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無頼な整体師 ミハイル に 1人が投票した。
青年 サーシャ に 5人が投票した。
放浪者 イヴァン に 6人が投票した。
背徳の賢者 シャノアール に 1人が投票した。
陽気な女将 サンドラ に 1人が投票した。
放浪者 イヴァン は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、背徳の賢者 シャノアール が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、無頼な整体師 ミハイル、講師 ダニール、未亡人 アナスタシア、永遠の旅人 エーテル、沈黙の カチューシャ、青年 サーシャ、写眞店店主 シュテファン、落胤 ロラン、放蕩息子 ベルナルト、医者の娘 ナタリー、陽気な女将 サンドラ、賭博師 ユーリー の 12 名。
-機関室前で-
[夜風に当たれば幾分かは、気持ちが晴れたようで]
俺1人じゃ無理だ。誰か…に、頼むしかないな…。
[よろよろと身を起こすと、食堂車に向かった]
-食堂車-
[食堂車に戻ると、呆然としたようにイヴァンが座っていた]
なんだ、てっきりお前も探しに行くのかと思ったが。…ん、どうした?
…イヴァン?
[返事が無い。顔は俯かれたまま。…は不安になり、彼の肩を揺すった]
[…イヴァンの体が前のめりに倒れこみ、テーブルの上に強く頭を打ちつけた]
……ぃ…。
[手のひらに伝わる感触は温かかった。なのに、重く動かぬ身体]
[あぁ、彼は]
[死んでいた]
[血が流れて居ない。それは…にとっての幸いだった。
二、三歩後ろに下がり、…は床に腰を落とす。
悲鳴なのは上がらなかった。
ただ、震えが止まらなかった]
頼む…。誰か、誰か来てくれ……。
[呻くように助けを求める。だがその声は小さく…**]
―個室―
[ふ――と、顔をあげる。
余り長い間、一人になっているのはよくないのかもしれない。個室を出る、ちらりと隣室へ目を向けて戸を叩いてみる]
……戻ったわけでは、ないのか。
[何か確信めいたものがあるわけでもなく、
それが正しいことなのかはわからなかったけれど。
服の下の冷たい火器について、意見を求めたいのは彼にだった]
――……、
[悩ましく思うことはもう一つ、
答えの出ないだろう思考を巡らせながら来た通路を戻る]
変わる…?
[カチューシャを探すふりして、とりあえず一人になったので、
二人の死、そもそもジョーカーの能力もまだ把握してなかった*]
― 第一車両 ―
[第一車両の廊下には、少女の姿は見当たらない。
その間、幾人かが部屋に戻る気配を感じたが、特に顔を合わせることは無かった。
シュテファンからも、発見の連絡は今のところ受けていない。]
いねぇ……な。
こっちじゃねーのか、それとも、イヴァンの言うとおりでどっか隠れてんのか。
部屋を片っ端から当たるっきゃねえ、か。
一等車両に部屋を取ってる奴多いんだよな確か。
あんま不用意に開けんのも…… ま、いいか。
[多少の躊躇もあるが、仕方が無い。
あちこちの部屋をノックして回る。]
―食堂車―
[足を踏み入れればすぐに異変に気づく。
――他にも誰かいたのかもしれないが、目に入ったのはイヴァンとユーリーの姿だけ。]
どうかしたのか?
[言いながら足早に近づけば、
震えるユーリーの様子の明らかに異常なことに気づき、
傍らに添えばだいじょうぶ?と声をかけて――震えるその視線の先を辿る]
――……、
[机に伏しているのか思ったそれは、]
……死んでいるの か?
[ユーリーからは肯定のいらえはあっただろうか、どちらにしてもイヴァンからの反応がなければ近づかずともそれは知れただろう]
……喰われたのでは、ないんだな。
[先ほどまでめぐらせていた思考のせいか、
小さく呟いたのは、そんなこと。震えの止まらぬユーリーには、せめても、と己のマフラーをその肩に預けて]
……知らせてこよう。
[再び食堂車を出て、一等車の方へと向かう]
食堂車でイヴァンが死んでいる……
見つけたのはユーリーだ。
[華奢な首筋を覗かせたまま、
会った者にはそのことを伝えたが――、
気にかかる者の姿は、どちらもそこにはないだろう]
――……、
[暫くすれば食堂車を抜けて、後部の車両へと足を向けた*]
[ノックの後返事が無い部屋は空き部屋とみなし、中を確認する。部屋に乗客が居たならば、少女を見なかったか問うだろう。
カチューシャ! 隠れてないで出てこい!
一人で居るより皆と居た方がいい。
[名を呼びながら、もう幾つ目かのドアを開け―――
部屋を覗き込んで、目を丸くした]
あ。悪ィ。
返事ねぇから、お前サンの部屋だとは…
[臥しているシャノアールを見れば、慌てて部屋を出てドアを閉める。]
ったく、寝んのならちゃんとベッドで寝ろよ……
…………、っ、?
[立ち去りかけた足が、止まる。
目を遣ったのは少しの間だが、様子がおかしくなかっただろうか。
やっぱ寝てた?いや、あいつは床に寝るタイプでは無いだろう、などと、混乱した頭は明後日の方向に思考を飛ばしもしたが]
シャノアール?
[矢張り気になって、再びドアを開け放つ。
再び目にしたシャノアールの体。
その胸には、深々と突き立てられたナイフの刃が、窓から射し込む月明かりを映し白銀に光っていた。]
う、わ……
[遺体に駆け寄ると、肩を叩いて意識の有無を確かめる。ぴくりとも動かない。
生の兆しを探して脈を取る。しかし、彼女の心臓は音を刻むことが無く。]
………マジかよ。
[目を覆うような無残な外傷はない。
傍らに放り捨てられた革紐の先、粉々に砕かれたペンダントの破片すら、見ようによっては彩を添えているようにも思える。
本当に、傷口からの出血さえ無ければ、ただ眠っているようで。
死の事実は変わらずとも、それは彼女にとっても見る者にとっても、有る意味では救いであったかも知れない。]
……知らせねーと……
[よろりと廊下を出たところで、ユーリーと鉢合わせた。
彼の首元にあったマフラーが今は巻かれて無い事には気づいたけれども、その細い首筋が何を示すのかも、当然彼の性別に対する疑問なども、死体で一杯の頭では浮かぶはずもなく。]
ロラン!シャノアールが―――
は?
[イヴァンの死を知らされれば、言葉を切って一瞬の硬直。ぽかんと口を開けたのも束の間、表情は一転し、]
……あんなに大勢居て何時の間に…ああ、それはいい。
こっちもヤな報告だぜ。シャノアールが死んでる。
[状況を簡単に説明し、ドアの内部を後ろ手に示した後で]
―特別車両―
カチューシャさん?カチューシャさん!
[初めて出会った時に彼女が警戒して隠れていた、ダブルサイズのヘッドボードの裏をまず覗いた。
それから上掛けを外しベッドの下、続いて作りつけのクロゼット、ミニバー、バスルームと隈なく捜索してゆく。
はるか昔に、皇太子の新婚旅行用に設えられたという客室はごてごてと装飾が過剰で、少女の小柄な体がすっぽりと入ってしまいそうな場所が多い。]
…つ…、疲れました。
が…、幸せですねぇ。
[しかし思いがけないチャンスに、鉄道マニアの血が束の間現実を忘れさせ、にたり笑いが戻って来た。]
俺はこっちに居る奴らに知らせてからすぐ食堂車に向かう。悪ぃけど、こっちの事も伝えて欲しい。
[了解されれば伝言を預け、後部車両に向かうロランを見送る。
誰かと言葉を交わしたことで少し冷静さを取り戻せたのだろうか。シャノアールの部屋に戻り、シーツを引き剥がすと彼女の首から下に被せた。医者でもなければ、ましてや男の自分では処置は出来ない。]
――……、
[部屋から出ると、大きく頭を振る。
そうして、特別車両と一等車両に居る乗客に二人の死を伝えて回るべく踵を返した。*]
―特別車両から自室へ―
[薄暮明の通路を自室へ帰る道すがら、ベルナルトが一等車両の一つから飛び出して来た。
通路の暗さにまだ慣れていない上に近視ゆえ、その向こうに居るらしいロランの姿は認識できていない。]
ああ、ベルナルトさん―
[ちょうど良かった、と言いかける唇がそのまま固まった。]
>>12 今、何と仰いましたか?
[聞き返したものの、告げられた言葉>>14は、窓ガラスに当たる雨粒のように、弾かれ、意識から転がり落ちてゆく。
ふらふらと、シャノアールの部屋の扉を開くと、じっとそこから室内を、シーツから覗く、血の気の失せた顔を見つめている。]
だから、言ったじゃありませんか。
僕は、あなたの「勇者」にはなれないのですよ。
[シーツで覆われているせいか、シャノアールの姿はラビの時ほどの衝撃はもたらさず、乗車時と同じような、皮肉な口調を取り戻して、ぽそり、と男は言葉を漏らす。]
僕が「守ることはできない」と告げ、あなたが「残念です」と言った時、全ては終わったものと思ったのです。
それでも、―それでもあなたは僕の隣室にやって来た。
…なんて馬鹿なことをするのでしょう、そう思いました。
…本当は、もしかしたら、僕にもできるかもしれない、そう、少し思ったなんて言いません。
嬉しかった、なんて。
もしかしたら、もしかしたら、僕もカメラ以外の何かを手にする事ができるのかも知れない。
ほんの一瞬、北の新天地で、僕の写眞店で、一緒に働くあなたを想像した、なんて馬鹿らしくて言えません。
出会ったばかりの、人狼である可能性さえあったあなたに、そんな事を思ったなんてですね。
…おかしいですね、ここへ来る直前に眼鏡を新調したと言うのに、視界がぼやけます。
[皮肉な口調とは裏腹に、彼は眼鏡を外して袖口で目の辺りを拭っている。]
[やがて弾かれたように、男は倒れ臥す彼女の傍に駆け寄ると、うずくまり、おずおずとシーツを捲った。
そこに現れたのは月光に光る白刃。
男は何か決意したように瀟洒な象嵌の入った柄に手を掛けて、するり、とその刃を引き抜くと、ハンケチで包みポケットに仕舞いこんだ。]**
―少し前―
[ロランとの会話の途中、廊下から呼ぶ声がした。]
シュテファン!
