付くと姉の姿は己のものと変わっている。
 己の唇が、白薔薇の花言葉を綴り――そこで目が覚めた。]

 あの方が、イライダ様……。

[恍惚とした表情で、震える腕で己の体を抱く。
 夢であれ、恋焦がれた存在に逢えた喜びに、暫く浸っていた。**]

( 14 ) 2011/01/24(月) 01:43:54

騎兵長 グレゴリー

 このご時世です、何処の領主も兵には余裕を持ちたい筈。
 それこそ、隠そうと思っても隠し切れないほどには……さもなくば、燎原の火に焼き出されますからな。

[昨今の革命騒ぎの事を思えば、どうにも不用心に過ぎる>>13
ユーリーの言葉に大して反駁をし、姿勢を正した。]

 命を落としても――ですか。
 いやはや、どうにも物騒な影が付きまといますなあ。
 了解しました。どうにも急いだ方が宜しいようです。

[続く言葉には敬礼を返した>>14。]

( 15 ) 2011/01/24(月) 01:53:38

薄命の青年 ロラン

……え…? 今、なんて――…

[此れまでの響きとは全然違う、
寧ろ昔の彼女の面影を思い起こさせる様な>>2:256
其の、声に。

蕩けた思考は一瞬だけ靄が晴れ、ラビの真の言葉を脳裏に送る]


…待って、――待ってよ、…ラビ……っ!


[其の正気を、手繰り寄せるべく手を伸ばすよう
細い躯を掻き抱くけれど――

ふつ、…と糸が切れたように。
ラビの意識は闇に堕ちた]

( 16 ) 2011/01/24(月) 02:06:49

忌み子 リディヤ

[城内の散策をしているうちに、ゆらりと見かけるは商人の姿>>7
この先は宴会場だろうか。亡霊が視えなくなったせいで、出会うものは貴重。
にこりと微笑み、彼に言葉を掛ける]

おじちゃんは、どうしてここに来たの?
普通の人なのにね。

[城主と取引をしているという事実は知らない。
ただ、彼が余りにも善良で裕福な一般市民だという事。
それはこの血の宴に染まるようには見えなくて]

おじちゃん、死にたくないと思う?
ヒトの血を吸って、生きていたいと思う?

[フィグネリアに問うたのと同じ問い>>1:185を繰り返し、首を傾げた。
ずしりと重みを伝えるのは、ケープの下のロザリオ**]

( 17 ) 2011/01/24(月) 02:14:52

城主 イライダ

―酒庫―

[闇の住人と戯れる城主の耳朶を擽るはディアーナを思わせる声>>14
呼ばれたような気がして顔を上げるがその姿は無く]

――…気のせい?

[こと、と首を傾げ困ったような笑みを作る。
血が欲しいと思わなくもないが捧げてくれる眷属が城主には居る。
無闇に自分の眷属を増やす気も無かった。
よほど気に入るかその者が強く願うかすれば別ではあるが]

( 18 ) 2011/01/24(月) 02:15:13

追われし者 ユーリー

[もし、事件性が確実ならば。
 皆を落ち着かせるために押さえておくべきもの、決めておくべきルールがいくつかある。
 
 たとえば、食糧の配分。
 そして、自炊も当番制になるだろうが、列席した連中のほとんどが自分で洗い物などしたこともない貴族だ。先が思いやられる。

 だからこそグレゴリー…この、貴族社会の私生児(バスタード)がいるのは心強かった。]


   …頼りにしている。

[敬礼に応え、視察へと促した。
 途中でベルナルトが見つかれば、同道させるつもりだ。**]

( 19 ) 2011/01/24(月) 02:16:36

【赤】 城主 イライダ

[憂いを払うかのように緩く首を振る]

――…そういえば此処には休む場所が無いわね。
どうせなら私の部屋に招けば良かったかしら。
広すぎる部屋なのだし。

[酒宴に招いた眷族をそれぞれチラと見遣り]

( *0 ) 2011/01/24(月) 02:31:36

騎兵長 グレゴリー

 こちらこそ、頼りにしています。
 ……時は人を大きくするものですな。

[剣の振り方すら知らずべそをかいていた坊主が、途方に暮れずに事態を見極めようと目を光らせている。
ぼそりと感想を漏らし、無駄口はそこまでとユーリーの握るヴォッカを指差した。]

 そいつは大事に取っておくといいでしょう。
 火をつけるのにも、消毒にも使えますからな。
 ――少々、惜しい気もしますが。

[妾腹の弟を葬りたくて仕方がない兄は、弟の隊に援軍どころか軍医をつける事さえ認めなかった。
解決策は己が軍医を兼ねる事――必要に迫られて齧った知識が、それを『飲むな』と警告する。

勿体ない、勿体ない、勿体ない――頭の中で連呼しながら、ユーリーに従い偵察へ**。]

( 20 ) 2011/01/24(月) 02:35:20

【赤】 城主 イライダ

此処に私が居ては客人の邪魔になるかしら。
あのこも此処に来たのだし……
他の者も来ないとは限らないものね。

[眷属ならば人の目には映らないが城主は違う。
姿を消すことも出来なくもないがそれも面倒で]

少し散歩してくるわ。
一緒に杯を傾ける事が出来て愉しかった。
ありがとう。

[酒庫に居る彼らに感謝の言葉を向けた]

( *1 ) 2011/01/24(月) 02:52:58

城主 イライダ

―礼拝堂―

[酒庫にあった城主の姿が闇に包まれその闇も霧散して
次にその姿を現すは礼拝堂の奥。
小鳥を繋いでいたモノ――切り裂かれた白き布に手を伸ばした]

囚われの小鳥は籠の外――…
逃げたのであれば此処には戻らない、ね。

[確認すれば伸ばした手が空を掴む。
その瞬間、彼女の為に誂えた礼拝堂の装飾は掻き消えて
人の良く知る本来の礼拝堂の姿が現れる]

屈すればあれほど苛まれることもないものを……
可愛い小鳥、強情な小鳥、――…

[謡うように紡がれる声からは感情の色は見えない]

( 21 ) 2011/01/24(月) 03:17:24

【赤】 城主 イライダ

[ダニールの微かな声>>+0が聞こえた。
先ほど縁者の名を呼んでいたその声を思い出す]

――…見ぬ方が良いよ、ダニール。
あのこの傍にも寄らぬ方が良い。

[トリスの傍に居れば見たくないものを見ることになろう。
暗に告げる声には微かな憂いが滲む]

( *2 ) 2011/01/24(月) 03:25:44

城主 イライダ

―礼拝堂―

小鳥の囀りを聞けぬであれば此処に用はない、ね。

[自分には似合わぬ場所だと知っている。
微苦笑を浮かべ扉を閉ざすが鍵はかけず]

人は救いを求めるもの……と、何処かで聞いた気がする。
開けておいた方が良い、かな。
あのこも此処は苦手のようだし。

[ぽつりと呟きを残して城主の姿は闇にとけた**]

( 22 ) 2011/01/24(月) 03:53:12

【赤】 城主 イライダ

―本棟四階/居室―

[誰にも悟られる事なく城主は部屋に戻る。
礼拝堂は神に近い場所だからか力を使ったからか
その顔には僅かに疲れが滲んでいた。

ダニールの応え>>+2には少しだけ安堵し]

――…色事は見るより致す方が愉しくはない?
どうせなら私の部屋に来れば良いのに。
少しくらいなら、忘れられるかも知れないよ。

[誘う言葉は強くも弱くも無く甘い響きだけを乗せる**]

( *3 ) 2011/01/24(月) 04:15:12

薄命の青年 ロラン

[気絶したラビをそっと姫抱きにして抱えた。
とはいえ抱えた本人も体力が無いから、当然の様によろける…けれど、
なんとか、堪える。

傍に誰か居れば、俺は自室に戻るから…と声を。
誰も居なければ黙って一度城主の扉を見上げて。
踵を返し、覚束ない足取りながらもラビを連れて
程なく2階の自室に辿り着くだろう]

( 23 ) 2011/01/24(月) 04:24:26

薄命の青年 ロラン

―― 自室 ――

…ラビ……

[愛しげに其の名を呼ぶ。

白薔薇の様にふぅわりと裾が広がった白いドレスは
しっとりと彼女の身を包んでいた。蠱惑的な姿態を露にする其の様。
質量のある胸元は、荒い呼吸と共に大きく上下している。
眦に涙の跡を、見つければ。

そっと唇を近づけて…僅かに残った小さな真珠を舌先で拭った。

薄い塩味。けれど甘くて――]

( 24 ) 2011/01/24(月) 04:25:56

薄命の青年 ロラン

[此れまでの空白を埋めるかの様に、
青年は飽きもせず、眠った娘の貌を眺めている。
寝台の横に置いた蝋燭が、灯りを、影を、姿態の上に揺らめかせた。

やがて…どのくらい経ったか、それとも僅かな時間だったか。
ラビがゆっくり目を覚ました。
『…、―――…あぁ…』と。深い懊悩を秘めた吐息を、零しながら]

……おはよう、ラビ…。

[青年は緩く微笑う。
娘の玲瓏さは再び帳を降ろし、だから其処に居るのは熱に浮かされた小鳥。
けれど最初に逢った時と違うのは、]

『――…ろらん、』

[自分の名を呼んで、求めてくれることだった…]

( 25 ) 2011/01/24(月) 04:27:12

薄命の青年 ロラン

[何も為さず、無意味に、誰とも繋がりなど無く、
死んで――ゆくと思っていた。
それならばいっそ、吸血鬼の食事にでも此の身を捧げれば、
血くらいは無駄にならず活用出来るのではと考えた。
己が望んだ、其れが結末。

けれど]

( 26 ) 2011/01/24(月) 04:28:04

薄命の青年 ロラン


もう、いいよ。

君が――…
   俺を、必要としてくれるのなら。

( 27 ) 2011/01/24(月) 04:28:47

薄命の青年 ロラン

[『おね、がい…』
甘い囀りに笑みを返して、青年は堕落の中に飛び込んだ。
蝋の燃える匂い。彼女から漂う濃密な薔薇の香り。
口付けは幾度も。囁きは飽きるまで。そして、そして――…

『すき』という言葉を聴いたと思ったのは、
キスをねだった声を夢うつつで耳にした為か。
分からない、わからないけれど……
その紅い眸に微笑んで、愛しげに青年も囁いただろう]


好きだよ……君が何処に居ても。
ずっとずっと、…愛してる――…

( 28 ) 2011/01/24(月) 04:29:50

薄命の青年 ロラン

[自らも命の薄い身。
生命が薄くなる気配というのは、理屈ではなく感じるものがあった。
此の手に抱く小鳥が、満足そうな笑みを浮かべる度に、
ひとつ…またひとつ、と、何かが消えていく幻音がする。

そして抵抗の無くなった隙にとばかりに、
部屋の闇に溶けたぬばたまがじわり、じわりと
愉しそうに彼女を侵食していくのが感じられた。
止めることの出来ない――圧倒的な何かのチカラ。
昏い夜の、絶対的な……

でも――だから、せめて『今』だけは。
この腕のぬくもりを優しく抱いて。
最期だけは君に、



…――*安らぎを。*]

( 29 ) 2011/01/24(月) 04:31:05

伯爵令嬢 カチューシャ、深夜、自室に戻って来た

( A3 ) 2011/01/24(月) 05:57:36

伯爵令嬢 カチューシャ

―自室―

[独り、ベッドに膝を抱えるようにして項垂れる―]

( 30 ) 2011/01/24(月) 05:59:53

伯爵令嬢 カチューシャ


ああ、どうすれば良いの…。

( 31 ) 2011/01/24(月) 06:00:06

伯爵令嬢 カチューシャ

[先ほどのベルナルトの返答を思い出す]


ひょっとしたら

イライダの客達はみな、…半ば死を望む者ばかりなのでは?

( 32 ) 2011/01/24(月) 06:00:28

伯爵令嬢 カチューシャ、ポロポロと泣き始めた

( A4 ) 2011/01/24(月) 06:03:34

伯爵令嬢 カチューシャ


お兄さま……。


わたくしは、魂を汚される事なく

この城を出たい。

( 33 ) 2011/01/24(月) 06:03:57

伯爵令嬢 カチューシャ

わたくしは、闇に蹂躙されるのはイヤ…!

( 34 ) 2011/01/24(月) 06:15:47

伯爵令嬢 カチューシャ

[宴の時の様子を思い出す]


そう、あの時、明らかに異質な者がいたわ。






主よ、どうかわたくしに力を。

( 35 ) 2011/01/24(月) 06:19:21

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A5 ) 2011/01/24(月) 07:12:21

貿易商 ニコライ

[宴会場に再度向かおうと廊下に出ると、
瞳の大きな少女>>7に出会う。

少女の微笑みに思わず相好を崩す
―それは父親が娘に向ける眼差しと似ている]

私がここに来た理由?
私はここに呼ばれたんだ。
…呼ばれるように仕向けた…と言ったほうがいいかな?

[少女の問いかけに、男の笑みが自嘲に変わる。
さらに、死にたくないか、血を吸って生きたいかと問われれば]

私には…そのどちらも、叶えられる気が、しない…ね。

[少女の目を見ていると吸い込まれそうになる…
男はそっと目を伏せた。

男の答えを少女はどう受け取っただろうか]

( 36 ) 2011/01/24(月) 08:47:42

貿易商 ニコライ、少女の問い>>17の意味を反芻するように…考え出した。

( A6 ) 2011/01/24(月) 08:58:10

忌み子 リディヤ

大人は大変だねえ。

[少女はにこりと笑った]

ワインは、大切にしてね。
イエス様の血は、きっと、御守りになるよ。
聖水が無ければ、ワインで清めると良いよ。

[商人は、まるで父親のよう。
少女に憎しみをぶつけた、父親とは違う]

わたしも、おじさんみたいな優しいお父さんが欲しかったなあ。
ねぇ、ムクゲのおじさん?

[雄大な父性は、ムクゲのように。
今は失われていても、娘を想う心は本物なのだろう]

お父さんは、生きて、帰ってね……。

[立ち去る少女は、しかしどこか寂しそうな微笑みを浮かべていた]

( 37 ) 2011/01/24(月) 09:48:17

騎兵長 グレゴリー

―跳ね橋―

 何よりも先に確認すべきは出入り口、まあ、鉄則ですな。

[濃い霧に辟易しながらも、松明を手に先ずは跳ね橋へ。
ユーリーと、もしかしたらベルナルトもそこに居たかもしれない。
門脇の詰所へと入れば、目当てのもの――鎖を巻きつけた、鉄の滑車を見つける。]

 こいつが動けば、万々歳です。

 ――そぉいッ!!

[ひとりで滑車に手をかけ、力を込める――微動だにせず。]

 ぐ、ぬぬぬぬぬぬ……!!

[埒があかない。
一人で回せるものではないと思われたか、他の者も加わり回そうとする。]

( 38 ) 2011/01/24(月) 10:34:28

騎兵長 グレゴリー

 ……駄目ですな。

[その場に居た全員が息せき切らし、汗にまみれる。
それほど力を込めてもびくともしない滑車を睨んだ。]

 ふむ……理屈は分かりませんが、使い物にならないという事は。

[跳ね橋から伸びる鎖の先を見降ろす。
そこには橋と吊りあう程度の錘が下げられており、それ故橋を動かすのに力は不要なはずだ――本来なら。]

 はっはっは。
 ここまでいい趣味をした御仁だったとは、全く以て予想しませんでしたなあ。

 辺りはまだ暗く、この霧と人手です。
 庭園の探索は日の出を待つべきでしょう。
 さて、今取ることの出来る最善は何でしょうな?

