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LostOne. Charlotte は ira に投票した。
LittleDancer Carole は ira に投票した。
ira は LostOne. Charlotte に投票した。
gula Cornelius は LittleDancer Carole に投票した。
ira は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
暗雲が去り、まぶしい光が降り注ぐ。――全ての人狼を退治したのだ!
[グリッドの天井を生みだしながら、thenoiseの言葉>>4:+21を聞く]
作りたいもの?
……ここで、か?
[待ってやってもいい、と悠長にも口にする男に、ぴたりと動きを止めた。
ニヤニヤと歪んだ笑みは、破壊の刻を思っているのだろうか?]
フン。……知らんぞ、のんびり待っている間に、お前を凌駕する攻撃プログラムが組み上がってもな。
ここは現実よりも自由度が高いようだしな。
[思い描くだけで作り出せたプログラム。
ならばAIとて同様ではないか?]
――だが、曖昧なのでは意味がない。
無数のcommand、0と1で生み出された心であるからこそ価値があるのだから。
[独り言ちる。
理想も、設計図も、頭の中にはある。
しかし、さすがに一瞬ではそれを形には出来ない。
それは、ひとつの魂を作り出すに等しい行程なのだから]
――楽しい? そうか。
Tobeyもきっと、ここに居たなら楽しいと言うだろうな。
[一瞬だけ浮かべた笑みは、幼く無邪気な少年のもの。
しかし、何かに気を取られたか、男の姿はキューブに埋もれ、消える>>4:+22]
なんだ? 潰れたか?
随分と呆気ない終わり方だな――
[思わずそちらに掛けた声には、僅かに焦りが混じっていた。
程なく、何事もなかったかのように現れた彼>>4:+23を見付け、誤魔化すように咳払いした]
向こうの世界、か。
……あの男に出来て僕に出来ない道理もないな。
[床面のグリッドを、だん、と足で踏み付けた。
感触は、強固な岩を蹴り付けたと同じであったが、そのまま力を加え続ける。
そして――**]
― Babylon ―
[ 青い奔流が、Dione-systemの中へ染み入る。
それは、Programの構成言語に染み入るように、光速よりもより速き速度で駆けるかのように、一瞬で奔り抜ける。]
mori,
memento mori.
[ Dione-systemに設けられていた、最後のback upが、パキィンと涼やかで哀しい音を響かせながら、砕ける。
否、完全なる停止、完全なる沈黙。Dione-systemの、Dataの、Programとしての、死。]
[ しかし、電脳閉鎖空間Babylonの崩壊は完全には停止しない。
Ira=Ant-lionの内部にあった、黄金の鍵、最後の鍵の欠片が流出を始める。]
− need more ? −
− Analyze target select −
[ 視界に移る青白い文字が、]
− |.i| ..|i . −
− |i||yii |a|ie| i.i..| −
[ 下へ落ちるように、消えてゆく。]
−Babylon Heterotopia.−
−Game is ....−
[ ゲームは終わり。新しく浮かんだ文字。
視界に、▲を三等分した太陽色の欠片が浮かび、▲のシンボルとして結合した。]
[私はBabylonの崩壊を食い止めるのではなく、落下時の衝撃を防ぐことを選んだ。
地面に積もる雪と、宙に舞う雪が、真っ白な羽根と化す。
〈Sonne〉と異なり私のオリジナルプログラムは見た目を重視したものが多い。
それでも――]
……ん?
[ふと、手元で四枚目のフレームが展開したが、今はそれに構っている暇はない。
空を舞うシャーロットに目を向ける。
落ちているように私には見えた]
[言葉は、いらず。
宙を舞う羽根の一部がシャーロットの周りを包み込んだ。
同時に私の周りも同じように、羽根に包まれる]
あとは、地上の座標が失われさえしなければ……
[絶対たぶんきっと、全て片がつく]
[ >>4:51電脳閉鎖空間Babylonの上空にあたる部分―今は罅割れ、崩れ落ちている―に、鈍よりと垂れ込む雲間から差し込む太陽の光のような光が差し込む。大地とは逆回転に、天空が「開く」
「鍵」のデータを持つ人間−キャロルの周囲を暖かい黄金色の光が包み込む。まるで、何処かへ転送しようというかのように。]
『ねえ、ここに来た目的は果たせると思う?』
ああ……彼らに迎えに来てもらう、ね。
分からないよ。そもそも……この、ゲームなのか殺し合いなのか分からない出来事は表向きになる気がしない。
だから――ここを切り抜けて生きることができたら、彼らを捜すよ。こっちから会いにいく。
もちろん、あんたも一緒にだ。
『一緒――
それは、アタシはここにいていいってこと?』
[その時、私の周りを黄金色の光が覆った。
その光を一身に浴びながら、私はフレームに向けて頷いた]
うん。
一緒に、会いに行こう。
[そして私の意識は、ここではないどこかへと飛ばされた――**]
[壊れた少女のbodyが青白い無数の粒子に溶けて、空へと舞っていく]
――
[細い指を持ち上げて、自らの唇に触れた。感触という名のデータを たしかめる]
[Dioneの中に残したgulaの心、gulaの胞子も、青い粒子となって"死"の向こうへと舞い散っただろうか]
Babylonが開いている。
あそこから、私達も出られるようね。
[ 薄蒼の瞳を開くCorneliusへ、そっと告げる。
「ソレ」の顔は、赤いゴーグルに覆われ、詳細な表情は分からない。風に煽られるように、青白く美しい光は揺れ、穏やかに奔る。]
あなたが生きているなら、
’この子’とまた会えるでしょう。
[ 両掌に乗る、光の睡蓮の花の蕾。]
あなたを知る――は、いない。
[ 崩れてゆく、Babylon。崩壊。けれども、周囲を包む白き羽根が、衝撃を吸収し、地上へも空へも叩きつけられるのを止めている。]
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