あー……
[聞き返されて、わしわしと頭を掻く。
食堂室で盛り上がる彼らの姿が思い起こされる。あれはまだ半日も前の事ではないのだ。
ズケズケと物を言う自覚はあったが、流石にこういう時には言葉が出ない。]
……後で、食堂へ。
[出来たことはといえば、入れ替わりに部屋に入っていく彼の肩をひとつ叩いたのみ。
どのような表情をすれば良いのかも、分からなかった。**]
― 食堂車付近の廊下 ―
[一人また一人と去って行く食堂車から、箱から取り出したマッチを一本だけ擦り足元を確認しながら足早に歩む。
蝋燭は一本きりしか無いのだから、念の為に使わずにおこうと]
……嫌だな、一人は。
[一人は怖い、そう口にしてしまえる程には、心折れてはいないと信じたい]
[自分以外に誰も居ない廊下の空気は、ひやりと冷たい。
今此処に人影が現れようと、自分が独りきりで居ることに変わりは無い]
…………イヴァン……くん?
[脚を止め、現れた人影を見詰める。
つい先刻、食堂車で分かれたばかりの青年が其処に居る。生を失くしたばかりの彼が]
[彼の魂――或いは思念――は、は無き声で、訴え掛ける。己はヒトだと]
[彼の身に、一体何があったのか。
混乱のまま問いを口にしようとした時――マッチの灯りが消えた]
― 食堂車 ―
[食堂車に入り先ず目に入ったのは、マフラーに包まり震えるユーリーの姿。
思わず息子の名を呼び駆け寄り、伸ばし掛けた指を、思い直したように退く]
[駄目だ、混乱している。彼は息子では無い]
……大丈夫かい?
[一度息を大きく吐いて呼吸を整えてから、彼に尋ねる。
そうしながら、彼の視線の先を追って……遺体となったイヴァンの姿を見る]
彼は、死んでいるんだね。
……どうして?
[その場に誰か居たなら、周囲と、そしてユーリへと問い掛けて。
やがてベルナルトからの情報>>12が何処かから齎されると、イヴァンを占うと言った彼女の代わりのように「彼は人間だよ」と、遺体となったイヴァンを*指し示した*]
― 最後尾・外 ―
[真っ暗な闇。
と人間の目は訴える。
実際は、視える。
空に厚い雲があることも、その列車が暗い森を駆けていることも、
いや、くっきりと、流れていく線路の一つ一つの軋む際に発する振動さえも。]
さぁてね……。
めんどくせぇな。
[響く、いわゆる仲良しこよしの声を耳の奥は感じつつ……。煙草の火をそのまま投げ捨てたあと……。]
ああ、怒られるな。
[呟いた。]
ああ、あいつは、どこだっけ。
サーシャ?
[高い背を少し丸め、最後尾のドアから中にまた入る。
灯りはぽつりと点るが薄暗い廊下をゆっくり前に移動した。
まだ、イヴァンが謎の死をとげているとは知る由もない。]
もう明日は食えるかどうかもわからないんだからよ。
[ずうっとそんな刹那を生きている。
生まれた時からそうで、
間少し、人間になれたけど
結局は、最後、獣に戻った。
それだけだと。]
―後部車両―
[シャノアールが死んでいる。
イヴァンの死を伝えたところでベルナルトにそう聞かされて、
瞳を見開いて唖然とするのは己の番だった]
……食べられて、いた?
[反射的に聞けば、返ってきた答えは否定だっただろう。
状況について、いくつか言葉を交わすうちに。
“復讐”という言葉、とそして――
“死んだら食べてもらえる”交わされていた声音が甦った]
――……。
[薄闇の中を進む、慣れているとはいえ
人気のない車両は暗く、人の姿など容く見過ごしてしまうだろうか]
――……あ?誰だぁ?
[気配はすばやく感知する。
白い影に野太い声をあげた。
怒っているようにも聴こえたかもしれない。]
[少女は、流れゆく景色を見ていました。
けれども先ほどまで銀色にきらきら輝いていた月も、それに照らされた青ざめた景色も、厚い雲に隠れてしまい真っ暗闇。
風も強く、ぶるりと震えてしまいます。
だからそろそろ戻ろうかなあと考え振り返ると、誰かの足音がちかづいてきました。
少女は急に、なんだかとても怖くなってしまって、その身を物陰に隠します]
[最初は女の人がやってきました。
少女にはよくわからない、なにやら難しいことを喋っています。
この人が人狼さんなのかな?そんなことを思いながら小さな体をもっと小さくちぢこませて様子をうかがいます。
結局女の人は別におかしなことをするでもなく、その内どこかへいってしまいました。]
[そうしたら今度は男の人がやってきました。
男の人は、自分に優しくしてくれたミハイルおじさんの声でしゃべります。
けれどもその内容は、自分が知ってるミハイルおじさんとは似ても似つかないほど物騒で、恐ろしく、少女はぶるぶると震えてしまいます。これは、寒さだけの震えではありません。]
[人影はすぐに、ロランだとわかった。
首にマフラーがない。
剥きだしのそこに、やはり少し喉は鳴ったが、にやにや笑う。]
なんだ?こんな暗がりに一人でいると、
人狼に食われまうぞ?
[ポケットに手を突っ込み、その細い姿を見下ろす。
そのとき、また別の気配も感じた。>>29]
あ?ねずみかな?
[それが誰の匂いかはわかって言う。]
……私だ。
や、ロランだ。
[ぽつり、と点く灯りは見えただろうか。
勢いに少し気おされたけれど、知った声には違いなかった]
君は無事か。
[よかった、という安堵の感情はその声音に零れたのだけれど、にやにやとした笑みに揶揄するような言葉が返れば怪訝そうに押し黙る。]
[少女はただ、ぶるぶると震えていることしか出来ませんでした。震えを止めようと、びくりと跳ねてしまう体を止めようとしても握りしめても、手首に巻かれた包帯にうっすらと血が滲むだけです。
きっと人狼には、それは熱々に煮込まれた、とびきりおいしいシチューの匂いのように感じられたことでしょう。]
[なんだか目の端にいっぱい涙が浮かび、昔のことを思い出してしまいます。
おとうさんもおかあさんもおにいさんもおねえさんも、みんなみんな死んでしまいました。
人狼に、殺されてしまいました。少女自身も、一生癒えない深い傷を負ってしまいました。
悲しいことをいっぱい思い出してしまい、羊さんをぎゅっと抱きしめます。もふもふしたその感触が、少女の心を少しだけ支えてくれました]
>>33
無事?
ああ?誰かまた食われたのかぁ?
[その白い顔が一瞬ほころんだようにも見えたのには、少し、驚きを見せただろうが、すぐに表情は戻る。]
ねずみ…だな。
[そして、まっすぐ、カチューシャの隠れる場所に足を向ける。
そう、それは人間の探索能力を超えている感じを受けたかもしれない。]
[びくっ。可哀想なぐらいに震えて、かめさんのように首をひっこめ、身を丸くします。
けれどそんなことをしたって、すぐに見つかってしまいます。
少女は上を見上げ、そこには…見知った人間の、柔らかい表情があるだけでした。
先ほど聞こえたと思った声は、勘違いだったのでしょうか?
声が出せないので、たずねることもできません。]
>>37
ああ、お前さん、男ならマズそうだなぁ。
[食い甲斐に関してはわかっていてわざとそんなことを言う。
実際、女性は美味なものだ。爺さんと婆さんでは断然ババアのほうが旨かった。]
シャノアール?ああ、あの賢者の女か。
で、イヴァン?
ふぅん、死んだのか。
しかし、食われたわけじゃねぇってことは、
いわゆる人狼の仕業じゃねぇのか?
[そして、しっかり、物陰のカチューシャを見つけると、よぉ、と声をかけた。]
あの女、死んだのか?
しくじったのか?
なんだ、任せろとか言っておいて、なさけねぇ。
みてくれは可愛かったのによ。
[そして、やっぱり知らないのでそんなことをいう。]
[少女は手をつきながらよろよろと立ち上がると、両手に抱いた羊さんと一緒にぺこりとおじぎをしました。
けれどもやっぱり聞こえてきた死んだとか喰われたとかいう言葉に対しぶるぶる震え、すがるような視線をミハイルおじさんとローラお兄さんへと向けます。]
―一般車両―
[お目当てのものはすぐ見つかった。座席に投げ出された小さな袋。中身を確かめもせずに手にとって、それで手元を隠すように、ナイフと毒薬を取り出す。]
……ふふ。
[自然にこぼれるのは歪んだ笑み。村が滅んで人狼達が旅だったとき、どんなに寂しかったことか! 胸が張り裂けそうだったことか!!
北にはいないといわれた人狼に、再び仕えることができるのが本当に本当に嬉しくて。微笑みながらナイフに毒を塗っていった。
本当はもっと一瞬で命を奪える手段があればいいけれど、ちょっとそれは無い物ねだり。]
>>40
おまえもこんなところに一人でいたら、人狼に食われちまうぞ?
[立ち上がり礼をしたカチューシャが、羊片手にやはりぶるぶる震えだすのを見て、やれやれといった顔をした。]
寒いんじゃねぇか?
さっきの、あれ、飲ませてやったらどうだ?
[ロランにはさっきの茶のことを言いながら、カチューシャに手を伸ばす。
嫌がられないなら、ひょいと片手に抱き上げるだろう。]
……それは、
余りよい冗談ではない、と思う。
男でなければ、どうなのだ。
[女か?と、直接訊ねられたのだ。
わかっているのだろう、と黒い瞳はじっと男を見つめた]
………、わからない。
人狼というのは、喰らう為に人を襲うのだろう?
