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…あのおねーさんもいよいよほっとけない…かな。
っていっても。いまはまだ。手がかりもないし。
…行こ。ゆー。
[苦い顔で、その場を後にする]
(赤い薔薇…ね)
[怪人を探し、街中を走り回る胸中にあったのは、そのこと。熱心な信徒が持ち出してきた電文を、聖ヒーローだからと渡された、その一文]
[やがて走り回る街中で、見覚えのある怪人…コピー&ペーストの姿を見つけたのは、それから1分もたったころだっただろうか]
『酷い女だったねペースト』
『ええ、オマケに人使いまで荒いなんて最低よねコピー』
『でも逆らったら…』
『それは言わない約束よコピー』
『そうだったね。さぁ、さっさと例のアレを見つけ出してこんなとこおさらばしようペースト』
『ええそうしましょうコピー』
でもそうは行かないんだよお二人さん。
[声をかけて。それ以上なにを言う暇も与えず、二人の首根っこひっ捕まえて、一気に加速する。43(60)秒もすれば、アニーの道具屋についただろうか]
はいまいどー。
受取証にサインと…あと、約束は守ってね?あにゅー。
[届けた先で、告げて]
さ、それはそれとして。パーツ見せて。パー…ツ…
[ころっと機嫌をよくして、期待に輝く瞳でアニーに目を向ける。けれど]
タイミングわるっ
[おりしも起こる、地震に落雷、隕石と言った災害群。歯噛みしている暇も、あればこそ]
ごめんあにゅー、またあとで!
ゆー、行くよ!
[一声かけて。いつかこの店で買った耐熱軍手を取り出し、確かめるようにその手にはめて。次々と迫る危機へと向かい、町の中へと駆け出した**]
もちろんよ。嘘なんてついたら、商売人の名前に傷がつくじゃない。
[出て行くカンナギに、笑顔で手を振った。
が、その姿が見えなくなると、お店の扉にCLOSEの看板をかけ]
[目が笑っていない壮絶な笑顔を、満身創痍のコピ&ペに向けた]
さて。
商売人のアニュエラは今は閉店中よ。
悪女のアニュエラと、楽しいお喋りをしましょうか。
美味しいおやつと、暖かい紅茶もあるのよ。
[拷問も監禁もしない]
[ただちょっと、とてもお喋りしたくなるお薬を飲んでもらうだけ]
[コピ&ペと「楽しく」お喋りしていると、携帯に着信があった]
[それは、あにゅ☆えら信者兼ゲルト教信者からで、内容は血糊つきの包帯女に、教会が焼き払われ、ギルバートが消えたというもの]
[コピ&ペは、黒幕を異常に恐れ、けしてその名は出さなかったが、異次元テクノロジー関係の物を、ここに持っていない以上、奪われたのは明白]
[その恐れ方は、どう考えてもTECAR上層部に対するものではなく]
おばあちゃま……アンクル……そしてギル君……。
まるで、あたしに対する当て付けのような人選ね。
ねえ、コピーにペースト。
その人ってば、あたしに何か怨みがあるのかしら。
[返答はなくとも、察しはつく]
[怨みを買う覚えはありすぎて、どれとも判別つかなかったが]
[アニュエラを恐れておらず、なおかつ怨んでいるとなると、かなり絞られる]
[ともかく]
[トメ子を消したのが、TEKARではなく、彼等が欲しがっている物が明白である以上、利用しない手はない]
[コピ&ペから、本部の連絡先を聞き出すと、その場でつないだ]
あら、アナタ。
暗黒邪悪団から抜けたとは聞いていたけど、こんな所に再就職してたのね。
ゆっくり積もる話でもしたい所だけど、本題から入るわ。
あたしと手を組みましょう。
アナタ達の計画、頓挫しかかってるのは知っているのよ。
アナタの所から、異世界テクノロジーを奪った相手。丁度、あたしの敵でもあるの。倒すから人手を貸しなさい。
あたしはそのテクノロジーとやらには、興味がないの。相手さえ倒したら、好きにするといいわ。
そうね、まずは町で起こってる天災をなんとかしてもらえる?
