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[もしも、この少女を気に掛ける「人間」が居れば、「彼女」は無機質な音声で、こう発するだろう]
「私に
名前を、
与えてください」**
[ 檻の中の少年は小さく、か弱そうに見えた。愛の象徴のハートを抱きしめて。白い指を伸ばそうとし、躊躇うように止まった後、身体の傍らに戻した。]
シャーロット。そうよ、それが私のエントリーネーム。
[ メタリカルブルーの髪をさらりと揺らして、目を閉じる。
そして何より印象的なのは、]
Lost One.とも呼ばれているわ。
あなたは……tobey、トビーね。
[ 両目を開き、儚く微笑む。
その両目は、Clock-eye。瞳孔はあるもののローマ数字の時計盤だった。]
『――どうしてアタシを送り出さずに、アンタがわざわざここに来たんだ?
アタシをエントリーさせていれば、ワープゾーンを作るプログラムも持たせることができたはずなのに』
…………。
そういえば、その辺りを「知識」としてインプットしていなかったな。
よし、話をしよう。
あれは今から十年と――
[その時ワープゾーンが光を放った。
同時に三つの人影が私の眼前に姿を現した。慌てて右方向に飛びのくと彼女達に道を開ける]
シャーロット……Lost One.
[確認するように口に出す]
うん。ぼくはトビー。
別の名前は……あるみたいだけど、呼ばれた事はないな。
[データを確認する時には、視線をちらと上向ける。
Babylonでは不必要なはずの、人間的な動作をさせるプログラム。
それらがかつてのまま残されているのは、製作者の何らかの意図なのか。
そして視線を戻した時、シャーロットの瞳と目があって]
わっ……それ。すごいね……。
[興味を惹かれたように、シャーロットへ近付く。
少年を囲う檻は薄れてゆき、やがて消えた]
[青い髪の女性よりも長身のAIを注視して、呟く]
なんだ……あのごつい人型AIは。
あまり、敵に回したくはないが。
『確かに。ああいう肉弾戦タイプと思しき奴とはもろ相性悪いもんなー。でもちっさい方のAIは話が通じそうだね。……で、話の続きは?』
ああ……十年と少し前、私はある組織に身を置いていた。
電脳世界の裏側を生き抜く術を、そうとはあまり知らずに教わりながら。
私を教えていたのは、私を拾ってくれた老夫婦と、私のように老夫婦に拾われた3人の少年少女達だった。無論、私より年上の、な。
組織に拾われた孤児達は〈Redfeathersの子供達〉と呼ばれていたのだが……あの3人は〈Redfeathersの子供達〉の中でも、飛び抜けて高い電脳力を持っていて、そして――……
『ふぅん、連動したタイプの防御壁かね?製作者ならぱっと解析出来るだろうが。』
[ pierrotはぼそぼそと呟き、僅かに下がった。
seraphは傍らに居るまま不動。]
そう?
私の身体を作ってくれた人が作ってくれたの。
[ 小柄の体だから、その視線に合わせるように背を屈め、首を傾げた。白いうなじがあらわになる。]
あなたの別の名前を聞いても良いかしら。
[シャーロットが、こちらと視線を合わせるように屈む。
露わになる、病的なほど白いうなじ]
HurtfulHeart。
[memoryにあった単語をそのまま音声に乗せて、問いに答える]
ねえ、おねえちゃん――
[ぽん、と、軽く放るようにしてハートを離す。
それはふわりと、風船のように浮かんだ]
それ、欲しいな?
