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やはり…ヒメク、
[遮るくしゃみ。
―――一陣の風が吹き抜ける程度の沈黙。]
…ん。
[頷いた。
仕切り直し。
と、踏み出した足が踏んだ部分が不運にも老朽化で]
だっ …!
[ちょっと崩れた。
とても危ないです。]
[気まずい沈黙が流れる。
空を見上げて、意識を打ち上げてしまいたい衝動。
しかし、黒羽織のはためく感覚が正気を取り戻した。
吹き去る風に、髪も揺れる。]
あー…。
ええと、どうしはったんですか。
ここ、お世辞抜きで何も無いですけど。
[戦闘地には向くだろうけど、昼間から来る場所ではない。
傘を握り、事あらばと令呪に神経も張り巡らせる。
猫を見た。鳴かれた。]
俺は…まあ、新しい修行場所探してたんやけど。
……ああ、
[仕切りなおし、その2。]
……猫を追いかけて来たんだ。
[嘘偽りのない理由だが
何をふざけたことをと普通の人は思うかもしれない。
猫がもう一つ鳴いた。]
修行所?…あの霊光院では不都合だったか。
[云いつつ、そうだ、と思い出したように
手にしていた風呂敷を畳んで差し出した。]
猫…て。ああ。
望月の姉さんの使い魔とかやなかったんやね。
そうか。お兄さん、街頭でティッシュ貰ったり、おばちゃんに話しかけられてついつい最後まで話を聞いてしまうタイプやろ。
[独り納得し、笑顔で頷いた。
どうやらTake2は上手くいったようだ。]
不都合…言うか。
お兄さんらと会った後に、別の組にも会いましてねえ。
修行中に襲撃でもかけられたらかなんでしょ。
昼間とは言え、人目もないとこやし――と。
[差し出されたものを見る。しゃがんで、じっと見た。
やがて合点がいったように、眼を見開いた。]
ああ。あの時の。
ええのに。それ、酒屋のおっちゃんい包んで貰ったやつやし、元々俺のや言うわけやないんよ?
お兄さんが気にいったんやったら、やるけど。
……ああ。上から失礼。
[何かあった時のためによじ登った給水タンク横。
相手の目的も判明したし、これ以上留まる理由もない。
梯子は使わず、そのまま青年の傍へ飛び降りた。
――そこにはさっき彼が踏み外した床が。]
だっ。とっ。たっ。
[こけた。]
……。
[むくり。
何事もなかったかのように立ち上がった。袴を払った。
…青年と猫を、細めた目で見た。
――君達は何も見ていない。いいね。]
ただの猫だ。
今朝方魚をやったら懐かれたようだ。
[煮干だが]
……。
………、そのようだな。
[此処までの道程を振り返り、苦笑交じり答えた。]
成る程…。
まあ、場所も割れているし致し方ないところか。
邪魔をしたな。
そうなのか。
……気に入った、というか。
[返さずとも佳い、ということらしい。
手の中の風呂敷へ視線を移し、一つ瞬いた。]
あ
[こけた。
猫と同じ仕草でこけた青年を見る。
沈黙。再び一陣の風。]
……。
[武士もとい武人の情け。頷いておいた。
猫は鳴いた。]
[咳払い。こほん。]
邪魔や言うわけやないけどな。
修行言うても――。
――こんなん言うたらまた怒られるな。
[苦笑い。
まさか書き置きが読めないことで憤慨しているとは知らず。
誤魔化すように猫を撫でてみる。
目を細めた。]
今の時代やと風呂敷より便利なもんは割とあるから、あんまり有り難くないかもしれんけど。
…ああ、昨日見逃してくれた礼言うのでどうやろう。
[苦笑いを笑いに変えて、提案してみた。
……傘の汚れを優しくはたきつつ。]
[仕切りなおし、その3。]
――…、
[苦笑いにほんの少しだけ眉を寄せる。
猫は咽喉を鳴らした。
紅い蛇の目傘が、秋空に鮮やか。]
…では、そういうことにしておこうか。
この時代は、確かに便利なものが、多いな。
[云って、風呂敷は荷物の中にしまった。
ふと、口にした疑問は素直なものである。]
その傘は、雨でなくてもさすものなのか。
[聖杯は意思を持てども、願望機にすぎない故に、自身の絶望を拭う事が出来ない。故に、自身と同じ闇で、繋がる事の出来る聖杯戦争参加者に囁きかけ、世界の終わり──それは何も無い虚無の──へを求めて願いを託す。
聖杯戦争で敗れたサーヴァントの力は、通常のシステムで聖杯に貯蓄されるもの。聖杯と言えどもすでにある理を動かす事は出来ないゆえに。聖杯は、今回の戦争で敗北したマスターの令呪を、聖杯と繋がった者達がくべれてば、彼等に魔力を与える事にしたようだ。
何故そのような新しい仕組みを聖杯が行うようになったかと言えば、ナルキッソスが想像したように、無頼を筆頭に聖杯と繋がった彼等が魔力を望んだ所為なのかもしれない。何故なら、聖杯は願いを叶える為のものであるから。]
[自身が聖杯の闇に選ばれ、糸が繋がった理由を理解する事は出来た。
死の間際に呪われ、永劫の時を檻の中で過ごす責め苦。生前と同じ、秩序ある清らな世界を望みながら、望まぬ世界をただ眺める事しか出来ぬ歳月。
自身に与えられるクラスは、魔術師としての栄誉あるキャスター等ではなく、狂気を拭う事の出来ぬバーサーカーと言うもの。
ナルキッソスと無頼陣と言うチームに感じたもの。
絶望の中で、願いを叶える為に、破滅を厭わず付き進む意思。それは、ラナに召還されるまでずっとハインリヒが渇望していた事だった。]
── 昨夜 西ブロック:教会>>2:900 ──
──…
彼は、戦闘を行っていたのか。
あの身体で……。
誰と?
