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御手洗。なんだかすごく、とても、かなり久々な気がするな。
おはよう。こんにちはか。
[顔を出した御手洗に挨拶して]
悪いが、昼飯は僕が作ることになった。嫌なら今すぐ双海を連れ戻して、台所に立たせてくれ。
−204号室・昼−
まぁ、強くも弱くもないな。
ちょっときついかもしれんが何とかなるだろ。
つーか、多分匂いの方が問題っちゅう話だな。
[もし双海にばれると、またややこしい事になるだろう。]
走って、ね。
また変な事態でも起こったか?
御手洗とアナコンダがストリップ始めたとか。
[恐らく全員逃げ出すだろう。]
どうする、気になるなら下に降りてみるか?
飲むのは夜でも出来るっちゅう話だ。
あ、御手洗起きたんだ。よかった。
お腹空いているならなんかあるはずだから食べてて。僕ちょっと救急箱探しにいくから。
[食堂を出る際にすれ違い。それだけ伝えて通り過ぎて行った。]
[帰ろう。
また船にうまく拾ってもらえるか解らないけれど、
今はとにかくあの場所に帰れる自信はないから。
チャネルスイマーの泳力を舐めるな。
胸の中で日蓮に毒づきながら、また足を踏み出した。ら]
…?
[後ろから聞こえた声が、ちょっと予想外で振り返った]
…何、調子悪い癖に走っとんの。
[呟く。ちょっといらいらしていたかもしれない]
まるまる一日何も食べんと、何も飲まんとおったくせに、
何無茶しとんの自分!
[ちょっと怒鳴り気味に、というか、もう怒っているに近い]
[食堂からの出入りが激しい。
一人、また一人と出て行ったり入っていったり。
今度は誰が出てきたのだろう。
重い頭を上げて、……目を丸くした。]
やぐ、……。
[はっっと気づく。タイツを着ていない。
――しかし、もう今更か、と想った。
つまるところ、タイツを脱ぎたくなかったのは、自分が自分だと気づかれたくなかったのは、嫌われたくなかったからなのだ。
自分に自信がなかったから、ずっと隠れてきた。
でも、それももう、意味がないのかもしれない。]
……矢口、さん……。
[確かめるように、やって来た人物の名前を呼ぶ。]
此方トーマス。
コードネームアナコンダ、恐らくログハウス内に居ると思うが……現状はどうなっている。
お前達のクラスメイトの一人が倒れたと聞いたが。
−204号室・昼−
…――ん、そうか。
酒はさほど詳しくなくてな。
お前どれくらい飲んでるんだ。
詳しそうだな。
[興味の在る年頃だ。]
…まあ、な。興味はあれど、法律違反は此方と謂う話だ。
……、……なんだその
百鬼夜行のような図は。御手洗は体調不良で寝ていたんだろう、病み上がりでそんなことするものか。結城はあれで真面目だぞ。
[ん、と少し考え]
降りようか。考えれば酒は夜が無難だろう?
[秘密の晩酌だ、と少し悪戯っぽく謂ったのだ。]
[枯れ枝や大きな石を掻き分けて、林の中を歩く。
走っていたが、そのスピードでは追えなくなったからだ。]
えっと、こっち、かな。
[双海の足跡はわかりやすかった。
海の匂いが風に乗って運ばれてくる。]
あっち、海だ。
ちょ――……駄目だよ、そんなで、無理して動いたら。
あ……誰もいないから、声がするほうに、来たのかな?
[慌てて駆け寄って、額に手をあてる。あまり変化はない。
そりゃそうだ。この短時間で治っていたら、おかしい。精霊(仮)さんが精霊(真)さんなら、ありえるけど]
ごめんね。立てる? とりあえず、そこの部屋に戻ろう?
[と。手を貸そうとしたら。精霊(仮)さんが、自分の名を呼んだ]
……あれ。喋れたんだっけ……?
ふむ・・・・・・よく判らんが緊急事態みたいだな。
まあ、とりあえず君は調理に専念したまえ。少し探してこよう。
[スティックを軽快に扱い林へ]
ごめん……、アン。
だって、……アンに、謝らなきゃ、って、思って……。
[必死に酸素を求めながら、双海に告げる]
ホント、びっくりさせて、ごめん。
ずっと、看病、してくれて、たんだ、と思って、そしたら、嬉しくて、つい……。
[ひとまず精霊と矢口がぎりぎりモニター室内ということにして遭遇しないで駆け抜けます。]
救急箱のありそうな場所、、、と。
[とりあえずモニター室前は通り抜けてエントランスへ。]
はい、こちらウルフ。いまちらっと確認しましたが倒れたのは鶯谷のようです。
一応歩いたり喋ったりはできていた様子ですが…ひとまず救急セットで手当てしますので、改めて報告します。
危険そうなら、なるべく早くに。
[言いながらエントランスへ。もうコードネームにツッコミする気力はない。]
言うほどは飲めてねぇぞ?金の関係で、な。
まぁ、基本は安酒をコンビニで買う程度っちゅう話だ。
[生活費を稼いで、その余りの幾割かを楽しみに充てる。
中々大変だが、意外と達成感があって気に入っていた。]
いやほれ、結城も此処に来てから明るくなってるじゃねぇか。
今日なんて、俺にラリアットでツッコミしてきたんだぞ?
逆に嬉しくなっちまったわ。
……色々と変わるには、丁度良いのかもな。此処は。
[色々と此処に来てからの変化を思い、本心から出た言葉だった。]
んだな、じゃあ降りるか。
楽しみは夜に……ってな。
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