[まるで生徒に質問をする教師の口振りでおどけて見せる。
相手が問に対する解を持っていることを知るが故**。]

( 39 ) 2011/01/24(月) 10:35:13

忌み子 リディヤ

[外は暗かったが、蝋燭も持たずに出歩く。
満月に近いのか、月光は予想以上に明るく、荘厳な城を照らし出す。
暗い色の薔薇を背景に聳え立つ塔。纏う空気は、濃密な闇]

(焼くのが、一番かもしれないなあ)

[庭を、そして教会を探索していたが、目ぼしい物は無かった。
吸血鬼の城、当人達に害をなす木々等存在する筈も無いのだが。銀製の食器も、存在しないだろうか]

(魔女狩りの処刑のように、吸血鬼も、焼いちゃえば良いのにね。
 紅い薔薇と、緋い炎。夜に火が燃えるのは、綺麗だよねえ)

[哨戒するユーリー一行に出逢えば、にこりと微笑み、言葉を交わしただろう。
そして、うわ言のように言葉を投げ掛けるだろう。

――生きて、帰りたいか……と**]

( 40 ) 2011/01/24(月) 10:37:00

貿易商 ニコライ

[少女を見送り>>37男は立ちすくむ]

お…父…さん…

[娘にそう呼ばれた記憶は殆ど無い。
リディヤを見るまで、娘のことは記憶から封印していた。
普段同じ年頃の女の子を見ても無関心だった。]

どうなって…しまったんだ…

[忘れていたはずの娘を思い出す…
…それはリディヤの不思議な力のせいか、
この城の力のせいか…男にそれを知る術はない]

―…っ

[『お父さん』その言葉が胸を刺す―
男は俯き思わず胸に手を当てた]

( 41 ) 2011/01/24(月) 11:02:25

貿易商 ニコライ、しばらくその場を動くことができなかった

( A7 ) 2011/01/24(月) 11:03:42

フィグネリア

―本塔―

おふたりも、お気をつけて。

[グレゴリー>>5とユーリー>>12にゆるりと礼をすれば、
襟元から白く血の通って見えぬ鎖骨が覗く。
彼らふたりの様子に何事か、慌しいものを感じる。
ドアの向こうに消える前、悟られぬようユーリーを見た]

…………、

[娘は彼の姿を幾度か、屋敷で垣間見たことがあった。
叔父はユーリーを良く思っていたのだろうか、
憤りを込め、彼の家がどうなったのかを寝物語に呟いていた]

( 42 ) 2011/01/24(月) 11:51:58

追われし者 ユーリー

[ヴォッカの瓶に注がれるグレゴリーの視線と警告に頷く。
 そもそも、それを教えてくれたのは彼だった。
 どんな逆境でも笑いを忘れない、不屈の魂をもつ「雑草」

 吸血鬼の城がふたたび結んだ運命の糸は何処へと続くのか。

 見えぬ定めを照らしはしないランタンを手に、夜更けの庭へと出る。]

( 43 ) 2011/01/24(月) 12:04:49

追われし者 ユーリー

── 庭 ──

[しんと降る霧は深く、
 それでも、別棟や門衛棟の扉がすべて堅く閉ざされているのは確認できた。
 大の男が複数でかかっても、門は軋む音すら立てず。]

閉じ込められた、というのは本当のようだな。
何の意図でやっているかわからないが──

( 44 ) 2011/01/24(月) 12:05:02

追われし者 ユーリー

 
  …城主はご無事だろうか。

[ぽつりと洩らした不安の声は痛みを伴う。

 指揮系統からすれば、この事態を招いたのはイライダと予想されてしかるべきだった。
 それでも、なおユーリーは──肯じ得ず。]

( 45 ) 2011/01/24(月) 12:05:35

フィグネリア

[ドアを閉めると、その場で立ち止まったまま]

私のことは、知らないのかしら。

[叔父は血の繋がらぬ姉の、娘である自分をどう紹介したのか。
あの様子なら存在さえ隠していたのだろう。
しかしただでさえ噂好きの使用人は多い。貴族もそう。
だから、まことしやかに。根拠などなく。

――隠された娘は吸血鬼のようだ。
あれをどこからか拾った当主は惑わされているのだ、と。

そう、耳に挟むことがあったかもしれない]

( 46 ) 2011/01/24(月) 12:06:45

フィグネリア、バルコニーへと続くガラス扉越しに、外を*眺めた*

( A8 ) 2011/01/24(月) 12:08:52

追われし者 ユーリー

[グレゴリーの投げかける試問に視線を上げる。]

今、我々がなすべき最善手は──、

  戻って休むこと。


[異様な興奮と疲労の下でまともな判断は下せない。
 おそらく…今夜は始まりに過ぎないのだから。]

明日になれば、皆の不安を煽らぬよう、正しい情報を与え、秩序を構築する必要がある。



  ──わたしは、擾乱は、嫌いだ。

( 47 ) 2011/01/24(月) 12:11:31

追われし者 ユーリー

[荒仕事で服を汚したらアナスタシアに殺されかねないと、丁寧に手の甲で払う。]

ところで──
アナスタシア・ニコラエヴナの周辺人物で、「ダニール」という名の男を知っているか?
この服の持ち主らしいのだが。

かつて、この城に滞在し──帰らなかったそうだ。

( 48 ) 2011/01/24(月) 12:15:38

追われし者 ユーリー

ああ、
アナスタシア・ニコラエヴナにも、もう一度、情報提供を求めよう。
彼女はここが魔窟であると承知の上で来たのだから。
何か脱出の算段があるのかも知れない。
そうでなければ、あまりにも──


  < タナトスに魅入られた者 >


[それは彼女自身が口にした言葉。
 重ねて逡巡をかきたてるのは、トリストラムと共に階段を上がっていったアナスタシアの姿。]

…やはり明日。
彼女が下りてくるのを待った方がいいな。

( 49 ) 2011/01/24(月) 12:16:43

敗残兵 ベルナルト

―サロン―

[宵闇の中、顔を上げた先に目に入ったのは酒の瓶。
ちょっとした期待を込めて、立ち上がり手に取る。
空だった]

豪快な飲みっぷりだな。
畜生……あのオトコ女め。

[聞こえないのを良い事に悪態をつく。
瓶の底に僅かに残る紅い雫を、窓から落ちる月光にかざした]

( 50 ) 2011/01/24(月) 12:31:53

追われし者 ユーリー

[偵察行の途上、赤いフードの少女を発見する。
 おとぎ話から抜け出してきたような格好でのひとり歩き。
 この子は夢遊病かもしれないと、少女を驚かさないように声を和らげる。]

リディヤ――?
こんな時間に、外にいると、狼に狙われてしまうよ。
一緒に中へ戻ろう。

[穏やかに促せば、少女の内面から洩れてきたもののような声が問う。]


   < 生きて、帰りたい…? >

( 51 ) 2011/01/24(月) 12:36:47

追われし者 ユーリー

[膝を屈めて、夜に大きく見開かれた少女の双眸を覗き込む。]

    ──何処へ?

[それが応え。
 それが真実。

 郷里は奪われた。血族は皆殺しにされた。
 生きるも死ぬも関わりなく、自分には帰る場所すら残されていないのだと。

 リディヤがそれを知っていたとは思えないが、その問いはユーリーに改めて自分の現状を突きつけるもので。

 自分でも驚いたことに静かな笑いがこみ上げてきた。]

( 52 ) 2011/01/24(月) 12:39:46

敗残兵 ベルナルト

[門が開いたら、まっさきに城を出ようとは思っている。
だが、門が開くまで積極的に生き延びようとは思わなかった。
故郷の村はもう焼けた。どのみち放浪するしかない。

そして――生きている限り、耳の底では亡霊の呻きが木霊するだろう。
左足に刻まれた物理的な痛みと共に。

ならば、どうして逃げた?]

……まだ、殺されるって決め付けるのは早いか。
馬鹿な期待なんてするもんじゃねえしな。

[瓶に直接口をつけて、残った雫を浅ましくも全て煽る。
先程まで少女が横たわっていた長椅子に身を預け、瞳を閉じた。**]

( 53 ) 2011/01/24(月) 12:43:04

忌み子 リディヤ

狼さんは、怖くないよ。
死んでも生きても、同じだもの。

[静かに笑うユーリーをにこにこと眺める。
彼の事実等知らない、彼を纏う哀しみも、今は見えない。

ただ、その心はあまりにも傷付き、しかしまだ、新たな物を守ろうとする。
――アザミ。花言葉は、独立と復讐]

お兄さん達、外に出ようとしていたの?
無理だよ、出られないよ。

向き合わなきゃいけないの。
お兄さんはどうしたいの?

生きていたいの?人間をやめたいの?死にたいの?

[狂ったように、きゃらきゃらと笑う。
あまりにも現実離れした言葉は、信憑性に欠けるのだろうが、幼い少女にそんな意識は無い。
ただ、言葉を紡ぐのみ]

( 54 ) 2011/01/24(月) 12:49:01

忌み子 リディヤ、じい…と目の前の大人達を見つめる。

( A9 ) 2011/01/24(月) 12:52:25

遊牧の民 ナタリー

-- 回想 --

[宴席でのこと。]
[アナスタシアにスープを勧められて口にしたが―]
[それで空腹は満たされることなく。]
[会話が一段落した隙にもくもくともぐもぐ。]
[どれもおいしくて、自然と笑顔になっていた。]

[オリガが戻ってきて言った言葉>>2:100>>2:101
 それにはそういうものなのかと頷いた。]

( 55 ) 2011/01/24(月) 12:53:09

遊牧の民 ナタリー

 えっ?

[オリガが卓上に手を伸ばすのを小首を傾げて見ていた。]
[彼女が手に取った深紅に一瞬視線が吸い込まれそうで―]
[視線をはずしたならばそれは自分の髪に。]

 あ、ありがとう。

[にっこりと笑ってうれしそうに髪の上の深紅をひと撫でした。]
[ヴェロニカの白薔薇へも目をむけて、素敵、と目を細めた。]

( 56 ) 2011/01/24(月) 12:53:52

遊牧の民 ナタリー

[広間から退出したのは、三々五々人々が退出した後だったろう。]
[スープの作り方を教えて欲しくて使用人を探したのだが―]
[今まで見かけていたのは幻だったのか。]
[そう思うくらいに誰もいなかった。]

 おっかしいなあ。どこ行っちゃったのかしら…?
 もしもーし!あのぉーっ!

[苦手なヒールで厨房まで行って声をかけても無人。]
[無音。]

 ―――まさか。

[もしやお化けの類だったのでは?]
[そんな風に感じて身体をふるふるっとさせた。]

( 57 ) 2011/01/24(月) 12:54:54

遊牧の民 ナタリー

[自室へ戻る途中、肖像画の前で立ち止まる。]
[これが城主を描いたものだと聞いたのは宴席でのこと。]

 うっわぁ…綺麗。素敵な人。

[描かれたものなのに、強烈な存在感―艶を感じた。]
[こんな素敵な女性になりたい。]
[心の奥底に押し込めていた願望が、じわりじわりと浮かんでくる。]

[憧れと、羨望に満ちた視線はやがて心酔したようにうっとりと。]
[髪の上の深紅の香りがひどく心地よかった。]

 早く、お会いしたいです。
 貴女に。

[つ、と肖像画に手を伸ばして指先だけを触れさせた。]
[ほう、とため息をついて手を離してぺこりと礼をしてから画の前を離れた。]

( 58 ) 2011/01/24(月) 12:55:31

遊牧の民 ナタリー

[サロンからは人の気配がしていたが誰かと話す気分ではなく。]
[そのまま自室に戻って髪の薔薇を手に取った。]

 んー、いいにおい。
 昼間、お庭の薔薇を見た時はこんないい匂いだって気づかなかったわ。
 けど、あまりにいい匂いだからあんな幻を見てしまったのだわ。

[ベッドに横になって、手の薔薇を顔の前でくるくると回す。]
[ふふ、とうっとりしたように笑んだまま、意識は眠りの底へ―**]

-- 回想/了 --

( 59 ) 2011/01/24(月) 12:55:45

貿易商 ニコライ

[男の足は宴会場ではなく、酒庫に向かっていた]

『ワインは、大切にしてね。
 イエス様の血は、きっと、御守りになるよ。』

[リディヤの言葉が耳から離れなかったから]

( 60 ) 2011/01/24(月) 13:06:32

貿易商 ニコライ

― 酒庫 ―
[酒庫の中は様々な酒が並べられていた]

さすが…

[その中から赤ワインの瓶を取り出す。
自分が献上した『ロマネ・コンティ』]

…新しい…契約…
私が契約するのは…死か…吸血鬼…か…

[男は酒庫を後にした**]

( 61 ) 2011/01/24(月) 13:39:26

貿易商 ニコライ、ワインの瓶を持ったまま自室に戻った**

( A10 ) 2011/01/24(月) 13:40:29

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A11 ) 2011/01/24(月) 13:46:31

ヴェロニカ

[宴も終わり、自室へ戻ると、
胸元の薔薇に優しく手を添える]

……嗚呼。

[貴族の宴──高貴な場に、自分は在ったのだと。
強い充実感と実感を伴い、睡魔へと身を預けた**]

( 62 ) 2011/01/24(月) 14:00:06

城主 イライダ

―本棟四階/居室―

[闇を介し部屋に戻る頃には廊下にあった人の気配も無くなっている。
城主の居室はシンと静まり返り其処だけは常の態。
寝室の奥に佇む城主の視線の先には花のように可憐な娘の肖像画がある。
微笑み湛えるディアーナの絵は生前の一場面を切り取ったかのよう]

――…ディアーナ。
如何してあの時、私を庇ったりなんてしたの?
少しくらい傷付いても、私は平気だと言ったのに。

[傷付きながらも城主の無事に安堵の色を見せた人間の娘。
自らの命が散りゆくを感じながらも娘は永遠の命を望まずに――
ただ目の前にある存在の変わりなき姿をみて儚く微笑んだ]

如何して、永遠を望まなかったの……?

[彼女の真意は城主には分からぬ儘。
けれど、望まず喪われた存在は城主の心に深く残っている]

( 63 ) 2011/01/24(月) 15:06:25

【赤】 城主 イライダ

―本棟四階/居室―

[ダニールの声>>+3に淡い笑みが浮かぶ]

――…縁者の事であれば動揺しても仕方ないよ。
私には人の繋がりは良く分からないけれど……
大事な存在なのだと誰かが言ってたかな。

[始祖とははじまりの者。
人間のように親子や兄弟といった関係は知らない。
血分けをした者に対して思いはあれど人の其れとは少し違う。
だからダニールの心を本当の意味で理解する事は出来ない]

――…なら、此方においで。
私が其方に行っても良いけれど……
誰の邪魔も入らぬ方が良いからね。

[部屋への誘う声は全てを受け止めるような深い音色]

( *4 ) 2011/01/24(月) 15:25:54

敗残兵 ベルナルト

―サロン―

[ぼんやりと揺蕩う意識が戻ってきた。
時間がどれだけ経ったのか、差し込む光は月光か、それとも陽光か。
身を起こさず、瞳も未だ開かないままに思考する]

ラビは……何者だったのだろう。
彼女は、何をされた?

[白いドレスから見えたうなじには、傷らしきものは見えなかった。
しかし、彼女の様子は尋常ではなかった。風邪を引いたようなものかと無理矢理納得していたが――
彼女の漏らした息の色が、はっきりと甘かったことを思い出す]

( 64 ) 2011/01/24(月) 16:09:55

城主 イライダ

[近隣の村々では吸血鬼の住まう城と噂される。
それと同時に永遠が手に入る場所とも言われていた。
確かに生を望んだ者に血をわけ与え眷属とした事もある。
それがその者にとって幸か不幸か城主には知れない]

――……。

[ゆる、と頭を振る。
顔を上げればその眸には常通り強き光が宿っている。
城主然とした自信に満ちた表情は城を支える者の顔]

あのこの行動が――――を傷つけたであれば
場を譲った私にも咎があるのだろう。
我が庇護下にある者をこれ以上苦しめるであれば、或いは……

[柳眉を顰めて独り言ちると、来訪者の気配を感じ其方へと振り向く]

( 65 ) 2011/01/24(月) 16:09:59

【赤】 城主 イライダ

[振り向き迎える城主の顔には常通りの微笑み。
宴を任せた者への感情は心の奥底に沈めた]

――…ようこそ。

[歓迎するかのような言葉とともにダニール>>+4へと差し出される掌。
エスコートするかのような風情は今の姿では少し不似合いか]

先ずは胸を貸そうか?
それとも、肩の方が良い?

