611 ぬばたまの檻
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>>102
(すっげー機嫌悪そー)
[明らかな不機嫌オーラをびしびし感じつつ、席につき、紅茶に唇をつける。
尋ねられれば、少々の逡巡のうち、答えた]
イライダ様のお部屋までお連れしましたよ。
知り合いの方がおられたんで、あとはその人に任せましたけど。
[間違いは言ってないはずだ。
卓上のパンに遠慮なく手を伸ばし、一欠片口に含む。
のみこんで]
アナスタシアさんは、あの後もお変わりありませんでしたか?
( 106 ) 2011/01/24(月) 21:58:33
[トリスの部屋の前で、男は一瞬躊躇い、それでもノックをする]
お食事の用意ができていますよ
[中から苛立ったような返答>>97を受け]
失礼致しました―…トリストラム・シアー様
[中のトリスには自身の名前が呼ばれたことは
聞こえなかったかもしれない]
( 107 ) 2011/01/24(月) 21:58:45
―食堂―
みなさまおはようございます。
昨夜はよく眠れまして?
[気を許せない者達との食事。
だが、貴族の少女はそれに慣れていた。表面上の付き合いに。]
( 108 ) 2011/01/24(月) 22:05:04
>>106
御城主様の?
[片目を眇めてベルナルトを見遣った。
少女の虐待に、直接的にか間接的にか城主が関わっている事は明らかだろうに。
ラビ自身が城主の部屋へ行きたいと願った事は、聞き漏らしていて知らず]
……。
…………。
[続く言葉には、顔面にデカデカと
『うるっさいわね!ほっといてよ!』
と――浮かべたりはせずに、紅茶にミルクを垂らす手を止めて仄かに微笑する]
ろくでもない夜だったわ。
ダンスの相手は慎重に選ぶべきね。
( 109 ) 2011/01/24(月) 22:07:11
トリストラム・シアー…
「不死の血塗れ船」の船長……
[仲間内でその名を知らぬ者はいない。
海賊の中でも最も恐るべき存在―男もその力は嫌というほど知っていた]
( 110 ) 2011/01/24(月) 22:09:44
アナスタシアは、伯爵令嬢 カチューシャにも表面だけは凪いだ会釈を返した。
( A21 ) 2011/01/24(月) 22:10:12
>>108
貴方も、たしかあの裸足の子と一緒だったわよね。
御城主様の部屋の前で別れたの?
[カチューシャの名前も忘れていた。
宴の間中談笑していても、覚えたのはオリガとトリスの二人分の名前だけ]
( 111 ) 2011/01/24(月) 22:11:49
貿易商 ニコライは、考えるのはやめて伝え漏らしている人がいないか確認しつつ歩く
( A22 ) 2011/01/24(月) 22:15:20
( 112 ) 2011/01/24(月) 22:15:23
[部屋をノックする音に、ふと我に返る。>>92]
ニコライ様ですか?わざわざありがとうございます。
すぐに参りますわ。
[ドアに向かって、声を掛けた。
ベッドから起き出し、昨日脱いだドレスが整えられていることに気付く。
寝ている間に誰かが整えたのだろうか。]
完璧、ね。
[満足気に微笑んで。
それでもそのドレスを着る事はなく、ラベンダー色のドレスを着て部屋を出た。]
( 113 ) 2011/01/24(月) 22:15:59
― 食堂 ―
[食堂に入り、ドレスの裾を持ち上げて礼。
昨晩見た夢の余韻で僅かに浮かべる笑みは、昨晩見せたものと違う事に誰か気付いただろうか。]
ごきげんよう、皆様。
[その場にニコライが居るようなら、呼びに来てくれたことに対して改めて礼を言った。]
( 114 ) 2011/01/24(月) 22:16:26
>>109
本人が行きたい、と、そう言ってましたんで。
部屋の前で別れましたから、イライダ様と会ったかどうかまでは分からないんですけど。
[自分でも言い訳に聞こえた。
無事だといいが、とは――思う]
ろくでもない……?
何か、あったんですか?
[宴。吸血鬼。
脳裏に浮かんだのはその単語だった。
パンをむしる指を止め、アナスタシアの双眸を灰色の瞳がじっと見つめる]
( 115 ) 2011/01/24(月) 22:17:06
[強い眩暈と共に赤黒い波に襲われた…それは錯覚であった。
だが、その女の魂は
全く異なる何かに変質してしまっているのは明らかだった。]
>>111
え、何かおっしゃって?
あ、ごめんなさい。わたくし朝に弱くって。。
いつも朝はぼんやりしていると、兄にもしかられますの。
( 116 ) 2011/01/24(月) 22:17:36
敗残兵 ベルナルトは、現れたカチューシャ、オリガにも軽い会釈を。
( A23 ) 2011/01/24(月) 22:17:48
伯爵令嬢 カチューシャは、一堂に軽い会釈を返した。
( A24 ) 2011/01/24(月) 22:19:38
─自室・朝─
……
[ニコライの伝言で目を覚ました。けれど、寝覚めは良くはなく。
頭を抱えて、その声に返答は返さなかった]
………酷い夢。
[昨夜の夢見は、悪かった。…そう、他人に聞かせれば叱られるが…
料亭の個室での、一家3人きりの誕生日。
まるで子供のように扱われた記憶は、屈辱でしかない──]
( 117 ) 2011/01/24(月) 22:22:14
―食堂―
おはようございます。
[席に着き、朝食を平らげる。
昨夜の晩餐とは違い、無言。
ふう、と一息ついて。]
さて、皆様にお尋ねしたいことがあります。
吸血鬼についてご存知の方、もしくは自身が吸血鬼であるという方は居られますかな?
[唐突に、無遠慮に言い放った。]
( 118 ) 2011/01/24(月) 22:22:42
―本棟四階/居室―
[慰められるはどちらであったか。
眸は伏せられて銀の髪が影を作りその表情は見えない。
窮屈なドレスを脱ごうと項に手を遣れば
眷属たる影が音なく現れ城主の意を汲み其れを脱がしてゆく。
あたたかな湯が用意され影が主の肌を丁寧に拭って]
――…嗚呼、もう夜があけたの。
[遠くある窓辺から射し込むは霧に阻まれた淡い光]
此度の宴はいつまで続くのかしら、ね。
[宴を望むものが一人でもいる限りぬばたまの檻は閉じられた儘。
そう、今はまだ宴を望む者が居るという事だろう。
甲斐甲斐しく世話を焼く影の手に時折くすぐったそうな吐息を零して
新たな衣装に腕を通し髪を梳かれ城主は奇しくも肖像画と同じ姿となる]
( 119 ) 2011/01/24(月) 22:22:59
[入って来たオリガのラベンダー色のドレスには眩しそうに眼を細めて。
ベルナルトの返事を聞いていたから、カチューシャには緩く首を振った]
いいの。なんでもないわ。目覚ましに紅茶を召し上がる?
[カチューシャが遠くに座るならポットを手にする事はなく。
ベルナルトの灰色の瞳を褪めたぬばたまで見つめ返した]
( 120 ) 2011/01/24(月) 22:23:57
……綺麗なままね。
[掛けられたドレスを手に取ると、胸元の花が皺ひとつなく鮮やかに咲き誇る様子を見て、小さく呟いた。
一晩だから当然の事実だろうか…そんな事を考えながら。
緩慢な動きで身支度をすると、食事の準備の出来ている食堂へと足を進めた]
( 121 ) 2011/01/24(月) 22:24:37
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