情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[どれほど視線を奪われていただろうか。
ふと気付くと姉の姿は己のものと変わっている。
己の唇が、白薔薇の花言葉を綴り――そこで目が覚めた。]
あの方が、イライダ様……。
[恍惚とした表情で、震える腕で己の体を抱く。
夢であれ、恋焦がれた存在に逢えた喜びに、暫く浸っていた。**]
[城内の散策をしているうちに、ゆらりと見かけるは商人の姿>>7。
この先は宴会場だろうか。亡霊が視えなくなったせいで、出会うものは貴重。
にこりと微笑み、彼に言葉を掛ける]
おじちゃんは、どうしてここに来たの?
普通の人なのにね。
[城主と取引をしているという事実は知らない。
ただ、彼が余りにも善良で裕福な一般市民だという事。
それはこの血の宴に染まるようには見えなくて]
おじちゃん、死にたくないと思う?
ヒトの血を吸って、生きていたいと思う?
[フィグネリアに問うたのと同じ問い>>1:185を繰り返し、首を傾げた。
ずしりと重みを伝えるのは、ケープの下のロザリオ**]
[もし、事件性が確実ならば。
皆を落ち着かせるために押さえておくべきもの、決めておくべきルールがいくつかある。
たとえば、食糧の配分。
そして、自炊も当番制になるだろうが、列席した連中のほとんどが自分で洗い物などしたこともない貴族だ。先が思いやられる。
だからこそグレゴリー…この、貴族社会の私生児(バスタード)がいるのは心強かった。]
…頼りにしている。
[敬礼に応え、視察へと促した。
途中でベルナルトが見つかれば、同道させるつもりだ。**]
[憂いを払うかのように緩く首を振る]
――…そういえば此処には休む場所が無いわね。
どうせなら私の部屋に招けば良かったかしら。
広すぎる部屋なのだし。
[酒宴に招いた眷族をそれぞれチラと見遣り]
こちらこそ、頼りにしています。
……時は人を大きくするものですな。
[剣の振り方すら知らずべそをかいていた坊主が、途方に暮れずに事態を見極めようと目を光らせている。
ぼそりと感想を漏らし、無駄口はそこまでとユーリーの握るヴォッカを指差した。]
そいつは大事に取っておくといいでしょう。
火をつけるのにも、消毒にも使えますからな。
――少々、惜しい気もしますが。
[妾腹の弟を葬りたくて仕方がない兄は、弟の隊に援軍どころか軍医をつける事さえ認めなかった。
解決策は己が軍医を兼ねる事――必要に迫られて齧った知識が、それを『飲むな』と警告する。
勿体ない、勿体ない、勿体ない――頭の中で連呼しながら、ユーリーに従い偵察へ**。]
此処に私が居ては客人の邪魔になるかしら。
あのこも此処に来たのだし……
他の者も来ないとは限らないものね。
[眷属ならば人の目には映らないが城主は違う。
姿を消すことも出来なくもないがそれも面倒で]
少し散歩してくるわ。
一緒に杯を傾ける事が出来て愉しかった。
ありがとう。
[酒庫に居る彼らに感謝の言葉を向けた]
―礼拝堂―
[酒庫にあった城主の姿が闇に包まれその闇も霧散して
次にその姿を現すは礼拝堂の奥。
小鳥を繋いでいたモノ――切り裂かれた白き布に手を伸ばした]
囚われの小鳥は籠の外――…
逃げたのであれば此処には戻らない、ね。
[確認すれば伸ばした手が空を掴む。
その瞬間、彼女の為に誂えた礼拝堂の装飾は掻き消えて
人の良く知る本来の礼拝堂の姿が現れる]
屈すればあれほど苛まれることもないものを……
可愛い小鳥、強情な小鳥、――…
[謡うように紡がれる声からは感情の色は見えない]
―礼拝堂―
小鳥の囀りを聞けぬであれば此処に用はない、ね。
[自分には似合わぬ場所だと知っている。
微苦笑を浮かべ扉を閉ざすが鍵はかけず]
人は救いを求めるもの……と、何処かで聞いた気がする。
開けておいた方が良い、かな。
あのこも此処は苦手のようだし。
[ぽつりと呟きを残して城主の姿は闇にとけた**]
[気絶したラビをそっと姫抱きにして抱えた。
とはいえ抱えた本人も体力が無いから、当然の様によろける…けれど、
なんとか、堪える。
傍に誰か居れば、俺は自室に戻るから…と声を。
誰も居なければ黙って一度城主の扉を見上げて。
踵を返し、覚束ない足取りながらもラビを連れて
程なく2階の自室に辿り着くだろう]
―― 自室 ――
…ラビ……
[愛しげに其の名を呼ぶ。
白薔薇の様にふぅわりと裾が広がった白いドレスは
しっとりと彼女の身を包んでいた。蠱惑的な姿態を露にする其の様。
質量のある胸元は、荒い呼吸と共に大きく上下している。
眦に涙の跡を、見つければ。
そっと唇を近づけて…僅かに残った小さな真珠を舌先で拭った。
薄い塩味。けれど甘くて――]
[此れまでの空白を埋めるかの様に、
青年は飽きもせず、眠った娘の貌を眺めている。
寝台の横に置いた蝋燭が、灯りを、影を、姿態の上に揺らめかせた。
やがて…どのくらい経ったか、それとも僅かな時間だったか。
ラビがゆっくり目を覚ました。
『…、―――…あぁ…』と。深い懊悩を秘めた吐息を、零しながら]
……おはよう、ラビ…。
[青年は緩く微笑う。
娘の玲瓏さは再び帳を降ろし、だから其処に居るのは熱に浮かされた小鳥。
けれど最初に逢った時と違うのは、]
『――…ろらん、』
[自分の名を呼んで、求めてくれることだった…]
[何も為さず、無意味に、誰とも繋がりなど無く、
死んで――ゆくと思っていた。
それならばいっそ、吸血鬼の食事にでも此の身を捧げれば、
血くらいは無駄にならず活用出来るのではと考えた。
己が望んだ、其れが結末。
けれど]
[『おね、がい…』
甘い囀りに笑みを返して、青年は堕落の中に飛び込んだ。
蝋の燃える匂い。彼女から漂う濃密な薔薇の香り。
口付けは幾度も。囁きは飽きるまで。そして、そして――…
『すき』という言葉を聴いたと思ったのは、
キスをねだった声を夢うつつで耳にした為か。
分からない、わからないけれど……
その紅い眸に微笑んで、愛しげに青年も囁いただろう]
好きだよ……君が何処に居ても。
ずっとずっと、…愛してる――…
[自らも命の薄い身。
生命が薄くなる気配というのは、理屈ではなく感じるものがあった。
此の手に抱く小鳥が、満足そうな笑みを浮かべる度に、
ひとつ…またひとつ、と、何かが消えていく幻音がする。
そして抵抗の無くなった隙にとばかりに、
部屋の闇に溶けたぬばたまがじわり、じわりと
愉しそうに彼女を侵食していくのが感じられた。
止めることの出来ない――圧倒的な何かのチカラ。
昏い夜の、絶対的な……
でも――だから、せめて『今』だけは。
この腕のぬくもりを優しく抱いて。
最期だけは君に、
…――*安らぎを。*]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 エピローグ 終了 / 最新