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さて。カルロス、宇留間。お前らに仕事をやろう。
帰ってきたらジョジョを殴れ。思いっきりやっていいぞ。それできっと、事態は収拾する。
[そう言うと、冷凍餃子を出しに冷凍庫へと向かった]
了解だアナコンダ。
一応其方でも様子を見た上で、なんとかベッドに一度寝かせられるように動いて見てくれ。
此方で体調をモニターしたほうが確実だろうからな。
[あくまで呼び名はアナコンダ。]
[まさか、御手洗殺人事件(仮)が起こっているのかと想って廊下に出てみた、などと言ったら怒られるだろう。
触れる手が、冷たくも温かく感じる。
よく分からない感覚だった。
立てるか、という問いには頷きつつ。
続いた言葉に、曖昧に笑った。]
……うん。
喋れる、よ。……ずっと、前から。
[形はどうであれ、騙していたのだ。
手を借りるのが忍びなくて、壁に手を這わせながら、立ち上がる。]
………、ごめん……。
[言わなければならないことは山ほど。ある。
その大半が、謝らなければならないことなのだ。
まともに顔を見られず、俯いたまま、呟いた。]
[海から踵を返すと、足の裏につく乾いた砂はちょっと嫌な感触だった]
…、は?そんなこと
[言葉が切れる。
とぎれとぎれに告げられた言葉に、息を吐きだして]
……そんな事、別に礼言われるような事やないし、
大体、それに、わざわざ追っかけてこんでもええやん。
もっと今の自分の体調、考えや。
[呆れたように言葉を吐きだす]
−林の中−
とう!
[着地]
む、誰かの声が聞こえる・・・・・・
[どうやらニ越の後ろあたりにたどり着いた様子。恐る恐る声がする方向へと近寄っていく]
…。
[落ち込む。]
伝わらない、な。
[何人かがぽつぽつと双海を追っていく。
自分はといえば、足が動かなかった。
情けない。]
…。
[要は、行き違ってしまうのが嫌なのだ。
理解できないかもしれないことが。
そして、理解されないかもしれないことが。]
…。
[踏み込むほどに、違いを感じてきた。
もう大丈夫だと信じては、竦む。]
[ばき、と踏んだ枝が折れた音が響いた。
お約束だ。]
ひょっとして、お邪魔、かな…。
[207号室で双海に言われたことを思い出した。
昨夜、看病している後姿を見た。
ひょっとして、と思わなくもなくて、じっと二人の方を見た。
御手洗が近づいていることには気づいていない。]
……。
[西野に言われて、何かを考えている]
お安い御用だよ。
【どれにしようか。2(3)にするか】
[半殺し、全殺し、生殺しのどれにしようか迷っていた]
―204号室―
そうだな、酒は高いから――。
流し見る程度だからやはり仔細は知らないが。
[首を傾ぐ。なんだか板についてるな、と
風峯に感想を零した。]
…ラリアットで突っ込み?
それはあれか、反撃とかそういうのじゃないのか。
まあ、…環境の違いで
色々と、変わったかもしれない、か。
[手を見、握り締める。例えば、料理を教えてくれたことや、かくれんぼのどたばたや、――]
ん、そういうことだ。
[ようやく息が整ってきた]
だって、アンが急に出て行くから。
心配で。
僕のせいだと思って。
必死で。
ただ、ホントに嬉しかったんだ。
……ありがとうって、伝えたかったんだ。
[にっこり]
双海が心配だろう? だったら、心配した分だけジョジョを殴ってやればいい。
遠慮してるならお門違いだ。アイツはどうあれ、間違えた。だから双海は走って逃げた。
二度はせんよう、殴って分からせてやれ。カルロス、それが友人だ。
[食材をかき分け、冷凍餃子を取り出しながら、カルロスに応える。顔を向けていないので、どのような表情をしているかは分からないだろう]
[……誰だろう。知っている声のはず、なんだけど]
いいから。ほら、肩貸して……。
……弱ってるときは、人に頼るものだよ。
[無理に立った精霊(仮)さんを、強引に、支えるように。
――杏がどうにかなったのも、そういうことだ。
姐御肌で慕われて、頼られて。誰かに頼るわけに、いかなくなって。
どこかで無理をしていたのかもしれない――いや、していたんだ。
だから、責任は、私にもある。かなりの部分]
――……ああ、もう。
こんな可愛い子が苦しんでるんだから、医者くらい寄越しなさいよ。
ヤクザみたいな顔して、何がトーマスよ。ロリコングラサン。
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