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血、って。
……確かに血色は悪いですけど。
[冗談か本音か。
アナスタシアの言葉に苦笑する。
彼女が、吸血鬼?彼女自身が――噂とは、そういう事なのか?
しかし白いドレスを纏った少女は、伝承に語られる吸血鬼の姿からはやはり乖離していて。
これからの事を考えあぐねている間に、ラビは身を起こしてしまった]
行くって、どこへ?
部屋に戻るのなら、送るよ。一人じゃ……
[立ち上がった彼女に瞬き]
メーフィエの故郷の味……
[興味深げにメーフィエの持つグラスの液体を見詰め
それから彼の口許へと視線を移し]
味見しても構わなくて?
[悪戯な笑みを浮かべメーフィエへと身体を寄せる]
―― 自室 ――
[心の底から御礼を言ってニコライと別れ、自室に戻った。
自分を気遣ってくれる人がいた。
そのことが、なんだかとても嬉しい。
自然と唇に笑みが浮かぶ。
薬も此処にいる間は持ちそうだし、…否、
寧ろしばらく暮らしていける位の充分過ぎる量があって。
くしゃりと表情が歪む。
……俺、悪い子だなあ。
[ぽつり、言葉は零れた]
[欲しかったのは。望んだのは。
あと少しだけ生きること。
この吸血鬼の城に居る間、病で苦しまず普通に…過ごすこと。
そうして、
そうして―――]
吸血鬼に俺を……
[だが其処で…先程礼拝堂で逢った、囚われの小鳥の姿を思い出す。
吸血鬼に食べられることなく、玩具にされた哀れな虜囚。
其れは己の望んだ結末とは明らかに違って]
[薬の入った皮袋を握る手が震える。
無駄にしてしまうだろう好意を、沢山貰ってしまった事への申し訳なさと、
残念な砂糖菓子の様に、見た目は美しくとも酷く甘すぎたかもしれない己の希望と、
それでも後戻りはもう出来ぬという想いと――…
震える手を胸に掻き抱いて。
もう片方の手をそっと添えて。抑える様に。
両の眦をきつく閉じれば深呼吸をひとつ。…ふたつ]
……俺はまだ、何も知らない…。
[あの娘が、どうして『ああ』だったのか。
理由が分かれば、此の不安は治まるのだろうか。
だが逆に今度は別の想いが、去来しそうではあるけれど……
紅い眸。駄目だ。一度見てしまったら――もう忘れられない]
……、…おねがい、イライダさまの元へ…連れて、いって
もう、…
[潤んだ眸で男を見上げた。
男が頷けば手を取られるがままに向かうだろう。
男が迷うのであれば記憶の中に在る城主の居室を教えて。]
…美味しい。
[宴会場より、位の高そうな姿が減る。
すると、気が緩んだのか食欲に襲われて──
先刻迄より、手を早めつつ、ゆっくりと食事を楽しんだ**]
……。
[ラビの素足も、城内のカーペットは傷つけまい。
女は今度は手助けする意思はないようだった。
二人が去るなら無言で見送り、酒の瓶に直接口付けるトリスの方へぼんやりと視線を流して黒髪をかき上げた]
イライダ様?
……わかった。一緒に行こうか。
[申し出に頷く。
使用人の姿が見えない以上、城主に任せるしかないのだろう]
それじゃあ、俺は彼女を送ってきます。
おやすみなさい。
[差し出された彼女の手を取り、教えられたとおりに城主の部屋を目指す]
…――よし、決めた。
[顔を上げて、力強く前を見る。窓の向こうの礼拝堂。
気になるなら……聞けばいいのだ。
全てを知っているかもしれない城主に。
答えをはぐらかされるかもしれなくても――
此処でうだうだしているよりは断然マシだ。
薬の皮袋を、ちょっと迷ってから…でも身につけておいた方がいいかとズボンのポケットに捻じ込んで。
城主の部屋はよく分からなかったが、
偉い人はとにかく一番上だろうと勝手な予想を打ち立てる。
そして青年は部屋を出て、上へ上へと階段を上る――…]
―城主の居室前―
ここだね。
[足を引きずりながらも、ラビと共に城主の部屋の前へ。
一度扉に指を滑らせてから、軽くノックをした]
夜分遅くに申し訳ございません。ベルナルトです。
こちらの方が、城主様にお会いしたいと仰っていたので……
[そう声を上げて]
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