情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
「参加者の皆さん、いよいよ「大会」開始です!
機体に搭乗して下さい!」
大会会場内に、アナウンスが流れる。
それに伴い観客達も移動を始め、BigFireの機体同士の戦いがよく見える場所が更に埋まってゆく。
天空には、色とりどりの花々の弾幕が降り注ぎ、
本物の花びらのシャワーのように、美しくバトルフィールドを飾った。
ファンファーレが鳴り響く――――。
「それでは……開始です!!!」
どうやらこの中には、村人が3名、占い師が1名、霊能者が1名、狂人が1名、狩人が1名、共鳴者が2名、智狼が2名いるようだ。
いっちょやるか!!!
[真紅の機体に乗り込み、計器を全起動。オールグリーン。
にやりと不敵な笑みを浮かべ、拳を打ち鳴らした。
操縦桿を握る。
真紅の機体は巨大な三つ爪の武器を一振りし、格納庫の扉を切り裂くとゴォンと飛び立った。
青空に現れる、赤。
後光のように背負う円形の曼荼羅型弾幕兵装。
近接武器は、三つのエネルギーの筋を残し構えられ、
多層式の弾幕兵装は展開され、完全な臨戦態勢に入った。]
[視界の隅、動力メーターの表示がじわじわと上がっていく。
遠く聞こえる歓声と、花吹雪のような色とりどりの光。
ファンファーレの合図と共に、ペダルを深く踏み込む。]
白川重機株式会社、開発部稼働試験課所属、
真嶋 ススム、参りますッ!!
[ぐん、と体にかかるG。
青白い光と共に、機体は風になる。]
――格納庫・シュウ機体ブース――
[老兄弟に押し込まれるようにしてコクピットに乗り込み、外部接続で開いたウィンドウとステータス表示に目をやった。同時に聞こえてくるのはいかめしい声]
『ふン。重力環境と大気組成のセッティングは済んでたか。
まずまずだ――が、戦闘空域の予測がなってねぇ。おい!』
『もう送ってるぞ。
シュウ、そっちにやったクラスタを展開しろ。今回の参加機のデータとパイロット名、それに戦闘スタイル予想を組み込む』
……う、うん。
でも、お爺さん達、なんで――行くなって言ってたのに。
[指示通り、仮設AIへと情報を展開しながら少女は尋ねた。
ややあって、静かな調子の声が返ってくる]
『……シュウ。
話してやらなきゃなんなかった事が、オメェにはある。オメェだって、それを探しに地球くんだりまでやって来たんだろ?』
『俺達の昔の汚点でもあるからな。
できれば隠しておきたかったんだが。
……だが、シュウが知りたいなら、教えてやるしかないって話になってな』
[ウェイン兄弟の言葉には、真摯な響きがあった。
それを感じ取って、コクピットの中で少女はこくりと頷く]
……うん。
何かあたしの知らない事があるんだろうって、それは思ってた。でも、それがお爺さん達にも関わってたの? どうして?
『――今はまだ、話してやるだけの時間はねェ。
無事に戻ってこい、シュウ。そうしたら、教えてやるから』
『いいな、無事にだぞ。無理はするんじゃない。
俺達に言えるのは、それくらいだ――じゃあ、行ってこい』
――わかった。じゃあ、また後で、お爺さん達。
[答えて唇を結び、BigFireへと起動コマンドを飛ばす。
少女の左手首に埋め込まれた銀色の球体が、シャボン玉の表面のような虹色の色彩を帯びた]
――『アンギャルド』、発進。
[屋根が完全に展開された格納庫から、黒騎士が浮上していく]
[ドシュゥ…]
[そんな機動音を引きながら、赤い影が空へと舞い上がる。それは、前回の覇者、ゴードンの期待が出撃した姿であり、つまりは本戦の開始を告げる合図でもあった]
…フヅキ、全弾幕兵装並行展開!
出力調整、60,60,60!
ハイリミテッドコード・ミルキーウェイ!!
[追うように、ふわりと舞い上がった青い球体が、三点の光輪へ同時に光を点す]
…コメット!
[赤い機体に追従するように、機体が急加速する]
フルムーン!
[左手に点した光球が、その出力によって期待に縦軸の回転を与え、螺旋を描く。そして]
スターダスト!
[右手から放たれる星型の弾幕が、螺旋の機動によって全方位にばら撒かれた]
…カササギスターロード!!
