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――中央エリア/高空――
[通常の約二倍以上に伸ばした『自在剣』を構え、ゴードン機への照準機会を窺う。ラインが空けばすぐさま突撃できるように、仮設AIへと戦術要請。機体速度は低速。と、その時――]
『ようこそ、諸君。俺の空へ!
今回の歓迎はこんなものなのか?
いいぜ、さあ、どこからでも掛かってこい!!』
[前回チャンピオン機にだけ搭載された、全域強制通信が発信された。不敵な表情で笑う男の顔が、球体スクリーンの一部を占拠する。地上でも同様に、ゴードンの顔と声は盛大に演出されているのだろう]
――地上――
[観客席では一斉に大きな歓声が上がる。空中のスクリーンには彼の経歴と機体データ、そして現在の状況がそれぞれ表示され――実況アナウンサーが悲鳴を上げた]
『さあ挑発に答えるように、おおっと、上空からの一撃――!』
[超高空に陣取った青い機体の姿が、また別の映像スクリーンでアップになった。空域を俯瞰するようなアングル。絞り込まれた強烈な光条が、ゴードンの赤い機体を直撃する]
『さあっ、これはどうだ!?』
―回想・格納庫・テイクオフ直前―
[着替えた姿は、機体と同じ様に2色のカラーリング。市販品だが、ナノチューブで編まれたそれの強度は折り紙付。
2度3度、確認するように操縦桿を動かして、ペダルを踏み込む。同調して核の駆動音が小さく聞こえる。]
『――さて、そろそろ開始だ。
俺が出来る事は全てやった心算だ、後は嬢ちゃん次第って奴だナ。』
[おっちゃんがくく、と低い声で愉快そうに笑う。
それも、良くある一幕。]
うん、大丈夫、心配要らない。
『ま、何時もの様に飛んで来な。』
――判ったよ。おっちゃん。
[流石に、緊張が強い、様々な競技やレースには出てきたが。一大イベント出場は、殆ど始めての様な物なのだから。何も考えるまいとヘッドギアを被る。]
『負けねぇよ、俺が組んだ機体がよ――』
最大戦速、SRF0050後期型 サンダーエース。
――発進、します!
[今この瞬間は、華やかなファンファーレも、高らかなアナウンスも聞こえない。
ただただ、機体の駆動音のみの世界――]
GO A HEAD !!
[鮮やかな橙色の機体が、矢の様に上空に、飛び出した。]
――中央エリア/高空>>23――
[真紅の機体の背面に浮かんだ曼荼羅が、回転を始めると共に輝きを増していく。ゴードンが両腕を広げ、彼の機も同じ動作。両拳を前面で合わせると、その前方に直径3mほどの黄金色をした光球が生まれた]
『勇気があるなら受けてみろ!
曼荼羅型ソッキオから全力供給、“ノウマクサマン弾”!』
[他機の密集した部分を探すようにぐるりと見回し、ゴードンは東側から襲い来る密集弾に気づく。機体を捻り、その先にある黒い全翼機へと両拳を開いた]
『いいぜぇっ、こいつで掻き消してやる!
力比べだっっ!!』
[ゴードンの声と共に、二つの光の流れが空中で*激突した*]
― 格納庫 ―
[全競技者機が出払い、格納庫はすっかり閑散としてしまった。]
[敗れた(そして生還した)機体を迎えるために、まだいくらかの作業は行われてはいたが、それもすぐに完了してしまうだろう。]
あー、見送る、ってのは慣れねえな。
なんだこの気分は。
[焦燥か、寂しさか、それらしい言葉を探してみる。]
[が、捉え所のない感情はロックオンを許さない。]
帰還してもすぐ再出撃だったからな。
基地に残していった奴らは、いつもどんな気分で待ってたんだろうねえ。
[もやもやを撃ち落とそうとでも言うのか、オメガは歳を感じさせない身のこなしでコックピットに乗り移った。]
― 格納庫・Firebird機内 ―
観戦サービス、こちら観戦者BF。コールサインはオメガ。
全域レーダーとのデータリンクを要請する。
<<こちら観戦サービスセントラル。ただいま認証中。>>
<<データリンクを承認しました。ご利用ありがとうございます。>>
[レーダーモニタに、外部観戦者向けに公開されている全域レーダーが映し出される。
同時に、多目的メインモニタに場内の中継映像も表示される。]
ひゅう、さすがに多いな。
上も下もBFだらけだ。
あの作戦ほどじゃないが、弾幕は微塵も負けてねえ。
[あの作戦――先刻シミュレータで体験した空戦――を引き合いにその様子を見守る。]
さて……この戦いの英雄は一体誰だ?