[聖杯を介しての繋がりは、令呪よりも薄い。少なくとも今はまだ。
ゆえに、バーサーカーは無頼の拠点や結界も知らねば、そこで如何な戦闘が行われているかを知らない。
ナルキッソスの言葉から、やはり戦わずして得られるものは無いのだと、目隠しの奥で真紅の双眸を瞬かせる。ならば如何言われようと、己のしている事は間違っては居ないはず。]
同じ方向 目指すもの。
無頼とお前は、聖杯とも願いを同じくしている?
[ただ、彼等は同じ方向を目指してると言う言葉に、胸の奥にぽっかりと穴が開いたような冷たさを感じさせた。ハインリヒが想うのは、勿論……。]
[ナルキッソスと別れ、教会の外に出る。
世界は夜。虚無の色に似た闇に満たされた空を、月光の灰銀だけが照らしている。]
……私の魔女は、
聖杯に何を願う。
それとも、強い願いあると言ったのは……。
[令呪を失った後の魔術師の行く末を考える以前に、そもそもまず、聖杯に己のマスターを捧げる心算は毛頭無かった。骨張った指を指を重ね、ただ神に祈る。]
── 南ブロック:拠点 ──
[拠点には何事も無かったかのように戻った。いやな風だと言った気配を辿りに行ったのだと理由を告げて。
ラナに話してみたい事は色々あったはずだったが、戻った時にはすでに眠さの限界と言った態を見、]
嗚呼、眠ると良い……。
[サーヴァントは眠りを必要としない。
灯りの消えたリビングで、食事風景のあったキッチンを眺めるとも眺めず、別室に在る人間二人が眠る気配を感じている**。]
― 北ブロック / 廃ビル屋上 ―
あ?
……ああ。これか。
[手の中の、赤い蛇の目傘。
竹の骨は折れていないか、傘布は張り替えていないので、細かいところが破れている。
それを手でなぞれば、姫倉の表情に浮かんだのは、今まで見せたどれとも違う、柔らかいものだった。]
雨除け日除けに使おう思えば出来ひんことはないけど。
買うて貰うたん、十余年程前の話やし。
[口角こそ上がっていないが、それは――笑み、と呼ぶのかもしれない。]
そもそも俺のちゃうんよ。これ。
妹が大きくなったら――言うて親父と買ってきてんけど。
まあ、使わんどくになあ。
[表情に憂いは見えない。
口調は、いつもと変わらず淡々としたものだった。]
[令呪の消失、それは不意に来た――
手に刻まれた聖痕は、一度だけ輝く。
そして、力なく消えていった]
ファ、フ……?
[イメージが出来なかった。
あのふてぶてしい幼い毒舌家が消えてしまうなんて……]
やだなぁ、冗談きついよ。
契約解除法でもみつけたかなぁ??
[現実が見えない、いや、正しく見ることを拒否した]
マスターたる、オルグロスが命じる!!
アサシンのサーヴァントよ、その姿をみせよ!!
[令呪を発動させようと拳を握り締め、
必死の声で召喚の言葉を発した]
[何度、令呪を発動させようとしてもその効果が現れることはなかった]
まいった、なぁ……。
こいつは想定外だ。
[やっと、現実に向き合えるぐらいには落ち着いたらしい。
しかしながら、その声はいつもの飄々とした調子ではなく、軽く沈んだものだっただろう]
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