[ダニールが手を取るならば寝台へと促して
少しだけ悪戯な響きを含ませ問いかける。
人間に見られ騒ぎになるのが面倒だと思うだけで
闇の住人に見られる事は城主もまた余り気にはしていない。
酒庫で門番に口接けてみせたように――]

( *5 ) 2011/01/24(月) 16:20:21

騎兵長 グレゴリー

[静かな声色で断言したユーリーに、満足げに首肯した>>47。]

 それでは引き返しましょう、夜が明ければきっと忙しくなります。

[ダニールという名に首をかしげ、唸る。]

 む……う、記憶にありませんな。
 忘れておるだけかも知れませんが……はて。

[覚えているような、いないような……捉え所のない感覚。
歳のせいかもしれない。]

( 66 ) 2011/01/24(月) 16:35:59

騎兵長 グレゴリー

 おや、リディヤお嬢ちゃん、眠れないのですかな?

[リディヤの姿を認め、掛けられた声に首をかしげた>>40
この浮世を漂うような少女は何を知っているのか。
出られない、生きたい、人間をやめたい、死にたい――言葉が心の奥底に引っかかる>>54。]

 ふーむ……人間をやめたい?

[それの意図だけが理解できず、屈みこんでその瞳を覗う。
明かりに照らされた表情はおぼろげで、瞳の色はよく分からない。
きゃらきゃらと笑う少女の髪を撫で、暫くしたら部屋まで送り届けるだろう。

良い子はこんな時間まで起きてちゃいけません、とでも諭しながら**。]

( 67 ) 2011/01/24(月) 16:36:31

フィグネリア

―本塔廊下―

私が吸血鬼などと……馬鹿げたお話だわ。

[吸血衝動など覚えたこともない。
妾腹の母は前当主の亡き後すぐに家を逃げ出したらしいが、
そこには様々な理由が憶測で流れていた。
そのひとつ――吸血鬼に心を奪われて。
娘の血の繋がりに感づいた使用人が、そこからどう連想したか、
分かり安すぎる思考に失笑したくなる]

でも、それはきっと、――。

[叔父は吸血鬼など、異端のものを極端に嫌う。
招待状も隠され燃やされようとしていたのを見つけたのだから。
彼は憎んでいるのだ。
母を――想っていた母を、奪ったものたちを]

( 68 ) 2011/01/24(月) 16:40:03

フィグネリア

私は何のために、ここに来たのかしらね。
……ただ逃げ出したかっただけ?

[夜の深い闇に、その声は溶けてゆく。
花瓶に飾られた赤いあかい薔薇。
華やかなそれは、人々を惑わせる毒でもある。
指を触れさせれば、走った鋭い痛みに眉を寄せた]

――変な味。

[抜ききれていなかった棘に血の玉が浮かぶ。
それに唇を寄せ、ため息をついて。
娘の血の香りを纏う薔薇をそのままに、散策を*続けた*]

( 69 ) 2011/01/24(月) 16:54:03

敗残兵 ベルナルト

[あのまま置いてきてしまって良かったのだろうか。
今更ながらに後悔の念が僅かながら湧きでてきた。
彼女はどうなったのだろう。ロランはどうしたのだろう。

無意識のうちに、指が己のうなじをたどる。
――吸血鬼。その牙を、ここに埋められ、て]

……。

[甘い、さえずりのこえ。
漏らした息には、紛れもない羨望の色――**]

( 70 ) 2011/01/24(月) 17:10:19

【赤】 城主 イライダ

[触れる感触――。
城主の前では肉体を失った者も生前の感覚を取り戻そう。
あたかも生きているような錯覚さえ覚えさせるかも知れず]

子供だとは思っていないよ。
――…ただ、泣きたいのかと思ってね。

[ダニールのぬばたまに宿る色>>+5に気付けばすっと目を細め
触れあいそうなほど近くあるくちびるは弧を描く]

ダニールにねだられるなんて思わなかったけど……
嗚呼、悪い気はしない。

[控え目な言葉とは裏腹に嬉しげな音色が滲む。
頸を傾げるかのように僅かに顔を傾けると
薄いおとこのくちびるに自分のくちびるを重ね甘やかな吐息を零す。
官能を与えんと濡れたおんなの舌先が彼のなかへと割り込み
歯列をなぞり潤むような眸を向けた]

( *6 ) 2011/01/24(月) 17:31:44

城主 イライダ、人知れず甘やかな吐息を零した**

( A12 ) 2011/01/24(月) 18:07:57

追われし者 ユーリー

[子供特有の高い声で笑う少女がなおも問う。]

< 生きていたいの? 人間をやめたいの? 死にたいの?>

[理由はわからないが、彼女なりに何かを掴もうとしているのだろう。
 暗い夜が近づけた距離で見つめるユーリーの回答は、相手を子供扱いしていない至極誠実なもの。]


そのどれも単独では無意味な質問だ。

 …重要なのは「誰と共に」そうしたいかだよ。


それさえ選べれば──すべては等しい。

( 71 ) 2011/01/24(月) 18:26:01

追われし者 ユーリー

[グレゴリーがリディヤを屋根の下へと促す。
 その後をついて歩きながら、霧に煙る塔を見上げた。
 そこに城主はいるのか、いないのか。

 闇に投げかけられる明かりは、ない。]

( 72 ) 2011/01/24(月) 18:27:17

追われし者 ユーリー

[逃れることはできないと、アナスタシアのみならず、リディヤもそう言った。

 礼拝堂にいたものは、もう解き放たれたのか。
 明るくなったら確認してみようと思う。

 …それにまだ、父母のための祈りも捧げていない。]

( 73 ) 2011/01/24(月) 18:30:25

追われし者 ユーリー

 
      ツグ ヲノノ
『はとばかり黙み戦くものの息。

 イロビロウド ス     モスソ
 色天鵝絨を擦るごとき裳裾のほかは

          モヤ
 声もなく甘く重たき靄の闇、

       シ     ヨ
 はやも王女の領らすべき夜とこそなりぬ。』
 

( 74 ) 2011/01/24(月) 18:31:20

追われし者 ユーリー

[書斎で見つけた古詩の一節を口づさんで。
 この城の外で「吸血鬼」の噂を聞いた時のことを思い出す。

 父に同道して訪問した屋敷。
 総レースの古風なドレスをまとい、腰高の窓から見下ろしていた白い娘。
 「あれは主が囲っている吸血鬼の娘」と馬を預かった厩舎番が耳打ちした。
 「ならば、今日は見合い話ではないな」と軽口をたたいたものだが──

 その娘もまた、ここに招かれていると告げる者はなく。
 ただ、胸を過る重い憶測に、霧にしめった前髪を乱暴に手櫛で掻きあげた。]

( 75 ) 2011/01/24(月) 18:31:51

忌み子 リディヤ

[少女の話が噛み合わないも当然。視えないもの、知らないものを前提に会話をするからだ。
何が言いたいのかわからない、気持ち悪い、妄言だと取り合ってもらえない。
だからこそ眩しい、真摯に話を聞いてくれるユーリーの瞳]

――吸血鬼は、いるよ。

[頭を撫でてくれるグレゴリーの手がくすぐったい]

もー、塔のおじさん、お母さんみたい。

[口を尖らせ、しかしどこか嬉しそうに、彼らに従い城へと戻った。
普段なら言う事も聞かずに逃げるところだが、今は素直に話を聞く気になって。
彼らの心配が、上辺ではないと感じられる]

――鏡、見たら良いよ。
――吸血鬼は、鏡に映らないもんね。

[呟きは、彼らに聞こえただろうか。

部屋へと戻れば、夜更かしが祟り倒れるように眠りにつく。次に目覚めるのは、昼も過ぎ]

( 76 ) 2011/01/24(月) 19:21:50

アナスタシア

― 朝・自室 ―

[壁に細く切られた窓から、斜めに銀の陽が射し入る。
額を締め付けられるような頭痛に、低い呻きが薄い薔薇の薫に溶かれた]

 ――つゥ

[体が重く痛む。
浅く弱く吐息を漏らしながら、緩慢に上体を起こした。蛾眉に苦痛の色を刻むのは、淡い霧越しにもあかねさす朝の光。

眩しさに赤く灼ける瞼を幾度か瞬かせ、玉を作る涙を払う。


女が横たわっていたシーツには乾いた血の痕が昨夜の”情事”の残滓を留めていた]

( 77 ) 2011/01/24(月) 20:15:53

アナスタシア

……。く ――

[毒を吐こうとした声は酷く掠れてひりつく。
喘ぐように幾度か唇を開いて、静かに褥を抜けた。

薄暗い室内に漂うのは、薔薇の薫と女の香、それに芳しい血の甘さ。流れた血は一種だったか、それとも混じって溶け合ったのだったのか]

( 78 ) 2011/01/24(月) 20:33:17

アナスタシア

嗚呼…頭にくる

[まだヒールを片方履いたままだった。宴の為に用意したドレスは二目と見られない有様で。
女は口中で悪口雑言を並べながらドレスを脱ぎ落とし、なくした靴を床に探す。

鏡の前に裸身を立たせれば、女の眸は――その部屋にもうトリスが居ないなら、泣き出しそうに切れ長の形を歪めるかも知れない]

( 79 ) 2011/01/24(月) 20:34:16

アナスタシア

[酷く眠かった。
水差しの水を一雫口に含むと、残りを盥に流し、水に香油を垂らす。前日と同じように手巾を浸して、前日とは違い冷たいそれで汚れを拭った。

丹念に繰り返し、張った水が濁るにつれて濃霧のかかったような思考が晴れていく]


馬鹿じゃない?   滑稽だわ。
  ……とんだ茶番。


[自らを嘲弄し。女はやがて唇を引き結ぶと、盥の水を捨ててクローゼットへ向かった。

吸血鬼がまだ部屋にいたとしても和やかな会話などあろうはずもなく。女の不機嫌は絶後のピークに達していただろう]

( 80 ) 2011/01/24(月) 20:39:28

フィグネリア

―早朝―

[いつも夢を見る。
陽光に思わず瞑った瞼の裏に、まだ母の後姿がある気がした。
夜着を脱ぎ去れば白磁の肌が現れ]

……まだ、残って、

[まるで呪いのように、鎖骨の朱は存在していた。
叔父の執着の跡ということか。
なぞる自らの人差し指が昨夜の棘を思い出し、じくりと痛む]

そういえば、彼らは起きているかしら。

[小さく頭を振り、消えた使用人に思考を移して。
ドレスは深い藍のベルベット。詰まった襟には黒のレースが沿う。
髪は肩に下ろして、ショール片手に部屋を出た]

( 81 ) 2011/01/24(月) 20:44:43

海賊紳士 トリス

── 回想・夜 ──

[ザクっ、と肩が貫かれる>>10
 しかし聖別もされていない刃で貫かれても、抜かれればすぐに傷は閉じてしまう
 勢いに任せた刃故に、貫かれた瞬間の痛みは強かったがそれだけだった]

強き種は何故に強いのか、分かるか?
より強き者を同種にしてしまうからだ

俺様の血に負けなければ、いずれお前も俺の同胞になるだろうさ!

[服の赤い染みは消えないが、その染みが増える事はない]

( 82 ) 2011/01/24(月) 20:50:35

アナスタシア

― 朝・本棟 ―

[食堂へ向かおうとしていた。
城に入った時と同じ、布地のゆったりした黒の装い。億劫そうに、時折体が傾いで蹌踉めきながら、ヒールで床を踏む。

首周りには紅い華が三つ。
紅玉の首飾りと、吸血鬼の欲情の印。
かけたままの首飾りと同じく、首筋の牙痕はそのまま晒され、垂らした黒髪で隠れるばかり。

   話  し  か  け  る  な

というオーラを全身から発散しながら、だが誰かが朝の挨拶をするなら、驚く程穏やかに会釈をして細く笑みを浮かべるだろう]

( 83 ) 2011/01/24(月) 20:50:52

フィグネリア

―本塔1階―

[食堂の扉に手をかければ、抵抗なく開く。
宴のあとは綺麗になくなっており、
いつの間に片付けられたのだろう、かすかに眉を寄せた]

……やはり、ここは普通ではないのね。
早朝に片付けられたという可能性も、あるけれど。

前者のほうが、この城にはお似合いだわ。

[食事の用意はまだない。早朝だから、当たり前か]

( 84 ) 2011/01/24(月) 20:56:02

フィグネリア、アナスタシア>>83よりも少し早かったのか、ここまで出会うことはなく。

( A13 ) 2011/01/24(月) 20:57:11

海賊紳士 トリス

まあ、同胞になっちまえばお前の血の味が変わるのが残念だがな

[実にその血は自分好みだったのでーーー
 違う種になるという事は、体の構成が変わるという事なのだから
 吸血鬼の血は新鮮みに欠ける。まるで酸化し過ぎた葡萄酒のように]

お前が人間である限りは何度でも来てやるよ
その内お前からせがむようになるかもなあ?

あの白いドレスの少女のように、な?

[はははっ!と笑うとそのまま部屋を後にしようとする
 アナスタシアがいぶかしむ素振りを見せればこう答えるだろう]

言っただろ?
いずれお前の方からせがむようになるってな
[そう言って今度こそ去って行った]

( 85 ) 2011/01/24(月) 20:57:56

フィグネリア

―早朝・サロン―

……ごきげんよう、ミラー様。

[サロンにまだベルナルトの姿>>70があるなら、
控えめに会釈し、少し離れたソファに*腰を下ろした*]

( 86 ) 2011/01/24(月) 20:59:50

敗残兵 ベルナルト

―朝/本棟―

[寝覚めは最悪だった。とりあえず眠れたから良かったが。
長椅子から身を起こして、重い頭を軽く振る。
喉が乾いた]

……あ、おはようございます。

[瞳をこすり、フィグネリアに挨拶を返す。
窓から差し込む光は、こんどこそはっきりと太陽のものになっていた]

ベルナルト、で、いいですよ。

[フィグネリアに言い残すと、水を求めて厨房の方に足を向けた]

― →厨房―

( 87 ) 2011/01/24(月) 21:04:03

敗残兵 ベルナルト

―厨房―

[相変わらず、人の気配はない。
多少の気後れはぬぐいきれないものの、勝手にグラスと水を拝借する]

吸血鬼の城なら、使用人が消えちまうのもさもありなん、なのかね。
イライダ様も、使用人と一緒に消えちまったんだろうか。
……でも、それなら宴って何なんだ、って話だよなあ。やっぱりどっかにいらっしゃるのかねえ。

[人が居ないのをいいことに、堂々と呟く。
空になったコップを指の先で弄びながら、再び己のうなじに軽く触れた]

( 88 ) 2011/01/24(月) 21:10:54

追われし者 ユーリー

[吸血鬼はいる、と自身もおとぎ話から出て来たような赤いケープの少女は言った。]

──そうか。

[ユーリーはただ諾う。
 
 吸血鬼や人狼や守護天使──それらの存在を否定する論拠を、ユーリーは持たない。
 ただこれまでは時間的にも距離的にも自分の近くにいたためしはなく、実物を見たことがなかったに過ぎないのだろう。
 例えるならば、カルタゴの巨象兵団と同様。]

( 89 ) 2011/01/24(月) 21:15:52

敗残兵 ベルナルト、グラスを持ったまま廊下に出る。

( A14 ) 2011/01/24(月) 21:16:02

アナスタシア追われし者 ユーリーは服を汚していないだろうかとふと思った。

( A15 ) 2011/01/24(月) 21:21:36 飴

海賊紳士 トリス

── 朝・自室 ──

[大抵の吸血鬼は日の光に弱く
 また同じように大抵の吸血鬼は朝に弱い
 しかし、人間達は朝から動き始める、動きの気配には敏感に出来ているのも吸血鬼だった]

くぅ…
早起きの奴らがっ

[それは例え血を吸った直後で生命力の高い時でも変わらない]

( 90 ) 2011/01/24(月) 21:21:54

騎兵長 グレゴリー

―回想―

[――吸血鬼>>76
ユーリーに向けられた言葉を耳にして、それは実在するのか否かと議論する思考をすぐさま放棄した。

自身はこの状況を全く理解していないのだ。
誰が、何故、どうやって……全て不明。暗中を明かりなしで歩いているようなもの。
だったら、『吸血鬼の仕業』というのも選択肢に入れていい。
――あくまで、選択肢に、だが。]

 そうか、吸血鬼か……。だったらリディア嬢ちゃん、ひとつ、よく眠れるおまじないをしてあげよう。
『吸血鬼の行く手に、茜と山査子の棘がありますように』……よし、これで吸血鬼は嬢ちゃんの所には行かない。

[戦場で知り合ったセルビアの傭兵から教わった吸血鬼除けの呪い。
当時は『何を馬鹿な』と笑ったものだが、何が何処で役に立つか……予想もつかないものだ。]

 ……お母さん?

