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―― 3F/正方形の広場 ――
[ああいう得体の知れないやつは深追いしないに限る。
そうは言ったものの、ECLATANTは気配の正体を探しに行ってしまった]
見つけられるとは思えないがな……目測でも探査モードでも。
まあ、「気まぐれだからしかたがない」か。
……戻ってきたら話の続きでもしてやるか。
[ホログラムに背を向け遺跡を眺めていると、ふいに声が聞こえた。何かの、名前を呼ぶような。(>>137)
一瞬ECLATANTが戻ってきたと思ったが、よく考えたら彼女はそんなおしとやかな声ではない。
辺りを見回すと、]
あれは、ごついAIを連れていた――
[広場の近くに1Fですれ違った青い髪の女性がいた。ごつい人型AIと小男型のAIも傍らにいる]
…………。
[私は青い髪の女性がこちらの様子をうかがっているのに気付き、即座に〈FANFARE ECLATANT〉のフレームを展開した。
AIの動きは基本的には自律だが、動きをこちらで制御できるショートカットコマンドも念のためにいくつか用意してある。
とりあえず私の身に何かがありそうな時に、すぐにECLATANTを呼び戻せる用意をしておいてから、]
…………。
[私は一歩だけ女性達に近付いた]
― 1F/エントランス ―
[雑然とした階層を、少年のAIは駆けてゆく。
小柄な体付きと外見通りの重量を設定されたアバターは、人や物の合間を擦り抜けるのには不自由しなかった。
やがて――ホログラムの脱落者欄に、一つの名前が追加された頃(>>135)]
雨の音がする……
[アーチ形に切り取られた、外の風景。
其処は、塔の出入り口であった。
重量感のある扉は、今は大きく開かれている]
ここから、外に出られるんだ。
[飛行能力でもあれば、壁のない4Fからも外に出られるのかもしれないが――ともかく、少年は開け放たれた扉まで近付くと、出入り可能かどうか確かめるように手を外へ伸ばした]
邪魔してるのは……この雨、だけか。
[微弱な攻撃性を持つ雨が、掌を濡らしてゆく。
床には、延々と続くグリッドが、微かに滲んで見えた]
― 3F/正方形の広場近く ―
[ 様子を窺うとあちらは警戒の態勢に入ったようだった。]
攻撃を仕掛けてくるのかしら。
『は、俺達次第じゃないかねぇ。
おーい、お嬢ちゃん。何か用かね?』
[ pierrotが、片手をメガホンのように口にあて、もう片手をLittle Dancerに振って話しかける。]
セラフ、攻撃を仕掛けるのは止めて。
[ 聞いてくれるかは分からなかったけれど、それでもseraphへ一言。]
【――】
[ 傍らに居るseraphの精緻に組み上げられたProgramの感覚。
それ自体は心地良く感じながら、腰掛けたままLittle Dancerへ向き直った。]
― 外 ―
[降りしきる雨の性質を確認した後、気の赴くまま――とでもいうような軽さで、少年は塔の外へ足を踏み出した]
うわ……あんまり気持ちよくないなあ。
[雨の攻撃力は次第に強さを増す。
防御プログラムであるdefence mechanismsが起動して、石突にハートの飾りがついた、黄色い雨傘を出現させた。
リソースを防御に回した所で、数十mも歩けば動く事もままならなくなりそうだ]
やっぱり、塔から離れちゃだめってことなんだ。
[得た情報を整理するために、独り言ちて踵を返そうとするが――ふと、その視界が、人影のような物を捉える。
それは人のカタチを模しながら、獣のように顎を開いていた――(>>135)]
……特に用は……いや。
ここに、誰かが来なかったか?
[小男型のAIがこちらに手を降りつつ話しかけてきた。対して、ごついAIは――不動のように見える。
またおしとやかな声が聞こえた。今度は「やめて」と言ったようだが――何をやめてほしかったのか、までは聞き取れなかった]
先ほどあの道の奥で何者かの気配を感じたのだが、姿をとらえられなくてな。
[右手の親指を後方に向けながら、そう訊いた]
― 3F/正方形の広場近く ―
ここには誰も来ていないわ。
[ pierrotの後ろ斜めの位置から話しかける。何者かと聞き、ホログラムを見上げる。確かにその辺りには光点があり、誰かが潜んでいるようだったが、詳細な場所は勿論分からない。]
あなたは、Little Dancerね。
[ 小首を傾げ、自然に微笑みが浮かぶまま話しかける。]
いえ… あなた何処かで。
[ おぼろげな記憶の中ではなく、LOGICの記憶として。似た面影の人物を見た事があるような気がした。Clock-eyeがLittle Dancerを見つめる。]
― 外 ―
[攻撃性プログラムを口中に溜める。飲み干す。また口を開く。
児戯にも満たない行為を延々、繰り返す。
人のカタチを模した身体は既に濡れそぼち、薄い灰色の髪は水を吸って重い鈍色に変色していた。
ぎこちなく、独自発語のための回路を繋ぐ]
……ぎ
いたい あめ これ
[私の問いに答えたのは女性だった。]
そう、か……。ならば、まだ隠れているのか、それとも……
[その時、女性が私のエントリーネームを口にした]
ああ、私は確かにLittle Dancerだ。そっちは……
[自然な微笑み。こういうのを「花がほころぶように」というのだろうか。私にはとても真似できない。何よりその目元に浮かぶ笑みが……]
……Timepiece
[両目が、時計盤を模しているのに気付いた時、思わずつぶやいていたのは、
古いふるい英語で「時計」を意味する言葉。
私にとってClockよりもそちらの方が馴染みがあるのは、〈子供達〉の一人・レオナルドが、よくその名を冠した攻撃プログラムを作っていたからだった。
曰く、「時計職人と呼ばれるプログラマーに尊敬の意をこめて」]
あめ が
[ふと、補助AIの動きが変わる。
僅か位置移動をしては雨の攻撃力の変化を記録するという意義薄い行為に没頭していた球体が、くるりと――前面などというものは存在しないが――回転し、塔の方へ走査の意識を向けた]
…
[開け放たれた扉。
黄色い傘に護られた少年>>145を認知すると、avaritiaからソレへ判断が送られる――何か来た。情報が来た]
… だれ
[ぬる、と滑る床に腕をつく。
関節をスムーズに、それらしく動かすための基礎プログラムを模倣しながら、ぎくしゃくとソレは立ち上がった]
[私の前では彼は普通の子供だったから。
間違ってもそのプログラマーが「犯罪者」だと口にするわけにはいかなかっただろう。
だから、私が『時計職人』の正体を知ったのは、組織が壊滅してからずっとずっと後のこと]
しかし、両目が時計盤を模しているからといって、彼女達を『時計職人』――いや、『盲目の時計職人』と結びつけてしまっていいのか……?