現地人をうまく消せても、一緒に町もなくなっていたら、アナタ達の計画にも、差し障るでしょう。
[ついでに、倉庫から、ありったけのガラスの魔法置物を取り出し]
ナギ君のお手伝いをしてきなさい!
[惜しみなく放った**]
― アニュエラの道具屋・店外 ―
[店を出て移動を開始したところで、グラジオラスに相談する。]
おねーさん、あのね、アニーさんの頼み事引き受けちゃったけど、
ヒーロー協会とはあんまり関わりたく無いのです。
[胸の前で両手の人差し指をツンツンしながら]
だからね、このまま行くんじゃ無くてこの前みたいに変装してから行きたいのです。
[おねだりするような目で「ダメ?」と聞いてみた。]
―回想・アニュエラの道具屋―
[カルロからの手紙を受け取ったアニュエラからの用件はヒーロー協会へ行き、異次元テクノロジィに関わる銃のようなものについて調べて来る事]
月下美人が正式なヒーローなのだからそちらが行った方がややこしくなくて良いのではないか?
[などと言ってみたりもしたが、アニュエラはアニュエラで先の電話のように多方面に渡っての情報戦を展開しなくてはならないのだろう、とも考えていた]
私はヒーローではないが行っても大丈夫なのだろうかな。
月下美人の使いだと言えばなんとかなろうが…まあ良い、燻っている暇があるなら行動に移そう。
―現在・アニュエラの道具屋の外―
[行き先の場所が何処なのかをシャルロットに問いながら彼女の方を見ると、どうやら何事かあるようで胸元で両の人差し指を合わせながら変装して行きたい旨を伝えて来た]
別に構わん。
変装用具は持って来ているか?もしも取りに行かなければならないようであればこれで一足先に戻るか?
[以前借りたブーツを背中に背負った鞄から取り出して指し示す。
何故関わりたくないのかとも訊ねようとしたが、彼女の様子からあまり聞かない方が良いかとも思い]
>>44
おっ!早速そのブーツの出番ですねっ。変装道具は、家に置いてきたので、寄ってもらえると有り難いです。
[「おねーさんは何も聞いて来ないけど、理由が気になってるみたいです」と気付いて、]
私はあまり気にしてないのですが、私の組織――隊長やトゲヤマさん達とヒーロー協会さん達の仲が悪いのです。
ですから、今回はお話しする時も、後ろの方で、大人しく、出来…たらいいな〜なんて。
[少しずつ声が小さくなりながら、言いづらそうに心境を打ち明けた。]
ほらほら、おねーさんだったら正式なヒーローじゃないですけど、
いつかの駅前の魔王城とかもTVで中継されてたから、ヒーロー協会にも顔を知られてるはずですしっ!
/*
ログ少なっ!?
赤ログのが賑わっているってどういう事よ・・・w
>メイ殿
自分は一貫してドン君として動くのみですな。
正義も悪もなく爆走するってな感じですぞ。
ただし、魔王殿の残した布石だけは自分風に解釈して使わせて頂きますかな(第六の種族とかなぞられる予言とか)
>魔王殿
かなり勝手に動かせてもらいますぞー!
最終的には全員(本編未登場キャラ含め)纏めて異次元へ!
>カルロ殿
お弁当弾の描写入れたいけれど・・・ドン関わりなさすぎるw
[ジンロウ町の全てのTV番組に電波ジャックが仕掛けられた。画面に映るのは魔王城の玉座。其処に腰掛けるのは白の少女]
ジンロウ町に暮らす住民の皆さん。
あたしはメイアル。貴方たちを真の救済に導く存在よ。
この町では、悪の組織と正義の組織の抗争がずっと続いている。この天変地異にしたって、貴方達にとってはいい迷惑でしょう?
[其処まで告げると、TVには箱舟のような形をした飛空挺が映し出された。その飛空挺の中では寛いだ様子の人々が穏やかな表情で座っており]
ジンロウ町では、ヒーローや悪役が住民の皆さんの迷惑も顧みずに暴れ続けているよね?