[思わず髭面を指差して放心する。
その後、リディヤを部屋まで送り、ユーリーと別れて自室に戻っただろう。]

( 91 ) 2011/01/24(月) 21:25:11

【赤】 城主 イライダ

――…そう。
牙に捉われし半身に何か伝えたい事はある?
気が向けば、伝えに行っても構わないよ。

[紅に高ぶりかけた事を告げるダニール>>+6の頬の輪郭に指先が触れる。
あやすかのように撫で遣れば戯れに問う言葉。
目の前に居る彼を城主は哀れむわけでもなく等しく存在を認めていた]

……ン、その為に呼んだのだから。

[慰めるはずが慰められるは自分の方かも知れぬ。
内に燻る欲を認めれば其れを隠す事もしない。
おとこの指先>>+7が銀糸に絡めばその手に頬を寄せ甘えるような態。
受け入れ絡め取られた舌先から伝う快楽に喘ぐように吐息を交える]

( *7 ) 2011/01/24(月) 21:29:05

【赤】 城主 イライダ

[頬に宛がう手は悩ましげに首筋をなぞり肩へと掛けられる。
いつしか口接けねだるは彼>>+12ではなく城主の方となり
角度を変える度、もっと、と言いたげに次を求めるのだけど
やがて離されるその仕草に切なげな声が漏れた]

――…は、ぁ…。
昂りさえも慰めるのに、ね。

[唾液に濡れるくちびるとちろりと舐めて上目に見詰める。
気付かれまいとする気配の方へは意識を向けぬようにして]

私は優しくはないよ。
優しいのはダニールや……、他の、皆。

[ありがとう、の言葉に少しだけ困ったような相貌。
頷くかわり、微かに目を細め其れを返事とした]

( *8 ) 2011/01/24(月) 21:29:19

【赤】 城主 イライダ

[去ろうとするダニール>>+14の首筋に腕を絡め耳朶に唇を寄せる。
薔薇色に染まる彼の頬に己の頬が触れた]

――…また、おいで。

[ありがとうの代わりにそんな言葉を向けて
花の綻ぶような華やかな笑みを湛え、腕を解き、彼を解放した**]

( *9 ) 2011/01/24(月) 21:29:32

貿易商 ニコライ

― 朝・食堂 ―

[いつの間にか寝てしまった男は、身支度を整え、
食堂の扉を開ける]

これは…

[食卓の用意は整い、客人を待つだけという状態であった。]

皆に知らせないと…

[男は食堂を出た]

( 92 ) 2011/01/24(月) 21:32:38

貿易商 ニコライ、出会う人に、また食事の用意ができていることを伝える

( A16 ) 2011/01/24(月) 21:33:47

貿易商 ニコライ、部屋をノックして食事が出来ていることを知らせただろう

( A17 ) 2011/01/24(月) 21:34:57

追われし者 ユーリー

もし不安なら、わたしかグレゴリーの部屋に来て寝なさい。
大人はソファで寝てもいいのだから。

[そう言いおいてリディヤを部屋まで送り、宛てがわれた部屋に戻る。
 酒の匂いが籠っているかと思ったが、窓が開いており、すっかり換気されていた。ベッドメイクも済んでいる。]

…ベルナルトがしてくれたのか?
 
[ラビを礼拝堂から連れ出した彼が部屋に戻っていないと知る由もなく、
 服を脱いでクローゼットに吊るすと、水差しの中身を洗面ボウルにあけてタオルを絞り、身体をきつく拭った。]

…お疲れ。
 
[祈りの言葉の代わりに、誰へともなく呟いて。
 アナスタシアのヘアピンを枕の下へ捻込むと、ベッドに潜り込み、目を閉じた。]

( 93 ) 2011/01/24(月) 21:35:51

アナスタシア

― 地階 食堂前 ―

[立ち眩みに唇を噛んで、壁に凭れて休んでいた。
食堂の方からの足音に伏せた睫毛を上げて、男>>92を見る。

 誰だったかしら。

宴の客人だった気はした。

食事の用意が出来ていると告げられ、奇妙に思う。では、使用人達が戻って来たのか?
城内を清掃する人の姿も見かけないのに]

( 94 ) 2011/01/24(月) 21:37:52

アナスタシア、食堂に入れば、淹れたばかりの紅茶の薫が漂っていた。

( A18 ) 2011/01/24(月) 21:39:06

伯爵令嬢 カチューシャ

── 朝・自室 ──

…。

( 95 ) 2011/01/24(月) 21:41:25

追われし者 ユーリー

── 翌朝 ──
 
[「ダニール」の服にブラシがかけられているのを見て、見えない何者かが出入りしていることを察する。
 畳まれていた新しい肌着に着替え、「ダニール」の服に腕を通した。]


…いまだ礼服着用ということは、宴は続いている、ということなのだろうな。

( 96 ) 2011/01/24(月) 21:42:21

海賊紳士 トリス

[ニコライが自室の扉をノックして来た
 食事の支度が済んでいるとの事だがーーー]

うるせえ!朝からやかましい事してんじゃねえ!

[寝起きの悪さ故に悪態をついた
 起こすならもっと日が昇るより早くに起こせば良いものをと思う

 あの食堂には窓はなかった筈だから、日の光の心配はしなくても良い筈だがーーー

 結局食堂に 表:行く事にした 裏:行くのはやめた +表+

( 97 ) 2011/01/24(月) 21:42:35

敗残兵 ベルナルト

え、食事?

[ニコライとすれ違い様に伝えられるか。>>92
わざわざ水を飲みに行くこともなかったか――まあいいか。
城主の正体を知った分、恐怖心は減ったような気がする。吸血鬼とはいえ、得体のしれない現象に名前が与えられることは大きい]

あ、アナスタシアさん。
おはようございます。

[食堂前の壁にもたれかかる人影を見つけて、挨拶を。
彼女に続いて、食堂に足を踏み入れるか]

( 98 ) 2011/01/24(月) 21:43:02

追われし者 ユーリー

[昨夜、リディヤに言われたことを思い出して鏡の前に立つ。

    自分の他は、誰も映っていない。


 ──ように、見えた。]

( 99 ) 2011/01/24(月) 21:43:16

伯爵令嬢 カチューシャ

[このまま、一人で部屋にいたい。
…だけど、それでは何も解決しないのは解っている。]


―主よ、どうかわたくしに勇気をお与え下さい。

( 100 ) 2011/01/24(月) 21:43:46

伯爵令嬢 カチューシャ、水色のドレスに着替えると部屋を後にした

( A19 ) 2011/01/24(月) 21:45:02

追われし者 ユーリー

  < コン コン >

[何かが扉を打つ音に、とっさにアナスタシアのヘアピンを握って振り返る。
 だが、ノックの後に続いた声は、朝食の準備ができたと告げる貿易商のものだった。
 昨夜、一緒にグレゴリーをここへ運んでもらったから、心配して様子を見にきてくれたのだと思う。]

ありがとうございます、ニコライ・ミハイロフさん。
身支度が終わり次第、行きます。

[応えて、昨日同様にヘアピンを軍靴に押し込むと部屋を出た。]

( 101 ) 2011/01/24(月) 21:46:26

アナスタシア

>>98

おはようございます。

[名前は覚えていないベルナルトににっこりと会釈をして、食堂の手近な椅子に腰を下ろす。
紅茶のカップを行儀悪く両手で包むように持ち上げて、琥珀の液面をむっつりと覗き込んだ]

貴方、そういえば……あの子の具合はどう?


[昨夜ラビと共にサロンを出て行ったベルナルトに尋ねる。返答がなかったとしてもそれ以上は聞かず、不機嫌オーラをだだ漏らしにしているだろう]

( 102 ) 2011/01/24(月) 21:49:52

伯爵令嬢 カチューシャ

―廊下―

あら、ニコライさま。


…そう、ありがとうございます。向かいますわ。

( 103 ) 2011/01/24(月) 21:51:34

騎兵長 グレゴリー

―自室―

[自室に戻り、着慣れた服へと着替える。ずしりと重い感触を左の懐に感じ、上から撫ぜた。]

 吸血鬼……ヴォルコドラークねー。

[曰く、猫が跨いだ死体のなれの果て。
曰く、流れる水を渡ることはできない。
曰く、鏡にその姿は映らない。
曰く、床に落ちた小麦の数を数えなくてはいられない。]

 要らん事ばっかり思い出したなー。

[吸血鬼の恐ろしさを夜な夜な語って見せたセルビアの男は、流れ矢に喉を貫かれて呆気なく死んだ。
クローゼットに借り物のスーツを仕舞おうとする――奥で、何か、ごとんと鳴った。]

( 104 ) 2011/01/24(月) 21:53:45

騎兵長 グレゴリー、クローゼットの奥を覗き込んだ。

( A20 ) 2011/01/24(月) 21:54:08

騎兵長 グレゴリー

 おいおい、これは……。

[目が眩むほど絢爛で、目を覆うほどの悪趣味。
入城の際、従者に預けたはずの剣がひっそりと立てかけてあった。]

 ……はー。

[気味が悪い、ため息をつく。]

 何処かに居るってことねー、ここの従者は。

[持ち歩こうか考え、止める。こんなものを持ち歩いたなら……。]

 アナスタシア怖いからなー。

[薔薇園で酷評された衣服。それだけでも気が重いのに。

ノックの音で、ニコライから朝食の知らせを受け、部屋を後にした。]

( 105 ) 2011/01/24(月) 21:54:44

敗残兵 ベルナルト

>>102

(すっげー機嫌悪そー)

[明らかな不機嫌オーラをびしびし感じつつ、席につき、紅茶に唇をつける。
尋ねられれば、少々の逡巡のうち、答えた]

イライダ様のお部屋までお連れしましたよ。
知り合いの方がおられたんで、あとはその人に任せましたけど。

[間違いは言ってないはずだ。
卓上のパンに遠慮なく手を伸ばし、一欠片口に含む。
のみこんで]

アナスタシアさんは、あの後もお変わりありませんでしたか?

( 106 ) 2011/01/24(月) 21:58:33

貿易商 ニコライ

[トリスの部屋の前で、男は一瞬躊躇い、それでもノックをする]

お食事の用意ができていますよ

[中から苛立ったような返答>>97を受け]

失礼致しました―…トリストラム・シアー様

[中のトリスには自身の名前が呼ばれたことは
聞こえなかったかもしれない]

( 107 ) 2011/01/24(月) 21:58:45

伯爵令嬢 カチューシャ

―食堂―

みなさまおはようございます。

昨夜はよく眠れまして?


[気を許せない者達との食事。
だが、貴族の少女はそれに慣れていた。表面上の付き合いに。]

( 108 ) 2011/01/24(月) 22:05:04

アナスタシア

>>106
御城主様の?

[片目を眇めてベルナルトを見遣った。
少女の虐待に、直接的にか間接的にか城主が関わっている事は明らかだろうに。
ラビ自身が城主の部屋へ行きたいと願った事は、聞き漏らしていて知らず]


……。
…………。

[続く言葉には、顔面にデカデカと
 『うるっさいわね!ほっといてよ!』
と――浮かべたりはせずに、紅茶にミルクを垂らす手を止めて仄かに微笑する]

ろくでもない夜だったわ。
ダンスの相手は慎重に選ぶべきね。

( 109 ) 2011/01/24(月) 22:07:11

貿易商 ニコライ

トリストラム・シアー…
「不死の血塗れ船」の船長……

[仲間内でその名を知らぬ者はいない。
海賊の中でも最も恐るべき存在―男もその力は嫌というほど知っていた]

( 110 ) 2011/01/24(月) 22:09:44

アナスタシア、伯爵令嬢 カチューシャにも表面だけは凪いだ会釈を返した。

( A21 ) 2011/01/24(月) 22:10:12

アナスタシア

>>108

貴方も、たしかあの裸足の子と一緒だったわよね。

御城主様の部屋の前で別れたの?


[カチューシャの名前も忘れていた。
宴の間中談笑していても、覚えたのはオリガとトリスの二人分の名前だけ]

( 111 ) 2011/01/24(月) 22:11:49

貿易商 ニコライ、考えるのはやめて伝え漏らしている人がいないか確認しつつ歩く

( A22 ) 2011/01/24(月) 22:15:20

伯爵令嬢 カチューシャ

[視覚のどこかで、どす黒い何かが揺らめいた。]

( 112 ) 2011/01/24(月) 22:15:23

オリガ

[部屋をノックする音に、ふと我に返る。>>92]

 ニコライ様ですか?わざわざありがとうございます。
 すぐに参りますわ。

[ドアに向かって、声を掛けた。
 ベッドから起き出し、昨日脱いだドレスが整えられていることに気付く。
 寝ている間に誰かが整えたのだろうか。]

 完璧、ね。

[満足気に微笑んで。
 それでもそのドレスを着る事はなく、ラベンダー色のドレスを着て部屋を出た。]

( 113 ) 2011/01/24(月) 22:15:59

オリガ

― 食堂 ―

[食堂に入り、ドレスの裾を持ち上げて礼。
 昨晩見た夢の余韻で僅かに浮かべる笑みは、昨晩見せたものと違う事に誰か気付いただろうか。]

 ごきげんよう、皆様。

[その場にニコライが居るようなら、呼びに来てくれたことに対して改めて礼を言った。]

( 114 ) 2011/01/24(月) 22:16:26

敗残兵 ベルナルト

>>109

本人が行きたい、と、そう言ってましたんで。
部屋の前で別れましたから、イライダ様と会ったかどうかまでは分からないんですけど。

[自分でも言い訳に聞こえた。
無事だといいが、とは――思う]

ろくでもない……?
何か、あったんですか?

[宴。吸血鬼。
脳裏に浮かんだのはその単語だった。
パンをむしる指を止め、アナスタシアの双眸を灰色の瞳がじっと見つめる]

( 115 ) 2011/01/24(月) 22:17:06

伯爵令嬢 カチューシャ

[強い眩暈と共に赤黒い波に襲われた…それは錯覚であった。

だが、その女の魂は
全く異なる何かに変質してしまっているのは明らかだった。]


>>111

え、何かおっしゃって?

あ、ごめんなさい。わたくし朝に弱くって。。


いつも朝はぼんやりしていると、兄にもしかられますの。

( 116 ) 2011/01/24(月) 22:17:36

敗残兵 ベルナルト、現れたカチューシャ、オリガにも軽い会釈を。

( A23 ) 2011/01/24(月) 22:17:48

伯爵令嬢 カチューシャ、一堂に軽い会釈を返した。

( A24 ) 2011/01/24(月) 22:19:38

ヴェロニカ

─自室・朝─

……

[ニコライの伝言で目を覚ました。けれど、寝覚めは良くはなく。
頭を抱えて、その声に返答は返さなかった]

………酷い夢。

[昨夜の夢見は、悪かった。…そう、他人に聞かせれば叱られるが…

料亭の個室での、一家3人きりの誕生日。
まるで子供のように扱われた記憶は、屈辱でしかない──]

( 117 ) 2011/01/24(月) 22:22:14

騎兵長 グレゴリー

―食堂―

 おはようございます。

[席に着き、朝食を平らげる。
昨夜の晩餐とは違い、無言。

ふう、と一息ついて。]

 さて、皆様にお尋ねしたいことがあります。

 吸血鬼についてご存知の方、もしくは自身が吸血鬼であるという方は居られますかな?

