577 【憑狼】それでも列車は北へと向かう【飛び入り歓迎】
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写眞店店主 シュテファン
あなたが持っていた物を、ここへ来て僕は欲しいと思ってしまっているのです。
困ったことに、それが僕の判断力を鈍らせています。
…少し頭を冷やしてきます。
[そこら辺に散乱した荷物を、まとめてずた袋に突っ込んだ。
目の前の、女性と重なるのは、自身の店のショーケースを飾っていた、幸せそうな家族のポートレイト。
ついでに、これまで撮影した分の、フィルムを隠しておこう、と、混乱した頭で、ふらふらしながら食堂車を後にした。]
【赤】 医者の娘 ナタリー
シュテファンさんが、
アナスタシアさんを拘束しないままに出ていったわ。
稼働してない冷凍庫に閉じこめるつもりだったようだけど…。
未亡人 アナスタシア
……そう。
[何が「そう」なのかは、判らないが、言葉が漏れる。
目線でシュテファンを見送り]
…………。
[ウォトカを呷った。]
【赤】 無頼な整体師 ミハイル
ふぅん
閉じ込めてしまったら、食えなかったな。
まぁ、じゃ、食えるのか？
女はうまそうだな。
[やはり下品に…。]
【赤】 賭博師 ユーリー
なんだってーーっ
あっの腰抜け…
でもまぁ、どうするか
真占い師を食うのが、道ってもんだが…。
また入れ替わるかもしれない、という恐怖は与えないとなぁ。
無頼な整体師 ミハイル
>>207
案内人はうまかったなぁ。
じじいばばあばっかりだったからなぁ。
[それは肯定。]
ん？
さっきだよ、サーシャと話してたら、
お前、やめろといったろ？
無頼な整体師 ミハイル
[そして、続けざまに]
食いモノが死ぬ時苦しかったろう、とか考えてどうすんだ？
だから、食わない？
でも、食いたいって思ったらどうすんだ？
なぁ、教えろよ？
未亡人 アナスタシア
[喉は潤ったが、胸には何かが痞えたような釈然としない気持ちだった。
無言で食堂車を出ると、デッキに佇む。
瞳は、緊急脱出用の手動扉開錠装置を捕えていた。]
無頼な整体師 ミハイル
>>211
ふぅん
奴が人狼に心頭しているのを見るのが辛いのか。
不幸な牢獄姫は随分愛情深いんだな。
[嫌だという嗤いをまた続けて…。]
まぁ、サーシャをオレが食うことはない。
サーシャは別の奴の獲物だからな。
まぁ、サーシャを助けたいとか、考えるなら、
オレじゃない狼を見つけて、懇願することだな。
[そして、]
だが、お前はオレの獲物だけどな。
[扉の前、腕を組んで立ち塞がる。]
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