[手を伸ばす。
時計盤を模した瞳に向けて――]
[かすかな呟きはECLATANTには届かない]
……とにかく。組織は壊滅したが、あの3人が捕まったという話は今のところ聞いていない。生きているという話も聞いたことはないが。
だから、こうして「私そのもの」の姿で出場することで、「私はここにいる」ことを示し……あわよくば会いに来てほしいと、そう、考えている。
『ゲームに勝って、この牢獄を出られた時に?』
ああ。なんといっても、私も彼らに会いたいから、ね。
――以上、話は終わりだ。
[そう言われればECLATANTは黙る。移り気だが根は素直。そういう性格設定がなされているから。
だがたとえ補佐AIが素直ではなくとも――このゲームに伝わる噂のことは何一つ教えてはいないから、私のAIは、私の不安を煽ることは言わない。
そう。
参加者は、誰も帰ってきちゃいない、なんて――**]
HurthulHeart。
キュートな格好に合わない名前。
[ 手を伸ばしてくるのを見て、
不思議そうにこちらからも、その指先に手を伸ばそうとした。]
『ああこいつも話が通じないタイプか?AIってのはどうしてこう…』
[ pierrotが後ろでぶつぶつ呟いている内容はあまりに小さすぎて聞こえない。意味のない行動をわざとらしく行う。]
駄目よ。
これは、彼が作ったものだから。
[ 首を振ろうとした。]
そうかな?
[似合わない、の言葉を聞いて、首を傾げる仕草。
黒服の補佐AIの言葉は、無論こちらに届く事はなく]
えー。駄目なんだ。
珍しいから欲しいのに。
[伸ばした指先に、相手の細い指が触れ合う。
その時、ドクン――と鼓動の音が鳴り響いて。
ピンク色のハートが紅に染まり、その表面に、生々しく描画された血管が浮かび上がった。
周囲の半径10mほどの空間が、同調するように、一瞬だけ赤黒く変色する]
[ 一瞬で変貌を成すハート。それは、禍々しくにも見えて。
ひたりとつけた指先、その相手の無邪気そうな声とはアンバランス。]
撤回はまだ間に合うかしら?
[ pierrotは天井を仰ぎ十字まで切っている。]
けど…
まだ、トビーの方が似合うと思うわ。
[ 指先を絡め、微笑んだ。]
好きにしたらいいよ。
どっちもぼくの本当の姿だから。
[シャーロットに向けてにっこりと微笑む。
ハートの禍々しさに相手が抱いた感情など、気にもしていない風だ。
傍らの小男が十字を切るのには、見慣れぬサインだったか面白そうに眺めている]
……シャーロットって、変わった人だね。
ヒトじゃないのかもしれないけれど。
[Attack Programを起動しかけたにも関わらず、指先を絡め微笑んでくる。
小さく肩を竦めると、周囲に生じさせた歪みを解除した]
[ 内心では、何時攻撃がされるのかと緊張をしていたけれど。それでも何故か、指先を絡めていた。]
…私は、AI。
そうね、変わってる…そうなのかもしれない。
[ 指をそっと解き、]
私は、電脳世界を憶えていないから。
それに、記憶にある中では、ここにいるあなた達のように電脳犯罪に自分の手を染めた事もないから。
だからでしょうね。
[ 遠い何かに、失われた何かへ想いを向けるような目をして。]
憶えていない……?
[指を解かれて。
無傷なままのそれ――触れていた、という感触は微かに残っていた――を不思議そうに眺める]
そうか。ここにいるのは――ぼく、みたいな人たち、なんだ。
でも、それなら尚更、どうしてシャーロットみたいな子が?
そっちに……強そうなのは、いるけど。
[seraphの方を見遣る]
[シャーロットに問われて、瞬く]
うーん。今はいいや。
だってよくわからないんだもん。
シャーロットがどうしてぼくを怖がらないのか。
怖い目に遭うのはぼくの方かもしれないしね。
私を電脳世界で製作者が拾ってくれたらしいの。
拾われてからは製作者の脳内の思考システムの一つに組み込まれたから。
拾われる前の事を、私は…、殆ど憶えていない。
私のこの身体は、ゲームへのエントリーの為に新たにくみ上げられたもの。
[ 目を伏せ、毀れた器から水が染み落ちるように話す。自分の身体が、製作者によって拾われた当時の姿を(両目以外は)出来るだけ再現した身体である事は知らずに。]
そうね。私もそれが不思議。
私をエントリーするのじゃなくて、彼を…セラフをエントリーすれば、私より効率良く勝ち抜ける筈。
あなたの指摘通り。
それをさっきから気になっていたのだけれど。
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