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―oolt cloud―
ええ、"遊び"ましょう。
[一方的な破壊を許さず。声ではなく音声データとして発信された音は笑声を含んでCornelius――<gura>を捉える。
アバターの構築をやめ、攻性プログラムとしての能力、すなわちデジタルデータの破壊に特化したAIスクリプトと化したMARIAが自身の付近をじわじわと壊-format-していく。
Corneliusに触れようとしないその破壊は、"遊ぶ"という言葉に似合ってすらいた。]
[それからしばらくして]
『ねえ、どうしてキャロルは、統制機構に捕まったRedfeathersの面々を助けに行かなかったのさ?』
……あの町は無法地帯だった。誰も、他者のクローズドスペースとか政府のサーバーとかに侵入したり、そのための隠し通路を作ったり、そういうことが法に触れることであると私に教えなかった。
[私は一つのプログラムを組みながら淡々と話し続ける]
そして「他人のものを勝手に壊したり消したりするのは倫理に反する」とも教えられなかった。
だけどね、「電脳世界における物の壊し方や消し方」も、誰も私に教えなかった。
私の周りにいる者達は穏健派だったからだろうと、今は思っている。
― oolt cloud ―
[届いた音声データを消化して、くつくつと虚の暴食は笑った。
どこまでも拡散し、宇宙を埋め尽くしながら、ふいと。「拳」を握る。
無音で溶け消えるバイナリデータ――擬製管理者によるダミー権限を、喰らった]
(おいしい)
[Ant-lionという管理者を失った幻影の世界は統制を欠き、揺らぎ出す。物理設定値――引力データや摩擦値、熱保存の法則が崩れ、歪む。
それは、世界の”中”で闘うAI達にもいずれ影響を与えるだろう]
(――MARIA
食べないの? もったいない)
[食べかけのコードを凝集し、変成させて吐き出す。
noiseと化した”虚数”はスパークを放ちながら、個を保つ為に凝っているAIスクリプトへと飛んだ]
選択。
あなたには選択が出来る、アイラ。
このまま破壊の限りを尽くすのか、
別の道を歩むのか。
[ ira=Ant-lionに言うようでもあり、自分自身へ言うようでもある。
D a n c e M a c a b r e(ダンスマカブゥル)
宇宙を背景に、蠱惑的なダンス。
星々が墜ちてゆく中、4体の少女が斥力を内包し攻撃を繰り出した。
メタリカルブルーの髪は、宇宙を背景にぼんやりとした光を持っているかのように、少女達の間に姿を現す。
1人の少女の腕を、上体を逸らし避けながら、杖の半ばで掬い上げるように胴を打ち投げ、両足を大きく開き、側宙。
着地する寸前に、杖を滑らせ、次なる少女の腕を肘から打ち払う。その場で、一回転−ターン。「熾」える刃で、弧を描く一閃。]
( アイラの話では、接触と同時に空間ごと消す攻撃と考えて良いようね。)
[ トッ、と軽く跳躍して更なる攻撃を避わすと、少女の後頭部へ蹴りを放つ。少女の頭部が、seraphの力により変形した。]
『穏健派じゃない人もいたの?』
いる。というか、今生きているのは過激派ばかりだよ。
穏健派は壊滅時におとなしく殺され、過激派は一部殺されつつも半分くらいは頑張って生き残った。牢獄に繋がれつつ。
[それでもなお、壊したり消したりすることを諦めもせず]
おじじとおばばは穏健派で、過激派は嫌いだったみたいだ。
そりゃそうだ、過激派が起こした無差別テロ事件を、私達の前であれだけ悪く言ったんだからな。
そして一つの懸念を私たちの前で口にした。
このまま過激派が攻撃を諦めなかったら、いつか。
――統制機構も負けじと、過激派を攻撃するすごいプログラムを作り出すだろう。
そうして奴らの潰し合いはとどまるところを知らなくなるだろう、と。
― oolt cloud ―
[崩れ始める宇宙。MARIAの産むホワイトノイズと合わせて、歪みは大きく進行し始める。]
[飛び来るコードは恐らく攻撃として飛ばしたものではないのだろうが、データを食らうスクリプトではないMARIAはスパークを伴うそれに直接触れればダメージになりかねない。]
壊しなさい。
[広がり続けるフォーマットデータで包むこむように、そのスパークを受け止める。
空白で握りつぶすようにそれを壊し、消し去った。]
[宇宙を初期化するMARIAの占有空間は、そのまま<gura>の方まで伸びていくだろう。]
( 星が堕ちている。)
[ 頭が変形した少女へ、跳躍し振りかぶり更なる追撃。青髪が、クラスタ片となり弾け飛ぶに至り、oolt cloud本体へと沈み込んでゆく。]
いいえ、oolt cloudにCorneliusが満ちている。
そして、彼、Chlonoiseも?
