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[私と、ECLATANTにとっての唯一にして最大の誤算は。
少女の姿をしたそいつの奥で眠っていたAI「アイラ」が、すでにシステム全権を掌握しようとしていたことに気付かずに、停止コマンドを放ってしまったことだった。
気付く暇もなく、哄笑と、中断されていたプログラムを起動する声が響いた(>>9)。
白い光が、少女の姿をしたそいつを中心に炸裂する]
雪景色が……!
[消える。効率よく消される。
手元のフレームにヒビが入った。とっさに〈Concertino In Blue〉のフレームと〈FANFARE ECLATANT〉のフレームを引っ張り出す。
コーネリアスを破壊した(>>11)氷の槍が消え、ECLATANTが輝きとともに元の姿に戻った。
続けて〈prism〉のフレームを引っ張り出そうとした時――
赤とオレンジのフレームの隣にあった〈Sonne〉のフレームに、ぽつんと
Program
Complete!
その単語が、見えた]
―― 崩落後 ――
[〈Sonne〉に守られた箇所の雪景色は、残っていた。
赤とオレンジのフレームは、数箇所ひび割れつつも、その機能を失わずにいた。
ただし、星の見えない闇夜は、雨の降る闇夜に塗り変わっていて――]
――――……え?
[目を開けた私は、雨が降り注いでいるのを視認して驚いた。
姿勢も、先ほどまでは立っていたはずなのに、今は雪降る地面に倒れている。
〈Sonne〉の発動を見る前に、supernova explosionの白い光に思わず目を覆ったまま――意識を失って倒れてしまっていたらしい。
しかし]
いきてる……生きてるよっ!
〈Sonne〉が守ってくれたよっ! やっぱりおじじとおばばは凄いよ、こんなプログラム作ったなんて!
でも、今ここで、プログラムを記憶をもとにちゃんと組んだのは他でもないこの――
[とりあえず起き上がりながらひととおり喜んだ後]
そうだ、シャーロットは? コーネリアスは? それに……あの少女はどうなった?
『こらーっ! アタシのことを忘れるなー!』
[手元にあった〈FANFARE ECLATANT〉のフレームに、青の妖精の姿が現れた]
『色々危なかったけど、gulaが雪景色ごとsupernova explosionを食ってくれたおかげで「場」の維持にかけてたメモリを4割システム維持に回してシステムダウンを防いだよ! ただ、アタシはもうここから出られないと思う』
そうか……
ばか…ナ…
[Ant-lionは床に倒れ伏せていた。目を開き、上体を起こすと自分の状況を確認する。
…無残な姿だった。体の右半分が削り取られ、残りの左半身もあちこちがひび割れていた。
壊れたマネキン人形の様に…。最早、立ち上がる力も残されては居ないだろう。
それが、100%の出力の「崩落の刻」を放った代償だった。
だが、それだけの代償を支払って尚、彼らを…目の前の人間とAIを「消す」事は出来なかった。]
私は…役立たズなのカ…?
このま…マ、廃棄される…だケの存在ナの…カ?
