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悪くない。
[もぐもぐしながら、手元でガサゴソ。
ビスケットの小袋を開き、おもむろに口に持っていった。]
((パキ))
[小さな音がして、ビスケットが割れる。]
――大会本部・廊下→治療室(>>51のつづき)――
[少女は物陰からクロノとユージーンの様子をうかがっていた]
(兎さんじゃない方に言いたいことがあった気がするんだけど……なんだっけ)
[やがて会話が終わったのか、二人が離れていく。
互いに、振り返ることもなく]
…………。
思い出せないままなのは、大したことがないからか、はたまた近すぎて見えないからか。
まあいいか。
[そして少女に気付かず通り過ぎていったクロノのあとを追った]
……。
[もぐ。お腹はこんな量では満たされない。
躊躇って躊躇って躊躇った挙句、かすみ草の花束を持ち、ビスケットの小袋を上官コート(何もポケットの継ぎ目がないように見えたが、クロノが手を差し込むとポケットが現れた)に入れようとした。]
――大会本部・治療室――
[扉を開ける]
こんにちはー。
[クロノの姿はすぐに見つかった。
先程まで乗っていた球体から降りて、口をもぐもぐと動かしているように見えた。
その手にはかすみ草の花束が]
…………。
それは食べ物じゃなーーーーい!
[まさかと思いながらも反射的にツッコミを入れていた]
―― 格納庫 ――
[硝子ケースの中。
マリア=カリラはゆっくりとその目を開けた。
触腕に覆われた背、指、肢体]
[マリア=カリラは瞬きして、自分の両の手を見る。
水晶のように透き通った爪。血の気のない細い指]
[こきり]
[マリア=カリラは肩を鳴らして、周囲を見る]
『 Hello, world 』
[マリア=カリラの唇が紡ぐ。
水晶の瞳が瞬くと、周囲の掲示に光が走った。
硝子ケースの向こう、空中に半透明のホロデータが舞う]
[もぐもぐもぐもぐ。するクロノ]
いやだからその花はね……
[言いかけてやめた。
代わりに、かごから焼きそばパンをひとつ取り出して差し出した。特に何も言い添えずに。
言えない。まさか餌付けしたくなっただなんて]
私はただの焼きそば屋のお手伝いさんですよ。
BigFireを飛ばして近くにあった戦艦に偵察をかけた以外は普通の……
[いやそんな前口上を述べている場合じゃない]
訊きたいことがあって探していたんですよ。
BigFireに何か魂とも呼べそうなものが宿っているのか否か、調べることはできるんですか?
[やはり単刀直入に、問うた]
[もぐもぐもぐもぐ。]
…何だ、それは。
[口元を拭って、訝しげにダイアナを見る。]
(ヤキソバ?)
[そういえば、先程の老兵がそんな言葉を言っていたような気もするが…もしかすると、チキュウの名物の一つなのだろうか。]
(これがヤキソバか?)
[焼きそばパンを一瞥する。]
ん?おい貴様何をしたと言…
[一呼吸置き、問い返す。]
何故、そんな事をヲレに聞く?
―その頃、格納庫では―
[男は独り佇んでいた。
格納庫のGRAVEが陣取っていたブロックは既に何も残っていなかった]
チッッ
置いていきやがって…。
[男の話は、まだ続く]
―― 大会本部 ――
『――今、この瞬間!
勝者が決定しました! 優勝は――
――『リトルアース』パイロット、
“遊星の落とし子”ニーナ!!』
[会場一帯に聞こえるアナウンサーの声。
その声は格納庫、本部問わずに聞こえていた。
もしかすると、会場近くの「ステーション」の方にも聞こえているかもしれない。]
あの子が勝ったのだな。
[グレンは、歩みを進める。
やる事があるとでも言うかのように。そして、治療室の前へ――]
―― 治療室 ――
[治療室。
目当ての人影の片方は居たが、もう片方は見当たらなかった。
他のスタッフに話を聞くと、先程までナサニエルは居たらしい。
グレンは、黒隗を肩に乗せたまま、ダイアナの方に一度手を上げ、腕章ではなくホログラムペーパーの端末を開いた。]
何故って……あんなにラントの科学力について触れ回っていたのを忘れたんですか?
[少しだけ呆れたような声音]
まあそれだけじゃないですけどね。
そう……あなたなら分かると思ったからですよ。
もしも……
絶望の最中に放り込まれ、誰かの助けを必要としていたはずのあなたが、BigFireに乗っている最中に、誰かに見守られているように感じていたならば、それは、
[暗に、クロノの母星に起こったことは知っていると、そう告げるかのような言葉の後]
あなたが必要に駆られて見守る誰かを生み出したのか、それともあなたという乗り手の助けを求める気持ちにコアが応えたのか。
そのどちらかなのか、分かると思ったからです。
―― 治療室 ――
[ナサニエルの端末へ繋ぐ事を試みる。
ホログラムペーパー上に、炎と兎を合わせたようなデザインのアイコンが、立体ホログラムとして現れた。]
≪ナサニエル。グレンだ。
まだ会場内に居るのか?≫
[もし、繋がらないようであれば、メッセージを。
繋がれば話をしようと思っている。]
[「ただの焼きそば屋のお手伝い」…であるらしいが。]
目的は何だという意味だ。
ラントの科学力に不可能はない。
[もぐもぐしていた時とは打って変わって、剣呑な瞳をする。]
…見守られる?
ヲレは、一切そんな事は感じなかった。
[そうだ。感じる事はなかった。なのに]
貴様… 何、を言っている?
[理解出来ない。そんな微妙な表情をした。
ただ一つ、思い当たる事があるとするならば。
それは、クロノが墜ちる前。
シャーロットを…あの、マリンブルー・スネイルを、味方もないまま「アンギャルド」の前に差し出すのを拒む気持ちがあった事だ。だが、クロノがそれを素直に認める事はないかもしれない。]
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