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……私、行くわ。
ここにいても、何も分からない。
[ 手の中の◆黒い水晶を胸に抱く。]
ピエロ。
私だけで、セラフの力を扱えないなら……、
力を、貸して。
[ pierrotを見つめ、助力を求める。]
『駄目だ。』
どうして?
『今のままのアンタ、知った上での選択を行なっていないアンタには、俺の力は貸せない。』
!!
『順序だ。何事も順序が大切だ。』
分からず屋。
何を、これ以上何を知れば良いというの?
私は、LOGICの一つで、他の何でもなかったわ。
彼が解放される、このゲームに全力を注ぐつもりだった。
けれど、彼も誰も生き残らないって…そんな話を、あなたから聞かされたわ。
けれど今、何かを……何かが変わるかもしれないものが、私の中にある。そして、変えられるかもしれない対象も今分かってる。なのに、それを確かめないまま、ここに居るままなのは、嫌。
― 階段 ―
>>118
[自らの手に広げた解析データとCaroleのそれを比較して、avaritiaが情報交換に回路を集中させている間、ソレは微笑みながらECLATANTを眺めていた]
エクラタン?
蟲?
[妖精の薄い翅が震える様を、近づいてまじまじと見つめる。
否定の言葉が返って来たなら、不思議そうに首を傾げた]
もしも、LOGICの運命が変わるなら、私は…
『それじゃ、駄目なんだ。ロッテ。
アンタがセラフを口にしないままだと生き延びれんのは、俺が重々承知だ。俺が補佐につくべきだ。
だがそれでは駄目だ。』
……、では、何が必要なの?
『死だ。』
死?
『アンタを完全にするには、「死」の概念が必要だ。』
……、私に、back upが2つあるのは、そういう事なの?
もう分からない。
あなた達も、LOGICも、一体何を考えているというの。
私は、LOGICのAIだよ。
それ以上の、何を求めているの。
[ 時計盤が閉じられる。閉じられた目から涙が一筋、流れた。
涙は雨と混ざり合い、雫となって落ちる。]
私は、LOGICに生きて欲しいだけなのに。
[ 悲しみの篭る声。]
妖精?
[くるりと回るECLATANTに指を伸ばしかけたところで――]
!
[塔が、悲鳴を上げた。
発生したoverload>>116に、世界そのものが明滅する。
処理の一部を塔世界に依存しているAIが、明滅に引き摺られて目眩に似た酩酊感を誘った]
――…
なに……
[一瞬で、世界は正常の機能へrecoveryする。
ソレは軽く首を振る仕草で余韻を振り切ると、歪みの中心、2階の方へ虚の瞳を向けた]
― 外 ―
……。
私、行くわ。
[ 長い長い沈黙の後、俯いて再度告げる。前髪が表情を隠していた。]
『アンタの覚悟とやらは、俺には分からんよ。俺は人間の魂を模倣したようなAIじゃあない。繊細には出来ていない、特に人間の感情を理解出来るようには作られていない。
LOGICには、それがなかった。抜け落ちていた。』
[ 首を左右に振る。]
ううん。
LOGICは、ちゃんと知ってた。
LOGICには、ちゃんとあったよ。
心は、魂は、抜け落ちてなんかなかった。
『だが製作者への評価は常に「人間らしさはない」。
「まるで機械のようだ」。』
そんな事はなかった。
『だから、アンタを見初めた。
自分から失われたもの(Lost One.)を思わせる、アンタを。
アンタが居て、どれくらい製作者の心が救われたのか、アンタは知らない。俺にこうして託す事でしかアンタへ伝えられなかった。』
……。
[ 雨降る中、pierrotを見る為に顔を上げた。]
『だから俺は、順序を守っている。アンタが知ってなお、選択が出来るように。その選択が、LOGICを裏切る事になったとしても。』
……。
お願い。
私を信じて。
順序が違っても、必ずそこへ辿りつくから。
必ず、……。
[ 雨が二者の間を隔てている。]
私に言ったよ。
「アンタは選択が出来る」と。
〔 気丈に立つ少女は青白い肌をしている。頬笑みとClock-eyeが引き立てあい、現実感を失わせ幻想的だ。纏わり付く自らの属性に気付く事なく、電子の海に落ちていた。〕
私に、教えて。
前に進むために。
『まだ早い。だが俺にも選択肢はそう残されてねぇな。
一度の自滅後でも遅くはねぇが……。
いいだろう。受け入れられないと思うが、アンタの「選択」だ。』
[ pierrot=lucida。
pierrotの皺のある小さな手が、白い手に置かれた。
pierrotの足の方から、内側へテクスチャが折り込んでゆくように小さくなり、白い手の上には、◇白く透明な、光を宿す水晶。]
私、我儘ね。
[ ぽつり、呟いて。
◇◆ふたつの水晶を――――――――――――――――――]
― 2F ―
[――近距離防衛用のプログラム。
プログラム本体の防御力に、周辺環境を構成するdataを上乗せする事でそれは完成する。
外観に周囲の環境が反映されるのはそのためだ]
[単純な具現化ではない以上、AI本体との距離に反比例して防御力は低下する。
それでも、ほんの数秒ならば足止めになってくれる事を期待したのだが――]
――――?
[空白。思考回路の欠落。
一瞬、何が起こったのかさえ把握出来なかった]
――消え、た?
[1sec.のtimelagの後に、ようやくそう呟く。
既に足は止まり、視界には半径3mの空白>>116が映っていた。
電脳世界そのものが消し飛ばされた痕。
その中には当然、defence mechanisms――少年のプログラムの一部も含まれている]
ああ――
こ、わ、れる――
[少年の胸の前に浮かぶ、ピンク色のハート――その滑らかな曲面の一部にブロックノイズが走り、不規則な立方体が浮かび上がる。
そしてdataの破損を示すように、その内の幾つかが抜け落ちて消えた]
考えなきゃ。かんがえなきゃ。
[抜け落ちたプログラムを穴埋めするべく、演算機能を総動員する。
しかし回復を待つ間にも、iraの――ant‐lionの攻撃が再開されるかもしれない。
故に、高度な思考回路の復帰は後回しにし、より原始的な――本能とでもいうべきcommandに従う]
に、げろ……!
[踵を返すと、よりant‐lionから離れるべく、全力で駆け出した]
…危険
過負荷発生 当該世界に震動
[誘われるように、足が動く。Caroleの横をすり抜けて、階段を降りた。
高く響く靴音は正常に発生する]
――Little Dancer?
カケラののこりがみつかったら ぼくにもおしえて
[振り返らない。闘わないと言った女性と妖精。上方には、慇懃に目を伏せる女中のAIを従えたChlonoiseのアバター。同じように階下に向かうとしても、ソレの興味からは消えていた]
[世界を壊すモノに、ソレは強く引きつけられる。
本能で。
自己防衛の基本志向は弱く、危険を知らせるavaritiaの警告は無視された]
― 階段→ 2階へ ―
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