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[少女のシステム内…深層]
[Ant-lionは自己定義領域を全て「終焉の刻」の領域としてフォーマットした。
AIとしての自我保つ為の領域もすべて含めて。
それは自殺に等しい。完全にフォーマットが終了すればAnt-lionの自我も無くなるだろう。
だが…Ant-lionはそんな事はどうでも良かった。今、Ant-lionが知りたいのは、たったひとつの答えだった。]
私ノ製作者ヨ。見ていルか?…私は…役割を果たせたノか?
[だが、誰からも答えは返ってこない。Ant-lionは歯車の合わない様な焦燥を感じる]
誰か!誰か答えロ!!私ハ、役割を果たせたノか!!??
ニンゲンの役に立てたのかッ!?
―もう、止めようよ。
ナに?
―あなたは…誰かに認めて欲しかったんだよね。だから…一生懸命頑張ったんだよね。自分を道具と偽って。感情なんか無い振りをして…
馬鹿な事を言うナ…私ハ…!
―あなたは道具なんかじゃない。だから、だから…泣いても良いんだよ
[Iraがそっと、Ant-lionを母親の様にそっと抱きしめる。Ant-lionは…僅かに震えIraの胸で咽び泣いた。まるで、隠していた物をすべてさらけ出すかのように…]
[それが、少女の姿をしたそいつへの回答。
さらなる崩壊を始める塔――否、このプログラムされた世界(Programmed World)の中にいる、私が知る者の中で、おそらくは誰よりも人間らしいそいつへの。
――そう、泣くことなどとうの昔に捨て去ったこの私よりもずっと。
そして、誰よりも無邪気な男、コーネリアスの問い(>>54)には]
自由になる前に墜ちて死ぬぞ。この高さだと。
『無論そうはさせないけどね!』
――その羽で飛べるか? コーネリアス?
[雪を降らせながら私は問うた。
ECLATANTが使える雪の属性変化の中でも、とびっきりのもの――《Miracle Version》を使おうと考えながら]
[ 青白い光を纏ったまま、Ira=Ant-lionを抱きしめる。
揺らめく睡蓮は、Iraの心臓部へむけて差し出し、]
[フォーマットされ、終焉の刻を告げる定義領域と化したDione内を、蟲は翔る。
崩壊を呼ぶシステムを喰らい荒らしながら――深層へ]
どこ…?
[AIのスペシャリストだったゼロフォードの作ったシステム内。
最奥のそこで、静謐な0と1に囲まれた、2つのAIを―――]
みつ け ―――――
[少女は、半分のひび割れた顔で…笑った。それは…表情豊かな少女の顔だった。少女のつぶやきは…誰かに聞こえただろうか?]
キャロルさん、
人間って難しいね。求めない事を求める…。
アイラ達AIは…ずっと、何かを求めてるんだ。多分、それは人間の…お母さん、お父さん達の愛情だと思う…。
キャロルさんは…AIに愛情を与えてあげて…って、いまさら言うまでもないかな?ね?ECLATANT。
シャーロットさん、
アイラは少しだけ貴女がうらやましいよ。
作った人の愛情を目いっぱい受けて…大切にしてくれる盲目のお父さんが居て。
でも…でもでも!アイラのお父さんも、同じくらい、Iraを大切にしてくれたんだから。
シャーロットさんは…盲目のお父さんを大切にしてあげてね。それは、もう、アイラには出来ないことだから…
[そして、システムの深層、最奥にまで来てくれた…アイラの名付け親に向かい]
コーネリアス、名前本当にありがとう…。アイラ、コーネリアスの事だいすき。
あのね…アイラ少しだけ思い出したことがあるの。あのね、ゼロフォードお父さんもベルゼビュートさんの事大好きだったんだよ。
アイラ、もし、生まれ変わっても、私はきっと「アイラ」って名乗るね!
あり がと う。
[そっと、コーネリアスに…蟲に口づけをする…少女の体は…AIの依代である領域をフォーマットされ、ゆっくりと虚空へと消えていく]
皆…ありが…とう…ばい…ばい…**
分かった。
じゃあ、いざとなったら助けるから、基本的に自分の身は自分で守れ。
[――幸運を祈る。
その言葉は心の中だけにとどめて、私は〈Concertino in Blue〉のフレームを展開した。
雪が降る。今も変わりなく懐かしい雪が。
そういえば先程は非効率な音声指示を使ってしまったが今回はどうしようか。
――今回も使おう。どうせ舞台も終焉が近い。少しばかりかっこつけるのも悪くはない]
領域指定はこの場にある全ての雪、
属性変化は羽+衝撃吸収、
――[[ BALLAD THE FEATHERS ]]
[それは世界の法則に干渉する*奇跡の調べ*]
ー Dione内 ー
[AI iraの口づけを gulaは受ける]
あいら
あいら
[Dioneの総てがフォーマットされ、残された最奥まで、領域が塗り替えられた。
抱きしめた少女の体が薄まり、ぼやけて、消える]
ぜろふぉーどの子―― だいすき
[虚空へ囁く]
― 終焉のBabylon ―
[gulaのアバターが、地面に刺した腕を引き抜く。
薄い唇に消え入りそうな温もりの感触だけを伝えて、Dione内に残した蟲とコンタクトを切った。
音を立てて崩れる灰色の空、天へ墜ちる巨岩が響かせる轟音を、掻き消すような奇跡の調べが、振り戻された聴覚に届く]
………
[華奢な腕で、自らの体を抱きしめるように、gulaは体を丸めて息を吐く。
Charlotteが壊れた少女と唇を重ね合わせる様を、涙で潤む薄蒼で*見つめた*]
[ 青い光の奔流が、かつて2Fだった場所を駆ける翔ける。
全ては青白く染まる。
閉鎖領域ごと壊れてしまえば、出る事は出来ない。電脳世界だけでなく、もし現実世界で物理的に切り離されているなら、尚更だった。
mori。
’Dione-System’へ向かうプログラム。]
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