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―3−B―
米俵ってそんなに重いんだ。
女の子ならお姫様だっこ出来るだろうけど、男性は流石に無理だな。
[バートンの身体を下ろして、痛くなった手をぶんぶんさせた]
一応、布団あったから背中は痛くないと思うけど。
毛布は夏だから必要ない、と思いたい。
[夏の癖にむしろ精神的に寒い気がするが、気のせいと言うことにした]
―音楽室―
…誰かいるか?
[そっと扉を開けて中を見る。誰の姿も見あたらない]
思えばここから始まったんだよな。
[感慨に耽りながらも室内を探索8]
―3−B―
ええ。っていうか先輩が男性をお姫様だっこは色々ショックを受ける人がいそうなのでそれでいいと思いますよ?
[笑いながら。よく見たら布団はあった模様。ならよかったーと言いつつ]
ええ。戻ってこれなくなるよりはいいですしね。
[冷夏なのかもしれない。霊夏? 身を震わせて。]
―3−B―
え、なんでボクが殿方をお姫様だっこしたら、
みんなショック受けるのかな?意味判んない。
[不思議がる...だが、手の痛みと寒気がとれたので]
そろそろまた探索に行こうか。
屋上行ってみない?
[ワラビに提案した]
―3−B―
え。えー。何でって言われても。
[うーん、と説明がはばかられつつ]
あ。僕は大丈夫ですよー?
[笑いつつ、屋上の言葉に頷いた。屋上への階段も調べながら 64]
−PC室−
ルカス先輩!ルカス先輩!!
[揺すってみてもやっぱり応答がなかった…]
サトコ先輩…どうしましょう…
[どうやって運ぼうか悩んだ]
― 3F・非常階段 ―
[おそらく、学園史上最も不毛な痴話喧嘩だっただろう。
あのとき、ここで見た男女の争い。
触れられず話すことしかできない自分にとって、あそこまで噛み合わない会話があるとは思わなかった。
やむを得ず殴る形で触れた男女は、今どうしているだろうか。
幸せになっているとは思いにくいけれど、いつか永遠を誓えたのだろうか。]
テンション、上げろ……か。
[『テンションが上がらないやつに、みんなと別れる資格は無い』
引き止める女が口にした、無茶苦茶な話。
理論破綻した言葉だけれど、思い当たる節があった。
――今の自分と、オカ研の仲間たち。
長くとも3年後には全員と別れなければならない。
彼らが卒業という形で学園を離れていくとき、自分はどうなっているだろう。
別れが悲しくて、泣いているのか……否。
幽霊の身ながら、楽しい愉しい学園生活を3年間過ごした結末の別れ。
きっと、テンションが上がりまくって、どうしようもなくなったから別れる……そんな最期を迎えるのが一番の幸せに違いない。60 ]
―屋上へ向かう道筋―
えー、教えてくれないの?けちっ。
[何故か説明を渋るワラビに釈然としない表情を浮かべつつも、階段などに誰かいないかしっかり確認している52]
―音楽室―
いねえなあ。俺って探し物苦手だしな。
[ピアノの影を調べてみる20。
そうしてるうちにメルティから無線が]
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