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―― 治療室 ――
[ナサニエルの端末へ繋ぐ事を試みる。
ホログラムペーパー上に、炎と兎を合わせたようなデザインのアイコンが、立体ホログラムとして現れた。]
≪ナサニエル。グレンだ。
まだ会場内に居るのか?≫
[もし、繋がらないようであれば、メッセージを。
繋がれば話をしようと思っている。]
[「ただの焼きそば屋のお手伝い」…であるらしいが。]
目的は何だという意味だ。
ラントの科学力に不可能はない。
[もぐもぐしていた時とは打って変わって、剣呑な瞳をする。]
…見守られる?
ヲレは、一切そんな事は感じなかった。
[そうだ。感じる事はなかった。なのに]
貴様… 何、を言っている?
[理解出来ない。そんな微妙な表情をした。
ただ一つ、思い当たる事があるとするならば。
それは、クロノが墜ちる前。
シャーロットを…あの、マリンブルー・スネイルを、味方もないまま「アンギャルド」の前に差し出すのを拒む気持ちがあった事だ。だが、クロノがそれを素直に認める事はないかもしれない。]
―― 格納庫 ――
[マリア=カリラの呼び出しで、ホロ・ペーパーが次々更新された。
やがて、優勝者が決まった瞬間の動画がミニチュアで再現されて]
『―― おめでと、ニーナ』
[クローズド回線が開かれて、ぽつりと言葉が落ちた]
[マリア=カリラは眠っていた回線を1つ1つ、探る]
『シャノン』
[マリア=カリラは名前を呼ぶ。
そうして、オープン回線で小さく唄を歌った*]
―― 治療室 ――
[想い――曲がりなりにも、チキュウ人としてではなく、シャーロットを個人として見ている事など、クロノが言葉で言うだろうか。
光…。絶望の中で見えた光など、クロノは塗り潰したい気持ちでもある。希望は、あるより、ない方が苦痛ではない。]
貴様は…、BigFireのコアを… 一体何だと思っている?
[クロノは知らず問いかける。]
ヲレがコアの意思を生み出したか、
コア自身が、ヲレを助ける為に意思を発達させたかだと?
そのどちらが、
コアの魂の発生源なのか知りたいから、調べろだと?
貴様ラは…
[ふと、クロノの胸中に忍び寄る気持ち。]
幸いにも、
ヲレの「メテログラフト」は一部まだ使える。
ここの本部に、模擬戦闘が行える室内部屋があったな。
おい、そこのスタッフ!
ヲレ達をそこへ案内しろ。
[クロノは、グレンに呼びかける。]
貴様…BigFireは無論、持っているのだろう?
[クロノはダイアナに冷たく笑う。]
何を、って……
[急に剣呑な光を帯びてきた瞳に若干気圧されつつ、少女はクロノについて考えをめぐらせる。
クロノは絶望にさらされた。そして絶望に飲み込まれそうになっていた。
ここでクロノに遠くにいて憧れるヒーローのような存在や、共に立ち向かう存在がいれば、絶望を乗り越えることも難しくなかったかもしれない。
だけどいないとしたら……そのうち絶望に飲み込まれることは十分に考えられる。
だけどクロノは絶望に飲み込まれていなかった。
少なくとも、シャーロットにアンギャルドのことを教えた時は。
結局何の因果かマリンブルー・スネイルのコアが停まってしまったが、少なくともクロノにはシャーロットを放っておく気持ちはなかった。
もし絶望に飲み込まれていたのならそうはならないはずだ。マリンブルー・スネイルのコアなど停まってしまえばいいと、やけっぱちな気持ちになっていても不思議ではない。
そこまで考えて、それとコアがどう結びつくのか、自分でも分からなくなってきた時――]
『なら、貴様自身で調べてみろ。』
[そう言った後、近くにいたグレンになにやら言いつけるクロノ]
模擬戦闘……ちょっと待った!
確かに私はBigFireを持っていますが、兵装が使えないんですって! 私に弾幕をひたすら食わせる気ですか!?
[無論《Indigo Bird》にも]
それに個人的な興味のために大会スタッフまで付き合わせるわけには……
[焼きそばパンを差し出した手は宙ぶらりんのまま]
そんな美味い話があるわけがないじゃないですか……
喧嘩を買ってピンチになったら兵装ロック解除コードを思い出したなんて……
喧嘩するためにあるんじゃないですよこれは……
(じゃあ何のためにあるのさ?)
(分かってるはずだ、戦うためにあるって)
―― 治療室 ――
(繋がらないか。)
[グレンは、クロノとダイアナの話し合いを聞きながら、
ナサニエルが反応するのを待っていた。]
≪ナサニエル。
よく聞いて欲しい。≫
≪私には、きみが今、何を見、何を聞き、何を話したか、
その全てまでは分からない。≫
≪私は、例えきみが間違った事をしたのだとしても、
悪の道に進む男ではないと知っている。
きみが何であれ。
私は、きみが然るべき事をなし、
再び大空を舞うと信じている。≫
≪それは私が見たいというのもある。≫
[少し含み笑いが混じり、]
≪ナサニエル。≫
≪きみの選択が、きみを閉ざさない事を願う。≫
≪紅蓮・B・R≫
[どの選択であれ。ナサニエルがゆく道を。
グレンのナサニエルへのメッセージはそこで終わる。
ナサニエルが自身の端末を立ち上げれば、炎と兎を合わせたようなデザインのアイコンがポップアップし、メッセージの到着を告げるだろう。*]
[クロノは、ダイアナが差し出していた焼きそばパンを、手で叩いて床に落とす。]
…だからどうした?
貴様の兵装が使えないなど知った事か。
コアに魂があるンだロ?
なら、貴様の事はBigFireが守ってくれる。
そうなのだろう!?
[ギリッ、と半眼な瞳が吊り上がり、ダイアナを睨みつけた。]
ヲレは先に行っているぞ。
さっさと来い。
(――ああ、確かにそうですね。
結局これからクロノがやろうとしていることもこの大会も果てはかつての星域戦争も、規模や血が流れる量が違うだけで喧嘩に代わりはしない。
そして私には戦うための力がある)
[不意に少女は声も立てずに笑う]
(だけど。
私が空を飛びたいと思ったのは、いつ終わるとも知れない戦争の手伝いをするためなんかじゃない。
あのBigFireと――《HYMN TO THE INFINITE SKY》と同じところに立つためなんだ。
不安も恐怖もない、空しかない高み。
そこでは空は一つだった。
ちょうどその時の時刻は昼と夜の境で、空が裂かれるような色合いを持っていたけれど、それでも空はつながっていた。
その不思議な色合いは一瞬しか見ることができなかったけれど、今でもよく覚えている)
…。
あ。もう、あと、2機。
[核を停止させたという、アンギャルドはまだ空の上だ。
大会はもうすぐ終わろうとしている。
The Big Fire.――]
[その名を冠した、最後の2体の姿を焼き付けるようにじっと見上げる。]
おれ、今日のこと絶対忘れない。
…また、会いたいな。
[誰に、とも告げず。並んだ青は* 空を見上げる*]
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