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[カチューシャが直ぐに攻撃行動に移らないことだけを確認して、倒れたヴェロニカをぎこちなく片腕で助け起こした頃。
遅れて上がって来たユーリーの声を扉の外に聞く]
── フィグネリアの部屋 ──
[先に到着したアナスタシアに頷き、三人の女性を順に見渡す。
殊に、フィグネリアには長く視線を留めた。
アナスタシアの警告のこともある、
親吸血鬼を殺した反動は心身に影響を及ぼしてはいないかと。
軽く拭き取られた血。
だが、その中心にある双眸は、あの「頼み」を受けた時同様に自己犠牲を厭わない光を宿しているように見えた。
フィグネリアから視線を反らし、ゆっくりとした口調で問う。]
──城に残った「宴の客」はこれで全てですか。
[もしもアナスタシアが吸血鬼としての生を望むのであれば
ここにいる殆どの者が感染して屈するか
それとも彼女を倒すか、それしかないのだから。
少女はロザリオに目をやった。]
カチューシャ・ブランシュ。
アナスタシア・ニコラエヴナが吸血鬼であることは、わたしも確認しています。
[抑揚を欠いているが故に、ことさらに冷静な響きで告げる。]
加えて、先ほど、アナスタシア・ニコラエヴナより情報提供があった内容を報告しておきます。
城門を閉ざしているのは城主、
全員が「生きて」城を出るためには、全員が吸血鬼になればいい。
あるいは、客の中に混じる吸血鬼を滅ぼせば、門は開く──と。
そして、どのような形であれ、死んだ者は城に囚われることも、ルールのようです。
…誰であれ、この「理」の裡で、進むべき未来を選ばねばなりません。
各自、心を決めておいてださい。
美しいお嬢さん。
吸血鬼もたいがい傲慢だけど、聖女の正義も傲慢ね。
[辛辣な言葉を、慈しみに近い静かな声に乗せて。
口を開いたユーリーへと視線を流した]
>>50
わたくしは
あなたの意思をお伺いしたいと思っただけですわ。
殆どあなたの事を知りませんし、
どういうおつもりでいらっしゃるのかは
知っておこうかと。
わたしからの報告は以上、
今度は、そちらの情報をいただきたいと思います。
…グレゴリー少尉について──ここで起きたことの報告をお願いします。
[床は、そこにあるものは、見ないようにしていた。
それでも、彼の名を呼ぶ時、わずかに声が震える。]
[鼓膜を震わすアナスタシアの言葉に想う。
自分はまだ正気なのだと。
そしていつまで――彼女のように惑わずにいられるのかと]
ころす、手間……。
[甦るのは、礼拝堂で聞いた彼女の台詞。
自らも吸血鬼でありながら―。
褪めた色、素っ気ない口調の奥底の温かさを感じながら、
拭うハンカチに身動きもしないまま]
ありがとう、――。
[なぜか、それ以上詰まったように続かなかった。
瞳は潤まないけれど、唇が震えて。
彼女がカチューシャに目を遣る内に落ち着けば、ドアの外に気配。
響いた声に、知らず緊張が解けた]
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