それ以外でも、人を殺す理由があるのだろうか。
[聞き流されたような報告に、
落胆の色を隠せなかったけれど、思考は口から零れて。
やがて、彼が向けた足の先、物陰にかけられた声に目を見張る]
[少女はひょいと抱き上げられ、その腕の中に収められました。
男の人に抱き上げられるなんて、とても恥ずかしくてじたじたあばれてしまいそうなことに思えますが、おじさんはおじさんだと思っているので暴れることもなく、それどころかすわりが良いように空いている方の手で服をぎゅっと掴みます。
じー…とおじさんの方を見て、ありがとうという代わりに羊のメリーさんをおじぎさせました。]
>>43
ああ?男じゃなけりゃ?
そうだな。
ヤルか?
[ロランの見つめてくる目にはそう茶化しながら答える。]
実際、長くヤッてねぇなぁ。
[下劣だった。
だが、話が真面目な人狼のことになれば、さぁなぁと…。]
基本ドーブツは意味のねぇ殺生はあんましないもんだろうしな。
じゃ、そいつらは人狼の仕業じゃねぇんだろうよ。
ケーサツ、呼ばなきゃな。
[いまは呼べねぇがなぁ、とか付け足しながら。]
……こんなところに。
[少女の姿が見えないことで、
騒動になっていたことは知らず、ただ姿には見覚えがあったから]
そうだな。
皆のところに、戻ったほうがいい。
………。
[手はそっとコートの上から、その下の冷たい火器に触れる。
武器を持っていることを、彼に相談してみたかったのだけれど。黒い瞳はものいいたげに男を見つめただけで、唇は閉じられた。
少女の前だから、と自分に言い聞かせたけれど、
それは自分自身への偽りのような気も、していた]
>>44
[口は開かず、羊が礼をするのを見る。
そういえば誰か、この子どもは喋れないって言ってたなぁ、とか思った。]
お前、もう10年たてば別嬪さんだろうなぁ。
[エロいことを考えたついでに、そんなことを漏らす。]
>>49
ん?
もっかい確かめるけど、お前、女だよな?
[見つめると、白に朱が走り、そして、また睨み俯いた様子に、にや、と嗤う。]
朝か。
まぁ、でも、夜も嫌いじゃないんだがな。
[そう人狼の領分はそこであるし…。]
ちょっと、こっち向けよ。
[俯いた顔、白さはやすっぽい灯りの下でも、よく映える。
そして、ロランがこっちを見上げれば、怯えたように振るその顎をとって、煙草くさい唇をその薄い唇に押し付けようと…。]
お前は旨そうだ。本気でどうだ?
[少し掠れた声でそう囁いて、
問題はカチューシャを同時に抱えていることなどお構いなしっぽい…。]
[目の前で起きようとしていることに、あわあわと。
顔を真っ赤にして、手で自分の目を覆うように…しつつも、指の隙間からばっちりと見ていたり。]
それがなんだと――…
[声に潜む嗤いから、目を背けるように俯いたまま。
零れた黒髪は、もう長くはないから視界を隠してはくれす。
華奢な頤も、細い首筋も、曝されたまま]
――……、
[声に従ってしまったのは、何故だろう。
体は本能に従って、あとずさるように下がるのに、
向け、と言われれば見開いた瞳は男から目が離せずに]
あ――……、
[鼓膜を擽る掠れた声、唇が触れる。
少女が間近にいることは、知っていたはずなのに、意識の片隅から滑り落ちた]
>>51>>52
[子どもが見てようと見てまいと、多分、あんまりこの男にとっちゃ関係はなかった。
女?の問いに否定がなければ、なお遠慮はなく、
抵抗なければ、そのまま口付けはやめないまま、
まるで、お試しといった風に味わうと、いい加減なところで放し…。]
ああ、そっか、子どもがいたんだった。
[ぬけぬけとそんなことを言うと、またにやにや嗤いながら、食堂車の方面へ、カチューシャを抱いたまま足を向けた。]
早くこいよ。ローラ…。
[呼び方もそう変えて、それでも動かないようなら、手をゆるりと伸ばす。**]
ん――…、
[椅子の背もたれにぶつかった指先が幽かに震える。
粟立つ肌は怯えからなのか嫌悪からなのか、あるいはもっと別のものなのか。嬲るように貪られれば、理性は役に立たず、本能は抵抗を諦めいてた]
ッ……、
[解き放たれる、背もたれに触れていた手が体を支えた。
喘ぐような呼吸を整えて、濡れた唇を手の甲で、拭う。
手はそのまま、コート越しの火器に触れて、落ちる]
……君は、
[口の中に残る煙草の後味、伸ばされた手を再び掴むことは出来ずに。抱きあげられた少女と視線があえば目を伏せたけれど、同行しないわけにはいかなかった。]
[食堂車で周囲の話に聞き流しながら自分の考えにふけっていたが、車内の一部が突如、空気が変わったのに気付いた]
どうしたんだい?
[床に座り込んだユーリーに、ロランが離れて出て行った。そして、その時始めてイヴァンの異変に気付く]
・・・・・・・・・・ひっ!!
そ、そんな…!!!
[いきなり急変する周囲。食堂車にいなかった人たちも戻ってきていたりもする中、シャノアールの死も耳に飛び込んできた]
嘘…でしょ・・・?
[先ほど触れた水晶の感触が残っている指先をぎゅっと握り締めた]
何がなんだかさっぱりわからない…。
……。
[毒を塗ったナイフを嬉しそうに月にかざして。部屋に戻るか少し迷って、結局食堂車に向かうことにした。
ちょっと前まであんなに騒がしかったとは思えない、静かな部屋。]
……イヴァン?
[まとめ役をかってでようとした青年が、椅子に座っているのを見つける。
お誂え向きに、静かな部屋。ポケットにはナイフと毒薬。
……にぃ、と笑んだ。]
―個室―
[頭から、不気味に笑むサーシャのビジョンが離れない。
……占い対象をサーシャにしなければ。
雑念があれば、イヴァンを占う事は出来ないから。]
Слушайте кристалла.
Является ли он человек или волк?
Если блестящие красные волки.
<<水晶に問う。彼は人か狼か?狼ならば紅く光れ>>
[無反応を願った。
この占いには、<<死>>が必要。
占い成功という事は、誰かの<<死>>が生じたという事。
水晶は――白く、光った。]
嗚呼――誰か、亡くなったの、ね……。
白……彼は、狼では、ない……。
じゃあ、彼は、何者……?
[元居た村を思い出す。
自らを占い師だと言い張り、夫を人狼と糾弾した、狂ったおんな。
彼もまた――人間に絶望し、狼に加担する人間なのだろうか。]
[お茶でも飲むようなふりをして、後ろに回る。
ナイフを抜こうとして、やめた。血だまりができると、みんながここに集まらなくなるかもしれない。情報が集まりづらくなるのは、面倒。]
……っ!
[木製のシースをつけたまま、ナイフを振り上げる。延髄に叩き込む。前に教えてもらった場所。声すら出せなくなる人間の急所。]
……じゃま、だよ。
[ちいさくちいさく、息だけで囁いて。ポケットの毒薬に指を浸した。
……たっぷりと掬ったそれを、イヴァンの口へとつっこむ。喉の奥に、粘膜に塗り込める。]
……ばいばい。
[柔らかな笑み。やがて彼の息は止まるだろう。それを見届けず、汚れた手を洗うために姿を消した。]
……ん。
[トイレで念入りに手を洗って毒を落とし、適当にコートで拭う。左手首の傷が開いて、水がしみた。]
……いたい。
[人狼にもらった傷はあんなに嬉しいのに。ふつうの傷はなんで痛いだけなんだろう。そんなことを考えながら手洗い場を出る。]
……あ。ロラン。
[食堂車に向かう彼らに丁度出くわしたか。マフラーがなくなっていることに気づくほど、青年の観察力は鋭くなくて。]
……食べられて、ないの?
[イヴァンとシャノアールの死の様子を聞けば、後者にだけひどく反応するだろう。
……わからない。占い師の組み合わせがわからない。]
……いたい……。
[これは本当に仕えるべき相手? 胸の傷が痛んで、ぎゅうとコートを押さえた。**]
[食堂車に戻って来た、三人を見れば。ツーペアをぎり、と見遣る]
お、なんか羨ましい……
なんで追い掛けて貰ってるんだよ!
俺なんて一人で黄昏れてたのにっ!!
[ジョーカーの荷物で見かけたパスケースの写真を思い出す。以下にもきまじめそうな、30近い女の顔…]
なぁ、前にジョーカーが言ってた事を思い出してたんだ。
確か、突然変異、とか。
[…は。
『憑狼』の事を67%知っている。
『智狼』の事を2%知っている。
『呪狼』の事を20%知っている。
『一人狼』の事を74%知っている。
『恋狼』の事を53%知っている。
『白狼』の事を40%知っている。
]
[記憶の中の、元仲間を思い出す。あぁ、昨日占われたというのなら…そして会話が出来た事から]
そう、ジョーカーは名前の通り切り札…憑狼だよ。
あ、知ってる?
[知らないなら、と7割程の知識を伝えた]
[そして、ジョーカーの荷物にあったパスケースの事にも触れる]
さーて、ここはアナスタシアさんが偽者ってことで、突いていく事になりそうだなぁ〜。
占を名乗る者が死んだ…
あ、やべ。
フラッシュバックが酷ぇ
変なスイッチ入りそう……
……ロラン、だ。
[ローラ、その呼び名はやめてほしい、と暗に告げたのは、
大分遅れてのこと、恐らく動揺していたのだ。
涌いた疑心と……指先一つ、動かせなかった自分自身に。
いまだ苦味が残る、無意識に唇に触れながら歩いていれば、かけられた声に顔をあげた]
サーシャ……
[無事な姿に“死んだら食べてもらえる”という
彼の望みが叶っていないことに安堵すれば、ちりりと複雑な感情が涌いた。
ミハイルはサーシャにどのような視線を向けていただろう。遮るように両者の間に立てば、いたい、という呟きが聞こえた]
……また、痛い?だいじょうぶか?
