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森の奥
渓谷の先
永劫の刻に沈む 吸血鬼の城があったそうです
ぬばたまの夜に踊り あかねさす朝には微睡む
虜囚達の声が聞こえるでしょうか?
― 宴を 開く ―
倦んだ始祖が求めるは、まつろわぬ 血
[ノックは義務づけられていない。
手燭の陰影から沁み出すように、主の居室を訪う。]
― 始祖の寝室 ―
[主の褥は、空だった。
俯くように顎を引き、甘やかな残り香を見下ろす。]
――――間もなく、お客人方が到着なさいます。滞りなく……
[卓上の玻璃の水差しを、新しく携えたそれと替える。
とぷん。 水面が揺れた。]
追われし者 ユーリー が参加しました。
── 回想 ──
「 革命だ !!」
[屋敷に押し掛けた農民たちはそう叫んでいた。
二年続いた不作。
領主である父は備蓄を放出して民の慰撫に努めた。
だが、飢餓はこの地を去ろうとせず、
数日前には泣いて父に感謝していた同じ民衆が、革命の声に煽動されて、武器を手に屋敷を取り囲んでいる。]
[ ──革命。
その意味を真にわかっている者などいなかっただろう。
彼らはただ、働いても報われない現実に絶望しただけなのだ。
理不尽に翻弄される怒りと悲しみを、何処へ向けたらいいのかわからなかっただけなのだ。
耐えよ、と諭す司教の声は届かず、
支配階級が居なくなれば自分たちの生活は楽になるのだ、と煽る革命家の声を
農民たちは盲信した。]
[説得に出た父が真っ先に殺された。
その惨状に立ちすくんでいた母も。
使用人たちが殴り倒され、その背を暴走牛のごとく数多の足が踏みにじった。
悲鳴と怒号が屋敷を満たす中、ユーリーはかろうじて窓を破って逃げた。
後には略奪と破壊の狂乱が吹き荒れ、屋敷には火が放たれたが、ユーリーがそこへ戻ることはなかった。]
城主 イライダ が参加しました。
[木々は連なり鬱蒼とした森を形作っている。
細い山道を伝い其の森を抜けると跳ね橋があり
高い城壁、堅牢な門扉が口を開け誘われし者を迎える。
――崖に聳える古城。
日中は陽光を遮るかのように霧に包まれし其の城は
吸血鬼の始祖と呼ばれる者の居城に相応しき趣き。
最上階にある寝室のバルコニーから見下ろす景色の中には
美しく咲き誇る薔薇の庭園と清らかなる礼拝堂がある。
寝室より聞こえくる声に紅く熟れた唇が柔らかな弧を描いた]
――――…そう。
出迎えは任せて構わないね。
[甘く響く聲を眷属たる者に向ける。
興味引かれる事があれば客人の前に姿を現す事もあろう。
だが今は斯様な気配なく*バルコニーから其の姿を晒すのみ*]
アナスタシア が参加しました。
[馬車を降りる。
凍える程と予想していた風は、薄く花の薫さえ孕んでいた。さらり、流れた髪を指でかき上げる]
お前。お帰り。
此処までご苦労だったわね。迎えはいらないわ。
[共に馬車に揺られて来た侍女を素っ気なく労い。
現れた城の使用人らしき人影を、一瞥して唇の端を引き上げた]
――アナスタシア・ニコラエヴナ。
御招待に預かり光栄ですわと、御城主様へ。
それから…部屋は、庭の見える部屋を用意して。
── 現在軸 ――
[郷里を追われたユーリーは森へ逃げ込んだ。
太古の森に守られ、ぬばたまの闇に導かれて。
軍にいた頃に習い覚えた技でわずかに食いつなぎ、道なき道を辿る。
そうして、いくつの日没を見送ったか。
風が払った霧の帳の向う、
行く手に忽然と現れた古城こそは──
吸血鬼の城 ]
── … … 、
[悪徳と妄執の深淵とは知らぬままに、漏れる吐息。
ややもするとユーリーの眼差しは物憂さと、庇護を求める媚びを含んだ。]
人は…住んでいるのだろうか。
[苔むした路傍の石に腰を下ろして休みながら、しばし考える。]
――御機嫌よう、御城主様?
[低く。バルコニーを見上げ、薔薇の薫の霧に溶かすように囁いた。
小さく纏めた荷物を使用人が降ろせば、馬車は細い山道をかたことと揺れながら帰って往く]
酷い道ね。疲れたわ――お湯を頂戴。
それに、まともなお茶を淹れてくださる?
[つとドレスの黒を翻して、案内されるまま*城の中へと*]
ようこそ、おいで下さいました。
アナスタシア様。
城主ともども、お待ち申し上げておりました。
[馬車を降りる女性>>5へと一礼し、柔らかな笑みを称える。]
庭の望める御部屋ですね。 承知致しました。
さあどうぞ、此方へ。
[手燭の陰を揺らめかせ。
城内へと客人を招き入れるだろう。]
海賊紳士 トリス が参加しました。
── 跳ね橋 ──
[上着に直接袖は通さず
黒い長靴で石畳を踏み歩く麗人が一人]
ふん、呼ばれて来てやったぜ…イライダ
まあ相変わらずお前は引き蘢りだろうがな
[海上が常のこの口の悪い麗人が招待状を見つけたのは偶然も偶然
換金の為に陸に上がって自分の家に帰った為だった
よもや、招待状を送った本人も自分が来るとは思っていないに違いないだろう]
ベルナルト が参加しました。
―城の前―
[どこでもよかった。
とにかく、息が吐けて、ゆっくり眠れそうなところなら、どこでも。
その場所を求めて、長い間さまよってきたのだ。理不尽に自分を巻き込んだ戦場を逃げて、ずっと、ずっと。
襤褸のコートを纏った線の細い男は、目の前にそびえ立つ城の影をみとめて、まず――安堵した]
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