つい先日も、ビルを雷撃で倒壊させたり。
魔法生物を市街地で自爆させたり。
あろうことか、ヒーローを名乗る者達までも市民に向けて攻撃を加えるという有様だったわ。
私は、立場上は悪の人間だけど。このような暴挙に巻き込まれる市民が出るのはもう嫌なの。
[そう告げると、画面はまた切り替わり。飛空挺に乗せられた人々が別の国に到着し。その国からは移民として歓迎されている姿が映し出された]
何はともあれ、まずは私の家ですね。
私の家は2丁目にあるので、近くまで行ったら案内しますよ。
あ、そう言えば私の家に誰かが来るのはおねーさんが初めてなのです。てへっ。
[この前グラジオラスの自宅に行く時はガチガチに緊張していたが、今回は任務絡みと言うこともあり、さほど緊張はしていない。]
変装する間、私の生着替えシーンも見ちゃいます?…な〜んてね。
[と、軽く冗談を飛ばす余裕もあるようだ。]
ちょっとした知り合いが居てね。
向こうの国には産業に携わる人間が足りないというのよ。
だから、こんな後先考えずに暴れまわる連中の居る町は捨てて。
新しい土地で新しい生活を始める方が良いでしょ?
[その言葉を聴くと、歓喜の声を上げる市民が映し出されていった。そして箱舟型飛空挺が次々とジンロウ町に向かって発進して行くと同時にジンロウ町の中心部上空には飛び立っていった飛空挺をさらに巨大化させたような巨大飛空挺……その実態は改造された魔王城が浮かび上がった]
それでは皆さん。
この飛空挺“NOAH”でお待ちしてるよ。
[お待ちしている。その言葉は果たして誰に向けて発せられたものだったのだろうか。]
/*
>魔王殿
おぉ、リクエストにお答え頂けるとはありがたいですぞ!
では以下からお選びください。複数可ですぞ!
・第六種族達の復活を準備していた描写
・魔王城のどこかで次代に託す思いの独白描写
・予言をなぞらえる上で起こる事を示唆する描写
・花見空間でアンクルと語り合う描写
通称、何も考えてないけど赤ログ利用して話を膨らませよう作戦!
そしてもう一つ。
[画面が切り変わり、両手足を鎖の戒めによって拘束されたギルバートの姿が映し出された]
彼の姿を知っている人は居るかしら?
国防神父を僭称し、住民達を助けると称して教会に匿っていたけれど。
実際には、教会から攻撃することは出来ても逆に教会に魔法攻撃を食らわないための人間の盾としていたのよ。
[画面が再び切り替わり、彼女の顔がアップで映し出されて]
あたしはね。
こうやって人間の盾のように使ったり。
人に恩を売っておいて、いざとなったら庇って貰おうという自称正義の味方が嫌いなの。
きっと彼らは「だまされるな」とか都合のいい事を言って、貴方達を止めようとするでしょうね。
もし、そんな事をするのなら。
[指を弾くと、超時空ジェネレーターが起動した。魔王を、そしてトメ子を葬ったあの光と見るものが見ればすぐに分かっただろうか。光が収まるとギルバートの姿は何処にも無く]
あたしが、この力を持って。
貴方達ヒーローのエゴを止めさせて頂くわ。
[だが、“NOAH計画”はメイアルが伝えたようなものではけしてなかった。住民の姿は彼女の魔力によって精巧に作られた偽の姿であり。
彼らは最早、この地上の何処にも居ない存在であった。
“NOAH計画”の真意。それは住民達を全て消してしまうことであり。箱舟に乗った彼らは魔王城にて生命力を吸い取られると超次元ジェネレーターによって、どこか別の次元へと追放されていった。
そう、メイアルこそがジンロウ町に一般の住民などは必要ないと考える一派の中心人物であり。
“N計画”と噂されていたこの計画を止めようとしていたガレアスに近づいた事も、全てはこの計画を実行に移す際に邪魔な存在となる彼の排除の為であった]
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