[反応の偏りを怪訝に思えど、とりあえずは同行を促した*]
[人狼に対処することに慣れた人たち、一部はおののくよりも、生き生きとして動いているように彼女には見えて。それは人の生存本能のあらわれかもしれなかったが、彼女にとっては嫌な記憶を掘り起こすものでしかなかった。]
あたしも、あんな顔をしていたのかな…。
[もう、何も見たくない、聞きたくもない。他者に気遣いすらもできず、後退りをすると、気付かれないようにそこを後にした。]
―一等車両・自室―
[ぎゅ、と唇を引き結んだまま、シャノアールの部屋から自室へと戻り、ベッドの上にどすん、とトランクを置いた。
ばさばさっ、とずた袋から衣類をぶちまけ空にすると、閃光機(ストロボ)とマグネシウムの閃光粉が入った箱とを一緒に突っ込む。
が、少し思い直して旅行用石鹸のブリキ缶から中身を捨て、丁寧にぬぐった後、閃光粉を少し取り分けて、撮影器材とは別に上着のポケットに入れた。
その後、再びライカを皮ストラップで首に下げると、その他細々した物をずた袋に追加してから外に出る。
ベッドの上には、几帳面な彼にしては珍しく衣類や生活雑貨が散乱し、トランクからはいつぞやの、茶色い狼のパペットが半分、挟まれた形で飛び出している。]
―機関室―
…人狼達の、今晩の前菜は、ラビットのハギスだったようですねぇ…。
[以前町では、凄惨な現場であればあるほど、警官達はその手のブラックジョークを言い合っていた物だったが]
………面白くありませんねぇ。
[少しも気は晴れなかった。
気分が悪くなった時のために、バケツを傍らに、閃光粉の残量を気にしながら、ポイントを絞って「現場写真」を撮影してゆく。]
こんな事なら、仕事用の極東製のカメラを手荷物に入れておけばよかったですねぇ…。
[ぶつぶつ言いながら、撮影を終えるとベルナルトに倣ってラビをシーツで覆い、次の現場へと赴く。]
―一等車両・シャノアールの部屋―
[シャノアールを前に、勢いで引き抜いてしまったナイフの重みに気づき、しまった、と思うものの後の祭りである。
いつぞや警官たちに指示された手順を思い出しながら、傷口を、仕方がないので一度ハンカチを開いて兇器のナイフの撮影をする。]
はて。
[ナイフを包みなおしながら、今さらながらにシャノアールが食い荒らされていない事に気づく。
が、それは「占い師」という特殊な立場と何か繋がりがあるのだろう、と無理に自分に理由づけて、もう一枚、二枚フラッシュを焚きつつ引いて撮影をしている。]
[イヴァンの側から離れたいと。だが下半身が思ったように動かず。後ろにと捻った上半身だけが動き、どぅと床に倒れこんだ]
…くっ
[強かにぶつけた腕の痛みに顔を顰める]
……あぁ、もう1人…居るのか?
[人狼が居るなら、被害者は…]
―→食堂車―
[手慣れた作業をこなしているうちに、だんだんと気持ちが落ち着いて行くのを感じる。
やがてベルナルトから掛けられた言葉>>20を、ぽん、と叩かれた肩の感触と共に思い出した。
それは元より向かうつもりの先だったので、否はない。
食堂車に着くと、イヴァンが死んでいる、と誰かに告げられ、再び撮影器材を取り出した。]
外傷はありませんねぇ。
[撮影しながら、誰にとはなく語りかけている。]
もっとも…、僕にできるのはこうして現場の様子を記録しておく事だけですから…。
いずれ夜が明けて、列車が駅に到着したら、その場でしかるべき機関の方々にお任せしましょう。
そうすれば、イヴァンさんの死因もはっきりする事でしょう。
ところで、どなたかアナスタシアさんかどこに居るか、ご存知ないでしょうか?
僕は彼女を捕縛しておこうと思うのです。
[カメラから目を下ろすと、ぐるり、と周囲を見渡した。]*
-機関室-
[僅か数刻前に食べた死体が、まだそこにあった。まだ足りない、とばかりに。首を持ち上げ、滴り落ちる血を舐め上げた]
俺、どんだけ空腹なの…
[肉や臓物に…と思ったが、既に何人にも見られている事を思い出した。元の位置に頭部を戻し、溜息]
・・・しまったなぁ、こっちに戻ってくるんじゃなかった。
ジョーカーの部屋、行きそびれた。
―食堂車―
[食堂車についたところで、イヴァンの亡骸がまだあることを漸く思い出した。少女の目に触れぬように、とすれどやはり気遣いは少し足りなかったか]
……子供がいる。
出来れば、彼を目に付かぬようにしてほしい。
[シュテファンが亡骸の様子を撮影しているのなら、
多少動かした問題はないだろう、と言外に口にすれど自分が触れる気には到底なれず]
[機関車=特等&一等=食堂車=一般車両=二等=三等…という配置を思い出した]
(どんな風に自分を殺害するのか、まぁ興味あるわな…。)
ジョーカーが良いっていうなら、最後の仕上げは手伝いますよって。
[ユーリーの傍らにはダニールの姿があっただろうか。
笑おうとして失敗したような引き攣るような表情が、目に入る。大してシュテファンは酷く冷静に見えた]
……捕縛?
アナスタシア、彼女が怪しいというのか?
おそらくは一人でいるだろう、と思うが。そこに至る理由はなんなのだ。
[言葉は事務的に零れる。
理屈をなぞるのは、感情を表現するよりずっと楽なことだった]
[このままへばっている場合じゃないのかもな、と思い…]
ダニール、すまんが、手ぇ貸してくんない?
1人じゃ無理っぽい。はは、みっともないな…。
[立たせてくれ、と手を差し出した]
>>63
ああ、わかったよ。ロラン
[伸ばした手は空を切り、名は呼びなおす。
笑みは止めて、先にカチューシャを連れて歩く。
すると、そこに、あの狼に対して笑みを浮かべる青年…サーシャがいた。]
――……
[ロランが彼に話しかける。
その様子をそれまでと同じく興味深く見ていた。]
―廊下―
[ロランの手を、きゅぅと掴んだ。柔らかな手、真っ白な手……それが示すことに気づくことなく。]
……おおかみ、ほんとうにいるのかな。
[逃げたかもしれないだとか。誰かが言っていた気がする。
……まるで人間に殺されたかのような、シャノアールの死に方。]
賢者の人、狼だって言われたのに。
[逃げたのならまだいい。殺されてしまったんじゃないか……そう考えると不安で、悲しくて。
カチューシャやミハイルはその言葉の意味に気づいただろうか。取り繕う余裕は、ない。
払われなければその手を握ったまま、食堂車へついていく。]
>>80
[サーシャのつぶやきが聴こえる。]
ああ、そういや、あの女、狼だって、アナスタシアに言われてたな。
だけど、死んだってか?
つーことは、違ったってことか?
[狼に関して、人とは違うベクトルの感情を見せるサーシャを常に視界の隅にとらえて…。]
[ちなみに羨ましい云々の言葉はスルーしつつ…。]
突然変異だぁ?
憑狼ねぇ…。
[そして、その憑狼についての知識をジャックから教わることになっただろう。]
>ツーペア
あー、だからさ。
ジョーカーがイヴァンを襲ったとか。
返り討ちにあったとかいう訳じゃなくて。
別の誰かを襲ったってこと。
どうやったのか、誰をやったのかは分からないけど…さ。
ああ、イヴァンって奴、死んだんだってな。
そうか。誰かが殺したのか……。
まぁ、奴は食う気はなかったが、
[誰がやったんだろうな、とつぶやきつつ…。]
[食堂車に着くと、なんだかみんなで物騒な話をし始めました。
けれども少女は知っています。そういう話を今しておかないと、みんなみんな、死んでしまうことを。
死体はこわいです。死体になるのもこわいです。
けれども少女も生きているんです。そしてこれからも生きていくために、なにやら考えながら亡骸へとちかづき、じっとそれを観察しました。]
>>83
ああ、狼だと思って、誰かが殺した、か。
なら、怖いのは狼だけじゃないな。
[サーシャの無念そうな様子を見下ろしつつ、]
狼がわかる力 か。
まぁ、案外、近くにいるかもな。
[漏らした言葉にそう答える。
そして、そのあと、ニヤリと彼にだけ見えるように嗤いながら……。]
狼ってことがわかったら、
お前、どうするんだ?
[それは、小さめに言ったけれど…。
間にいたロランには聴こえたかもしれない。]
まぁ、ああいう深窓の、高い塔の一番上に幽閉されていた系のお姫さんってのも、俺の範囲内……
はー、堂々と言ったもんだな。
どっちが食べるか、試して見るかぁ?
[ジャックのつぶやきには、もう一度言う。]
あ?お前、耳悪いのか?
もう一度言うぞ。
あの女はオレの獲物だ。
[心なしかドスが利いている]
>>90
ふぅん
そんなこと、言っちゃっていいのかねぇ。
[サーシャの答えにそんなことをいいながら、
表情は嗤いを止めない。]
狂っちゃったと思われるぜ?
[ロランのとがめるような視線に気がつくと、
そちらにも目を向け、嗤う。]
[ローラお兄さんの話やカメラ屋のおじさんの話から、少女はどうやらお姉さんが死んでしまったらしいことを理解します。そしてそれを確かめるため、とてとてと一等車両の方へと歩いていきました。
話に夢中になってる大人達はきづかないかも知れません。
目ざとい耳ざとい人狼たちには、獲物がわざわざ一人になってくれたようにしか見えないでしょう。]
人狼は見つけられなくても、探す指針ぐらいは…得られるんじゃないか?
