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頭脳は大人な少年 タオは、なにかと布を使う スレシュに、飲み込む時は少し覚悟を決めるといいよ。喉につかえないように、慎重にゆっくりと飲み下すんだ。
忘…れて…る…?
(ぼんやりと繰り返す。忘れてる?…何を?…誰を?ぐるぐると、思考が回る。どこかでかちりと何かがはまった。はまった歯車は、ゆっくりと回り出す。)
…ダイじョウブ、僕、独リでモ強ク生きルヨ…最後まデ…
(突然、何かに答えるように呟くと、涙を溢した。涙も頬で凍りつく。)
ダメ、僕ニは貴方ヲ殺セナい…
(目の前の姿にじゃない、何処か虚空に向かって。)
ごメン、ゴメんネ…ッ
(最後は叫ぶように。今、まるで堰が破れたように、大切な記憶が溢れ出す。同時に、激しい後悔が。)
…僕が側にいなければ、貴方は狼になっても生きられたのに…ッ!
(目の前に自分がいたから、殺せと言うしか無かったのだと。いなければ、きっと密かに身を隠して生きていったのだろうと。言わなかった懺悔が溢れ出す。)
あぁぁぁぁぁッ…!
(喉から血が溢れそうなほどに、叫ぶ。もう、取り返しがつかない。そんな、絶望感。)
(オズマの変化に驚愕するも、スレシュよりも後ろに下がらないように踏み止まる。
先ほど掴まれた手首が凍傷を引き起こしていて、手先の感覚が完全に戻らない。
手にしたままの銃を一旦は逆の手に持ち替える。
利き腕でなければ引き金を引くことも難しいが)
…──そうか、ヤブラスによって目覚めさせられた…まだ若い狼。
(力は絶大だが自らそれを制御しているとは言い難い。
かつて何度か目の当たりにしてきた人狼の中でも、若い部類に彼は当てはまるのかもしれなかった。
そして、…人狼が人間的な感情をむきだしにするのも、初めて目にする事になる。
問いたいと思った事は、スレシュが代わりに言ってくれた。
あくまで冷静を保ちながら、事の成り行きを見守る)
(目の前に見える光景の凄まじさに愕然とする。赤毛の、少年と言っても差し支えない様な青年の姿。
ぴしぴしと薄い氷を纏い、それが砕け月明かりを受けてきらきらと光っていた。
人狼というものに通じていない自分には、理解できなく現実にはあり得ない光景)
……生きてる?
(オズマがふらふらと零す言葉を聞き拾い、ふと気付いた事を口に出す。
彼が死んだと称した中に入っていなかった人物がひとり居る。「殺せない」という言葉、でも「狼となっても生きられた」という言葉。
名前は敢えてあげない。今のオズマに俺の声は聞えるのだろうか、そう懸念しながら静かに一言だけ発した)
頭脳は大人な少年 タオは、なにかと布を使う スレシュの肩にシャツを掛けた。俺としてはタトゥーが見える方が好きだけど、でも風邪ひくし無理すんな。
あぁぁぁぁッ!
(何も聞こえない、聞きたくない。今は、とにかく…)
行かなきゃ。
(呟くと、蒼い瞳で二人を見据える。一瞬瞳が燃え上がると、二人の足下を凍らせる。そしてそのまま二人に向かって走り出すと、地面を蹴って飛び上がり…
飛び越えた。
着地するときには、赤毛の狼の姿になっている。若狼は、二人のことなど見ていなかった。そのまま駆け去る。
いつしか、温度の低下は止まっていた。が、氷は溶けない。)
!…行くってどこへ、…うわッ!
(空気中の水分が足元に集中し、瞬時に凍って床に縫い付けられそうになる。
足が凍りつく前に、咄嗟に後ろへ飛んで回避した。
だが、着地の後で靴底が一部床に張り付いてしまう。
咄嗟に屈みこんだ時に、人から狼に変化したオズマが頭上を飛び越える)
あ、どこ行くんだよ、──おいッ!!
