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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[彼女達が自己紹介をしている間にECLATANTが戻ってきた]
『アンタ達さっきの……って、なんでキャロルのファミリーネームを知ってるのさ!
アタシ知ってるんだよ! 参加者に知らされるのはエントリーネームだけだって!』
[私の横で、女性がRedfeathersと口にしたのを耳にして、思いっきり驚き騒ぐECLATANTの横で、私はそっと驚きを引っこめると、言った]
やはり、そう、か。
……彼には私が拾われた組織の者が世話になった。
[驚きが、別のものとして胸の奥に広がっていく。
本拠地だった都市の名前にして組織の名前、そして、都市へと流れ着いた身元不明の者につけられるファミリーネームでもある――Redfeathers
それが、誰かに覚えられていたことが、今はただ]
貴女達は、彼に作られたAI、だね。
[嬉しいのだろうかと、そう思った]
>>158
たたかう
[送り込まれた、そう聞いて瞬く。
肯定とも困惑ともつかない色で表情は止まり、灰色の瞳をようよう、少年の顔へ向けた]
そう
[曖昧に。
少年の指差す動作の意図をavaritiaが図りかね、同じ動作を真似る。振り返り、babylonの塔へ腕を上げ]
いかないと?
もどらないと?
[歩き出した少年には続かず、顎を開いた。
一筋、唇の端を流れる雨を舐める。奇妙に有機的な動きで舌は微弱な攻撃プログラムに触れ、刺激を喰らって痺れた]
トビー さようなら
[動かないソレに、少年が一人で塔へ戻っていくなら、
雨に吸われて減衰する小さな声を]
――ごちそうさま
つぎは いただきます?
[ 盲目の時計職人。
曰く、何処へ辿りつく事も出来ず、絶望的な展望を持っている。
曰く、人間である筈がない。無駄なく削ぎ落とし、目的の為に特化させたProgramの精緻さは、作り手の狂気を思わせる。まるで機械や、複合進化型の自動生成プログラムで製作したかの複雑さと精密さ。
曰く、どんなに高度に人間らしいAIを作り上げても、それは全て目的の為。効率良く欺き、裏切る瞬間まで気付かせない。信用は出来ても信頼は出来ない。
曰く、破壊破壊破壊。この世界の破壊。憎悪の限りのままに、火星政府と地球政府、クローン売買業者へ執拗に攻撃を仕掛け続ける電脳犯罪者。反政府組織に、自ら組み上げたAttack Programを流し、政府管轄サーバーへ新種Virusをばら撒き、要人の殺害未遂と殺害を行う。Black Hat Hacker(ブラックハットハッカー)。
火星生まれのクローン人間。髪の一片まで自分の物ではない。
それ故に――――――
奪われたものは人権。奪われたものは仲間。奪われたものは眼球。奪われたものは両腕。奪われたものは――]
[ そんな盲目の時計職人を知る事はなかった。
先程、the shadowに>>89盲目の時計職人が作ったとは思えないといった事を言われてもピンとは来ていなかった。]
可愛い子だね。
[ 妖精の姿をした補佐AIにくすりと微笑む。
Little Dancerの確認の言葉に、こくんと頷く。]
この二人はそう。
私は、彼に体を作ってもらったの。
[ そうして、Tobeyに話したような事(>>50前半)を話した。]
彼と関係がある人が居て、嬉しいわ。
[ 今から戦うとしても。
LOGICとRedfeathersの詳細は計り知れなかったけれど、幾らかの記憶はあった。]
宜しくね、エクラタン。
[ 透き通るような笑みを浮かべる。
その傍らで、pierrotが己に事前に与えられた情報の一つ「噂話」を想定しその場合起こり得るであろう結果をシミュレーションしているとも*知らずに。*]
― 外 ―
[少年から得た情報を咀嚼するように暫し、そのまま独り雨に曝されて。
やがてソレはゴシック様式特有の装いに飾られた塔へ近づき、触れた。
ぬるり
装飾の一片を掴む。握る。
塔のエクステリアオブジェクトは設定された耐用荷重を超えると、ぐずりと奇妙な音を立てて壊れた]
もどらないと?
