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すんでのところで、なんとかね。
[肩をすくめる。
見えはしないだろうが。]
だって、僕らの拠点はここにあるからね。
何度か隣町の方に拠点を移そうかとも思ったけど…なかなかいい家を持っている人が見つからなくて。
傷付くなあ。
せっかく君の大事なマスターに害を与えないように、姿を隠しているって言うのに。
[虚無と果てた、か。]
興味、ってねえ。
虚無に興味を示すのは…
本当は危険なことだ、と思うよ。
それは闇とつながっているんだから。
聖杯が見せるヴィジョン…。
[目を瞑る。]
ブライのことは知らない。
けど、僕は、確かに、君よりも聖杯のことを感覚的に分かっているかもしれないね。
どんなイメージを見るのかな。
――そうかもね、
…あんまり安全な場所ではなさそうなのは今思い知ってるトコ。
私だって、変な夢みなきゃ来る事も無かっただろーし。
[ナルキッソスの言葉に、小さく首を竦める。
彼の言う「闇」が、真に一体何を示すのか――
いまいち、ピンとくるモノは残念ながら今の己には無い。
もし本当に虚無に対して純粋な興味で、惹かれていたのなら、
もしかしたら、理解もしていたかもしれないが。
…しかし、心配頂かなくても――
簡単に闇に引きずられる心算は、無い。
聖杯の見せる、ヴィジョン。
その言葉に、両者の顔をゆると交互に見やった。
何の話か、…二者間で通じているのであれば、
例の聖杯の恩恵を受ける者である故の会話だと、容易に想像はつくが。]
そう言えば、最初から言っていたな。
……抽象的で理解し難かったが、聖杯の事を。
[終末の世界をナルキッソスに語る。
荒涼たる大地。
煌めく星空だけが残る無人の星。
聖杯が望む世界の、夢=幻視《ヴィジョン》
──それはバーサーカーのマスターであるラナも共有してしまったもの。]
それから、
漆黒の太陽(太陽にしては無機的な)が落下する。
[黒/闇で繋がるイメージ。
落下させ得る物をバーサーカーは召還してしまった。]
「闇に飲み込まれるな」
とも言っていたなナルキッソス。
私には、結局まだよく分からない……。
それを口にする当人、それからマスター無頼が、
闇に飲み込まれる事は無いのか と。
そりゃあ…
まあ、ほら。
僕は聖杯と「同じ」だったから。
[また抽象的になる。
伝えようがないのだ、ここでは。
現出した身体に縛られた自分では。]
そのイメージは…。
[再び、沈思。]
そのイメージを、君のマスターも見たのかい。
よく正気でいられる。
[感心する。]
まず、最後の質問から答えよう。
僕らが闇に飲まれる可能性。
それは、ある。
今も、踏ん張っていないと、闇のイメージに飲まれてしまいそうだ。僕は、ブライや君よりもずっとその闇に近付いたからね。
[手をかざしても、その手は見えない。
あの絶望感だけが今も胸に残る。]
そのイメージは聖杯の望みに近いものだが、微妙に違う。それは、闇がもたらすものだ。そのイメージに喰われれば、黒い衝動だけが残る。
…すなわち、滅びを望むような。
どんな夢、って。
[興味があると言われても、と眉を寄せる。
上手い事説明が出来るのかは、正直怪しい。
所詮夢の話。起きてしまってから、随分記憶は朧気になってしまったし
曖昧なあの感覚を、 口で説明するには難しいけれど。]
――敢えて例えるなら、此処と 似てる。
でも此処よりもっと、…何も無かった。
何の生きている気配もしない、って言うの、かな。
[寂しくて、嫌な夢だった。 そう付け加える。
感嘆の言葉で、正気を称賛されても――褒められているのかいまいち判らない。
実際、今に正気を保っていられるのは、ヴィジョンを共有してしまったと言え――
きっとほんの、表面の部分にすぎなかったのかもしれない。
何せ、目が覚めてしまえば記憶も薄いような、遠い「夢」だったから。」
「僕ら」の望みは、滅びに近い。
でも、正確には違う。
生あるものが、死を望むことはない。
それは、当たり前のことだ。
誰も、本当に滅びを望んではいない。
でも、この街は、こうなってしまった。
この街を変えたのが、その闇だった。
その闇は、僕たちが生んだもので、
君たちが生んだもので、
この世界が生んだもの。
聖杯はその闇を受け止め続けてきた。
滅びを望まないはずのものの奥深くに潜む闇が凝り、溜まり、やがて噴き出せば、こうなってしまう。
そして、その闇が消えることはない。
──…
繋がっていた のか。
ルナと も 遠く。
[背中に隠したラナの語る言葉と彼女の気配に、マスターを胸の中に抱きしめたい衝動に駆られる。壊れ物を扱うのではなく、腕の中に強く。
今は日の支配する刻であると言う理由だけではなく、闇《ヴィジョン》は遠いものに感じられる。小さく重い息を吐いた。]
……と、ナルキッソス。
私には 区別が付いていないかもしれないな。
聖杯の願いそのものと、
破壊や滅亡を望む闇に侵される事の差異。
ライダーのあれは、のまれた結果か?
令呪を繋ぎ直したのが無頼なら、
彼女の破滅的な消滅は無頼の所為と言える気がするが。
[背中にある令呪で繋がったマスターの気配を感じながら、光の中に身を隠したままのナルキッソスに首を傾けた。]
例外が、虚無――
そこに闇はない。
闇に飲まれた時、滅びを望むのは、だからだ。
虚無には闇もない。
だから、虚無を、望んでしまう。
違うんだ。
それじゃ、ダメなんだ。
だってそこには、光もないんだから。
例えば君が、マスターを大事にするような…。
私がとどまっていられるのは、おそらく
私の魔女──マスターが居る所為だ……。
[召還されないままの宝具。自身の胸に添えたままの手のひらは、神の御前に告白をする者の仕草に似る。]
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