ほら、エーテルが。趣味とか言ってたろ。
[俺とアナスタシアの相性占い、してくれたのかなぁ、と内心思いつつ]
運勝負というのなら、カードで決める手もあるけどな
まだ決めてねぇよ。
お楽しみはとっておくのが好きなんだ。
[さてはて、こんな狼の会話をジョーカーやスリーはどう聞くことか。]
>スリー
ぉっと、スリーはそこまで狂わなくてもいいからなー?
アナスタシアを無事に殺せたら、次はお前さん、やってみる?
>>74 冷静、に見える…のですか。
[笑おうとして失敗したようなユーリーに、ちらりと不思議そうな視線を投げ、手にしたライカに目を落とす。]
ああ、さっきラビさんとシャノアールさんも撮影しておきました。
そうですね、冷静に見えるという理由は、ファインダーを通すと現実味があまり無くなるといいますか…。
[生真面目に感情を言語化しようとして、微かに顔を歪める。]
いや、むしろ僕は怒っているんです、今。
小川に浮かぶ笹舟のように、誰かに運命を弄ばれるなんて、ごめんです。
そう、思っているのでしょう。
[多分そう、音にしてから、自分の言葉に頷いた。]
>>96
好きにねぇ……。
[ロランの咎める声が聞こえたが>>95]
傍にいて、役にたって、で、最後は?
食われたいか?
[そう訊いてから、笑みの表情には、小さく、いい子だな、とつぶやく。
彼にだけしか、いや、ロランにはやはり聴こえてたかもしれないが…。]
[タロットカードを繰りながら現れる…]
占い師が二人…一人が死に…一人が生き残る…。
残った者は偽モノにみえる…
でも、それは見かけだけ。
…人狼の中には、襲った相手を乗っ取る種族が居る。
ならば、乗っ取る前の姿は?
…そう。死体となっておき捨てられる…
ええ、そういう事です、ロランさん。
[ユーリー>>91に頷き、ロラン>>77への返答になるかと、そちらを見みやった。]
捕縛では…生ぬるいでしょうかねぇ。
[言われ、怯むと「冷静」と言われたマスクにひびが入る。]
ええとそれでは…。
僕…、カエルより大きい物は殺した事ないんですよ。
ああ、うっかりお風呂に入れていた猫を、うっかり溺死させそうになったのは除きますがね、ええ…!
[先走り、話の先を予測してうろたえている。]
―個室―
[眠れずに窓の外の宵闇を見つめている。
浮かぶは、何時も喪ってしまった家族の事。
宿った生命を十月十日胎で育んだ。
膨らんでいく胎を擦って嬉しそうに微笑む夫。
産まれた子は、とても小さかったけれど、すくすくと育った。
涙を流して泣くようになり、
睫毛や眉毛、髪の毛が生え、
首が据わり、
寝返りを打ち、
ずり這いを始め、
親を求めて喃語を発した。
すべてが、幸せに包まれていた。]
[特等車両と一等車両の見回りと報告を終え、元来た道を食堂車に向かって歩き出す。]
しっかし、こうなると余計に心配じゃねーかよ…
くそ…… 列車の後ろっ側か…?
[確か後部にはミハイルが行っていたはずで、少し前にはロランも向かった。
一度任せた以上追いかけるのもどうだろうか、思い直す。]
兎に角一度、戻ろう。
[単独行動を取るなと言ったのはどの口か。苦笑する。
しんと静まり返った廊下が焦りを生み、自然と歩く速度が早まった。]
戦車の正位置…向上、自立…恋愛においてはスピーディーさ。
魔術師の正位置…技能の向上…恋愛においては恋愛が始まる
恋人の逆位置…決断出来ない…進展しない…恋愛においては別離…
ええっと。友人同士のお付き合いなら、お互いに深く干渉し合わなければ、お互いに実りがあるわ。でも、将来的に「裏切り」の予兆も出ている。気を付けた方がいいわ。
大変残念だけど、恋人関係ならスピード結婚して、後悔するタイプね。
二股をかけて破滅する予兆が出ているわ…。
最後の、恋人の逆位置…が、ちょっとね…。
[手にしたずた袋を漁って、三脚をくくりつけていた皮のベルトを取り出し、神妙な顔で二度、三度と引っ張って強度を確かめている。
…と、
「おおかみだと思って、誰かが、ころしたのかもしれない。」
微かにサーシャの言葉>>83の一部だけが聞き取れ、一瞬だけ考え込む表情を見せる。
結論を導き出すまでもなく、ロランの叫び>>105が聞こえて、はっとそちらを向いた。]
[人狼騒ぎが起こった。
子どもは血まみれの雑巾のように喰い荒らされた。
それを見て狂乱した様子は、他の村人には狂人と映った。
隣に住むおんなが夫を占って人狼だったと言い出した。
まさか。
夫は狩人で、ずっと妻を護って居たと謂った。
だが、村の屈強なおとこが自分が狩人だと名乗った事で、夫は信用を喪った。
吊られる夫。喰われたおんな。誰も、占い師の女の謂う事に耳を傾けない。
喰われない狩人は不審がられ、吊られた。
女を真っ先に狂人だと断定したおとこがその自信満々な様子を不審がられ、吊られた。
村に平和が訪れた。
だが、子も夫も、もう帰っては来ない。
女は最後まで本物の占い師であると信じて貰えないまま、厄介払いをされるように、列車の乗車券を受け取る事となる。]
>>105
――……ッ
[予想外の声に、掴んでくる手に、さすがに嗤いは止まる。
ロランの必死の形相に表情は、限りなく人に近づいた。]
どうした?気分悪いか?
[そうさせている張本人であるにもかかわらずそう言って……。見上げてきた黒い目を見つめ返す。]
[ロランはミハエルと何やら話し合っているのを見て、あぁ、彼に頼むのは止めておこうと思い直した]
……大夫落ち着いたから、自分でやるわ…
[厨房の方にと、ふらふら歩いていく]
-食堂車(厨房)-
[厨房に入れば。ケトルに水を入れ、マッチでコンロに火をつけ、湯を沸かす。沸くまでの時間、頭を抑えて壁にもたれていた]
……あぁ、しんど。
早く夜明けが来ないもんかね…
[湯が沸けた。ケルトを手に、戻ってくると>100エーテルの姿を見つけた]
あぁ、そういえば。何か手がかりが見つかるかもと、エーテルのタロット占いをだなぁ。
…ん?
人狼の中には……何だって?
[必死になっていたせいか、
ユーリーからの頼まれごとにまで気が回らずに、
水場へと向かう姿に気づけば、すまなそうな表情を浮かべて]
………、
[シュテファンがこちらを見れば、
なんでもない、とでも言うように小さく首を振った。
けれど、声を荒げた様子は、やはり何かしらがあったように捉えられただろうか]
>>112
そっか、気分悪いなら休め。
[人間の顔は続いて…。
食堂車の一つの席にかけさせようともしたが…。]
それとも、他いくか?
話あんじゃねぇの?
[さっき、小さな声で、訊かれた言葉、あえて答えずにいた。
君は人間か?と…。]
>>117
[皆がそれぞれ…感情渦巻く中…一人泰然と…]
ふふ。遅くなってしまってごめんなさいね。
でも、これは「私が私である事の証明」でもあるから、大盤振る舞いは良くないかと思ったのよ…。
>>119
それは御愁傷様…
でも、運命は流転し己に帰ってくる。きっと二股をかけた相手もいつかは泣くことになるでしょう…
そして、あなたが誠実に愛したのなら、きっとあなたを愛してくれる女性が現れるわ(艶然と微笑み)
[食堂車に戻り最初に目に入ったものは、頻りにシャッターを切るシュテファン。
被写体はイヴァンの死体か。軽くかぶりを振る。
『記録』と称して撮影を行う彼に怪訝な視線を向けた。]
提出ってことは……死んだもん全部の写真を撮るつもりか。
[死体コレクターなどという輩が捕まった、隣町で起きたそんな事件がちらと頭を過ぎる。
シャノアールも撮影したのだろうか。ラビはどうか?
一等車両で見た彼の表情は嘘とは思い難かったが…計りかねる。]
!
[ロランの叫びに、はっと赤い夢から覚めた。]
あ……。
[ミハイルも普通の顔に戻っていて、今のはなんだったのだろうと、まばたきをいくつか。
やがてミハイルがロランを誘うのをぼんやり見ている。]
……。
[二人きりだ。
三人で話しているはずなのに、二人きり。
狼といる自分と、ロランといる自分と。
無意識にぎゅうと、胸の傷を押さえた。**]
[と、イヴァンの骸に近づく小さな姿を目にすれば]
カチューシャ!
[思わず、叫ぶ。]
……〜〜っったく、ばっかやろー…
お前の姿が見当たらないから、俺も他の奴も探してたんだぞ。
[カチューシャの両肩に手を置き、へたり込む。]
あのな、怖い狼が人を襲ってる。
自由に行動するなとは言わねーさ、ただホントに気をつけてくれよ。
……小さいのの死体なんざ、俺は見たくない。
[言いかけた言葉は、イヴァンの遺骸の観察をする真剣な眼差しに圧され、飲み込んだ。
知らない方がいいとは思わない。それでも子供扱いをしてしまうのは、少女の年齢を知らぬ為。十歳から十二歳そこそこだと思っている。]
ま、いい。
とりあえず…無事で安心した。それが何よりだぜ。
[力が抜けたように椅子にどかっと腰を下ろし、ミハイルとロランが発見したことを聞けば礼を言う。
少女がまた一人で歩いて行く>>93事に気づいたとしても、もう咎めることは出来なかっただろう。一度忠告はしたのだから。]
―――→現在軸
[>>116 なんでもない、とただならぬ顔色がかぶりを振る。]
こんな状況です、…もし何か知っているのなら、皆に話してください。ね?