(去っていく姿に向けて声を上げるも、振り返る様子はない。
傍らのスレシュの事が気になってそちらへ目を向ける)
…足、凍ってないか?
(二度目の狼の跳躍を目の当たりにして、おお、と間の抜けた声をあげる。
次の瞬間に目で追うのは少年の姿。屈みこんではいるものの、無事なようだ)
……凍ってるな。俺、寒ぃのは苦手なんだがな。
(タオの呼び掛けに苦笑いして答える。
手振りで心配ないと伝え、ブーツを脱ぐ。ジーンズの裾が多少しゃりしゃりするが問題なく足はぬけた。次に廊下に貼りつけられたようなブーツを掴みガツガツと引いて氷から救出する。
少年の方は要領よく難を逃れた様子、比べてどうも俺は鈍くさいな、と一人ごちた)
さて……腕は大丈夫か?
(ブーツを履き、タオのに向きあう。
彼が銃を構える手を持ち替えた時に気になっていた事を訊いて、見せてみろと手を差し出した)
>>51
…寒いのが苦手なら、服着ろよ。
(スレシュの言葉に軽く笑い声を立てながら、足首を両手で掴んで靴ごと床から引き剥がす。
力を入れた際に、凍傷を受けた部分にズキリとした痛みが走ったが、それ以外は特に問題ない。
自分より少し遅れて、スレシュも同様に動きを取り戻すのを見届けてから、床に置いた銃を拾い上げる)
…大丈夫って…?
(銃をかばんにしまいながら、差し出された手とスレシュの顔を交互に見比べる。
腕はと問われた事を思い出し、少しためらった後に右手をそちらに向けて上げる)
…オズマ、どこへ行ったんだ?
あと、…他の奴らがみんな死んだって、本当なのか…
(先ほど受けた言葉を思い出し、手を預けたまま沈痛な面持ちで俯く。
彼等と触れ合えた時間はほんの僅かだが、同じ空間を共有してきた仲間がこの世に存在しない事を考えるとやるせなかった)
>>52
そんな寒い処にはそうそう行かねぇから、これで良かったんだよ。
くそ、霜焼けになった気がする…。
(タオに笑われ、きまり悪そうに返す。人外のものが作り出した氷ゆえか、僅かな時間閉じ込められただけなのにじんじんとする。舌打ちをして足元を蹴った)
あいつに手を掴まれてたろ。
……掴まれただけでこんなのか。痛むか?
(赤く腫れた手首を見て苦々しく呟く。
湯があればいいんだがな…といいながら、擦らないようそっと手首を両手で包む。
暫くの沈黙ののち、無理するな、とぼそりと言った)
……みたいだな、あの時がすげぇ昔みたいだ。
(どうにも実感がわかないまま答える。彼らがどのような末に命を落としたのか、知りたくもあり知らずにすませたくもある。
自分達もどうなるのかはわからないのだが、それは口にしなかった)
(自室への廊下をひた走る。どこもかしこも凍っていた。眠っている彼は、ただでさえ体温が下がっている。これ以上、温度を下げたら…)
はっ…
(自室にたどり着くと、扉が凍りついていた。勢いで体当たりして扉をぶち破る。ヤブラスの遺体が床で凍っていたが目もくれず、寝室の扉の前まで一気に飛び越えた。)
は…
(…寝室の扉は、凍っていない。無意識に、ここだけは避けたのだろうか。ヒトの姿に戻ると、ドアノブに手をかけた。ゆっくりと、歩み入る。)
…よかった…
(寝室内は、氷に侵食された様子は無かった。ほっと息をつく。ベッドに目をやれば、眠るティラエルの姿。近づこうとして…やめた。)
…近づいたら…冷やしちゃうもんね…
(少し寂しげに笑い、立ち止まったまま、暫くじっと見守る。ただ、ただ、見守る。)
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