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何かあったんてんならともかく、ね。
[もう一度自然と下腹を撫でる手]
あんたも災難だったね。
まあ……暫くナースチャの手料理でも堪能すると良いよ。
彼女のビーフストストロガノフは、絶品だから。
[街でもあれを超える物はなかった等と思いながら、
女は気さくに笑う]
[肩に触れる手が雪を払うのを見れば、スパシーバと笑みを返して]
用事って謂っても、荷物を取ってくるだけなんだけどね。
あたい、散歩の心算で此処に来たから。
役場からの呼び出しとか、ロランに聞いて知ったくらいだしね。
[肩を竦めて笑った後、
一度家へ帰るよ。と、手を振って。
凍れる湖と、イライダに背を向けた**]
― 宿→外 ―
[フィグネリアが去ったその後、ロランに支えられつつ外へと]
私、なんだかこの場所をみたことがある気がして。
[十にも満たぬ頃のこと―]
子供は雪の中を駆けることで、
元気を養ったものだからね。
[サーシャの望むように身を寄せながら、歩幅を合わせてゆっくりと隣を歩く]
今は子供の姿は殆ど見なくなったけれどね。
―宿→水車小屋―
[食堂の光景を横眼で見ながら、湖に思いを馳せていたが。
雑巾を片付けると、金髪を払って食堂を出る。
向かう先は、動かぬ水車小屋。
聞こえない水車の音と、凍れる湖。止まった世界と凍った音。
しばし立ちすくみ、聞こえぬ音を聞いていた]
ふふ、そうですね。
[駆け回ってみたかったという小さなつぶやきは空気に溶けて]
そう、そうですね。
私達がまだ小さな頃にはもっと子供の声がしたものでした。
[見えぬ眼で、それでもなにかをみようとするようにあたりを見回す]
兄様は、この村をでようとは思わなかったのですか?
[彼の兄たちのようにとは胸中でつぶやく]
役場? ……なんだ。
またどっかで、悪戯でもして来たんか。
[冗談めいた口調で。]
ああ、またな。
[イヴァンに背を向け、軽く手を挙げると。]
[煙草を銜え直し。]
[再び、雪を踏む。]
[遠ざかる台車の音は、耳に入っていたかどうか。]
[昔、少年は台車の上で揺られていた。がたごとと心地良い振動に揺られながら、大きな父の背中を見上げていた。ときどき古い台車は大きく傾いて、積まれた薪に押しつぶされそうになって慌てたけれど。
必死に枠にしがみついて、心配して振り返る父には強がって笑顔を見せた]
(―――樵のシマトフ一族は短命だ。妖魔の森を侵しているから)
[そんな言い伝えを、気にも留めず笑い飛ばしていた父]
(呪われているんだ)
[両親は早くに亡くなった。病死だった]
(別に木を切って生活をする必要は無いんだよ。生きる術は、他にいくらでもあるのだから)
[自分を気遣ってそう言ってくれる村の大人たちもいたけれど、青年は今、村で唯一の樵として暮らしている]
(だって、そうは言っても、この村には薪が必要だし。それに)
[あの日の少年は、雪の降る中、無邪気に笑っていた]
(呪いなんて迷信だよ)
村を出て何かをしたいというのはなかった。
兄達のように父に命じられればまた違ったかも知れないが。
[学を積み、偉い立場になり、家名を高めよう命じられた彼らの消息は知っているが捗々しいとまではいっていないようだった。失望させるほどでもなかったが]
(だからこそ、一人呼び戻すことを考えている。――の代わりに)
ここは静かな村だ。嫌いじゃない。
[賑やかな世界に身を投じる自分を想像できなくもある]
『ロラン。なあロラン。
僕と一緒に旅に行こうよ、ロラン』
『どうして決めつけるのさ。わからないじゃないか!』
『僕は戻ってくる。その時にはロランが想像もできないような話を持って帰ってくるからな』
『なぁ…本当に来ないのか。ロランさえ居れば僕はどんなところだって…』
(兄よりも、あいつの誘いの方がずっと魅力的だったな…)
ああ、すまない。
すこし、ボーっとしていた。
[サーシャが求めるがまま隣を歩き、*案内を続けた*]
そう、私もこの村は嫌いじゃないです。
だけど、出て行きたくもありました。
[そう語る眼差しは、未来には向けられず――さりとて未来を拒むでなく]
ああ、やっぱり寒いですね。
[その当たり前の事がうれしく感じて笑みがこぼれる―いつもと違う場所にいることをかみしめるように]
ふふ、変な兄様。
[ぼーっとしていた様子の彼に小首を傾げると、しばしば散策を*楽しむ*]
[からからと、車の回る音がする。
凍った世界に、音が刻まれる。世界が動く。
顔を上げて、振り返った]
――……イヴァン?
どうしたの?
[肩の上を髪が滑る。
首を傾げ、ちいさく微笑んだ]
あぁ、いや。
[相手が振り返ったことで我に返ると、冗談めかした笑顔を浮かべた]
綺麗だなって。見惚れてた。……後ろ向いてたからかな。
[照れ隠しの軽口を挟み、台車の取っ手を軽く持ち上げて見せる]
薪を届けに来たんだよ。
人が集まる予定なんだろう?
[それから、彼女が先ほど見つめていた景色を視界に収めるように顔を上げた]
オリガは此処で、何か考え事でもしてたのかい。
お世辞言っても、何も出ないわよ。
でも、ありがと。……綺麗って言われて、悪い気なんてしないわ。
[軽口に軽口を返す。
だが、先程よりも微笑みは大きなものになっただろう]
そうみたい。
たくさんお客様が集められてて……わざわざもってきてくれたの?ありがとう。
[台車を見やりながら。
考え事をしていたのか、と問われれば、少し目を伏せた]
少し、休憩していただけ。
考え事をする……というより、落ち着きに来たのかな。そんな感じ。
そりゃ良かった。
なら、今度は注文の時に綺麗だって言ってみよう。
[何処まで本気で言っているのか。
ただ、深くなった彼女の笑みを見て、嬉しそうに肩を揺らした]
……どういたしまして。薪を届けるのが、僕の役目だしね。
僕も呼ばれてるんだけど、何の要件なのか良く分からないんだ。
[何か知っているかい、と続けながら首を傾げた]
休憩?
[目を伏せるオリガは、何処か元気が無いようにも感じられて]
あ、そうだ。良い気分転換なら、今、一つ思いついた。
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