[>>127 華奢な影が通り過ぎる際に、声を掛けた。
その後、怪訝な眼差しでミハイルの方をちらりと見た。]
[少女はこくこくと頷くと、べるおにーさんに抱きつきます。
それから心配させてごめんなさいとでもいうかのように、深々とお辞儀しました。べるおにーさんはきっと、本当に私のことを心配して捜し回ってくれたのだ。そう思うと、なんだか嬉しくて、目の端に涙がにじんでしまいました。
他にも何人かの人間が、自分を捜し回ってくれたのでしょう。けれどもきっと、その中には少女を食べるために捜し回っていた者も混じっているのだろうなぁ、そう考えたのです。でも、べるおにーさんからは、本当に好意を感じ取っているのでした。
だからこそ結局、お姉さんの部屋へといってしまいます。頼りなくても、非力でも、エサにすぎなくても、少女は自分の力で何かをしたかったのです。]
カメラ…、ですか。
はい、そうした方が良いかも知れないと、今、僕も…。
[ユーリーの軽口>>117を至って真面目に受け止めている。]
「殺人者」
それはどういう…?
[これまでの経緯から言って、通常の意味ではなさそうだと直感はしている。]
確かに。
自分が生き延びるために、ろくに知りもしない人物に票を投じることも「殺人」と言えるかも知れませんね。
そういう意味では、僕も殺人者です。
確かに。
無理ですとか、言っている場合ではありませんよねぇ…。
[軽く、上着のポケットを押さえた。]
>>125
[グラスを受け取りながら]
有難う…ふふ。もし、貴方が本当にそれを望むのなら。
>>131
ふふ…言っても構いませんが、秘密…にしておきましょう。
女は秘密が多い方が映えるでしょう?
―少し前―
[薄気味悪そうなベルナルトの呟き>>123に、一瞬、カメラから目を上げた。
その端に、白い羊がちらりと見えて、僅かに心の端がほぐれるのを感じる。]
ええ。
駅に着いたら、しかるべき機関に提出できるように、ですね。
もし僕が…、この状況を語れなくなっていたとしても、こうしておけば、後の人たちに何があったか、伝えられますから。
それに、ちゃんと手順を踏んでおこうと思うのです。
僕は今、アナスタシアさんを告発する気ですから。
[言ってベルナルトを真っ直ぐ見据えた。
羊はすぐに視界の隅から消えて行ったが、追いかけられる余裕はない。]
>>127
[ロランがひとくち飲み物をとったあと、扉に向かうのに付き添う形のなる。
写真を撮っていた男から胡散な顔で見られるが、そのときは構うことなく。]
オイオイ、こんな時に相性占いかよ。
[エーテルの占いに呆れたような声を投げながら、
それでも結果は興味深げに覗き込む。]
へーえ。
……知ってるか。
色仕掛けってのは、人狼にも有効なんだぜ。
[意味深な笑みを刻む]
んで、逆もまた然りだ。
[その口調は、常ならば笑い話にもなろう軽いもの。
しかし、この場の乗客の間に、どのように響いたかは分からない。]
−後部車両→食堂車−
[少女を捜しにいくと出ていった女は、少女よりも後から
食堂車へと戻ってきた。
誰かから見つかったと話をきけば、ホッと息をつく。
彼女の姿を探したが既に一等車へと向かっているかもしれない。]
良かった…。
廊下を歩いていたら眩暈がして、自室で休んでいたの。
[今はもう平気、そう言ったものの、
イヴァンやシャノアールの死を伝えられれば、顔から血の気が引き、
イヴァンの亡骸に近づいた。]
[食堂車からそう離れるつもりもなく、
一等車両の最中で動きの鈍い足を止める。]
――…個室でなければ、
話せないというのなら、中へ入るが。
[出かけに耳にしたベルナルトの言葉が残る。
逆、そんな罠にはかかってはいない、はずだったけれど]
[少女を探すつもりだったのは本当だが、
トイレは特等車なら個室内にあるだろうと、
大勢で押しかけたら逆に怯えさせてしまうのではないかと、
自分の部屋にした個室に戻り、しばらくベッドで休んでいた。
ジャックとツー・ペア二人の会話をただ黙って聞いていた。
ジョーカーの声が聞こえないのが少し心配だったけれど、
ジャックの説明で、今はただ沈黙を守ってるだけのようだと理解した。]
でも、彼女がいないとなんだか会話が…。[皆までは言わなかった。]
[真直ぐに己を捉えるシュテファンの瞳。
アナスタシアを告発する>>137と。淀みない口調から伝わるのは、固い決意か。]
捕縛――…つってたっけな。
人狼と断じた相手が死んだんじゃ、まあ、そういう話にもなるか。
実際、説明が欲しいとこではある。アナスタシアが占い師だと言うならば、人狼は仲間を襲わない―― 一般に言われるこの説が矛盾しちまうからな。
んで、彼女は……部屋に引っ込んだキリ、か。
[悩ましいな、と呟いて]
>>139
ふふ…私に愛を囁くなんて…罪な人。
貴方が真実に、私を愛したいというのなら…
私は貴方の言葉に応えましょう。
貴方が恐れる全ての者を、私が取り除いてあげましょう。
[そっとユーリーを優しい瞳で見つめ、席を立ち、まるで母親が子供を慰めるようにそっとユーリーを包むように抱きしめる。]
― 食堂車 ―
[周囲へと問うたイヴァンの死因。
返るユーリーからの応え>>67と叫びに、落ち着けと彼の背に手を伸ばし掛ける。
けれどその手が届くよりも前に、遺体から身を退いた彼>>70が床へと倒れ込む]
大丈夫……では、なさそうだね。
[手を貸せとの求め>>78には、伸ばし掛けたまま行き場を失っていた手を腕ごと向ける。
助け起こす途中、ロランから借り受けていたらしいマフラーに覆われていた首元が露になり、視界に入る]
…………ぁ。
[息子に良く似た顔。そこから覗く首筋に――くらりとした眩暈を覚える。
そこに己の指の痕など、ある筈も無いのに]
[眩暈を遣り過ごし、ユーリーが確りと立ち上がった事を確認してから、逃げるように身を退いた。
音無く食堂から抜け出すサンドラの姿>>64に、気付く余裕なども無く]
仕様がないよ、死体なんて……君より余程長く生きてきた私だって、怖いから。
……気をつけなさい。
[もう倒れないようにと注意をしてから、イヴァンの遺体をカメラに収め始めた男を見遣る。
シャノアールの状況は、誰かから既に齎されていたけれど、死の全てをカメラに収めると言う彼には興味を持つ。
その彼の放つ問い>>73にも]
……アナスタシアさんを捕縛。
それは、彼女が人狼だと判じたシャノアールさんが、亡くなったからですか?
[自分はシャノアールの遺体を見ていない。霊体すらも。
だから、彼女が姿を見せないままなら――それは]
[そこまで考え、立ち直ったらしいユーリーの声>>91を耳にして]
……生半可な捕縛なら、人狼には無意味だろうね。
シャノアールさんが人狼に襲われ亡くなったと言うのなら。
――アナスタシアさんには、列車から降りて貰ったほうがいい。
[目的地まで止まる事無く走り続ける列車。
そこから降ろすという事は、彼女の命もそこで終わると言う事にほぼ等しい]
…………イヴァン君は、人狼じゃない。
そしてイヴァン君が自然死したにしろ、殺されたにしろ、それに人狼は関わってはいない筈だよ。
[問い掛けには、努めて感情を抑えた声で応える]
……本人から聴いたから。さっきね。
[吐く息の中に、簡素な答えを返し瞳を伏せる。
もう見たく無いなどと言っては居られない状況に、退いた筈の眩暈が戻るのを感じながら
[シュテファンは元より、食堂車の居る面々を見回す。
実際に見た者と事情を人伝に聞いた者の間に齟齬の無いよう説明も兼ねている。]
ただ、なあ…腑に落ちねーのがさ。
シャノアールの遺体の状況は、お前さんも見ただろ。
殺害に使われたのは"ナイフ"だった。引き裂かれてもない、噛み砕かれてもいない。あんな綺麗な状態で残っている「被害者」には、俺は初めてお目にかかった。大概バラバラかボロボロになったヤツばかりだ。
ついでに、占いに使うペンダントは粉々、バッグの中身が持ち去られてた。
シャノアールは、本当に「人狼に」殺されたのか?
イヴァンの死に方だって――死因は知らねーけど、やっぱり不自然だ。
[まるで、人狼以外の殺人者の存在を考えている、とでも言うように。
と、医学の知識があると言っていた娘がイヴァンに近づく。>>141 何か分かるかと、僅かな期待を篭めた視線を送り、言葉を切る。]
>>140
真の愛と裏切りの愛とは、表裏一体にして、全く非なるもの。
人を利用する為に愛を囁き身を委ねる者も居れば、心の底から愛しみの情を抱く者もいるわ…
それが、狼の村という人を裏切る環境にあればこそ、いっそ際立つ…
[詩の一節を詠むかのように…]
[ジャックがツー・ペアを羨ましがってぎりぎりしているのを感じて、
さっき呼ばれた時に行けば良かったかな、と思ったけれど、
それから続く会話や目の前の抱擁シーンをみて、]
変な気配りはする必要はないみたい?
[淡々と呟いた。]
ふふ…一晩しかたっていないのに、まるで何日も立ったような気がするわ。
…この列車にシャワールームはあったかしら?
