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[――堕落を選べと、君は言うか]
…それ、……は……
[何を躊躇うことがある、と悪魔は囁く。
選んだらもう戻れないよ、と天使は歌う。
ラビの舌が誘う様に、緩く己の唇の上を行き来する。
緊張で乾いた唇は、だがそうとは思えぬ程に濡れているのだろう。…もう]
……ぁ……らび……
[陶然と、呼んでしまう。君の名前を。
娘の唇が間近で熱を生み、其の舌から紡がれるのは、甘い、甘い――]
── 食堂 ──
[ドア越しにもわかる笑い声がしていて。]
…もう起きて歩いてるのか、タフだな。
[毒づくような、ある意味、安堵したような感想をもらして扉に手をかける。
この分だと、ヴォッカはすべて徴発された後かもしれないと、最悪の展開を予想もしつつ。]
[ポケットに入れていた薬入りの皮袋が、
ほんの少しだけ存在を主張した気が、した。
其れは己の人間としての生。
其処に繋がる何かの証。
けれど、けれど――…
優しい顔は、少しだけ浮かんで、
お世話になった両親や、祖母や、いろんな人の貌が浮かんで。
…それでも]
君の、首に……?
[差し出された白磁の様な肌の、其の首筋を。
誰かに咬まれた痕の見える、その場所を。
熱くて、あつくて熱くて――…だから]
好きだよ、ラビ…――
[その首筋に、…何時しか熱くなってしまった己の唇を近づけて。
その咬み痕に、そっと…優しく、愛しげに… キス を]
[扉を開ければ、予想通りグレゴリーと、今ひとり、フィグネリアと紹介された娘がいた。
フィグネリアが出てゆく素振りを見せるならば、そのままドアを押さえておく。
ふたりの様子から、そんな込みいった話をしていたわけでも、邪魔をしたワケでもなさそうだと判断して、形式だけ詫びをいれておいた。]
──失礼。
どうせ俺は此処に――死ぬ為に、来たのだから。
今再び逢えた君に、
……俺の全てを――…あげる。
[耳元で緩く囁いた。声は、甘く、壊れて、何処か…もう]
[自室に着くと、ベッドの傍に置かれた水差しへ残っている薔薇の花弁を全て千切り入れた。翌朝飲む水が、薔薇の香りになるように、と。]
宴はまだ終わっていないのね。
明日がとっても愉しみだわ。
[城内で起こっていること――隣の部屋で起きていることすら知らぬまま、それでも愉しげに纏っていたドレスを脱ぎ捨てる。]
[片付ける使用人の姿が見えないことを思い出し、ドレスが皺にならないように椅子に掛け直した。]
お湯も用意されていないのね。
[肩を竦めて息を吐くと、下着姿のままベッドに潜り込んだ。
そして、願うは――。]
こんな素敵な夜なんだもの。良い夢が見られると良いわ。
[クスクスと笑い声を部屋に響かせ、そっと目を閉じた。]
[咬み痕は、……本当は、無かったのだけれど――…
吸血鬼の城、囚われの小鳥。
紅い眸……
幻を見るには、充分な舞台で。
だから、……多分、もう、壊れていたのだろうと…思う
何かが。何もかもが。]
[ユーリーに会釈し、まだ出てはいかずに]
ストロガノフ様が探しておられましたから、良かったですわ。
[軽い挨拶の後、そう微笑んで]
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