[例え、塔を吹き飛ばす力でも…現に電脳犯罪者達に防がれているのだ。
これでは、とても戦略兵器には使えない。きっと、そう「ニンゲン」達は判断するだろう]
イや…ダ…
私…ハ………
…ニンゲンの…役に…立ちたかっタんだ……
[自らの崩壊を目前にして感じるAnt-Lionの「感情」。
それは…「奉仕と忠誠」]
ハ…ハ…ハハ…
[あまりに自分と縁遠いと思っていた言葉に、思わず自嘲の笑みが零れる]
////// defrag/gula AI...41+45(59)% clear //////
[微睡みながら、蟲は拡散したデータを少しずつ凝集させ、再構築していく。
短いtext file、製作者のコメントは繰り返し、子守唄のように再生された]
(ーーザーー クソッタレだーーザーー
アタシのーーザーー)
[収集されるLogの中には、金色の鍵の欠片が2つ。解析されないまま]
(ザーー)
― Unknown ―
− need more ? −
− Analyze target select −
[ 視界の端に青白い文字が映っている。繰り返される文字。]
− need more ? −
− Analyze target select −
[ 虚空を見上げていた。
雨が、降る。赤いゴーグルに墜ち続ける雨。
メタリカルブルーの髪は、雨に濡れて人工的な耀きを金属的な耀きを放つ。
その部屋は、モノクロ。黒と白、つまりはオンとオフ、つまりは0と1で分けられる。人間の肋骨を内側から見たような曲線。納骨堂を思わせる教会の趣き。]
― Unknown=B1F ―
[ 2Fほどではないにせよ巨きな亀裂の入った1Fから、B1Fに落ちていた。倒れた様は、まるで投げ捨てられた人形のよう。]
− need more ? −
− Analyze target select −
……。
[ Memory−記憶。青白い光、光速を超える事により放出される光。オーロラのように揺らめく。記憶−Memory。]
[ ―――――――――冷たい、死。無意味に死んだ少女は、死ぬ直前において縺れ合うXう合れ縺に前走逃し敗失を事るえ与を死、はIAるき生に味意無。生、いた冷―――――――――]
私は―――――
[ 唇が、動く。]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゼロ
Nymphaea, overload.
[ B1Fから、青白い光が放射される。]
[ 青白い光に包まれながら、小さな赤い羽を羽ばたかせると2Fへと浮上し、満身創痍なIra=Ant-lionの眼前に降り立つ。]
[私は立ち上がると赤とオレンジのフレームに近付いた]
そういえば、他にも何かを忘れているような気がしているんだが……
[その時、少女――の姿をしたそいつが、起き上がるのが見えて、思考は中断された]
ふむ、木っ端微塵になっているかと思ったが、元気そうじゃないか。
[ >>2:90pierrotは言っていた。LOGICは取引をしたと。
pierrotは言っていた。「優勝した暁にアンタが政府を選べば」と。
Babylonを打ち破り脱獄可能とすら見える超攻性Dione-System。LOGICが永年囚人となったのであれば、どのような事があったとしても看守の目を盗み、幾ら時間がかかっても、このような超攻性プログラムを作ろうとした筈だろう。Redfeathersの過激派達の希望であったらしいが、LOGICの希望にはなりえるだろうか。
では何故?Ira=Ant-lionが、この場に居たのは偶然ではなく必然だったとは思えないだろうか。そんな演算結果が導き出されていた。
Clock-eye−盲目の時計職人。彼が己が電子の手で作り出した時計盤が、赤いゴーグルの下で、Ira=Ant-lionを見下ろす。]
[夜闇の宙に溶けていたデータが、一点に集中する]
////// defrag/gula AI...100% System all green //////
[解析と判断を行っていた補助プログラムを喪い、表出の補助プログラムは自律行動をとった。
蛹が羽化するように、gulaプログラムは新しいシステムを駆動する。
結果、黒い光を放ちながらカタチを為したのは、もっともinvidiaが慣れた姿=Corneliusのアバターを基盤としたモノ]
あ…ぅ…
[産まれたての喉を鳴らす。
臥した顔を上げ、薄蒼色の眸を瞬かせた。
avaritiaというフィルタの入らない視覚刺激に、涙が溢れる。夜闇を、gulaは眩しそうに見上げた]
いたい… いた
[灰色の髪を揺らし、少年――とも少女ともつかないアンバランスな肢体を操作して、雪面に華奢な腕をつく。
起き上がった背に、双翅の幻影。蠅の薄翅は金緑の光沢を雪に照らして、微かに震えた]
どこ… ?
[立ち上がった金髪のアバター>>36の動きを、薄蒼の眼差しが追いかけた。
眩しさに涙が溢れ、潤んだ眸から雫が落ちる]
だんさー
Carole Redfeathers
[メモリーのクラッシュファイルから記録を引っ張り出し、細い頚を傾ける]
ゆきが とけちゃう ね
[独り言のように紡ぐ音声は金属性の響きを帯びて細く掠れた]
あめ――は きらい
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