情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
〔こういうときについ考え込みがちなのは、幻術師の悪い癖だった。併し…これだけははっきりしている。〕
――ヘンリエッタ、重ね重ね申し訳ない。
少なくとも、今は貴女に報いるだけの礼儀が
ボクには尽くせそうにないよ?
準備云々ではなくて…あまりにも細切れすぎる時の所為で。
貴女とボクとは、あまりにも近すぎて…
裏返ったときがこわい、そういう存在だ。
貴女とずっと遊んでみたかった…
ご期待に応えられず済まないが、
場を…この村であってこの村でない場所へ
改めさせてもらえないだろうか?
〔少なくともボクは、既にすてらに迷惑をかけているから、と添え〕
そうねすてら、私にも心はあるわ。
けれどこの心もまた人の手に依って作られたのよ。
カタチに捉われるのも、
全てを混同するのも、
どちらも違うのでしょう。
[難しい貌をする様子に人形は微笑む]
過ちも罪も人の作るものだわ。
何を罪とするか、何が正しいか、
自身で決めると云うのならば、
私はもう是以上に間違えようが無いのよ。
[影が徐々に此方へと近付いてくるのを確認すると嬉しそうに歯を見せて笑みを浮かべる。]
爺か、おかえり。
待ち人を探しておった。
今し方見つけたところじゃ。
…これで全てか?
[現れたモーガンとアーヴァインの姿に礼をし、ヒューバートに心底不思議そうに首を傾ける]
はて。
何か迷惑を掛けられたか?
[目を細めて少女の礼を受けゆったりとした動作で辞儀を返す]
言葉を操るのは誰もが為し得る事じゃな。
こうやってする挨拶とてそのひとつ。
儂が行う業も大して変わりはせぬ。言葉の持つ力、《言霊》がどのようにはたらくか、多少なりと気づいて居るというだけじゃ。
元来は剣を振り回すだけが唯一の取り柄という武人であった故、あるいは本義とは外れておるやもしれぬが、――。
義理堅い男なのだな。
自分が分からないのは確かに怖いな。
……もし記憶を全て戻したいと願うのなら、いずれは戻るだろう。
そうだな──。
失った記憶が例えば辛いものだったとしても、お前が笑って居られるならばそれもまた幸せなことか。
[困った様な笑みで]
分かりたくなくても、早めに分かっておいた方が良いよ?その方が、いざと言う時に後悔せずに済むから―
[自分みたいに、2度と取り戻せなくなってから気付いてほしくないから―そんな想いが*籠められていたか*]
わしは難しいことはよくわからぬ。
でも、心の作られ方は皆同じじゃ。
何者も誰かによって形と心が作られる。
そして心は育つものじゃ。
其れは独りでは容易ではない。
へんりえった、お主は見目もまだ幼い。
わしはお主の心が育つことを諦めはせぬ。
[何処か達観した少女の口調に眉尻を下げて呟き]
過ちも罪も、此処では必要とせぬものじゃ。
此処はそういう場所であろう?
「場を改めさせてもらえないだろうか」とは?
何を言っておるのか、ヒューバート。
いや何を申し出ておるのか、と問うべきか。
問うたところで、儂の望むのとは外れた方向からしか答えは返って来ぬだろうが。
だがあえて問おう。お主が自らに任じた業とは何ぞや?
[剄烈な光と瞳の奥に潜め、ヒューバートに問いかけた]
[幻術師の言葉に石榴石の瞳は獣の如くすと細まる]
[ほんの刹那だけ其処に浮かぶ色は何だったのか]
ねぇ、ヒューバート。
私は最初から礼儀を求めては居ないのよ。
そして私と貴方は似て非成るものだわ。
でも怖がらせてしまったかしら。
きっと私が気付かずに迷惑をかけているのね。
其れに関しては本当に申し訳ないと思っているのよ。
気紛れな私は今は此処に居るわ。
先の事は約束なんてしないけれど、
若し望むならば先の様に何時でも手を伸ばして頂戴。
[手にした実を食みながら、シャーロットの話を聞いている。]
…記憶が戻ったら、俺はどうなるのだろう。
[ただ、漠然とした不安。]
[手を懐に入れたまま辿りついたのは洋館の前。多数の人々がかわす言葉に耳を傾けている。そのほとんどは早すぎたり小難しかったりで理解できないのだが、それでも]
ヘンリエッタ……ヒューバト……
[呼ばれている名前を覚えようとしている]
[舞葉へ目配せをしてからナサニエルを指差し]
「ナサニエル」
[モーガンと番人の名前はわからない…申し訳なさそうに舞葉を見てから自分を指差し]
「すてら」。
お主の、名は?
[一度洋館を仰ぎ見て]
…立ち話もなんじゃのう。
皆、中へ入らぬか?
中にもまだ、人がおる。
[最後に添えた言葉は舞葉へ向けたもの]
言葉に魂が宿るならば、人形にも魂は宿るかしら?
[老人の言葉に問い掛けるのは純粋な疑問]
[武人であったと云うのには幾度か瞬いて]
武人の本義が何かも私には判らないけれど、
言葉は時に刀より容易く疵をおわせるとは思うわ。
[忍者の笑みにくるりと日傘を回して]
[籠められた想いの幾許かは汲めたか]
私のいざと云う時はもう過ぎてしまった気がするわ。
そんな貌しないで、ナサニエル。
貴方は今は一人ではないのだから。
知るか。
[突き放すように言い、やはり苦笑][どこか憐れむような目をして]
お前の道はお前の前に在る。私の道も同様にな。
先に何が待っていようとも歩くしかないのではないか?
歩き続けていれば、その先に願うものがあるだろう。
何を願うかは、人それぞれだがな。
――洋館の前――
待ち人か、儂のことではあるまい。それは――
[すてらに尋ね返して視線を追う。歩いてくる少年の様子はあまり平常と呼べるようには思えなかった。アーヴァインに目で尋ねても首を傾げるばかりだったが]
……少年。生身の者は苦手かね?
[彼から見取った生業を重ねつつ舞葉へ声を掛けた]
[すい、と大窓の外に視線を転じてみれば、そこにはちょっとした人の輪が出来ている]
……また随分と集って。
一体何を話し込んでいるのやら。
[見てみろとウルズと芹菜の二人に目配せ]
[口元にはさらに濃くした苦笑が浮かんでいる]
[呆れるような、面白がるような]
残念ながら爺のことではない。
其処の坊のことだった。
しかして、爺のことを忘れていたわけでもない。
名を訊き損ねていた…とは今思い出したが。
[腰に手を添えたまま、申し訳なさそうにモーガンを一度見遣り]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新