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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が4名、人狼が2名、占い師が1名、霊能者が1名いるようだ。
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。
当日、現場に出入りできたのは今ここにいる者で全部だ。
とにかく十分に注意してくれ。
― 各フロア中央中空・開始カウントダウン ―
≪11、10、9、8、7、・・・・・・≫
≪・・・・・・3、2、1≫
≪ゼロ≫
「エッホン、えーコホン。」
塔の中に気が抜けたような声が響いた。
「えー、聞こえてますかー。皆さん。」
じじじじじ、と小さな音がした後、
各フロアの中央に、新たにホログラムが現れた。
「サイバージェイル」に収容された囚人であれば誰でも知っている人物。
「サイバージェイル」の所長のバストアップホログラムだ。
「今から開会の挨拶をします。
皆さんも長いのは大変でしょうから、手短に終わらせます。」
パン、と一つ手を打ち鳴らす。
所長と「塔」の簡易MAPホログラムの周囲に、
ゲームへの全参加者のホログラムが等間隔・円形に表示された。
矩形のホログラムの下には、エントリーネーム。
自ら参加する代わりに、AIを送り出した電脳犯罪者には、
製作者の電脳犯罪者の「ハンドル」が合わせて表示されていた。
ゲーム開始前に脱落した者の名前は、邪魔とばかりに消去される。
「はい、えー。このゲームの趣旨は分かっていると思います。
勝ったら解放、負けたら牢獄戻り。
「バビる!」でお馴染みの「Babylon」ゲームです。
皆さんのお陰で「バビる!」の視聴率もうなぎ登りです。
今頃は、「Channel:nHk」の「Babylon」でオープニングトークが始まってる頃ですね。」
腕時計を見るような仕草。
ここで、そのオープニングの様子を見る事は出来ない。
辛うじて、「サイバージェイル」に収容される前に動画配信を見た事がある者が、記憶を呼び起こし、思い浮かべる事が出来るだけ。
「それで、言ってない事があったので今言います。
このサイバージェイルの収容者も随分と増えました。
コストがかかって大変ですし、
昨今の電脳犯罪者の増加もあって容量が足りません。
なので、今日は皆さんにちょっと、殺し合いをしてもらおうと思います。
はい、牢獄戻りはありません。
現実の体も死ぬようにセットしました。
AIには擬似バイタル信号を噛ませてあります。
完全に信号が途絶えれば、AIの皆さんのマスターも死にます。
えー、はい。
最初の約束通り、最後まで生き残った人は無罪放免になります。」
「ああそうそう。時限式プロテクトはもう外れていますが、
何人かペナルティを課せられてます。すぐ落ちないといいですね。
それでは皆さん、頑張って。」
―――プツン―――
所定の事は言ったとばかり、所長のホログラムが消える。
その後は、所長のホログラムがあった場所に幾つかの注意点などが流れる。
その中には、センサーアイで集めた映像・音声は「Babylon」側で編集され、臨場感溢れるナレーター音声と共に流されるという事が、誇らしげに書かれていた。*
[1F ゴミ置き場 回想 〜所長のアナウンスが流れる少し前]
[見知らぬプログラム…Corneliusに声を掛けられ、少女は、びくっ…と、体を震わせる。そうだ。自分は何をしているのだろう…?質問を受けたのだ。答えなければ]
えぐ…っ…あのっ…わ、私は…私は…
…泣いています。
[それは、あまりに愚かな答え。だが、思考というプロセスを始めたばかりの少女には、そう答えるのが精一杯だった。
いや、少女のプログラムの性能が低かった訳ではない。逆に人工AIとしてはありえない程、高すぎたのだ。
「お前は何をしているのか?」自らの存在意義を問う質問に、理念的な回答を含んだ数百、数千の回答が少女のプログラムの中で浮かび、却下され、最終的に選択された回答がそれだった]
