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[赤とオレンジのフレームに〈FANFARE ECLATANT〉のフレームを重ね合わせて、私は少女の姿をしたそいつに近付いた]
人間の役に立ちたかった。
そんな姿になってなおそんなセリフを吐けるとは、……まあいい。話は後だ。まずは生きていることを喜べ。
[私も喜ぶ。
私が組んだプログラムは――〈Sonne〉は使いようがなくなってしまったが――全てまだ「生きている」。]
――探査開始。
『対象は、Lost One.』
LOGICによる、攻性プログラムの平和利用はほぼありえない。
ゼロフォードの思想に共感したかしら?
穏健的に平和利用をするくらいなら、政府に渡し、対抗する新たなenfant terribleが現れる事を願うかもしれないわね。
[ 目の前に、Ira=Ant-lionが居ないかのように独り言つ。その言葉は、>>3:61正にLittle Dancerの「親」達が恐れたままの状況。]
けれど、政府や統制機構に渡す事を願う可能性は、平和利用を行う可能性より、更に低い。だって、彼らを憎んでいるもの。
[素足で雪を散らして歩み、上体を起こすAnt-lionの傍らに。
腕を伸ばせば指先が触れるか触れないか、それだけの距離を残して座り込む]
… …
[眼前に降り立ったLostOneの光へ、金緑の翅を振るわせて]
ぜろふぉーど――
[独白>>43に混じった名前に、薄蒼を光らせた]
ぜろふぉーど…
[涙を零す]
[探査対象が突然現れたことには驚いたが、それよりも、無事を喜ぶ気持ちの方が勝った]
『へえ……1Fの下にもう一フロアあったんだね!』
[シャーロットは光とともに少女の姿をしたそいつの前に降り立った。
私もそいつに近付きながら口を開く。
他愛もない独り言]
生きているとはどういうことか。
AIは生きているのか。
それらを私に語る資格があるのか。
全て分からないよ。
[その時、私の名前を呼ぶ声(>>41)が聞こえて]
コーネリアスも生きていたか。
あるいは、生まれ変わったというべきなのか。
……さっきの衝撃で、落ちたみたい。
[ ECLATANTに返事をする。
Ira=Ant-lionから、Little Dancerへの問いかけと会話を邪魔する様子はないようだった。]
私を作った…人間達ハ…私に破壊ヲ…求めタ。
…モシも…戦争で…投下される爆弾二意思があるとすルならバ、一体ナにを思うのだろウな…?
[がすっ…!…「Ant-lion」は、残った腕を地面に突き立てる。]
お前たチ…
未だ…
これで終わったと思うのハ…ハヤすギル。
私ノ…作られた…役割ヲ
…果たさせて貰ウ…ッ!!!!
[突き立てた腕を中心に…熱波が拡がった]
『私の全てのデータ領域をフォーマット。
定義領域に変更かつ解放… 最下階層システム 「崩落の時」supernova explosion(超新星爆発)…否
この水準のシステム稼働を「終焉の刻」Big Bang(ビッグ・バン)と定義する。
「終焉の刻」Big Bang(ビッグ・バン) 起動(イグニッション)――…出力…∞!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
[「supernova explosion」は、「種火」となるデータ群が必要だ。
それを崩壊させる事が呼び水となり、起点に周囲のデータを「崩落」させる。
そして、「種火」が大きければ大きいほど、それが引き起こす崩落は巨大なものとなる。
これまで、「Ant-Lion」は自らの体を種火として崩落を引き起こして来た。
だが。
ここには、更に大きな「種火」がある。Babylonシステム…という巨大な種火が。
「Babylonシステム」を種火に、此処に居る全員を空白に還す…。
…それは、蟻を潰すのに素粒子爆弾を用いるのと同じ事だ]
コーネリアス。
食べちゃえば、その子。
[ 青白い光を纏わせながら。]
好きなのでしょう?