少し、お湯を浴びたいのだけれど…**
―個室―
[暗がりの窓にぼんやり映る陰鬱そうな女の顔。
……寝ようにも、眠れなかった。
シャノアールにとって、人狼と占った自分は邪魔な筈だ。
何時、ドアを蹴破って、この喉笛を噛み千切りに来るか知れない。]
……水…………。
[緊張で唾液の分泌が上手くいかず、喉が乾く。
食堂車には、確か飲み物があった筈だと。]
[ユーリーを抱きしめた時、自らが清潔な姿であったかが気になったのだろうか…女は自らの体を気にするそぶりを見せた**]
[ユーリー>>135に何か言いかけて、お取り込み中になってしまったので、かぶりを振って後を向いた。
代わりにベルナルト>>149へと応える。]
…それは…、確かに、ですね。
しかし、殺人とは常に最も不利益を被る者が犯人と思われます。
シャノアールさんの場合、その相手は人狼でしょう。
僕は…その彼女は、吸血鬼に十字架、のようなですね、何か咬まれない細工でも自分に施していたんではないかと…。
ええ、彼女「賢者」だそうですから。
[自分で言いながらも、その言葉の響きから若干の疑念は拭い去れていないのに気づく。]
[実際に彼女の遺体を見たと言う者がどれだけ居るのか不明だけれど、実は未だ生きているのでは無いかという疑念も僅かにあって]
誰か、着いてきてくれないかい?
[そう周囲へと、唐突とも言える問いを切り出す]
彼女の遺体を確認したい……ああ、一人だけでいいよ。
二人以上だと、もし私が帰れないことがあっても、何があったか分からないだろうから。
[二人で向かった先から、一人しか戻らない事があれば。
その時は、残る一人が何事かに関わっている可能性が高い。そう言外に含ませての求め]
[乗る者が居れば、誰であろうと同行を頼む心算で]
[ダニール>>148にも異を唱えられたらしい事に気づき、ぎくりとそちらを向く。]
そう…、ですか。捕縛は…。
しかし僕は…、アナスタシアさんが家族を亡くされたという話は真実だと思うのですよ。
つまり、アナスタシアさんには心がある、と思うのです。
だから、話せば解るのではないかと…。
甘いでしょうか…。
[体がいいだろうか?
気まずそうに目を伏せた。
そんなタイミングで、この男が「霊能者」なのかとふと気づく。]
あか、り……?
[食堂車からは、光が漏れていた。人の話し声もする。
皆、自室に引き上げていないのだろうか?
――まさか、自分を捕縛するだの殺すだのと云う話が出ているとも知らず。
食堂車の扉を開いた。]
[窓を覗けば、夜が駆け抜けてゆく。
規則的な列車の振動音は、耳に心地よかった。]
……君にばかり、話させてもいけないな。
私の話も少し、しようか。
[薄闇の中、女の仄白い立ち姿は、
闇夜の冷たい月明かりにも、似ている]
[一等車両の部屋で、おねーさんの死体をじっと見ています。
食堂車の死体と合わせて、どうして歯形も爪痕もついてないのか考えているのでしょうか?羊さんの人形と向かい合いながら、その手を指で動かしてじっと見つめています。]
[――人狼、
その言葉と自らの出自との関わりを知ったのは、ほんの最近のことだ。物心ついた時からの幽閉生活、閉じ込められているという事実も知らぬまま、長く変わらぬ時を過ごしていた。
集落が滅び、外の世界に出て初めて自分が幽閉されていた事実を知った。自分を産んだ母親は、人狼の嫌疑をかけられた女だったのだという。
その女が本当に人狼だったのか、
生きているのか死んでいるのかさえ、今はもうわからない。
ただ、獣封じの施されたその牢獄が、自分を生かした。
そして自由の意味もわからぬままに、今、ここにいる]
[女の口から語られたそのような戯言は、]
――…つまらない話だ。
[感慨もなく締めくくられた]
[食堂車の異様な雰囲気を不思議に思いながらも、中に居た面々には会釈をして、離れた場所に置きっぱなしのウォトカの瓶に手を伸ばす。]
…………。
で、そっちがロランと離れられないなら。
別の人を俺が襲うよ。
>スリー
まぁ、誰も居なかったら試しにやってみるのも良いんじゃない? っていう程度さ。
[自分と同じく、人狼の関与を否定する声に振り返る。」
イヴァンか。
俺もお前さんと考えは近いんだが、イヴァンの方は死因を断定出来る要素が今んとこ……
………聴いた? 本人に?
[死者と話せる者。
その存在を漠然と思い出しながら、ダニール>>148の話に耳を傾けている]
あぁ、確かにワケわかんねえ術とか細工とか知ってそうだわ…。
いや、実際に賢者って存在に会ったのは初めてだから、シュテファンの言うような細工が出来るかは分からないけど。
―――未知の存在ってのは、怖えよ。
[失礼な物言いをしながらシャノアールが座っていた席に目を遣り、そうして直ぐにシュテファンへと戻した。]
不利益を被る者……その理屈は分かるけどよ。
シャノアールの言ってたように人狼は普通の武器でも死ねる。
あいつの死に方だと、人間なのか人狼なのか俺には判断が出来ない。
[あらゆる可能性を提示する物言いは小心故であるのだが、扇動や混乱を誘うものと受け止める者もいるかも知れない。]
!!
[アナスタシアの登場>>168に、弾かれたようにかけていた椅子から立ち上がった。
…が、まるで意中の女性を目の前にしたかのように、何と声を掛けて良いものやら解らない。
あまつさえ、そんなもどかしい状況から、顔が赤くなり、更に紛らわしい情景を作る。]
[言葉を続けようとしてかぶりを振る。さっぱり分からない、とでも言うように。
視線を彷徨わせたところで、ダニールとナタリーが一等車へ行くと立ち去った。入れ替わりのようにアナスタシアが現れれば、気まずげに会釈を返す。>>168]
[突然立ち上がったシュテファンの、それも思いもかけぬ反応に慄いて、ついアナスタシアとシュテファンを不躾にじろじろと見てしまった。*]
[言ってから口を押さえてももう遅い。]
…ま…まちがえました。
「告白」…じゃなかった、「告発」しま…す。
[後は誰か状況を説明してあげてください、と手のみで合図して椅子にへたり込んだ。]
あ?
[ジャックのエーテルとのことを聴けば、ふぅんとつぶやいて。
ロランとのことを言われれば、首をかしげたが…。]
まぁ、順番的にはお前の番だろう。
>>143
[一等車両の途中でロランがとまれば、そのまま、とまる。]
個室にはこだわらないがな。
[そして、ふと、なぜ、自分はロランに話そうとしているのかな、と考えたが、
でも、結局は、この女もただの餌だと思い返せば、どうでもいいかと結論づける。]
ほいよー。
じゃ、今食堂車に居るのは…スリーか。
そっちに誰が居るのか、教えてね。
ツーペアはロランと。
俺はエーテルと。
…か。
今日は男を襲ってさ。
ジョーカーと同じようにナイフでと考えてるんだ。
あぁ、厨房から手にいれた奴じゃない。安物のナイフだけどね。
スリー。隙をつけそうな奴、居ない?
告発……。
貴方も占い師だと?
それで、わたしを人狼と占ったのかしら?
[矢張り……シャノアールと彼は共犯した人狼なのかと、じっと眼鏡の奥の瞳を見つめた。]
>>162>>165
[そしてロランを見れば、
もう女だとわかっている相手のせいか、月明かりの中、その姿は、やけに……
人間離れもしてみえたか。]
閉じ込められていることも知らずに閉じ込められてたとかなぁ。
そりゃ、どうなんだ?
[そして、この女はその狭い世界で何を知っていたのか?とも考える。]
>>179 いえ、つまり。
[彼が立ち直って口を開く頃には、アナスタシアはシャノアールが自室で殺されていた事を知ることだろう。]
確かに、シャノアールさんは喰い殺されていた訳ではありません。
この解釈は様々あることは否定しませんが、僕はシャノアールさんが「占い師」だったと信じています。
だからあなたにお伺いしたいのです。
あなたは、人狼、または人狼側の人間なのですか?
[ダニールの警告>>166が耳に蘇るが、まずは自身の目で相手の反応を見たい、と思っている。]
[...は一等客室の椅子に座りこむと、窓から外を眺めている。車窓から人家の光はあまり見えない。見える光は、星のものばかり]
[闇の中に思い起こすのは捨ててきた村のこと。
誰が人狼とも、人間ともわからずに闇雲に毎日のように人を殺していた自分たち。
人を殺めるのは人狼だけではなく、人間だってできるのだとわかった醜い日々だった。
それまで信じていた相手こそが人狼と知った時の驚き、そしていかに出し抜くか、冷静に冷徹に頭を使い…自分を人狼と信じる狂える民を騙しきり操り、人狼をその手で殺めさせた。
自分にそんな一面があったこともその時まで知らなかった。]
どこに行こうと、同じことの繰り返しなのかね…。
ならば、死なないためにやることやらなきゃ…。
イヴァンが言っていたじゃないか
[...は立ち上がると、部屋を出た]
となると、候補はシュテファン、ベルナルト…か。
確か、シュテファンはアナスタシアを告発してるんだよなぁ。
…くー、バラバラになってくれると良いんだがねぇ。
スリーがダニールと一緒ってんなら、ダニールを襲えるんだが、ちと状況的に疑われるよなぁ…。
[シュテファンの言葉に、絶望に満ちた表情を向け]
信じる、ね……。
嗚呼、また…………。
[此処でも、自分の言葉は届かないのか。
長い溜息の後、憐れむような瞳でシュテファンを見据える。]
……違うわ。
[...は食堂車に入りながら、ぽかんとシュテファンを眺めているようなアナスタシアやナタリーを見た]
みんな、何してんのさ?
[...には、>>174は耳に届いていなかった]
それにしても……シャノアールさんが殺されていた、という事は、人狼ではない殺人者が乗っていると云う事ね。
わたしの占いを信じて、誰かが彼女を殺したんじゃないかしら。
ジョーカーの死体が発見されていたからでしょう?
シュテファンさん、ジョーカーと仲良くしてたものね。
[案内人の死体をみて錯乱してる彼に甲斐甲斐しく
付き添っていたジョーカーを思い出す。
自分もなんだか見てられなくて背中をさすったのだが。]
[ダニールの言葉に、イヴァンの亡骸を見つけると、短く黙祷を捧げた。]
襲われたにしては、此処は血の臭いがしないわね……。
[>>185 「……違うわ。」
発せられたのは、想定通りの回答。
しかしその眼差しに、どん、と肩を突き飛ばされるような衝撃を受ける。]
人間と、人狼と、あなたはどちらが自分を殺すのか、と言っていましたね。
そして誰も信用できない、と。
しかしそれなら何故、シャノアールさんが「人狼である」、とあなたにとっての真実を告げたのですか?
