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[ユトのサックスが公園内に響いた。
聴衆が演奏にどういう感情を抱いたかはともかく
受け取ったのは、怒り、無力感、その他エトセトラエトセトラ]
……ユト、いい演奏だったね。
[空気も読まず、ただ乾いた拍手の音を立てた]
[ユウトのメロディに、彼の想いを感じる。
叩きつけられるそれは、先生にどんな風に伝わったのだろう。
ここで自分が出て行くべきではないのは、分かっている。
だから、何も言わず、輪の外からじっと見つめ、呟く]
―― 先生、昔、私に言ったじゃないですか。
自分の『愛』は『与えるもの』でしかないって。
それ以上を望むことは、愛ではないって。
私はそうは思わなかったけど、
その言葉で、先生が誰を好きでも、大丈夫だと信じてた。
……………。
[ゲルダは、大切な大切な友人だ。
でも先生も、自分にとって、大切な先生だった]
>>668
(そうか…私は殴られる資格もないのか)
[それすら言葉にできず]
わかったよ…
[何も『解って』などいないくせにそれだけ、ユウトの後姿に
呟いた]
>>675
はは、そんな気休めの『割と』なんて要らないよ
この学校で起きたことは全て忘れる。すまない
[その表情は研修医以前のような無機質さを帯び始めていた]
[>>675リアンの言葉に、笑った。
ワンピース姿の彼を腕に抱きながら]
そうね、ぼくもきらいではないですよ。
きらう理由がないもん。
>>670
ラインドール…私の今の望みは…如何に人間的感情を
自分から排他するかです。人なんか見なくていい
急外に運ばれてきた患者の命を救い。意識をとりもどしたら
病棟のDR.に任せる。私の天職はそれだと思っています
[カウンセラー時代よりも冷徹な表情と口調]
[互いのやりとりを聞いて、静かに息を吐く]
……センセ。
[にこやかに笑み、ナギサに近づいて手を差し伸べる。
ユトに、軽く目と手で合図を送り]
ごめんね。
[ナギサのお腹の辺りめがけ
割と派手に見えるように手を振り下ろした]
[>>679ナギサせんせの言葉に、ひょいと眉を上げて]
ふうん。
せんせー、最近はいい表情するようになってたのにね。
せんせは前の自分の方が好きなんだ。
そんでそっちの方が望みなんだ。
うん、せんせーがそうでありたいと願うなら、
ぼくらは止めたりなんかしませんけどね。
[こころを凍らせて、他人を排除して踏み込ませないように。
鉄壁の城塞を装ってだれもこころに入れなかった自分。
それが、いま、こんなに笑えるようになったのは]
せんせ、トモダチは作ったほうがいいですよ。
怒ったり、間違いを指摘してくれたり、諌めたりしてくれるひと。
そーゆーのをトモダチってゆーんですよ。
[>>680全てを弛緩させて受け止めるつもりだったがはやり反射で
腹筋に力が入る]
(筋肉及び内臓にダメージ無し。痛覚による運動可動域は
ほとんど診られずと思ってよし)
[分析したあと、ふと]
あ、ありがとうケイン
[咄嗟に押さえ痛がった。ただどこかやはり無機質]
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