[記憶と呼べるほどの記録は残っていない。
ただ、塔の4階から落下したと。数刻前の座標移動をavantiaが読み出したから。あそこに戻ろうと判断する。
手の中の壊れたオブジェクトを、口に入れた]
[喰らう。
塔の外観を構成する要素の一つは、噛み砕かれると硬いようで奇妙に湿った音を立てた。
静止体オブジェクトの備える情報は、多くはない。内包するエネルギーを食し、構成情報を細分化して消化する]
… ごちそうさま
[元の『Cornelius』から搾取した言語データベースは、大幅に劣化した状態で残滓を残すだけではあったが、ソレにとっては未だ豊富すぎるほど。
食事の後に適する単語を、喉を震わせて発生させた]
なかに もどる
[すぐ傍に開け放たれた扉があったが。
ソレは単純に、落ちたところへ戻ろうと意志を発動させる]
うえに
[補助AIが異を唱えなかった故に、非効率的な計画は実行に移された。
ふわりと浮いて塔の外壁を検証するavantiaの指示に従い――登る。
ヒトを模したカタチを半ば崩し、『塊』は雨に濡れた外壁オブジェクトと親和して滑るように。
床面に設定された重力を無視して凹凸に富んだBabylonのオモテを、――4階へ]
[塔のホログラムは脱落者の名を断続的に映し続ける。いくらかペナルティのある行為だったろうに、開始前から血気盛んなことだと思う。潰しあってくれるのは手間が減る分歓迎なので、非を唱えるつもりもないのだが。]
[脱落者欄に或る一つの名前が、点灯し、後に消えた。しかし脱落者が復帰するはずもない。ならば誤審か、エラーか。移動の予定はなかったが、どことなくその反応に興味を惹かれて、男は立ち上がる。目指すは先ほど脱落者が出たという4F**]
― 4階 ―
[投げ棄てられた人形のようにだらしなく四肢を弛緩させて、ソレは虚ろの瞳を頭上の優美なアーチへ向ける。
カタチは既に、塔の外壁を登るためのものから、ヒト――Corneliusの姿態を模したものに変じていた]
[ずぶ濡れの姿を奇異に思い、あるいはソレが壁を這い登って来たことに気付いた者の視線が、何度かその灰色の髪の男のアバターの上を通り過ぎる。
声を掛けてくる参加者がいなかったのは、ソレにとっては幸運であり不幸だった]
はら がへる
なんで?
[本体のつたない思考ルーチンがエラー情報を掬い取り、ぽつり。呟く。
止まない雨に濡れた自らの髪の一房を掬い取り、灰色のファイバーの先端で球を描く水滴を口に含んだ]
…みず
[微弱な攻撃性プログラム。
その属性如何に関わらず、ソレにとって電脳世界にあるあらゆる存在は餌として処理できるはずだった。
理由も意志も必要なく、ただそうあるべしと本質が告げていたから]
たべれない? あめ
[降りしきる雨が、身体を傷つけこそすれ、殖やしてはくれなかった事は。ソレの運命にとっては重大な事態であったが]
なんで かな
[言葉を交した少年が見せたように首を傾げ、ソレは考えている仕草を模した。
カタチだけの思案に耽る。
ゲームに参加するAIである己は、受けた攻撃をそのまま糧にして肥大化可能なプログラムとは違うと――未だ識らず]
―4F―
[ワープゾーンがスパークを生じる。電気信号がアバターを形成し直せば、視界が開けた。
そこにいたのはずぶ濡れの男性AI。確かに間違い無く雨は降っていて、濡れることは不可能ではないが、攻撃性プログラムであるそれを防がないのはいくら微弱であれど愚策に思えた。]
[4Fのホログラムは彼の名をCorneliusと表示する。彼が件の"消えて現れた参加者"であることを確認すれば、興味深げに彼を観察しはじめた。
雨は、降り続いている。天窓を打ち、耳障りなノイズを奏でる。だらりと横たわるその男性型AIは、それを見上げながら髪先の水滴すら口に含もうとし、何に疑問を持つのか彼が首を傾げた。
言葉を発することすらなく、男は眼鏡の奥の瞳で彼の動向を見つめている――]
[餓え、を示すパラメータが欲求の発露を発火した。
空の器が疼く]
はらが へった
[上体を起こす。
球状の補助AIがふわりとソレの肩口付近に降りた。
この短い時間でも、人影の絶えない4階で収拾したデータは膨大であったらしい。参加者同士の会話や、その挙動、いくつかのプログラムの表出を解析し、avantiaは当面ソレのために使えそうなアブストラクトを送信していた]
食べる
[塔の構造を意識内に展開する。表示されているホログラムとさして変わらない簡略化された図の、どこに向かおうかと]
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