[唐突に、無遠慮に言い放った。]

( 118 ) 2011/01/24(月) 22:22:42

城主 イライダ

―本棟四階/居室―

[慰められるはどちらであったか。
眸は伏せられて銀の髪が影を作りその表情は見えない。
窮屈なドレスを脱ごうと項に手を遣れば
眷属たる影が音なく現れ城主の意を汲み其れを脱がしてゆく。
あたたかな湯が用意され影が主の肌を丁寧に拭って]

――…嗚呼、もう夜があけたの。

[遠くある窓辺から射し込むは霧に阻まれた淡い光]

此度の宴はいつまで続くのかしら、ね。

[宴を望むものが一人でもいる限りぬばたまの檻は閉じられた儘。
そう、今はまだ宴を望む者が居るという事だろう。
甲斐甲斐しく世話を焼く影の手に時折くすぐったそうな吐息を零して
新たな衣装に腕を通し髪を梳かれ城主は奇しくも肖像画と同じ姿となる]

( 119 ) 2011/01/24(月) 22:22:59

アナスタシア

[入って来たオリガのラベンダー色のドレスには眩しそうに眼を細めて。

ベルナルトの返事を聞いていたから、カチューシャには緩く首を振った]

いいの。なんでもないわ。目覚ましに紅茶を召し上がる?

[カチューシャが遠くに座るならポットを手にする事はなく。
ベルナルトの灰色の瞳を褪めたぬばたまで見つめ返した]

( 120 ) 2011/01/24(月) 22:23:57

ヴェロニカ

……綺麗なままね。

[掛けられたドレスを手に取ると、胸元の花が皺ひとつなく鮮やかに咲き誇る様子を見て、小さく呟いた。
一晩だから当然の事実だろうか…そんな事を考えながら。

緩慢な動きで身支度をすると、食事の準備の出来ている食堂へと足を進めた]

( 121 ) 2011/01/24(月) 22:24:37

遊牧の民 ナタリー

-- 自室 --

[長旅の疲れが残っていたのだろう。]
[ドレスも脱がずに横になったままぐっすりと。]
[結局部屋のドアがノックされるまで起きなかった。]

 ふぇ、ふぁ、ふぁ〜い。
 わかりましたー。

[ドア越しに朝食の事を聞いて寝ぼけ声を返した。]

( 122 ) 2011/01/24(月) 22:26:59

伯爵令嬢 カチューシャ

>>118



[大胆な言葉に驚きはしたが、表情は何一つ変えず]


まあ…。怖い。
そのような不浄の者と、お近づきにはなりたくないものですわ。



[この男、露悪的だからこそ信用出来るかもしれない]

( 123 ) 2011/01/24(月) 22:28:20

追われし者 ユーリー

── 食堂 ──

[三々五々と食堂に向かう客人たち。
 わずかな緊張はあるものの、まだ一触即発には至っておらず。

「正確な情報を与えて落ち着かせる」と方針はたてたものの、確認できているのは、門から外へは出られないことと、城主の不在のみだ。]

──…、

[食堂に入り、情報はもうひとつ増えた。

       新しい血の匂い―― ]

( 124 ) 2011/01/24(月) 22:29:01

ヴェロニカ

→食堂

………?

[食堂に辿り着くのは遅くなった。
その瞬間に聞いたのは、グレゴリー…陽気騎士の>>118

昨日までの様子から考えて、何やら冗談を話していたのだろうと判断して、様子を見るように開いた席へと座った]

( 125 ) 2011/01/24(月) 22:30:01

伯爵令嬢 カチューシャ

>>120

そうね。いただこうかしら?

[そう言って近寄ろうとしたが
赤黒い色彩の波に再び襲われる]



…いえ、やはりわたくし後でいただきますわ。


[朝日の照らす席に腰を降ろした。]

( 126 ) 2011/01/24(月) 22:31:24

貿易商 ニコライ

[リディヤの部屋をノックしたが、応答がなかった。]

昨日…遅かったからな…

[かなり遅い時間にリディヤと話をしたことを思い出し、
もう少し寝かせてあげようと思った。]
 
食事は…後で持っていってあげようか…

[それができるかどうか分からなかったが、そう思った]

( 127 ) 2011/01/24(月) 22:32:59

敗残兵 ベルナルト

>>118

……吸血鬼。
居るって、噂されてますよね。

[片眉を跳ねさせた。
相槌に等しい言葉を投げた後、首をかしげた]

( 128 ) 2011/01/24(月) 22:34:18

アナスタシア

[>>115
結局ベルナルトには、不愉快で食欲も失せるから、話すなら後で、と返し、それでも視線が離れぬなら舌打ちくらいはしてみせる]

少なくとも、此処にいる間飢える事はなさそうね。

[食事が並んでいる事を異常と捉えながら、何故か奇異さに不安になっている様子もない皆を見回して、ぽつりと呟いた。
やがて入って来たユーリーの衣装へはちらりと刹那に視線を上げて低く、]

まだ着てるの…

( 129 ) 2011/01/24(月) 22:34:36

追われし者 ユーリー

[テーブルにつくや、グレゴリーの直裁な問いかけが耳に入る。]

ひとつめに関しては、伝承の類ならば。
ふたつめについては、否。

[簡潔に応えて、真鍮のティーポットを手元に引き寄せる。
 磨き上げられた曲面に映る顔――]

( 130 ) 2011/01/24(月) 22:35:05

アナスタシア

[殊更に進まない食を誤摩化し数口を胃に流した所で、
声を上げるグレゴリー>>118に、食べかけの皿を押しやって顔をあげた]

ご存知よ。

[端的に]

( 131 ) 2011/01/24(月) 22:35:12

忌み子 リディヤ、部屋のドアを叩く音に、目を覚ます。

( A25 ) 2011/01/24(月) 22:35:15

遊牧の民 ナタリー

-- 食堂 --

[脱がずに寝てしまったため、薔薇のドレスはしわしわで。]
[渋々と自分の持ってきたワンピースを着た。]
[それは袖と裾に特徴のある刺繍の施された所謂略式の正装。]
[しかし今は、ただの代替品でしかない。]

 おっはようございます。

[食堂の扉を開けて挨拶を。]
[胸元には昨夜の薔薇を止めていた。]

 あ、あれっ?

[礼拝堂には誰がいたのか、昨晩サロンで何があったのかは知らない。]
[遅れてやってきた一声は、とても場違いに明るかったのだろう。]
[なんとなく空気が重たい気がして首を傾げた。]

( 132 ) 2011/01/24(月) 22:35:33

オリガ

[その場にいた者たちへ会釈をしてから、空いている席に座った。
 カチューシャに紅茶を勧めるアナスタシアへ視線を向け、僅かに首を傾げる。
 話しかけようと口を開きかけると、昨晩騒々しく歌っていた男が大きな声で話し出し為、口を閉ざして視線だけそちらに向けた。>>118]

( 133 ) 2011/01/24(月) 22:35:36

忌み子 リディヤ

――城主の部屋前――

[扉を叩く音で目が覚めた。時間は朝。
しかし陽射しはどこか暗鬱で、清々しいとは言い難い。
一同は食堂に集っているのだろうが、少女は空腹も感じていなかった為、そのつもりは無かった。

とん、とん……。

叩くは、城主の部屋の扉。
吸血鬼は寝ているかもしれないが、そんな事で遠慮をするつもりも無い]

城主様〜。起きてー。
そこに居るのは、分かってるんだよ?

[間延びした声を出しつつ、扉を叩き続ける。
目的は一つ。中央塔に、入るため。
そしてそもそも、生贄の主にも会いたいという純粋な興味心]

( 134 ) 2011/01/24(月) 22:36:46

遊牧の民 ナタリー、そろそろと空いている席へついたあと、>>118を聞いた。

( A26 ) 2011/01/24(月) 22:36:56

敗残兵 ベルナルトアナスタシアの声>>131に、へ、と間抜けな声を漏らした。

( A27 ) 2011/01/24(月) 22:37:59 飴

騎兵長 グレゴリー

[カチューシャの言葉に、うむ、と頷いた>>123。]

 ええ、できれば近づかない方がいいのでしょう。
 なに、私も昨夜耳に挟んだばかりですがな。

[ぐるりと辺りを見回した。周囲の視線を誘導するように。]

 ふむ、城主も、給仕も、警備も影すら見せず。

 なに、これだけ不可思議が立て続けに起こるのは、どういった理屈かと思いましてな?

( 135 ) 2011/01/24(月) 22:38:08

ヴェロニカ

…おはようさま。

[>>132を聞けば返答をぽつり。
室内の空気と彼女の空気が異なる事など、解りもしない]

( 136 ) 2011/01/24(月) 22:39:07

忌み子 リディヤ追われし者 ユーリーは吸血鬼の真実に近付けるだろうか、とぼんやり考える。

( A28 ) 2011/01/24(月) 22:39:57 飴

伯爵令嬢 カチューシャ騎兵長 グレゴリーをみつめた。

( A29 ) 2011/01/24(月) 22:41:39 飴

貿易商 ニコライ、騎兵長 グレゴリーはタフな男だな、と関心している

( A30 ) 2011/01/24(月) 22:42:03

城主 イライダ

―本棟四階/居室―

[扉を叩く音>>134がして微かに柳眉を寄せる。
付き従う影が闇に溶け込むのを待ち扉へと足を向けた。
今回の宴の主は自分ではないと思っている。
けれど招いた者として呼ばれれば応じてしまう。
城主が扉に触れればそれは重ささえ感じさせぬほど静かに開いた]

――…起きているよ、小さな客人。
私に、何か御用?

[緩く首を傾げ問う仕草]

( 137 ) 2011/01/24(月) 22:43:53

遊牧の民 ナタリー

[吸血鬼の城と言われているこの場所で、その話題。]
[存在を認めているのかいないのかわからないと思ったけど―]
[昨晩何かあったのかもしれないと黙って紅茶に口を付けた。]

 ふぁ、おいしい。

[ふわりと薔薇の香りがする。]
[それは紅茶からなのか、胸元の深紅からなのか。]
[こくん、と喉を鳴らしてもう一口。]

[視線は食堂のみなを見回している。]

( 138 ) 2011/01/24(月) 22:43:54

追われし者 ユーリー

[アナスタシアを見るのは、いつも薄暗がりでだ。
 いっそう白さを増して見える貌に会釈する。]

ああ、この服…

  ──あなたの気を惹くために。

[応えながら自分の襟元に手をやり、あなた、そこに口紅がついてますよ、とでも示すような仕草をする。]

( 139 ) 2011/01/24(月) 22:44:33

アナスタシア

[入って来たナタリー>>132のワンピースに目を止めて、瞬いた。
険の漂う眉が、興味を引かれたことを示すように僅かに上がる。場違いに、可愛いと思った。

視線を集めようとするグレゴリーの張りのある声には、頭痛が増強するとばかりにこめかみへ指をやる]

( 140 ) 2011/01/24(月) 22:44:54

忌み子 リディヤ

(わあ、綺麗な人)

[素直に嘆息する。イライダの姿はあまりにも艶めかしい。
慄然とした佇まいは、華麗に咲き誇る薔薇のよう。

――血の色をした、鮮やかな赫い薔薇]

おはようございます、血薔薇の吸血鬼のお姉さん。

[異常のただ中に有って、少女の行動は至って日常。
いつもの通り、挨拶をひとつ]

どうして宴を開いたの?
このままだと、お城が血染めになってしまうよ?

[少女の瞳は、狂気に染まった満面の笑顔。
目の前の相手が人間でないと理解した上で、敢えて問う]

( 141 ) 2011/01/24(月) 22:46:28

騎兵長 グレゴリー

[ユーリーには目配せをするだけに留まり、ベルナルト、アナスタシアの返事には『成程』と頷いた。>>128>>130>>131]

 いやはや、お恥ずかしい。
 私の耳に届くころには、皆ご存知でしたか。
 はっはっは。

[ぽかんと口を開けたナタリーに笑顔で手を振り、そのままじっとこちらを見つめるオリガに視線を返す>>132、133。]

 ふむ……本当に皆様ご存知の様だ。

[ヴェロニカとナタリーの反応は芳しくはなかったが、それでもここに集った大多数の者が噂を知り、食いついてきた。
満足して、立ち上がる。]

 しかし、本当に吸血鬼が居るのなら、少々厄介ですなあ。
 跳ね橋は動かず、当面はここで過ごさざるを得ない。

[芝居がかったように目を閉じ、何度も頷いて見せた。]

( 142 ) 2011/01/24(月) 22:48:54

オリガ、興味なさそうに視線を戻し、ナティアに倣って紅茶へと口を付ける。

( A31 ) 2011/01/24(月) 22:52:55

アナスタシア

>>139
あらそう。逆効果じゃなくて?
えーと…なんとか、レオノヴィチ様。

[父の名だけを留めていたから、失礼極まりない呼び方をして。
襟元を示されれば煩そうに嘆息する。冷笑を浮かべる唇と裏腹に、切れ長の眦は微かに震えた]

( 143 ) 2011/01/24(月) 22:53:29

城主 イライダ

[少女>>141から零れる感嘆の吐息にひとつ瞬き]

血薔薇の吸血鬼……、
あなたにはそんな風に見えるのね。

[人ならざる者もまた変わった挨拶をさして気にせず。
宴を開いた理由が問われれば細い顎に手を宛がい考える仕草]

如何してかしらね。
――…愉しむため、得るために開いた宴だけれど
今回は私が表舞台に立つことはないでしょう。
城の主は私だけれど、宴の主は――…別の、者。

[狂気が滲む笑みに恐れを抱くはずもなく
名も知らぬ少女の眸を笑みを湛え見詰める]

( 144 ) 2011/01/24(月) 22:57:59

フィグネリア

―食堂―

ありがとうございます。では、ベルナルト様と。

[彼がサロンを出た後もぼんやりと外を眺める。
そうしている内に陽に空は染められ、光は霧を透かした]

……朝食の時間のようね。

[サロンは死角だったか、ニコライはまだ訪れておらず、
廊下に出ればタイミングよく出会ったかもしれない]

( 145 ) 2011/01/24(月) 22:58:20

伯爵令嬢 カチューシャ

>>142
…もし、この城にそのような存在がいるとしても
邪な魂に魅入られる事なく
光の道を選べば
人としての生を全う出来るのではないかしら。


まさか、この中に闇に堕ちてしまいたいと
自ら願う方はいらっしゃらないでしょう?


[反応を伺うかのように、ただの正論を持ち出してみる]

( 146 ) 2011/01/24(月) 22:58:44

敗残兵 ベルナルト

……宜しければ、あとで聞かせてください。
あの子の事もありますし、俺も色々気になるんですよ。

[軽い調子でアナスタシアに言い、パンをたいらげる。
紅茶をすすり目線をあげると、ユーリーの姿が視界に入った]

(明らかに機嫌悪そうなのに、すげえな)

[……と考えたりしていたがもちろん口には出さない。
グレゴリーの言葉に耳を傾けつつ、食堂の面々の顔を見やる。
丁度聞こえたカチューシャの言葉には、どうだかと肩を竦めた>>146]

( 147 ) 2011/01/24(月) 23:01:35

忌み子 リディヤ

[表舞台に立つ事は無い、との言葉に、こくりと首を傾げる]

血薔薇さんが、開いた宴でしょう?
折角なら、愉しめば良いのに。ねえ?

[にこにこ。音にでもなりそうな笑み。人間でないものと、人間を逸脱したもの。正気等そこには無い]

宴の主って、誰?
やっぱり、招かれた人達だよねえ。

[答えは分かっている。吸血鬼を望む人達が居るのも知っている。それでも、それを望まない人々が居るのも少女は知っていた。

街で、そしてこの城で。
人のまま死ぬか、吸血鬼として生きるか、聞いて回っていた]

宴、終わらせる事は出来ないかなあ?
望まない人も、居るよ?