信用できないという、我々に。
[しかしその瞳は、痛恨のパンチを受けたボクサーのように、ぐらぐら揺れている。]
>>189
ふぅん
まぁ、ある意味、幸せな牢獄ってか?
外の世界を幻想ってみれて、綺麗なものを綺麗って感じられるとか。
まぁ、実際は、外って、そんなに綺麗なモンでもねぇしな。
[そう、お前の前の狼は、そんな綺麗に見えるそいつさえ、基本は、獲物としか捉えていない。]
お前、もっと用心深くなったほうがいいんじゃないか?
[そして、ロランが個室に入っていけば、ついていき、扉を閉める。
そして、きっちり、その外にも誰の気配もないことを確かめて…。]
――……牢獄も、狼と一緒に閉じ込められれば、
幸せな場所じゃねぇよなぁ……。
[もう予想はしているだろう。
己が狼であること…………。]
正直、僕にはよく解らないのです。
「皆を無事に目的地に到着させるため、導きます」と言って告げられるなら、素直に納得もするのでしょう。
…しかしあなたの行動は、扇動のようにしか思えないのです。
けれど、お子さんが人狼の毒牙にかかったという、あなたのお話は嘘とも思えないのです。
あなたが人狼であったなら、あの時のような表情は見られなかったと、僕は思うのです。
[または彼女が人狼であったなら、赤ん坊を喰い殺したのは仲間という事にもなる。
裏切る余地はあるとも踏んでいるのか。]
>>195
自分一人だけしか存在しないんだろ?
幸せなんじゃねぇの。
[男が言う幸せと、牢獄姫の言う幸せは、きっといろんな意味で違うのだろう。]
獣が一緒でもマシとかね。お前、どれだけ一人だったんだ。
[一人よりはマシの言葉には、そんな感想を述べて……。]
狼は、一人になってもいいんだよ。ああ、違うな、
人狼は一人になってもいい。
人の心を持ちながら、人を食うんだ。
楽しいぜ。裏切っていくのはよ……。
涙がでらぁ。
[それは感覚の麻痺。
でも、それで生きてきたという実感。]
だから、僕はあなたを捕縛しておきたいと思っています。
…そうですね、確か食堂車の奥に、作りつけの冷凍庫があったはずです。
ああ、今では稼動していませんから、安心してください。
ここに、入っていただいて、外から錠をかけ…、鍵は窓から捨てます。
冷凍庫は頑丈ですから、いくら人狼といっても破ることは不可能でしょう。
また、駅に着いたら合鍵を手配すれば良いのです。
どうですか?
[言ってとりあえずアナスタシアの両手を、皮のベルトで縛ろうとするが、カメラの操作ぐらいしかとりえのない男なので、みすみす上手く行くとは限らない。]
……。
[見当違いの推理を正義面して疲労しているかのように、女には見えた。
もう、何もかもがどうでも良くなっていた。
大人しく両手をシュテファンの前に出し]
……好きにすると良いわ。
私が、人狼だと謂うのなら。
こうして、信用されないのは二度目。
わたしが、人間を信じていないのは、こういう訳。
[差し出した細い腕、その左側は、ケロイド状になった傷跡が。
自分すらも殺せずに何度も付けた、躊躇い傷。]
信じて貰えない絶望を、わたしは知っている。
人狼にとって邪魔な人間を、或いは状況を有利にする為に敢えて自分に味方する人間を、喰らうのが人狼だと云う事も。
だから、わたしは名乗る気は無かった。
……でも、職業病かしら。
目の前に偽者が居ると、どうしても堪えきれなかった。
偽占い師は――わたしの夫を、処刑台に送った。
わたしは、その恨みを、忘れない。
[伏せた顔に長い髪が掛かる。口元に垂れたそれを、ギリ、と噛み締めた。]
>>200
さぁな、望んでいるかいないか、
どちらにしろ、腹は空くんだ。
小難しいことはわかんねぇよ。
ただ、オレの前には死にたいほどいてぇって奴もたくさんいて、
それならって食っていたんだ。
バカだよな、食わせなきゃいいのに。
[その職業が最初は何を意味していたか。
だけど、人としての痛みや苦しみを見ていくうちに、
まるで人ならば酒を飲むかのように…。]
別に、オレは望む望まないはどうでもいい。
そのとき、腹いっぱいになれりゃ、涙のことなんて忘れちまうさ。
[そして、クク……と嗤う。]
[あっさりと差し出された細い腕に、その凄惨な様子に思わず目を見開く。
>>201続く激した言葉に、またしても顔を歪める。]
…いや。
やめましょう。
やっぱり、僕にはできません…。
あなたが持っていた物を、ここへ来て僕は欲しいと思ってしまっているのです。
困ったことに、それが僕の判断力を鈍らせています。
…少し頭を冷やしてきます。
[そこら辺に散乱した荷物を、まとめてずた袋に突っ込んだ。
目の前の、女性と重なるのは、自身の店のショーケースを飾っていた、幸せそうな家族のポートレイト。
ついでに、これまで撮影した分の、フィルムを隠しておこう、と、混乱した頭で、ふらふらしながら食堂車を後にした。]
シュテファンさんが、
アナスタシアさんを拘束しないままに出ていったわ。
稼働してない冷凍庫に閉じこめるつもりだったようだけど…。
……そう。
[何が「そう」なのかは、判らないが、言葉が漏れる。
目線でシュテファンを見送り]
…………。
[ウォトカを呷った。]
ふぅん
閉じ込めてしまったら、食えなかったな。
まぁ、じゃ、食えるのか?
女はうまそうだな。
[やはり下品に…。]
なんだってーーっ
あっの腰抜け…
でもまぁ、どうするか
真占い師を食うのが、道ってもんだが…。
また入れ替わるかもしれない、という恐怖は与えないとなぁ。
>>207
案内人はうまかったなぁ。
じじいばばあばっかりだったからなぁ。
[それは肯定。]
ん?
さっきだよ、サーシャと話してたら、
お前、やめろといったろ?
[そして、続けざまに]
食いモノが死ぬ時苦しかったろう、とか考えてどうすんだ?
だから、食わない?
でも、食いたいって思ったらどうすんだ?
なぁ、教えろよ?
[喉は潤ったが、胸には何かが痞えたような釈然としない気持ちだった。
無言で食堂車を出ると、デッキに佇む。
瞳は、緊急脱出用の手動扉開錠装置を捕えていた。]
>>211
ふぅん
奴が人狼に心頭しているのを見るのが辛いのか。
不幸な牢獄姫は随分愛情深いんだな。
[嫌だという嗤いをまた続けて…。]
まぁ、サーシャをオレが食うことはない。
サーシャは別の奴の獲物だからな。
まぁ、サーシャを助けたいとか、考えるなら、
オレじゃない狼を見つけて、懇願することだな。
[そして、]
だが、お前はオレの獲物だけどな。
[扉の前、腕を組んで立ち塞がる。]
[シュテファンとアナスタシア、それぞれが食堂車を出ていくのを見送れば、
ダニールの服の裾をくいっと引いて、]
あの、私たちもそろそろ行きませんか?
[了承を得れば、一等車の方へ移動するため、食堂車を出ていく。
二人のやり取りに関して、特に触れることなく黙って廊下を進んでいった。]
[少女は、おねーさんの荷物をあさっていました。
けれども大部分は持ち去られていて、何の手がかりも掴めません。
もっとも、少女はあまり読み書きが得意ではなかったので、荒らされてない状態であったとしても何かを見つけられたかどうかはわかりませんが。
何にせよ少女は一人で、いつ人狼が忍び寄ってきてもおかしくはありません。それとも喋れないのをいいことに、既に誰かが少女になりかわってるのでしょうか…?そうだとしたら、今まで少女が無事だった理由も説明がつきます。]
>>213
ああ、なるほどな。
訊いたオレが野暮だったか。
お前もサーシャも人間だしな。
[やっぱり嗤う。
嗤うけれども……
どこかが、痛い。
でも、考えないように……。
煙草を出して、咥える。]
ククク……
[やっぱり嗤う。嫌な感じで。]
[画面カットイン ―列車最後尾後部展望タラップ―]
又…今夜も事件が起きる。
凄惨な…
[満天の星空は翳り、雪がちらつき始めた…]
-特等室-
へぇ、結構豪華な造りなんだな…
そういや、さっき誰かが言ってたな。
新婚夫婦用って。
俺も、あいつとこんな車両に……[ふっ]
>>217
ああ、食うよ。
お前は旨そうだからな。
でも、
まだ、頃合じゃねぇな。
[それは腹もちのことだろうか。
とにかく、今はまだ、と言う・・・。]
[ガコン。
女の細腕でも、扉は開いた。
強い風が頬を打つ。
一層大きく聞こえる列車の走行音。
星を見上げる。
あの空の向こうに行けば、また、夫と子と、三人の幸せを得られるだろうか。]
ジラント…………ジェーニャ…………
[ふたりの名前を、呟いた。]
-特等室-
[展望タラップに向かうエーテルに手を振り、特等室のベッドを勝手に拝借。ぼふっと音を立てて、倒れこんだ]
あぁ、何だこれ。
超ふかふかじゃん……
…ん、眠い…
[目を閉じれば、そのまま寝入ってしまう]
[シュテファンの去る背を見送った後、暫く時間を開けて立ち上がる。]
……荷物。
取りに行って来る。
[それだけ告げて、食堂車を後にした。]
(本当は、あんまり興味はないんだけどな…)
[しげしげと興味深そうに、調度品に手を触れる。シャワールームに真っ先に向かった彼女。扉が閉まる音と、服を脱ぐ音が聞こえると。静かに特等室を出た]
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