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[食堂の隅、階段のそばにいたから、地下から上がってくる人影にはすぐに気が付いて]
ミハイル……?
[いつもと変わらない表情に見えたけれど]
……手、血が。
[慌てて椅子から降りると、ポケットからハンカチを取り出した]
[広がるミハイルの血の香りに。
やめて、と、唇を噛む。
そして、ふと、気づいた]
――ワタシハ ダァレ。
[ひとりだけ。涙を流す女からだけ。
何も、欲を感じない。否――]
――ソレハ アナタ。
[フィグネリア。
返す囁きは、迷うところ無く響き。
視線は真っ直ぐに向けられる**]
――――…。
[真っ直ぐに向けられる眸に、無言で顔を上げる。
幼子の目覚めを悦ぶように、女の口端がにぃっと。
弧を*描いた*]
……ぬ。
[駄目。]
[と云われては。]
[そのまま大人しくする。]
[血が流れるのは、煩わしかったから。]
[ふと。]
なあ。
[思ったことを、訊いてみた。]
お前、名前。 なんだっけ。
[男の傷にハンカチを巻いて。
朱色が隠れればこそりと息をつく。
ふと。上から振ってくる問いに]
ナタリー。
スペルも教えましょうか。
どうせすぐ忘れちゃうんだろうけど。
[少しだけ唇をとがらせて、ぴしゃりとハンカチに覆われた相手の手を叩いた]
いや。
[手を叩かれれば、なぜか。]
[無意識に、笑みが浮かんで。]
覚える。
[その手で、彼女の頭に触れようと。]
[伸ばす。]
ナタリー。
……ありがとな。
[いまなら。]
[なんとなく。]
[忘れないような、気がした。]
[笑みを浮かべる男に。
本当に痛みがないんだろうかと、きょとりとして]
覚える?
[さらなる言葉に、さらにきょとりとしたが]
ん、わかった。期待しておきます。
[ただ目の前の男に名を呼ばれることは。
けっして悪くない気がして。
頭に触れる手の感触に、少しだけ、微笑んだ]
[椅子に座り直して。
ちらりとフィグネリアを見る。
確かに先程。
彼女は自分を見て、笑ったのだ]
――ずっと、会いたかった。
[自分と同じ、存在に。
だから、今食堂からは、離れがたくて**]
― 夕刻:宿→村長宅・マリーヤside ―
[日が沈むのは遅く、されどひどい濃霧に辺りは薄暗く――。
息を整えると、村長への対面を願った]
お願いします。
あわせてください。
[憤りを押さえ込んで、丁寧に頼んでみるも相手にはされず。
応対する使用人の表情はどこか能面のようで気味が悪かった]
どうして…ロラン様も宿にいらっしゃるのでしょう?
[使用人に相手に言い募ってもどうしようもないことはわかってはいたけれど、取り次いでさえもらえないのが納得できなかった]
[ずいぶんと粘ったのだけれど、不確かな情報だけでは取り合ってもらえず、あげく疑念が頭をもたげる]
まさか、ロラン兄様が…。
[普段の呼び方が口をつく。
あまりに愚かしい疑念に自分の正気を疑う。
くるりと背を向けると再び駆け出した。
息子のために村長が餌場を用意したのかもしれないだなんて…。
馬鹿馬鹿しいと一笑にふす――しかし、疑念が浮かんだそのこと事態が、兄と呼んだ人への裏切りと思えた]
[占い師の話題で、表情を変える者はいないか。
そっと、けれど注意深く周囲を見渡していたから気づいたのだろう]
サーシャさん……?
[ふと考え込む様子を見せた彼女へ顔を向ける。
返る答えが何もなければ、それ以上問いかけはしないだろう]
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