[心配した口調とはかけ離れ、少女は楽しそうに言う。
もちろん、終わるわけもないだろうと分かった上で]

( 148 ) 2011/01/24(月) 23:05:19

貿易商 ニコライ

[ロランの部屋をゆっくり、2回ノックする]

ロラン、食堂で食事が用意されているから

[控えめに声をかけた。それはロランの体を気遣ってのことだったが、本人の耳に届いたかどうかは定かではない]

( 149 ) 2011/01/24(月) 23:08:24

遊牧の民 ナタリー

[アナスタシアの視線>>140に気づく前に、場の空気に萎縮していた。]
[ただ彼女の機嫌が悪そうだという事はそのオーラで感じていた。]

[自分はと言えば―]
[吸血鬼って、誰彼構わず襲ってしまうような野蛮なもの?]
[見たことないし、わからない。]
[むしろ狩りで鉢合わせした野生の方が危険だと。]

 跳ね橋が、上がっている…?
 じゃあ、今はこの城から出られないのね。

[紅茶のカップを両手で持ったまま、ぽつり、と。]
[それは困ったことだ。]
[使用人の姿が見えない今、それを下ろす方法がわからなければ…]
[いつまでも郷里には戻れないということ。]
[しかしそれほど困っていない自分も確かに居る。]

( 150 ) 2011/01/24(月) 23:08:33

貿易商 ニコライ、皆に気付かれないように静かに食堂に入って朝食をとりはじめた

( A32 ) 2011/01/24(月) 23:10:29

追われし者 ユーリー

──ユーリー・レオノヴィチ・ザハーリインです。

[几帳面に名乗りを繰り返しながら、
 昨夜、アナスタシアをエスコートして去ったトリストラムは食堂に来ているのか見回してみる。]

…まだおいでではないようですね。

[誰が、とは口にせず。

 リディヤもまた居ないことに気づき、ソーサーに下ろしたティーカップがわずかに鳴る。]

( 151 ) 2011/01/24(月) 23:11:32

アナスタシア

[灰の瞳が離れると>>147気怠く頷いた。
二杯目の紅茶にミルクを注ぎ、麿やかな渦を描く筋を見つめる]

お嬢さんは聖なるものを信じているのね。敬虔だこと。それとも、ハートがとても純粋なのかしら。

[カチューシャ>>146へは、羨ましいわねと微笑んだ]

だけど、世の中を光と闇などといった馬鹿げた幻想で分類することなど出来ないと私は思っているの。
ごめんなさいね。

( 152 ) 2011/01/24(月) 23:12:02

フィグネリア

おはようございます。

[ナタリー>>132の後姿を目で追い、食堂に入る。
控えめながら丁寧に挨拶の礼をして]

そのドレス、あなたによく似合っていて素敵ね。

[と、小さくナタリーの耳元に。
彼女に対する娘の口調は、やはりいつになく柔らかい]

…………何事か、あったのですか。

[唐突な問い。でもその内容に動揺は表さない。
カップを置き、グレゴリー>>118に視線を移せば]

ええ、噂としてなら。

[それ以外は特になにも答えず、
その後のみんなのやり取りは静かに聞いていただろう]

( 153 ) 2011/01/24(月) 23:13:03

オリガ

[聞こえてきたカチューシャの言葉に、顔を上げる。>>146
 水色のドレスを褒めようとも思ったが。]

 面白い事をおっしゃるのね。
 闇に堕ちてしまうだなんて、思う方がいたらどうするのかしら?

[姉が魅せられ、そして己も同じく焦がれた存在。
 夢で見たあの人は、自分自身にとって『闇』でなく『光』。ならば、選ぶのは。]

 私はもちろん、光を選びますわ。

[小さく囁いた声は、誰かに聞こえただろうか。]

( 154 ) 2011/01/24(月) 23:13:34

城主 イライダ

あのことは趣向が異なるから――…
共に愉しむことはすこぉし難しいの。

[常の宴ならば望む者のみを眷属として
望まぬ者は僅かばかりの血と記憶を奪い城を出す。
噂では全て帰らぬとされているかも知れない。
それは帰した者も吸血鬼と呼ばれるを恐れ故郷を避けるからか]

ええ、招待した者の中にいるよ。
――…、……。

[その名を紡ぎかけたくちびるは音を紡ぐことなく閉じられて]

全てが宴を望まなくなれば……
ぬばたまの檻も、開かれる、けれど……

[ちぐはぐな印象を受ける少女>>148
城主も漸くこの少女が少し変わった子なのだと察しはじめていた]

( 155 ) 2011/01/24(月) 23:15:45

伯爵令嬢 カチューシャ、静かに各人の反応を伺っている。

( A33 ) 2011/01/24(月) 23:16:45

騎兵長 グレゴリー

[カチューシャの言葉に頷きながらも>>146。]

 確かに、自ら堕ちようなど考える者は居ないでしょうがな。
 ――相手は血を吸う鬼。その力で無理矢理、というのも考えられます。
 或いは既に、運に見放された方などは頂かれちゃってるかもしれませんなあ。

[ふと思い起こしたのは、昨日の礼拝堂。白布で鎖された少女。]

( 156 ) 2011/01/24(月) 23:18:27

貿易商 ニコライ

[皆の話を聞き流しているとカチューシャの言葉>>146が耳に飛び込んだ]

闇の誘引力が強ければ…抗えないかもしれない

[恐らく誰にも聞こえないであろう小声でひとりごちた]

( 157 ) 2011/01/24(月) 23:20:32

忌み子 リディヤ

[僅かに逡巡するイライダの様子は、とても人間臭いと感じる。
それでも、彼女は人間ではないのだ]

ねえ、血薔薇さん?
わたし、あの真ん中の一番大きい塔の頂上に上がりたいんだ。
良いかなあ?

[純粋に期待を込めた瞳。
少女が目指すのは、生贄としての本質]

ニンゲンって、弱いよねえ。
白いドレスのお姉さん。呪ったのも、血薔薇のお姉さんでしょ?

だからね、やりたい事が有るんだ。

[ラビの事を問う。
イライダにとって、普通の退魔師ではきっと相手にすらならないだろう。

始祖吸血鬼。その力は強大で、しかしそれ故に、それを無為に振り翳しもせずに。
だからこそ、雄大で、美しい――]

( 158 ) 2011/01/24(月) 23:22:19

アナスタシア

>>151
ユーリー・レオノヴィチ・ザハーリイン。

[噛んで含めるように繰り返す。
見回す仕草には白々しく]

まあ、朝だもの。あんなに酔っていらっしゃったナイトさんはお元気なようだけど。
御城主様も矢張りいらっしゃらないから、5つばかり顔が足ないのかしら。



[カチリと硬質な音を鳴らすソーサーに、黒い袖を片手で押さえて右手を伸ばす]

 …スプーンが…

[挟まって不安定になったカップを、白い指で押し上げた]

( 159 ) 2011/01/24(月) 23:25:17

フィグネリア

跳ね橋が上がって……?
それならば、私たちは閉じ込められたということなのですね。

[淡々とした様子で現状を把握する。
焦りも浮かばぬ表情が変わるのは、カチューシャ>>146によって。
伏せた瞳に浮かぶのは、諦めの色にも映る]

吸血鬼に襲われたくないなら、どうすればいいのでしょう。

[光の道。そして、闇。娘はそれに返さず、呟くように]

( 160 ) 2011/01/24(月) 23:25:19

敗残兵 ベルナルト

宴の疲れが残ってる人もいるんじゃないでしょうか。

[ユーリーの言葉に何とはなしに返す。>>151
ラビの他にも、トリスや、ロラン――]

それにしてもトリスさん、凄いですよねえ。
戻ったとき、サロンで空の酒瓶見つけたんですけど……宴でも飲んでらっしゃったんじゃありません?

[残り酒にありつけなかった悔しさが少しにじみ出た。
もちろん、単なる世間話の種のつもりで]

( 161 ) 2011/01/24(月) 23:25:40

追われし者 ユーリー

[不穏なものになりがての朝食の席を正道に引き戻さんとしてか、カチューシャが声をあげる。

 城主の部屋の前で会った少女。
 白薔薇の苑にあった少女。

 その声は、少し強がっているようであったけれども。]


光の道というのは、そう簡単に選べるものなのか?

吸血鬼が邪悪な魂をもつものか、寡聞にしてわたしは知らない。


  ただ、わたしの両親が死んだのは吸血鬼のせいではないことは、しかと承知している。

[テーブルの上で指を組んだ。]

( 162 ) 2011/01/24(月) 23:27:49

海賊紳士 トリス

── 食堂 ──

おはようさん

[結局、何の気まぐれか食堂に現れた
 昨日程豪華な服ではない上、意気消沈気味なのは明らかだろう

 朝はこれだから苦手だ、と言うか窓のない通路を通ろうとかなり遠回りしたせいか苛ついている]

隣宜しいか?
[そうオリガに声をかけた]

( 163 ) 2011/01/24(月) 23:28:51

城主 イライダ

[城主は気紛れ。
問われた事に誠を伝えたのも同じ事。
問うたのが少女で無くても同じような事を言うのだろうけど]

――…塔の頂上?
それは連れてゆけということかしら?

[クツリと咽喉を鳴らし赤いケープの少女>>158に問う。
白いドレス、彼女の言わんとする存在に気付けば首を振る]

呪いの心算は無かったのだけれど。
あなたには呪いに見えたのね。

[城主が小鳥に与えたのは血。
刃向けた仕置きの心算であったが当人が如何感じていたかは知らない]

――…やりたい事、って、なぁに?

( 164 ) 2011/01/24(月) 23:29:16

敗残兵 ベルナルト、海賊紳士 トリスの姿を視界の端に収め、片眉を跳ねさせた。

( A34 ) 2011/01/24(月) 23:31:49

忌み子 リディヤ

血薔薇のお姉さんは、このままじゃ折角の宴も、暇でしょう?
だから、お愉しみをあげようと思って。

[懐から取り出したのは、大きなロザリオ。
母親が少女を生贄に送り出す際、唯一の選別として寄越したもの。
素っ気なく渡されたそれを、しかし少女は大切に扱う]

聖別、されてないから、弱いけどねえ。
でもこれ、ちゃんと吸血鬼の為のクビキなんだよ?

[よく見れば、十字架の下の部分は尖っていた。十字架形のクビキ。
神の贖罪の図を象った形に、鋭利な刺。
これを心臓に突き刺せば、さすがの始祖吸血鬼も命を失うだろうか]

ここに来たニンゲン達は、みんなとても弱いよ。
ああ、でもユリのような聖気を持ったお姉ちゃんが居たけど。
一人じゃ、やっぱりねえ?

[クビキを持ち、微笑む。それでイライダを貫くつもりは全く無い。
少女の力でどうにかなるとも思えない]

( 165 ) 2011/01/24(月) 23:37:05

忌み子 リディヤ

だから、弱いニンゲン達に、武器をあげようと思うの。
そうすれば、血薔薇のお姉さんも、少しは楽しくなるよね?

[少女の瞳に映るのは、舞い散る血飛沫。
流れる血は、人間のものか、それとも目前の始祖吸血鬼のものか。どちらにせよ、それはとても美しい]

血薔薇のお姉さんが死ぬのも、とっても綺麗だよねえ。
それも素敵、素敵だなあ。

[上がるは塔の屋上、城の中で一番高い場所。
見下ろすは薔薇の庭園。赤と白に塗れた、美しい楽園。
それはとても美しく壮大な景色だろうか]

イエス様は、ニンゲン達の咎を背負って、贖罪の為に死んだの。
わたしは、ここに居るみんなの罪を背負うよ?

わたしの血で、このクビキを洗ったら
それはとても素敵な聖別になるよねえ――?

[笑顔、笑顔。溢れんばかりの笑顔]

( 166 ) 2011/01/24(月) 23:38:57

薄命の青年 ロラン

………ぅ……、……。

[長い夢を見ていた気がする。
控えめな声とノック>>149は、夢の淵に手を掛けていた青年を後押しし、
現実に呼び戻す]

あ、……は、い……――いきます…。

[掠れた声を扉の向こうに投げてから、重い頭を緩く振る。
隣には熱から解放されて、別の闇に囚われた小鳥の躯。
もう届かない紅を隠した瞼に、
羽根が触れるようにそっと、二度ぬくもりを落とした]

待っててね。……戻ってくるから。

[唇に浮かぶは微笑。
床を見れば、昨日脱ぎ捨てた筈の服が、洗濯されきちんと畳まれ置いてあった。
御丁寧にも一番上には、大事なだいじな薬の皮袋まで鎮座している。

それに特に驚くことなく、気だるそうに着替えを済ませた青年は食堂へと向かった]

( 167 ) 2011/01/24(月) 23:39:13

オリガ

 えぇ。よろしいですわ。
 トリス様も紅茶を召し上がります?

[皆に遅れて食堂に現れたトリスに、頷いて。>>163
 少し機嫌の悪そうな様子を気にせずに、紅茶を勧める。
 お茶だけは自ら入れることもある為、頷くようなら用意するだろう。]

( 168 ) 2011/01/24(月) 23:39:47

追われし者 ユーリー

[ベルナルトから話しかけられ、そちらへと意識を向けた時、アナスタシアが右手を伸ばし、不安定になったカップを押し上げる。](>>159)

──っ、

( 169 ) 2011/01/24(月) 23:39:52

アナスタシア

[ ずく

 ギリと奥歯を噛んで声を抑える。

疼いた。 熱い。  ]


[一言、麗人の声を聞いただけ。
流し込まれた血が沸騰するような錯覚に、目眩がした]



 ――ふ、酒飲みには碌な奴がいないわ。
貴方も適量にとどめて置くのが賢いと思うけど。


[ベルナルト>>161に軽口を流す。

 熱を孕む吐息を隠すように、莞然と笑んだ]

( 170 ) 2011/01/24(月) 23:42:01

遊牧の民 ナタリー

[食堂に入った後、後から来たフィグネリア>>153にも振り返っておはよう、と。]
[服のことを褒められたなら、緩く首を振った。]

 こんな質素な服…皆さんのに比べたら。

[華がない。と不満そうに。]

 これは略式だけど正装だから、郷里の誰もが持っているのよ。
 だから素敵とか、考えたことなかったわ。ありがとう。

[民族衣装はえてして”そういうもの”だから。]
[ましてやスカートを好まなかった自分には余計に厄介だったわけで。]
[好んで男物の略装を着ていた…のは最近の話。]

( 171 ) 2011/01/24(月) 23:42:21

薄命の青年 ロラン

―― 食堂 ――

[青年が食堂に姿を見せたのは、トリスのほんの少し後だったろうか。

当たり前の様に並んでいる料理の数々と、
囲む面々の、何処か緊張した空気に――つい、と不思議そうに小首傾げて]

どうか…したんですか?