―― 中央エリア 高空 ――
[各所から発せられる色とりどりのビーム砲。
きらきら光る各種弾幕で、マリアの網膜が照らされる]
[外部感覚機構に特化したマリアからもたらされる情報を元に、私はブレスを使わずそれらをすり抜ける。いくつかのレーザーが私の頬を掠めた]
(…自動再生範囲内だ)
[もごもごと傷口から白いナノマシンが溢れ、修復していく。
天地がさかさまになった状態で、マリアはセットしていた倶利伽羅不動ガンの引き金を引いた]
『倶利伽羅不動 ―― nyd ――』
[私たちの目前に、巨大なルーン文字が浮かぶ。
私はその中央をくぐり抜けた。途端、文字は無数の弾幕となって私たちの周囲をホッピングする。弾幕を弾幕でいくらか相殺しようという試み]
[途端、ニーナから発せられた光線が前回王者を襲った]
[ニーナの一撃。
それは方形の多層装甲に阻まれたけれど、それを皮切りに次々と各機が前回王者に襲い掛かる]
(参戦しても、目立てぬな)
[マリアの端末に応援という名の命令が入る]
(……それよりもっ――)
『ニーナ。避けて』
[私が身を翻し、出来たばかりの友人の元へと向き直ると同時、マリアは教えられた専用回線へ短く通信を送った]
[攻撃の反動か、駆動の反動か。
少しふらつくように見えた青い球体にも迫るゴードンの反撃と、追尾攻撃の流れ弾。纏う弾幕の残りとともに、身を割り込ませる。nydから発せられた弾幕は全て向かってくる弾幕と衝突し、小型花火を咲かす。受け切れなかった弾幕が私の腹を掠めた。ぐぅと喉が鳴る]
『数が、多すぎるのよね』
[外縁部に群がるのは、王者の弾幕によって体勢を崩した機体を狙って撃墜数を稼ごうとする小型機]
『宇宙一刀流 皆伝 ――』
[マリアの右手がそれらに向かって閃光を放った]
『ビーム居合いッ!!』
[三日月状の光が真っ直ぐに飛ぶ。
直進行動で多くの機体を散会させるだけだったが、回避行動が遅れた小型機が爆散した]
『……あれ。出力間違えた』
[マリアの頬に浮かぶ焦りの色。
緊急射出装置が作動したのを、視力を変化させて確認するとほうと一息]
[カチンとマリアは剣を鞘に収め、2本の指を立てて挨拶すると外縁を通るように急降下していった**]
―回想・格納庫から―
[上から眺めていたが、本来の目的を思い出して足早に下へ降りる。
整備中のメカニックと会話をしたりしながら並ぶBFの機体を動画で収め、外に出た。
取材用のBFを押さえておこうと、発着場所を確認する。
携帯端末に取り込んだ会場MAPを出しながら、煙草をくわえて歩こうとした
その頭上を1機の戦闘機型のBFが通り過ぎて見上げる。
手はすでにカメラのスイッチを入れ、肩に担ごうと動き出していた。]
ほお。
[覗くファインダーの向うでくるりと宙返りする機体。
操っていたのは―あれ?]
…なんや、女の子か?
大会の参加者にはいてない顔やったな…。
[離れていくのをしばし収め、ファインダーから目を離した。]
―取材用BF発着場―
どうもー、FlightTechのオネゲルです。
["PRESS"と"FlightTechWorkshop"と記された機体へ真っ直ぐ近寄って
整備中の担当へ声をかけた。
もうすぐ始まるのに呑気だね。
これが用意していた最後の機体だよ。
そんな風に言いながらやや呆れ顔の担当に小さく肩をすくめて見せ、]
やあ、格納庫で思わず見入っちゃってね。
今回も面白そうな大会になりそうじゃないですか。
[話をしながら、BFを覗きこむ。
それなりの速度が出るようにだろうか、形状はやや戦闘型に近い。
しかし戦闘用ではないので小型である上に兵装は装備されていない。
そこに少々の物足りなさを感じるが、今は贅沢を言ってはいられない。
乗っていいと許可が出れば、まいどと会釈をして操縦席に乗り込んだ。]
[機内は操縦席の他には記者用の小さなシートが一つ。
それから、カメラを設置する台がフロント部分にあるのが特徴的だ。
操縦席に浅く腰掛けてカメラを固定する。
機体から伸びているケーブルをカメラに繋いでファインダーを照準用のスクリーンに切り替えた。
機体の先端をはじめ、各所に装備されたカメラからの映像がスクリーンに映し出された。]
ふうん。なるほどな。
操縦がそのままカメラワークになるのか。
[これは面白そうだ。
ふふふと小さく笑いながら、コアの出力を上げれば機体はぶわんと浮かぶ。
外の担当へ試運転をしたいとジェスチャーで申し出る。
しかし担当は大きく手で×を作って首を振った。]
え?どうして??
[きょとんとし、ウインドウを下ろして問いかけた。]
[どうして?じゃないよ!
もう大会はスタートします!
参加者の機体に一定距離近づくとアラームが鳴るから、
鳴ったらすぐ離れてくださいよ!
担当の声に時計を見る。
なるほどもうスタート時間間近だ。]
あ…。
どーりで他のBFがないわけだ…。
オーケイ、じゃ、行ってくる。
[担当に手をあげ、機体の出力をさらに上げる。
垂直にるで大きな青に吸い込まれるかのように上空へと。]
―回想・上空―
[それぞれの所属を記した取材用BF、"FlashTaker"がいくつも浮かぶ場所。
そこはスタートを臨む位置だった、が―。
遅れて上空へと舞い上がってきたBFの操縦者は憮然とした表情をしていた。]
あかん。
こんなおもろない場所から撮れるか。
[ぼそっと呟いて空域のMAPを表示する。
競技の領域をサーチして狙いを定めると、さらに機体を上に浮上させた。
シートに深く沈めた身体にかかるGに、楽しそうに笑みを浮かべながら。]
ここで、ええ。
[参加者を下に見る位置。
上ってくるBFを下部のカメラで捉えながら、
広がり始めた弾幕にピントを合わせる。]
はじまったか。
[クン、と機首を下げて前方カメラで弾幕を追う。
放っている機体、向かっている方向を追うために上に下にと自らの機体を操る。
カメラを操るのは握ったハンドルに付いたボタン。
収録と操作を同時進行…はなるほど忙しい。
他の取材用BFが定位置から動いていないのはなんとなく理解できた。]
けど、俺はそれじゃぁ物足りないんだよな。
[呟きながらぐい、とペダルを踏みこんだ。**]
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