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大人は大変だねえ。
[少女はにこりと笑った]
ワインは、大切にしてね。
イエス様の血は、きっと、御守りになるよ。
聖水が無ければ、ワインで清めると良いよ。
[商人は、まるで父親のよう。
少女に憎しみをぶつけた、父親とは違う]
わたしも、おじさんみたいな優しいお父さんが欲しかったなあ。
ねぇ、ムクゲのおじさん?
[雄大な父性は、ムクゲのように。
今は失われていても、娘を想う心は本物なのだろう]
お父さんは、生きて、帰ってね……。
[立ち去る少女は、しかしどこか寂しそうな微笑みを浮かべていた]
―跳ね橋―
何よりも先に確認すべきは出入り口、まあ、鉄則ですな。
[濃い霧に辟易しながらも、松明を手に先ずは跳ね橋へ。
ユーリーと、もしかしたらベルナルトもそこに居たかもしれない。
門脇の詰所へと入れば、目当てのもの――鎖を巻きつけた、鉄の滑車を見つける。]
こいつが動けば、万々歳です。
――そぉいッ!!
[ひとりで滑車に手をかけ、力を込める――微動だにせず。]
ぐ、ぬぬぬぬぬぬ……!!
[埒があかない。
一人で回せるものではないと思われたか、他の者も加わり回そうとする。]
……駄目ですな。
[その場に居た全員が息せき切らし、汗にまみれる。
それほど力を込めてもびくともしない滑車を睨んだ。]
ふむ……理屈は分かりませんが、使い物にならないという事は。
[跳ね橋から伸びる鎖の先を見降ろす。
そこには橋と吊りあう程度の錘が下げられており、それ故橋を動かすのに力は不要なはずだ――本来なら。]
はっはっは。
ここまでいい趣味をした御仁だったとは、全く以て予想しませんでしたなあ。
辺りはまだ暗く、この霧と人手です。
庭園の探索は日の出を待つべきでしょう。
さて、今取ることの出来る最善は何でしょうな?
[まるで生徒に質問をする教師の口振りでおどけて見せる。
相手が問に対する解を持っていることを知るが故**。]
[外は暗かったが、蝋燭も持たずに出歩く。
満月に近いのか、月光は予想以上に明るく、荘厳な城を照らし出す。
暗い色の薔薇を背景に聳え立つ塔。纏う空気は、濃密な闇]
(焼くのが、一番かもしれないなあ)
[庭を、そして教会を探索していたが、目ぼしい物は無かった。
吸血鬼の城、当人達に害をなす木々等存在する筈も無いのだが。銀製の食器も、存在しないだろうか]
(魔女狩りの処刑のように、吸血鬼も、焼いちゃえば良いのにね。
紅い薔薇と、緋い炎。夜に火が燃えるのは、綺麗だよねえ)
[哨戒するユーリー一行に出逢えば、にこりと微笑み、言葉を交わしただろう。
そして、うわ言のように言葉を投げ掛けるだろう。
――生きて、帰りたいか……と**]
[ヴォッカの瓶に注がれるグレゴリーの視線と警告に頷く。
そもそも、それを教えてくれたのは彼だった。
どんな逆境でも笑いを忘れない、不屈の魂をもつ「雑草」
吸血鬼の城がふたたび結んだ運命の糸は何処へと続くのか。
見えぬ定めを照らしはしないランタンを手に、夜更けの庭へと出る。]
── 庭 ──
[しんと降る霧は深く、
それでも、別棟や門衛棟の扉がすべて堅く閉ざされているのは確認できた。
大の男が複数でかかっても、門は軋む音すら立てず。]
閉じ込められた、というのは本当のようだな。
何の意図でやっているかわからないが──
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