[そう声を掛け、昨日と同じ様に…日陰の末席に]

( 172 ) 2011/01/24(月) 23:43:58

騎兵長 グレゴリー

 ご安心を、フィグネリア嬢。

[告げて、胸元へと手を差し入れた>>160。]

 私が吸血鬼を見つけさえすれば、全ては解決します。

[胸元から抜き出されたものは、男の手のひらほどの銀色。
豪奢な装飾の施された、十字架を模した短刀。
さて、ここからが正念場、と顔を引き締めた。]

 吸血鬼を狩る任務がありましてな。
 この銀の短刀を胸に受けて灰になった吸血鬼は……十匹より上は数えてませんが、まあそれなりに多いですな。

[朝日に煌めく十字架の短刀――但し、装飾以外は一般の、鉄製のものと変わらない。
もしこれで騙し通せたなら、軍を辞めて詐欺師か教祖になるのも悪くない。]

( 173 ) 2011/01/24(月) 23:44:29

騎兵長 グレゴリー

 英国の言葉で言うなら、『ヴァンパイヤ・ハンター』といった所ですな。

[嘘をつくなら、顔に出すな。
顔に血液が行って赤くならぬよう、平常心を保ち続ける。
皆の反応はどうだったか。少なくとも、自身はそれを吟味する気はない。]

 ごほん……。とまあ、吸血鬼を見つけたなら私に任せていただきたい。
 御清聴、ありがとうございます。それでは皆様、ご歓談ください。

[にこりと、無茶な注文を付けて腰を下ろす。
温くなったロシアン・ティーに口をつけた。]

( 174 ) 2011/01/24(月) 23:45:02

貿易商 ニコライ忌み子 リディヤはまだ眠っているのだろうか…とぼんやり考えた。

( A35 ) 2011/01/24(月) 23:47:28 飴

ヴェロニカ

[>>142を聞いても、お調子者の会話の続きの戯れ、と。
パンへと手を伸ばして、ひとくち千切った]

…光と……闇、ね…

[>>148の言葉には魅力を感じ、反芻するように零す。
……傍から見れば、会話に乗ってる様に思われるだろうか]

( 175 ) 2011/01/24(月) 23:49:30

伯爵令嬢 カチューシャ

(うっ……!)

[朝の食卓という、和やかであるべき席に
似つかわしくない血の気配。


部屋の空気が変わった。


だが、少女はその原因にまで辿り着けなかった。]

( 176 ) 2011/01/24(月) 23:49:59

敗残兵 ベルナルト

――?
アナスタシアさん?

[単に機嫌が悪いだけ、か。
漏れた吐息に、昨晩の虜囚のこえが何故か思い起こされた……気がする]

俺はあんまり強い方じゃないんですよね。酔うのも悪くないですけど。

[相槌を返しつつ、視線はアナスタシアとトリス、そしてオリガを順に巡る。
自分が去ったとき、サロンに残っていたのはアナスタシアとトリスだった。
そう、思い出しながら]

( 177 ) 2011/01/24(月) 23:52:38

フィグネリア

[近くにいた為、オリガ>>154の囁きが耳を掠める。
なにかを一途に想うローズグレイ。
その内を知る由もない娘には、その姿が輝いて感じられた]

……吸血鬼が邪悪であるか。
様々な噂がありますけれど。でも、人間にも邪悪はありますから。

ただ意志の強さだけでは、足りぬこともあるでしょう。

[ユーリー>>162の組まれた手元に視線を落とす。
子供や女性は力が弱い。いくら意志が強くとも、拒めるのか。
そこに自分を入れることはないけれど。
ゆっくりと食堂を見回せどリディヤの姿は見えなかった]

でも、まだなにが起こったわけでもないもの、ね。

[小さく呟く。
そしてグレゴリーの声>>173>>174に視線をそちらへ]

( 178 ) 2011/01/24(月) 23:55:13

遊牧の民 ナタリー

[吸血鬼を、どうするのだろう?]
[探すのだろうか?]
[では、探してどうするのだろう?]
[殺す、のか?]
[―闇へと堕ちないために。]

[では―闇、とはどういうことなのだろう?]

[会話を聞きながらそんな風に興味が連鎖する。]
[そのときにグレゴリーが見せた短刀に瞬いた。]
[獣の巣に踏み込んで、掃討すると言っているように思えた。]

[思い浮かんだのは、野犬の巣を焼き払ったときのこと。]
[その後その付近の居留地は使わなくなったことを考えれば、結果は知れる。]

( 179 ) 2011/01/24(月) 23:55:56

城主 イライダ

――…あら、私は愉しんでいるわよ。

[眷属との酒宴も甘やかな戯れも城主は愉しんでいる。
赤いケープの少女が取り出したロザリオに目を眇め]

弱いけれどちゃんと力を持ってる。
……あのこは嫌がるだろうね。

[流石に自らそれに触れようとはしない。
人間の信じる神と魔性は相容れないもの。
少女が何をしようとしているのか分からず微かに首を傾げ]

そう。他にも興味深い者が居るのね。

[武器を、という少女にくすりと笑う]

武器が欲しいなら行くべき場所は門衛棟かしら、ね。
今はメーフィエに鍵をかけて貰っているけれど。

[中央棟に武器があると思ったのだろうかとそう紡ぎ]

( 180 ) 2011/01/24(月) 23:56:51

城主 イライダ

――…あら、私の死を望むの?

[少女の言葉の真意をはかりかねる。
愉しませようとしているのか自分が愉しみたいだけなのか。
これが狂気の片鱗なのだろうか]

罪を問う為に此処に招待したのではないよ。
己の罪は己だけのもの。
聖者と自分を同じと言いたいの、かな。

血が、聖別になる――…?
嗚呼、人はそう、考えるの……。

[人の血は糧だ。
力を得るための、咽喉を潤す為の、糧。
血がそれになるとも思えず不思議そうな様子で少女を見詰める]

( 181 ) 2011/01/24(月) 23:57:00

伯爵令嬢 カチューシャ

(どうにか表情をほころばせ、言葉を継ぐ)



>>173

まぁ…頼もしいですわ。グレゴリーさま。

是非護って下さいませ。

( 182 ) 2011/01/25(火) 00:01:35

海賊紳士 トリス

紅茶か、貰おう

[オリガの薦めに従って>>168、紅茶を貰う事にする
 お国柄、この琥珀色の飲み物は酒の次に好むものであった

 自分で準備をしようとはしないので、オリガがその内いれてくれる事を期待している]

昨晩は良い夜を過ごしたか?

( 183 ) 2011/01/25(火) 00:02:30

城主 イライダ

――…あなたはこの城に何の為に来たの?
あなたは、何が、したいの?


[こういう事はアヴァクームに任せるが一番なのに
今、彼にこの少女の対応を任せることは出来ない。
少しだけ疲れた風に赤いケープの少女に問う]

( 184 ) 2011/01/25(火) 00:05:25

薄命の青年 ロラン

[吸血鬼の話だ、と。
きっとニコライ辺りに小声で説明されたのだろう。

眼前では騎兵長の演説が始まる。>>173
青年は呆と其れを聞いた]

…御伽噺の騎士みたいな人なんだね、グレゴリーさん。

[そんな感想を小さく零して。
用意されていた紅茶のカップに指先を伸ばした。
もうぬるい。熱は遠く。]

( 185 ) 2011/01/25(火) 00:07:37

アナスタシア

[グレゴリーの演説>>173>>174へ等閑な拍手を送った]

まあ…ハンターでいらっしゃったの、ナイト様は?

[十字架を模した短刀の、豪奢な、華美な装飾。
僅かばかりの関心を覚えて、彼の名はなんだったかと記憶を辿る。結果は芳しくなかったが]


この城に吸血鬼がいるのなら、のほほんと歓談していないで探し出してお狩りになる任務を済ませれば宜しいのにと、思うのは――私の無知故の浅慮なのでしょうね。
それとも、探し出すことと狩ることは違うのかしら。難儀なこと。

( 186 ) 2011/01/25(火) 00:11:23

オリガ

[慣れている茶器とは違うものではあったが、それでも戸惑う事はなく、丁寧に紅茶を入れる。
 他に欲しいという者が居るようなら、その分も用意しただろう。]

 ええ。
 早々に失礼させていただきましたが、その分とても素敵な夢を見ましたわ。

[声を掛けられれば、昨晩の夢を思い出してうっとりと声を零す。>>183
 用意されていた薔薇のジャムも添えてカップをトリスの前に出した。]

 こちらのジャムも美味しいですの。
 宜しければご一緒に。

[薄いピンク色のジャム。
 指で掬ってトリスに見せ付けるようにして舐めたのは、夢を思い出したからか、それとも、この麗人からも夢で見たイライダと同じような空気を感じ取ったからか。]

( 187 ) 2011/01/25(火) 00:12:38

城主 イライダ

――――…ン。


[少女が紡いだ小鳥の気配を背後に感じる。
眠るような小鳥の躯は宴の間は変わらぬ姿で有り続けるだろう]

( 188 ) 2011/01/25(火) 00:13:19

敗残兵 ベルナルト

……あれ、君。ロラン、だっけ。

[末席に座った人影に目線が止まる。
途中で立ち去った者としては、尋ねなければならないと思った]

君……白いドレスの女の子と知り合いだったのかい?
彼女は、変りない?
まだ具合悪いのかな。

( 189 ) 2011/01/25(火) 00:13:20

海賊紳士 トリス

[いきなり上げられた声につい、と視線をやる
 昨日話した男ーーーグレゴリーの演説>>173に反応した]

はっははは!中々勇ましいなグレゴリー!
お前の腕で、全ての吸血鬼を血祭りに上げると、そう言う事か!

[無謀な人間は嫌いではない
 そう言う人間を屈服させるのもまた吸血鬼の楽しみであった]

精々頑張ってくれ
どれ程の剣の腕かは知らんがな!

( 190 ) 2011/01/25(火) 00:13:53

ヴェロニカ

[後から来た者にも、素っ気ない挨拶を返すのは変わらず]

……面白い、仕事をなさってるのね。
その顔の通りの。

[昨晩と変わらぬ、陽気者を見るような笑みを湛えながら、
>>173>>174グレゴリーの言葉を聞いて軽い返事を返した]

( 191 ) 2011/01/25(火) 00:14:30

忌み子 リディヤ

生きていても死んでいても、同じでしょう?
だったらわたしは、もっと素敵に愉しく、美しいものが見たいんだなあ。

血薔薇のお姉さんが、殺されるのも素敵。
弱いニンゲン達が、負けてしまうのも素敵。
お互いの意思がぶつかり合った結果。どちらもとても綺麗だよ?

[不思議そうなイライダの表情。
確かに、彼女にとっての食糧が、人間にとっての聖別になるのは疑問だろう]

わたしは聖者じゃないよ。ただの、ニンゲンだよ?
でも、ニンゲンでも、命を使えば、きっと聖別になるよ。ねえ?
命は皆一緒だもの。皆同じで尊い物だもの。

高い所から飛び降りたら、きっと素敵な絵が出来る。
それで出来た武器は、きっと人間に素敵な力を与える。
血の城の中で踊るにも、選択肢は多い方が、きっと楽しめるよ。

ね、塔の上に、登りたいの?
だめかな?

( 192 ) 2011/01/25(火) 00:14:46

オリガ、グレゴリーの演説へ視線を向けずに聞いている。

( A36 ) 2011/01/25(火) 00:16:51

敗残兵 ベルナルト

[グレゴリーの演説には数度瞬いて彼の方を見やった。
軍属であったはずだ――ただでさえ反乱鎮圧で忙しいのに、異形狩りなんぞもやっていたのか]

……なら、安心じゃないですか。
やばくなったらお任せすればいいんだ。
俺は大人しく門が開くのを待ってますよ。

[少し声が冷えるのを自覚した。
最後まで紅茶を啜りきると、溜息を一つ]

……勿体無いな。

[小さく、溜息と共に吐き出した]

( 193 ) 2011/01/25(火) 00:16:58

海賊紳士 トリス

そうか、夢を見たか
憶い人でも現れたか?道理で良い顔をしている

[取り出された薔薇のジャムが一口オリガの口に入るのを見る>>187

淑女ならもう少し慎ましやかにするべきだ
勘違いする人が居たら、あっという間にお前なぞ食べられてしまうだろうさ

( 194 ) 2011/01/25(火) 00:17:54

フィグネリア

[諦めの色が誤解されたのかもしれない。
娘のそれは閉じ込められたことにではなく、オリガの光に対する真っ直ぐさが眩しかったから。
グレゴリーの持つ剣が、陽光を反射するを眺めつつ]

それは心強いことですね。

[ふわりと安心したような微笑みを浮かべる。
娘に聖なる気配など読み取れぬ。
だから信じるもなにもない、ただ武器として映るだけ]

……まだ、眠っているのかしら。

[現れたトリスとロランに会釈する。
しかし今になっても、自らを鬼灯と称した少女の姿はない]

( 195 ) 2011/01/25(火) 00:18:53

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A37 ) 2011/01/25(火) 00:24:18

城主 イライダ

[赤いケープの少女の語る言葉は城主の琴線には触れない。
共感出来ぬ彼女の思い。
彼女の願いを聞けば柳眉が顰められる]

――…私に人の理は分からないよ。

棟の上から飛び降りれば私の大事にしている花が血に濡れるね。
それは私の望むところではないよ。
掃除させるにしても退屈を好む眷族が嫌がるし。
元のようにするには手間が掛かる。

武器を望む者がいるなら武器庫を解放するよ。
それに――…聖なるものを求めるなら礼拝堂に赴くべきかな。

[庭を血に染めるのは不本意と明らかに気がすすまぬ様子]

( 196 ) 2011/01/25(火) 00:25:11

海賊紳士 トリス、グレゴリーの剣は 表:変哲のないただの剣 裏:聖別されている銀の剣+裏+のように見えた

( A38 ) 2011/01/25(火) 00:26:44

追われし者 ユーリー

[傾いたカップに気をとられたせいで、トリストラムが食堂に入ってきた瞬間のアナスタシアの表情を見落とした。

 今回はなんとか中身を零さずに済んだが、この場合、紅茶を服に零したとしても、アナスタシアのせいだろうと思う。
 むろん、そんな言い訳は通じない相手だろうが。]

( 197 ) 2011/01/25(火) 00:27:09

騎兵長 グレゴリー

[カチューシャの言葉に、手を挙げて応えた>>182。]

 ええ、お任せあれ。
 首尾よく収めて見せましょう。

[アナスタシアの賞賛に苦笑しながらも。>>186]

 恥ずかしながら、我が母ほどの力を持ち合わせておりませんで。

[自身の母が何処とも知れぬ女だというのは、貴族社会では公然の事実だ。]

 敢然と立ち向かってくる吸血鬼ならともかく、我々人間の中に隠れようとする臆病鼠を探すのは……どうにも苦手でしてな。
 こうして皆様のお力添えをお願いしたいのであります。

[頭を下げた。そしてロランの言葉が耳に届いたのは、周りの反応に神経を尖らせていたからであろう>>185。]

 はっはっは。騎士と称されるのは些か気恥ずかしいものですなあ。
 ただまあ、私の様な存在を証明する土台は、吸血鬼――それこそ夢物語ですな。
 まあ、その存在を信じていただかねば、私の事が信じられないというのも無理はない。

( 198 ) 2011/01/25(火) 00:27:34

フィグネリア

[ニコライが皆を呼んだと聞いた。
彼が食事を終えたタイミングを計り、控えめに傍に近づき]

ミハイロフ様、少し宜しいでしょうか。

[そうして、リディヤが部屋にいたかを問うた]

( 199 ) 2011/01/25(火) 00:27:36

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A39 ) 2011/01/25(火) 00:27:59

追われし者 ユーリー

[グレゴリーの演説が済んだのをみはからい、テーブルに手をついて立ち上がる。]

わたしも、城門が開かないのは確認しています。
このことについて、事情を聞いている者はいない、ということでよろしいですね?

