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── 厨房 / グレゴリーの死んだ後 ──
[アナスタシアが嘘を告げる必要もなく、グレゴリーの「滅び」は事実なのだろう。
鉛を流し込まれたかのように重たい躯を引きずり起こし、テーブルに手をついて支える。]
………、
…彼は、何処で?
吸血鬼の能力で、それを掴んでいるなら教えてください。
[さっきまでとは別人のような掠れた声で問う。]
彼は──わたしの友だ。行かねば。
[ユーリーに顎を引いて頷く。
疾く、友のもとへ]
貴方は彼を失いたくなかったのね。
…ごめんなさい。
[甘い理想。
その心根が好ましいと思うから、低く、彼の運命を歪めた事への悔いを口にした]
北の塔。一番上よ。
[場所が気になる。あそこに居たのは。
グレゴリーを止めるまでは死なないと言っていた娘の深碧が脳裏に過ぎる]
フィグネリア・エーリンと争ったなら……彼女も無事ではないかもしれない。
[フィグネリアの「答え」は聞いたから、心なら踏み止まってくれるはずだけど]
もし、もう一度牙を受けていれば――
―――。
[ゆらりと立ち上がる。
テーブルに手をつくユーリーの背中に指先を僅かに触れさせ、瞑目した。
数秒。
嘆息と苦笑を同時に漏らす]
……。駄目ね。
貴方を連れて跳ぶ程の力はないみたい。
悪いけど先に行くわ。
[闇の中に溶け入ろうとして、ベルナルトにぬばたまの瞳を向け]
――今なら走ることもできるはず。
ついて来てね。
私、どうせなら貴方がいいの。
[霞へ消える寸前、意地悪な笑みを浮かべて胸を指差した**]
[少なくとも、フィグネリアはふらつきはするだろう──
咄嗟に、グレゴリーとカチューシャの間へと割り込む。其が可能だったのは、カチューシャの祈りの力だろうか?
再び、マイン・ゴーシュを構える──]
カチューシャは、私が守る…!
[──チャンスは、逃さずに。
今ロザリオを取り出した所で、圧倒的──自分の力では叶わない。ならば、相手の力を利用して、その牙を剥く瞬間まで、切り札は隠しておこう。
その餌は、自分自身 ]
[ヴェロニカと気持ちが通じた気がした。
彼女がぶつかってきたなら、よろめき壁へ背から打ち付ける。
すぐには追えない。
その間にも、彼女は吸血鬼と少女のもとへ]
…………っ、あ、
[手の短剣を自らの脚へ向ける。
薄れる意識を引き戻す。
ここで自我を失うわけにはいかない。絶対に。
しかし次の瞬間――ふいに呪縛が解けた]
[耳に届くのは、少女の祈りか]
……逆らってみせるわ。
[少女を守ると。間に割り込み、自らを餌にしようとするヴェロニカ。
彼女からはこちらが伺えるだろうか。
視線を交わせたなら、娘はいつもの深碧で語り掛ける]
< うしろから まず 一撃を >
[ヴェロニカに意識を逸らせていたか、
先程の祈りの衝撃もあったか、
グレゴリーは娘の微かな気配に気付くのに、――遅すぎた]
――――ッ
[刺す力は残っていない。
たから彼の母へと同じ、首筋を狙い振り払った。
赤がぱっと舞い散り、視界を染める。
それに魅入られた隙。
グレゴリーが反撃したか、娘は短剣を弾き飛ばされ、もう*戦えず*]
[ごめんなさい──と。
めったに素直な気持ちを表すことのない女が、人間を糧とする吸血鬼が、そう言った。
だから──
それはなおのこと、心にしみた。]
彼は…貴女のことを恨むと、一度も言いませんでした。
避け切れなかった自分を「お恥ずかしい」と笑っただけで。
そういう──男です。
[背中に触れた冷たい指。
もうひとつのつれない謝罪と、もたらされたひとつの名前とに頷く。
フィグネリアとの約束。
それは、自分の義務だ。
彼女があの「言葉」を言えば――]
──それ以上、苦しめはしない。
[グレゴリーの形見となった剣に指を触れる。]
[闇に溶けたアナスタシア――吸血鬼の能力を目の当たりにしても、もはやたじろぐでもなく、ベルナルトの足へ一瞥を投げた。
先ほどの行為が、おそらく、治癒の手だてだったのだろう。]
自分の腕も直せないくせに…な。
[笑うなら笑え。私は私の決めたとおりにする──、
そんな彼女の強い意志が、今は何処へ向かっているのだろうかと思う。]
北の塔、最上階だ。
[棚に腕を伸ばして未開封のヴォッカを一本手に入れると、時を刻むような正確な歩調で、友が瞑った場所へと 向かった。*]
[──その身は、カチューシャの前へ
──強く、足で床を蹴り付けてブレーキをかけて。
目の前に、グレゴリーの姿を見た。血の色に染まった瞳、外見より大きな威圧感──
……一瞬、気圧されそうになる。
しかし、黄昏の威圧の後ろから深碧の瞳が輝く──もう、彼女に迷いの色はなかった。
其に力を与えられて、強く頷けば足に力を込め
横凪ぎに光る短剣が見えて──
緋色が舞い、短剣を弾き飛ばされた姿を見ると同時に、足を前へ]
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