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―酒庫―
この赤も好いけれど――…
別の赤も欲しくなる、ね。
[城主の望むは血の色。
吸血鬼の咽喉を潤す甘美な色]
欲しいと言ったら私に捧げて呉れる?
[酒庫に集まる眷属たちに艶やかな眼差しを向ける。
血に飢えているわけではない。
ただ本能の赴くままに動いているだけ。
望む応えが聞けるか否かも分からずに尋ねの態を見せた]
― 自室 ―
礼拝堂 ――吸血鬼。
[顎に指を添え、俯く。
あなたは そちら側のひと だ。
ユーリーの声。
赤い血を吸った、白い薔薇。なのに半分かけているから、赤くなれずに黒くなってしまったの。
リディヤの声]
いいのよ。
[誰に聞かせるでもなく。ほどかれた髪がさらり、流れた]
半分のまま、朽ちて往くよりは。 ――。
[喪った者は喪われたまま。
城主に心を傾けながらも堕ちる事なく
穢れなき美しさを持つ人間の娘は儚くなった。
彼女から向けられる想いは心地好いとさえ思った。
彼女が居た間――、宴が開かれることは無かった。
その間は“退屈”を感じる事がないほど満たされていたから]
そのままでいて……
[先ほどとは相反する言葉が紡がれて切なげに漏れる吐息]
[イヴァンへと血を与えたのは随分前になるか。
人間でなくなる事を理解した上で城主の血を望み眷属となった者。
生きながらえ帰る為の手段とされた事を知っても
城主は彼を引きとめようとはしなかった。
引き止めても無駄であろう事を感じていたから。
代わりに戻ってきた時は
「おかえり」の言葉と
「迷子にでもなっていたの?」なんて揶揄の二つ。
あるがままを受け入れるは血を分けた者だから――]
[応えを待つ、ほんの少しの間。
城主の姿は揺らぎ消える。
それはほんの僅かの間。
気紛れは何時もの事。
だから、誰もさして気にもせぬだろうけど]
―酒庫―
[ささやかな悪戯を終えた城主が酒庫へと戻る。
シュテファンのおすすめの赤は飲み干してしまった。
空になったグラスに名残惜しげな眼差しを向ける]
あの小鳥にも分けてあげれば良かったかしら。
[ふと思い出したように言葉を紡ぐが
彼女が望むのは葡萄酒の赤ではないだろう。
それだけで癒されるほどぬるい毒ではないのだから**]
ボクは捕まえられて、お師匠様は…
[城主の声が頭に聞こえる。]
もう……来ない…
[眸を閉じれば更に真珠のように丸い涙が連なって零れる。]
[ドレスに華を与えたオリガを見て、その動きの高貴に嘆息し]
…嗚呼。綺麗ね。
[呟いた先は、ナティアの姿か、オリガの姿か──]
…あ、有難う…
[紺の中に咲いた白と目前の華と、何度か視線を行き来させて、感謝の言葉]
──ごきげんよう。良い夜を…
[その立ち去る姿にも己の理想を重ね、その目を更に細めた]
―礼拝堂―
ここにいてはいけない……?
[虜囚の言葉は途切れ途切れにしか耳に届かず。
しかしその声音のただならぬ様子に、焦りの色を濃くする。
立ち上がり、礼拝堂を出ようとする虜囚。
招かれた者にしては、あまりにも異質で]
……そんな身体で、一人で出歩くものじゃないよ。部屋は何処?
そちらもだ。
ただでさえ、使用人の方の姿も見えないのだから。
[語気を強めて、虜囚の肩に軽く手を触れる。
そのままカチューシャに向き直り、目線で礼拝堂の外に出ようと示した*]
― →礼拝堂前 ―
[宴の折の装いのまま、玄関を出て階段を降りていく。
右手奥に望む礼拝堂に揺れる灯火を認めた]
だぁれ。
[ユーリーに煽られたと自覚はある。
礼拝堂に「居る」もの。
女は以前より、好奇心の導きには逆らわない性質だった。好き嫌いの基準と同じく、その独自の線引きは気まぐれで共感は得られにくいが。
惹かれるものに気をとられているうちは、楽しめる]
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