吸血鬼とやらが出たら、グレゴリー少尉にお任せするとして…

[無茶しやがる、とでも言いたげな一瞥を投げてから]

もし、不安があれば何人かで同室で休まれることを考えてもいい。
警護が必要ならば、男性陣が後退で引き受けるようローテーションを組みます。

( 200 ) 2011/01/25(火) 00:28:21

追われし者 ユーリー

慣れない事態ではありましょうが、お互い様です。
秩序ある時間を過ごされることを切に願います。

みだりに秩序を乱す場合は――

 当方で、それなりの対策をさせていただきます。


   [革命は、嫌いだ。]

( 201 ) 2011/01/25(火) 00:29:29

薄命の青年 ロラン

あ……

[名を呼ばれて>>189其方を見る。
昨日、あの場に一緒にいた男だ。…ベルナルトと名乗っていた。
ふ、と青年は微笑う]

うん……ずっと昔の、知り合い…だったんだ。
彼女はね、散歩中。

[なんでもないことの様に自然な口振りで紡いだ。
嘘を付いている気がないからだ。

彼女は散歩中。ぬばたまの中を。
白いドレスで…たおやかに、甘やかに]

( 202 ) 2011/01/25(火) 00:29:41

オリガ

 ええ。
 ずっとお逢いしたかった方ですわ。

[愉しそうな笑みを浮かべて答える。>>194
 ジャムを舐めた事を注意されれば、あら、と声を漏らしながらも指についた花弁を舐め取り。]

 こういうことが直らないからお父様にいつまでたっても子ども扱いされるというのに。
 ごめんあそばせ。
 でも、私のような者に対して、勘違いなさるような方もいらっしゃらないと思いますわ。

[何かに酔ったように、クスクスと笑う。]

( 203 ) 2011/01/25(火) 00:33:11

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A40 ) 2011/01/25(火) 00:34:53

【赤】 城主 イライダ

[切ない小鳥の囀り>>+35が聞こえる。
礼拝堂に在ったときよりもあまい吐息の気配]

漸く、私の許に来たのね。
――…あの男はほおっておいて良いの?

[少しだけ意地の悪い言葉を向ける]

( *10 ) 2011/01/25(火) 00:36:14

忌み子 リディヤ

[微妙、とのイライダの言葉に、少女も悲しそうな顔をする]

そっか……駄目なら、しょうがないなあ。
でも、この城の中では、何かを聖別は出来ないよねえ?自分の害になる物なんて、置くわけ無いもんねえ。

[武器庫を開放するとの言葉に]

聖別されない武器は、無意味だよね。まあ、開けておいてもらえるなら、是非。

[表情は一転、にこりと微笑む]

うーん、じゃあ、礼拝堂は自由に使って良いの?あんまり、清浄な感じしないけれど……。

[手元でくるくると回す、ロザリオ。
思案顔のまま、しかい悪戯っぽい表情で微笑んだ]

わたしね、血は吸われたくないんだ。ニンゲンのままの方が、きっと楽しいよ。
だから、血薔薇のお姉さんにも、ちょっと反抗する。

[そのまま、イライダの前を立ち去る。向かう先は、礼拝堂]

( 204 ) 2011/01/25(火) 00:36:21

貿易商 ニコライ

[フィグネリアに声をかけられ>>199]

なんでしょうか?

[リディヤがいたかとの問いに]

返事はありませんでした。
ただ、昨晩、かなり遅い時間にリディヤと会いましたから…
まだ寝ているんじゃないでしょうか?

( 205 ) 2011/01/25(火) 00:37:14

伯爵令嬢 カチューシャ

(アナスタシアは突然変わった。

という事は

彼女は”誰か”に咬まれた。



誰、誰なの……)

( 206 ) 2011/01/25(火) 00:38:07

騎兵長 グレゴリー

[ユーリーの言葉に、笑いを返した>>200。]

 はっはっは。
 大尉殿から吸血鬼討伐の任を言い渡されるなど、何年振りの事でしょうか!

[芝居に巻き込まんと、畳み掛ける。]

 謹んでお受けいたします。
 大丈夫、腕は錆びついておりません――私が生きて此処に居ることを、その証と取っていただけるのなら。

[既に、恥は何処かに飛び。
そこには『ヴァンパイヤ・ハンター』になり切った男が一人。]

( 207 ) 2011/01/25(火) 00:39:40

敗残兵 ベルナルト

>>202

そうか。それならいいんだ。

[青年の自然な解答。言葉通りに受け取った。
同時に肩の荷がすとんと降りて、力が抜ける]

知り合いがいてくれて助かったよ。
一応、宜しく伝えておいてくれると嬉しいかな。

[こうなると、馴れ初めやら何やらを聞き出したい好奇心が湧き出してくるが――場ではないな、と抑えて]

ごちそうさまでした。

[きっぱり食後の挨拶]

( 208 ) 2011/01/25(火) 00:40:47

海賊紳士 トリス

そんな事はないと思うが?
魅力あるお嬢さんに、傾かない人間はいない
気を付けろ、お前のような人間が吸血鬼の一番望む血を持ってるかもしれんからな

[にや、と笑って紅茶が入っているならそれをもらうだろう]

ずっとお逢いしたかった方>>203、か
お前のような者に慕われてさぞそいつもご満悦だろう

( 209 ) 2011/01/25(火) 00:42:12

ヴェロニカ

…貴方達……いきなり、なにを…?

[>>198>>200まで聞くと、どうやら相手の本気が僅かに伝わったようで。
しかし、唐突過ぎる話だと。………吸血鬼など、噂を知らねば夢物語]

…誰がそうだと判らないのに、誰と…?

[誰と、共に夜を過ごせと言うのだろう。
この中に『在る』としたら、……誰とも判らないのに。
場の流れに呑まれ、いつの間にか思考は『疑い』の渦の中へ──**]

( 210 ) 2011/01/25(火) 00:42:54

フィグネリア

[ユーリーの真剣な響き>>200>>201
特になにを返すこともなかったが、静かに聞いていた。
最初の問いにだけは、いいえと答えて。
ニコライ>>205にリディヤの応対がなかったことを聞けば]

私、もう一度様子を見てきますね。……なんだか胸騒ぎがして。

[ニコライの善良な雰囲気に、思わずというように漏らす]

( 211 ) 2011/01/25(火) 00:43:00

追われし者 ユーリー

[ベルナルトとロランが話しているのが「礼拝堂に囚われていた少女」のことだと気づき、耳をそばだてるも、格段の情報は得られず。

後で、ベルナルドに昨夜のことを問いただそうと決めた。]

( 212 ) 2011/01/25(火) 00:43:49

アナスタシア

>>186
母…?

[個人名しか名乗らなかった>>1:126グレゴリーが伯爵家の末席・妾の子であることは知る由もなく。
わざわざ尋ねるほど興味を強くは持てず、曖昧に頷いた]


臆病鼠、ね…
この城が吸血鬼の城と呼ばれている事はご存知でしょう?ハンターなのだから。

  つまり、 城の主こそが。

[にこやかに]

噂を真に受けるなら……顔を出さないからと御城主様を鼠呼ばわりしていることになってしまうわ。
何故私たちに探せ、などと仰るのかしら。まず第一に御城主様への拝謁を望めば話は早いじゃありませんの。

( 213 ) 2011/01/25(火) 00:46:33

城主 イライダ

[悲しそうな少女の顔にも心は動かない。
この少女は自分の庇護下にある存在ではないから]

知識があれば聖水を作るとか――…

[好まぬ語句を口にして小さく息を吐く]

――…メーフィエに会ったら武器庫の件は伝えておくよ。
ん、礼拝堂に籠もる趣味はないから自由に使うと良い。

[血を吸われたくないと吸血鬼に言う少女。
人間のままを望むは部屋にある肖像画の娘と同じだが
本質はかなり異なるもので姿は重ならない。
あの時、自分を呼んだのは誰だったのだろう。
そんな事に思いめぐらせていれば少女の姿は遠くなっていた]

無理強いして眷属にしても詰まらぬ。
私が欲しいのは――…

[独り言ちて吐息を零した]

( 214 ) 2011/01/25(火) 00:47:48

騎兵長 グレゴリー

[リディヤが居ない、との言葉を耳が捕まえた。>>205
そして、様子を見てくるとフィグネリアの言葉に立ち上がる>>211。]

 私も参りましょう。

[昨日、自身に吸血鬼の存在を伝えた少女。
気にかかり、席を立った。]

( 215 ) 2011/01/25(火) 00:48:54

貿易商 ニコライ

[ユーリーの言葉を>>200 >>201静かに聞いていたが]

ユーリー殿
警護が必要ならお手伝いしましょう。
ただ…彼…ロランにはその役割を負わせないでいただきたい。
私が代わりにふたり分の警護をしてもいいから…。

ロランは…大病を患っているのです。

( 216 ) 2011/01/25(火) 00:50:52

オリガ

[ユーリーの言葉に、少し眉を顰めて口を開く。>>200>>201]

 この場に集まった者、全員が以前よりの知り合いとは限りませんわ。
 初めて会った方と、一緒に過ごす方が不安になられる方もいらっしゃるでしょう。
 そんな……急におっしゃられても……。

[不安そうなヴェロニカの様子を見やり、小さく息を吐いた。>>210]

( 217 ) 2011/01/25(火) 00:51:35

追われし者 ユーリー

[アナスタシアがグレゴリーを徴発している。
 いい勝負だろうな──と野次馬的な感想も抱いたが、城主への謁見を示唆されると、胸に視線を落とした。

   ──会いたい。]

( 218 ) 2011/01/25(火) 00:52:12

フィグネリア

[グレゴリー>>215を振り返り、小さく頷く]

ええ、では共に。
食事は彼女の分を残しておいて貰いましょう。

[ニコライはどうするだろう。
男性の後を歩き食堂を出ても、使用人の姿は見えなかった]

( 219 ) 2011/01/25(火) 00:54:27

忌み子 リディヤ

――礼拝堂――

[ラビが吊るされていた、清浄の地。
しかしそれは、イライダの力によってか、長年の使用によってか、神聖な空気は失われていた。布も消え去っていれば、ただの古びた教会でしかない。

大きなステンドグラスと、小さな祭壇。
しかし祭壇の上には十字架は無く、そこがやはり吸血鬼の城の一角である事を思わせた]

お母さんは、吸血鬼が嫌いなんだよね?

[少女の存在を無視する母親]

お父さんは、よく分からないものは無くなれって思ってるんだよね?

[少女の言動を恐れ、暴力を振るった父親]

――神の御詞、光あれ……。

[言葉と共に、僅かながらステンドグラス越しに差し込む太陽光。
光が注ぎこむ祭壇に座り込むと、少女は自分の心臓に、クビキを、ぶすりと、差し込んだ]

( 220 ) 2011/01/25(火) 00:54:43

忌み子 リディヤ

[薄気味悪い音と共に、鳴り響く血の溢れる音。
鮮やかな血は、日光を浴びててらてらと輝く。

心臓を貫いたクビキ――
ニンゲンを逸脱した物を貫いた、太陽の光を浴びたクビキ――]

(わたしは、吸血鬼には、なりたくないんだ。だって、ニンゲンの方が、美しい)

[心臓が潰れていれば、吸血鬼として蘇る事は無い。
生きるも死ぬも、少女にとっては同じ事。

ならば、亡霊となって、人々を見守ろうではないか。
そもそもその為に、生贄となって街から逃げたのだから]

――生きていたい?死んでもいい?
――人間でありたい?吸血鬼になりたい?

[礼拝堂にて少女を見つけた人は、何と思うだろう?
少女の胸に刺さった小さなロザリオを使ってくれるだろうか?
自身の姿が滑稽で忌まわしいと思う想像力も常識も、少女には無かった]

( 221 ) 2011/01/25(火) 00:55:16

薄命の青年 ロラン

[相手の態度>>208に、嗚呼貴方も優しい人だね、なんて。
そんな想いが脳裏をよぎる。
――だから頷いた]

ん、伝えておくよ…。


[そして食後の挨拶を耳に留めれば、
しっかり食べてるなあ…なんて、少しだけ感嘆した。
対する自分は、まあ遅く来たのもあったけれど、
口をつける程度にスープを啜ったくらいで]

( 222 ) 2011/01/25(火) 00:55:22

城主 イライダ

――…嗚呼、小鳥が呼んでる。


[呟けば踵を返し居室の内へと城主の姿は消える。
開かれていた扉は影により再び閉ざされた]

( 223 ) 2011/01/25(火) 00:55:43

忌み子 リディヤ

[祈るのは、美しい戦いの姿。
抗う人間と、対抗する吸血鬼の戦いの姿。
それが悲惨な結末になろうとも、少女は人間に全てを託すだろう]

血薔薇のお姉さん。
油断してたら、殺されちゃうよ?
ニンゲンは、案外、強いんだから――。

[くすくすと微笑みつつ、呟いた。
最期の言葉は、彼女に届いたか――]

( 224 ) 2011/01/25(火) 00:55:58

海賊紳士 トリス

いきなり、初対面の人と同室とはぞっとしない提案だな

[ユーリーとか言う若造の言葉>>200に笑みを浮かべる]

もしそれで誰かが吸われでもしたら、その時はどうするつもりだ?
吸血鬼とおぼしき全員を対処、するとでも?
そもそも、存在すら明確ではないというのに?

( 225 ) 2011/01/25(火) 00:56:10

追われし者 ユーリー

[警護担当に関するニコライの頼みを聞く。]

むろん、個々の事情は加味します。
もし、差し支えなければ、後でロランの病について、詳しい説明をいただきたいのですが。

[見た目の脆弱さこそが、吸血鬼である証拠となることもあり得る、とは口には出さず。]

( 226 ) 2011/01/25(火) 00:56:17

伯爵令嬢 カチューシャ

>>200

わたくし、同室はちょっとご遠慮したいかしら。


寝つきが悪いので…。



(本当は、誰が吸血鬼か解らないから怖かった。

今、この場で誰か一人と選ぶのならグレゴリーだっただろうが
それは淑女としては言えない事だった。)

( 227 ) 2011/01/25(火) 00:56:38

騎兵長 グレゴリー

[アナスタシアの妖艶な笑みに、同じ表情を返した>>213。]

 姿を見せぬ城主は家臣と共に姿を眩ましたと考えておりますのでな。
 逃げる相手に拝謁を申し込んだところで、意味がない――探すべきは、その根城。という訳です。

( 228 ) 2011/01/25(火) 00:57:45

オリガ

 魅力ある、だなんて。
 トリス様のように美しい方にそう言って頂けて、光栄ですわ。

 一番望む……だとしたら、どんなに素晴らしい事でしょう。

[最後の呟きは、トリスにしか聞こえぬ程小さなもの。
 紅茶を飲む様子を見つめながら、続いた言葉に。]

 私が勝手にお慕いしているだけですの。お逢い出来たらどんなに幸せな事でしょうね。
 でも……同じような方に、既にお逢い出来ているのかもしれませんわ。

[トリスが纏う空気に、どこか魅せられたような笑みを向けて。]

( 229 ) 2011/01/25(火) 00:57:57

伯爵令嬢 カチューシャ、海賊紳士 トリスの言葉に頷いた。>>225

( A41 ) 2011/01/25(火) 00:58:34

貿易商 ニコライ

[>>226ユーリーの言葉に]

私の分かる範囲でなら、ご説明しましょう。

( 230 ) 2011/01/25(火) 00:59:25

海賊紳士 トリス

[このまま、人間達が対立するのならば
 目覚めさせるしかないのだろう

 なり損ないの吸血鬼を!そして、この種を守らなくてはーーー]

( 231 ) 2011/01/25(火) 00:59:37

敗残兵 ベルナルト

[ユーリーの提案。
最もだと思うが、こちらは肯定も否定の言葉も口に出さず、つまり静観していた]

警備ならやりますよ。いくらでも。
……俺は別にどこでも寝れますからね。レオノヴィチ様の隣部屋でベッド借りてますけど、追いだしてもらって構わないです。いつでも。

[あまり興味がなさそうな声音ではあった。
もちろん、命じられれば従う。――恩はあるのだから]

( 232 ) 2011/01/25(火) 00:59:43


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追われし者 ユーリー
34回 残120pt 飴
城主 イライダ
17回 残225pt 飴
アナスタシア
22回 残312pt
海賊紳士 トリス
13回 残518pt 飴
敗残兵 ベルナルト
19回 残253pt
伯爵令嬢 カチューシャ
19回 残527pt
貿易商 ニコライ
14回 残558pt
忌み子 リディヤ
16回 残170pt
騎兵長 グレゴリー
20回 残214pt 飴
オリガ
12回 残503pt 飴
フィグネリア
15回 残383pt 飴
遊牧の民 ナタリー
11回 残508pt 飴
薄命の青年 ロラン
13回 残476pt 飴
ヴェロニカ
8回 残745pt 飴

犠牲者 (1)

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処刑者 (1)

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門番 メーフィエ (2d)
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酒庫番 シュテファン (2d)

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