[ oold cloudの産物である少女達の姿も自然揺らぐ事になるだろう。
このままでは、「見定められぬ闇」ごと潰されてしまうだろう。辺りを、searchする。まだ、輝く星が一つ。]
( あそこだ。)
[ 杖で床を一度打ち、構える。「ソレ」の周囲を「熾」やす、Attack Program。杖の先端の耀きは、エクスプロージョン…太陽のように眩い。]
― oolt cloud ―
(もっと )
[AIである為に架せられていた有限性と人格性は、蕩けてgulaの肚の裡。
虚であり無限である蟲は、宇宙に満ちて翅を拡げた。
蠅の王、Belzebuthが愛したプログラム]
[やがて、 ホワイトノイズに触れる]
(嗚呼 ――まず い)
[初期化され白と化した空間を、構わず呑み込む。
同時に、gulaの領域も壊-format-されて白に変じた。
喰い締め合うように、虚と白が拮抗する――いや、データのない空白を喰らう速度よりもMARIAがgulaプログラムを初期化する速度の方が僅かに、速い]
(だめ だよ? もっとあそぼう)
[壊され、又喰らいながら<gula>はくつくつと、笑った。
HUMANであるVincentは人格を保つため、宇宙の中で焦点を持って凝っている。
MARIAの占有空間、そび中心に向けて――無数のコードが閃いた。流星群のように、降り注ぐ。煌めくスパーク]
オオオオオオオ―――――!!!
[ 輝く星へ向けて。
熾える球体となり、CorneliusとChlonoiseが満ち始めているoold cloudを貫き、破壊、脱出を行う。]
よし、行くぞ。
[出来上がった新たなプログラムを手に私達は書庫へと向かった。
しかし、書庫の扉が見えるや否や、探査モードになったECLATANTが驚いたような声をあげた]
『探査できない……何らかの強い「場」が書庫内部に働いてるよっ!』
……その「場」は、新たなる「場」の展開で打ち消せるか?
『まったく問題ないよっ! やっちゃう?』
>>45
ニュートリノもバリオンも粒子ダ。わざわざ、作っても、見えるモノでは有るまイ。
[律儀に答える、Ant-lion。ちょっと可愛い。]
>>60
[幾体かの少女は破壊され、残った少女達は人形の様に口を開く]
選択?まサか、オマエは、我々AIが選択する権利を持っているとでモ、思っているのカ?
我々AIは、ニンゲンの道具二、過ぎない。
ニンゲンが破壊を望むのならば、私は破壊の限リを尽くし、人間が平和を望むのならバ、私は廃棄されル。ソレだけだ。
[だが…、Ant-lionは気づいていなかった。自らの瞳から流れ出た一筋の涙を。
―もし、選べるのなら…私は、破壊なんてしたくない…皆、生きていて欲しい…!
それは、システムの奥深くに封印されたAI…泣き虫なIraのプログラムの残滓だった。]
…ん?これは…
[不意に、首を傾げるAnt-Lion達。
ヴンッ…
…少女達の分身はブレ、一つの体に戻る。尤も受けたダメージは累積しているらしく、あちこちが破損している様だが…]
…ちッ。これは…gulaとVincentか?このまマでは、プログラムが保たンな。一時、退却スル。
『第一定義領域を解放… 第一階層システム 「神速の足」interstellar medium (星間物質) 起動 ――』
[少女の姿が青白くスパークを放ち…消える。崩壊してゆく仮想世界には、一瞥も残さなかった]
[破壊。 oolt cloudの一角が崩れた>>66]
(たたかいは?もう おしまい? つまらない――)
[圧倒的な質量でVincentに襲いかかった虚数コードの結末を見ることなく、gulaはその食事を、終える。
―ザ――――
noise音と共に、世界に満ちた捕食プログラムは急速に収束した。
食い荒らされ、形骸化した枠組みと虚無・空白だけを残した幻影世界に、凝ってカタチを為し始める]
やっちゃえ。
[その瞬間、書庫の扉に向けて風をともなう雪が吹きつけられた。
扉はたちまち凍っていき、強風を受けて脆くも砕け散りながら前方に吹っ飛んだ。
なぜ手を使って扉を開けないのか?
一つに、扉を開けた直後の攻撃を最大限警戒したから。
もう一つは――3つのプログラムを操作するフレームを重ね合わせ、コマンドを入力するため。
扉があった場所から宇宙空間が顔を覗かせているのを確認した瞬間。
コマンド入力は完了した]
[[ Dances with Snow Fairies ]]
[フォーマットされた宇宙でさえも、<gula>は易々と呑み込んだ。呑まれた内側から、gulaの領域を浸食する。
食い争うMARIAとgulaは、僅かMARIAが優勢に思えた。]
[しかし男の中心に向けて放たれたのは、帯電したコードの星。幾本もの尾を引いて降り注ぐ流星群。
受け止め、消し潰そうとMARIAの領域を収縮し備える。]
[が、それらを貫いたのは、宇宙空間の内側より伸びる閃光。熱く赤く燃える彗星。LostOne.のAttack Programが、MARIAとgulaの中心を突き抜けた。]
――侵食より直接的な破壊ですか。
介入は無粋と受け取りますが、まあいいでしょう。
[男は離脱に意識を整えると、そのままMARIAを収縮させ。もとより起動中であったBackSkipperのプロセスをアバターの再形成まで進行させて再び空間に降り立った。]
―time:>>68―
[元のカタチを為そうとする『塊』は、破壊され、揺らぐ少女の影>>63の一つに、寄り添うように――触れていた]
[カタチにならず半ばデータのままの『腕』を、少女の中に差し入れた刹那、壊れた分身はブレて消えた――一つの体へと>>69]
(……… アイラ そこにいるの?)
[音声情報にならない囁き。
一体になったAnt-lionが幻想世界から消える頃、ソレは再びsub programを起動し、Corneliusの姿を模したアバターを形作りだした。
そのまま、宇宙の綻びを抜ける]
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