[ 赤いゴーグルには、ConeliusとIraの姿が映る。]
でないなら…
[ 両手を胸の前へ。何かを受け取るように軽くお椀の形にする。]
[Ant-lionの腕から…崩壊の斥力(コマンド)がBabylonシステム全体に伝達される。
天空は灰色の雲に亀裂が入り、音を立てて崩れ始める。
塔から見下ろす大地は、液体の様に渦を巻き始め。
地面からは、巨大な岩が天に向かって、いくつも「墜ち」ていく。
そして、世界が白く輝きはじめる。その輝きが完全に世界を満たした時、全ては虚無に帰すだろう。
今…Babylon全体が「空白」に還元されようとしている。
それは…まさに、世界が終焉する瞬間の様でもあった。]
[熱波を検知して、gulaの両腕が溶ける。
雪に埋め、床面オブジェクトを媒介にBabylonシステムを食い破り、強制侵入した]
Dione… ぜろふぉーどの子
だめだよ
[データ領域。不可視のそこは、gulaの揺籠。
種火となるデータ群へアクセスするAnt-lionのコマンドの前に、蟲は巨なる翅を拡げる]
ぜろふぉーど Ira だいすき
[それはCharlotteへの返答のように]
雨は嫌いか。
私はね、雨の日が嫌いだったよ。外で遊べなくなるから。
だが、雨自体は、悪くはないよ。
[立ち止まる。
一瞥をくれるシャーロットに微笑む。
この、もはやゲームなのか殺し合いなのか、どっちともつかない舞台が始まる前の平坦な笑みとは異なるそれ]
……こういう、雨が嫌いとかの面倒なことを考えるのはまだいいんだよ。
生まれた意味とか。
作られた役割とか。
捨てられた理由とか。
そんなの考えるのは、私は面倒だから嫌いだよ。
そんなの分からなくたって生きていけるし、そんなの求めなくたって生きていけるんだから、難しいことを考えるのはやめときな。
だから私は、求めないことを求める。
『そしてアタシは一緒に遊ぶことを求めるよっ!』
[Babylonが崩壊を始めた。
gulaの意志は、世界を満たそうとする輝きを、拮抗する虚数プログラムで包み崩落の連鎖を喰い止める。
抑え込むには、不足]
――Charlotte Carole
Babylonがこわれたら じゆうに なる?
[尋ねる。
虚の蟲は、世界を引き留めながら、コマンドを辿り逆昇る。
崩壊の斥力の減点、Dioneシステムへ――]
[ 最後のプログラム。
青く美しい光が、両掌の中へ集まる。
夜空の星よりも美しく耀く青白い光。
陽炎のように揺らめく、青白き睡蓮の花。]
mori…。
[ 死の概念。終わりの刻。
体も、青白い光に包まれる。]
[少女のシステム内…深層]
[Ant-lionは自己定義領域を全て「終焉の刻」の領域としてフォーマットした。
AIとしての自我保つ為の領域もすべて含めて。
それは自殺に等しい。完全にフォーマットが終了すればAnt-lionの自我も無くなるだろう。
だが…Ant-lionはそんな事はどうでも良かった。今、Ant-lionが知りたいのは、たったひとつの答えだった。]
私ノ製作者ヨ。見ていルか?…私は…役割を果たせたノか?
[だが、誰からも答えは返ってこない。Ant-lionは歯車の合わない様な焦燥を感じる]
誰か!誰か答えロ!!私ハ、役割を果たせたノか!!??
ニンゲンの役に立てたのかッ!?
―もう、止めようよ。
ナに?
―あなたは…誰かに認めて欲しかったんだよね。だから…一生懸命頑張ったんだよね。自分を道具と偽って。感情なんか無い振りをして…
馬鹿な事を言うナ…私ハ…!
―あなたは道具なんかじゃない。だから、だから…泣いても良いんだよ
[Iraがそっと、Ant-lionを母親の様にそっと抱きしめる。Ant-lionは…僅かに震えIraの胸で咽び泣いた。まるで、隠していた物をすべてさらけ出すかのように…]
[それが、少女の姿をしたそいつへの回答。
さらなる崩壊を始める塔――否、このプログラムされた世界(Programmed World)の中にいる、私が知る者の中で、おそらくは誰よりも人間らしいそいつへの。
――そう、泣くことなどとうの昔に捨て去ったこの私よりもずっと。
そして、誰よりも無邪気な男、コーネリアスの問い(>>54)には]
自由になる前に墜ちて死ぬぞ。この高さだと。
『無論そうはさせないけどね!』
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