―4F―
[すぐ傍のワープゾーンは、ひっきりなしに参加者を移動させていた。金の髪を高く結った女性アバターも、そこを通ったかもしれない。騒々しい、などと過ぎらせつつ、しかし眼鏡の男はそこを動かない。
観察対象―Cornelius―が男とぶつかり、身を守ることすらせずに転ぶ。ぶつかった男は何事か話しかけているようだった。いくつか言葉を交わしたのか、Corneliusも動きを見せる。どこか緩慢な動きの中、こちらへ視線が向けられた。ゆるく首を振り、視線をずらせば簡単にその噛みあいは外れる。Corneliusの姿はやがて、ワープゾーンに呑まれていった。]
[中央のホログラムに視線を向ければ、タイムカウンターがgameの開始を告げる。]
――時間ですね。
[独りごちる。誰に聞かせたいわけでもない、確認の呟き。
しかし今まで殆ど動きを見せなかった女中MARIAが、その言葉にようやくひとつ、頷いた]
― 開始時刻・1F ―
[ホログラムのカウントダウンが秒読みを始め――やがて、0となった。
途端に響くのは、気の抜けたような声。>>#1
そして新たに現れたホログラムに、参加者の一部がどよめいた。
その顔とmemoryデータに一致するもののない少年は、首を傾げたまま挨拶を聞いている]
[やがて、表示される沢山の顔のホログラム。>>#2
見覚えのある顔も幾つかあった。
少年の顔の下には、Tobey、そしてTanatosの名が記されている。
Tanatos――それは製作者の名だと認識出来るものの、具体的な姿はmemoryには残されていなかった]
マスターも……死ぬ?
[ルールの説明。>>#4
人間にとっては衝撃的であっただろうその発言も、少年AIからすれば特に動揺するような内容でもなかった。
顔も知らない製作者の生死など、端から気にしていない。
大事なのは、自分が生き延び――そして楽しむ事]
さあさ、早速始めようよ!
[とくん、とくん。
期待に高鳴る胸の音が、少年の周囲の空間に響く。
ハートに赤青の筋が走り、血管のように生々しく浮き上がった]
― 1階 time:game開始前 ―
>>2
ないています
[繰り返す。
avaritiaは、他の参加者には見られなかった少女の行動を大雑把に把握すると「泣いている」というtitleをつけて片付ける。
泣くという行為に関連付けられる項目は、未だ0。故になんらの共感的反応も返さずに虚ろの瞳を瞬かせる]
きみは だれ?
ぼくはコーネリアスだよ
[少女の中で駆け巡る電子信号。
「美味しそう」という、ソレの中でもっとも好意的な感情を以て、音声を紡ぐ]
[カウントダウンの終了と同時に、所長のアナウンスが響く。気の抜けるような演説と、並べられるアバター・グラフィック。己のものだけ確認すると、後は興味がないとばかり視線を外す。]
『なので、今日は皆さんにちょっと、殺し合いをしてもらおうと思います。』
[演説は続く。ゾッとするような事を平気で述べていたが、男はそれすらも平然と聞いていた。
全ての口上が終わり、所長の姿が立ち消えると、ため息を一つ。]
――困りましたね、まだ一応殺人の前科はなかったはずなんですが。
―― 4F(開始時刻) ――
[おじじは言った。子供は遊ぶものだと。
おばばはたくさんの外で遊ぶゲームを教えてくれた。
やがてメガネ型の端末を与えられると、メガネの先でつながっている誰かが、家の中で遊べるゲームを教えてくれた。
その中にはアバターを電脳世界で戦わせるゲームもあった。
私の操作したアバターは、死ぬことなく、何度も戦っていた。
だから、これもその延長のようなものだと、思っていた、のに]
『アタシ知ってるよ。こういうのを合法的な殺人って言うって』
[それだけを言うと、ECLATANTが音もなく私の前に出た]
ああ。……その通りだよ。
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