[戦闘空域を埋め尽くさんばかりの勢いで星屑を撒き散らしながら、青い機体が光の道筋を残して空へと昇っていった]
―― 空 ――
『Herio!』
[マリアの喉が大きく震えて、開始の合図。
私は大きく大地を蹴ると、両の翼を広げて高く舞い上がった]
[ばさり] [ばさり]
[有機的な風切り音は、少しの間。
すぐに、上昇気流を捉えると天高くポジションを取る]
[ガチャリとマリアは倶利伽羅不動ガンの劇鉄を起こした]
『……来た。ニーナの初撃』
[忠告されていたそれ。
先ほど追い込まれた星たちが再び空を彩った]
[せっかくの共闘宣言、使わせてもらう。
ニーナへの回線はスリープで待機させ、大きく体を旋回させて体勢を取った。姿勢が安定するまで少しかかる]
[バイザーの中、オートモードにされたマリアの表情は笑みを浮かべている]
−回想・格納庫での出来事−
シャーロット・ブルーメンか。君にふさわしい、いい名前だね。
初参加でも気負うことは無いさ。まずはこの大会に慣れ、そして結果はともかくとして楽しむことが大事だ。
私が何度も何度も挑戦しては敗れているゴードン。彼も、BFの大会を実に楽しんでいる一人だ。
彼も、そして私も初参加の時期はあった。
君もいずれは、私やゴードンのようなBF乗りになれるかもれしれない。
[何度も大会に参加している中で、初参加だと言われていた者が優秀な成績を残すことも見ていた。そしてその者は、全てが大会前の並々ならぬ努力とBFへの強い思いを持っていた。
シャーロットの目からもそれを感じ取ることが出来たようだ]
シャーロット、空で君と良い勝負が出来る事を願っているよ。
[しどろもどろな様子があったのは、初参加で他のパイロットに中々話しかけづらい状況であったからだろうか。それすらも微笑ましく思える]
ただいま、スネイルネン。
さぁ、行きましょう?あの青い、空へ。
[ヘッドセットを身に付け、操縦席へ身を横たえた。
地に対して平行ではなく、少しだけ沈み込むように角度を調整して両手をパネルに添える]
マリンブルー・スネイル…行きます!!
[両手の指が何らかをパネルに描く。
機体の足部分からやはり青い色のヒレのような羽がいくつも現れ、その身を浮かばせた。
青い蝸牛は、空を目指す]
――上空・南西エリア――
[バックステップの様な姿勢で浮上する『アンギャルド』。
一旦は様子見をしようとした処に、前下方からの弾幕がロック表示される。ニーナの機体から放たれた星型の弾]
大丈夫、あれなら掃える。
[チリチリと、背筋を粟立つような感覚が這い上がっていく。
戦いの緊張。恐怖と興奮。アドレナリンを始めとする脳内物質が分泌される。少女はちろりと唇を舐めた]
――『自在剣』、BladeSing.
[片手剣の形状で構成されたフィールドを右手に、自機の射線上にあたる弾体を切り払う。直接狙ったものではない、けれど広範囲にばらまかれた弾の群れ。少女はコクピット内部で軽く息を吐いた]
でも、あんまり見てる暇、ないみたいね。
あそこも――もう、始まってるようだし。
[そう見やったのは彼女よりも更に上方、中央エリアの高空。ゴードンの搭乗する機体『RedWolf』を撃墜する栄光を争って、何十機ものBigFireが弾幕を飛び交わせていた]
―戦闘空域上限高度―
…忠告はいたしましたので、上手く対処してくださったはずであります…
[と。一息の間にはるか下方に過ぎ去った有象無象の機体の群れが、星型弾幕の中を右往左往する様子を眼下に見下ろしながら、ぽつりと呟く。コード・ミルキーウェイは見た目に派手だが、その実ばら撒き弾を撒いているだけなので、回避にしろ、防御にしろ、相応の腕を持ってさえいれば対処は簡単だろう。
それでも、ばら撒くだけだからこそその弾幕は防御するにせよ回避するにせよ、相応の動きを相手に要求するものであり…つまりは足止めだった]
フヅキ、リミテッドコード・ファストスター…
[続けざまに指示を出し、目的の機体を眼下に探す。
フヅキの補助ですぐに見つけられたその赤い機体は、悠然と余裕を感じさせる動きで、一つも被弾することなく星型弾をかいくぐっていく]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新