[ぼそりとそう言う。
果たして彼女達には聞こえていただろうか?]
[灰色の髪をしたそれをじっと見詰める。
攻撃プログラムである雨を、口中に溜めては飲み込むその行為は、gameにおいて有利になるとは到底思えなかった]
痛いのに口に入れて飲み込むの?
……変なの。
[人の形をしたAIへ近付いていく。
観察、というより、面白がる表情で見詰めながら]
……ぼくはトビーだよ。
[人の形をしたものは、ぎこちなく立ち上がる。
gameに送り込まれたAIにしては、その様子は酷く未完成と見えた]
きみ、は、だれ? 何者?
[外見上は若い男だが――生まれたばかりのようなそれを、『おにいちゃん』などと呼んでいいのかわからず、そう声を掛けた]
[ The Blind Watchmaker――盲目の時計職人。
皮肉がこもった名前だとLOGICが零した事がある。
盲目である事を知った誰かが言い始めた二つ名は、やがて単純な意味とは別の意味も帯び始めた。]
私は、シャーロット。
[ 時計盤は緑から琥珀色へ、そして紅と紫を経て元の色に戻る。秒数はきっかりV秒。]
Lost One.
[ 目を閉じ、名を告げる。]
Timepiece?
零れ落ちた時間の話?
……ああ、この目の事ね。
[ 再び時計盤が現れる。合点がいったように微笑む。]
へんなの
[近づかれたと判断するのは補助AIの方。
ソレは定まらない視点をふらふらと傘とトビーの頭部付近に揺らしながら、声をそのまま繰り返す]
ぼくは とびーだよ
[少年の緑の髪は雨には濡れていない。
avaritiaはその様を観察したが、ソレに雨から身を護るための模倣を提案はしなかった]
きみ は だれ? なに――
[掛けられた声を無為に打ち返そうとして、ふいに。
カチリとはまったように言葉に意味が宿る]
ぼくは 『コーネリアス』だよ
[ pierrotへ片手を差し出し、そしてseraphを見上げ。]
彼はpierrot、こちらはseraph。
どちらも私の補佐をしているわ。
[ 挨拶を行なう。不必要ではあるのかもしれなかった。]
『へへっ、よろしくな。』
[ pierrotのみが笑いかける。]
あなたは、彼を。
盲目の時計職人を知っているの?
Redfeathers―――…
[ 囁くように、LOGICの記憶にある名で呼びかける。]
トビーは『ぼく』、だよ。
[質問に自分の名前で答えられて、憤慨したような表情を見せるが、すぐに相手が単に自分の言葉を繰り返しただけだと気付く]
……言葉を知らないの?
[本当に生まれたばかりだとでもいうのだろうか。
首を傾げじっと見詰めると、不意に意味のある返答が為された]
コーネリアス……それがきみの名前?
なんだ、ちゃんと言えるんじゃない。
[それが、つい先程『脱落者』として表示された名前だとは、少年のmemoryには記録されていなかった]
[補助AIは少年のころころと変わる表情――まるきり人間らしい――を詳細に観察していた。
パターン解析を行ったavaritiaのロジックが、表出のためのもう一つのAI、invidiaに送られる]
ことばを しるよ
ちゃんといえる トビー
[ソレのアバターは顔を構成する基礎プログラムを動作させ、緩慢に憤慨のような表情を模倣し、次いでどこか不思議そうな形を作った]
きみはだれ?
ここでなに するの?
[灰色の髪の先から水滴がしたたる]
……うーん……
[たどたどしい言葉に、こちらを模倣しているかのような表情。
どう扱っていいのか計りかねたように瞬き]
だから、ぼくはトビーだってば。
これから、みんなでここで戦うの。
きみも、そのために誰かに送り込まれたAIなんでしょ、コーネリアス?
[自分もここに来た経緯を知らない事は棚に上げ、拙い言葉を並べるコーネリアスに問い掛ける。
彼は既に酷く濡れそぼり、髪から水滴が滴っていた]
ほら、ここにいるとだんだん体が弱っちゃうよ。
あの建物に行かないと。
[振り返り、聳え立つBabylonを指差した**]
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