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ええ、この剣に懸けましても、無事に送り届けましょう。
[冗談を真に受け止められてしまったと悟り、思わず苦笑して前へと進む。
だが、宴に剣をぶら下げて出向くのも無粋。]
――適当なところで預かってもらうかなー。
[腰にぶら下げられた剣の重みに気を取られたことに気付き、再びヴェロニカに向き直って笑みを向けた。
たどり着き、広い階段を上る。]
それにしても、立派な城ですなあ。
[ヴェロニカに語りかけてから、扉へと一足早く。]
迎えの方は居られるか!
[ 大声で告げ、使いの者に招待状と腰の剣を預け、ヴェロニカを待つ。]
村の設定が変更されました。
[だが、「亡霊の見える人」どころかそもそも人間の姿すらほとんど見えない]
これは本当に駄目もとで……、?
[その時アリョールの姿が薄くなり、やがて消えた。
手に冷たい感触を残して]
……
[男は一瞬目を丸くした]
一日中活動していられる亡霊ではないってことっすかね。
[素性もここに来た理由も何一つ分からないが、確かなこともある]
これで城に囚われた者がもう一人増えたっすね。
ようこそ――吸血鬼の城へ。
[亡霊が消えた虚空に向けて男ははっきりとそう言った。
それは、近くを通りかかった客に向けての呟きに聞こえたかもしれない]
[大広間にいた青年に声をかけられる>>232と、]
……いえ。
気のせいではないでしょうか。
[表情を消し、眷属然とした振る舞いで応じた]
[書斎を出た時には、先程まで浮かべていた笑みは消えていた。
それでも、やはりどこか愉しげな様子のまま、1階へと向かう。]
嗚呼、下にくれば薔薇の香りが強くなるのね。
[1階はまだ見ていなかったが、それはまた後でも良いだろう。
うっとりと目を細めながら、その香りに誘われるように外へと向かう。]
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