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―『明家計画』アジトアパート―
「む……参ったか……」
[敷地内に隕石がやってくれば、屋根の上で座禅を組んでいた怪人が立ち上がる]
「キェェェェェェェェェェ――――ッ!!」
[手にした刀が一閃。バラバラになった隕石は29個の破片になって雨のように落ちていった]
「また詰まらぬものを斬ってしまった」
[再び瞑想。ユーイチの家族が心配すれば、エルヴァイラか他の怪人(人間擬態)が安全を保障するだろう]
ふふん。
あたしの美しさは、全てをひれ伏させる。
物体や自然、法則ですら例外ではないわ!
[勝ち誇って、高笑い]
[そんなところに、ナギ君>>4]
あら、ナギ君。
ちゃんとお金は持ってるかしら?
背負う物から、装備する物、住居用までなんでもあるわよ。
[すい、と、余裕の態度で白い腕を伸べて、CLOSEの看板を外した]
―喫茶まろんの店の前―
[>>1:771 オバタリアン2010は“ランダム神”と呼ばれる一種の神の気まぐれで、
相手がシャルロット本人だという事に気付かず、>>1:758の会話をしてしまったようだ。]
えー、あのおっちゃんただ者じゃないと思っていましたが、そんな秘密があったのですかっ!
[シャルロットはその噂をそれなりに信じてしまったようだ。]
はわわわわ〜、(実際には何歳か知らないけど)あの歳でそんな年齢差の子供がいるですか。
やっぱり人は見かけによらないものです。
[オバタリアン2010がどっかへ行った後]
……あれ?シャルロットって私のことですよね。
私があのおっちゃんの隠し子……って、なんでやねーん!
[<謎の少女 メイアル>と間違ったのだろうか、と82%程度の確信で考えたりしていた。]
うん?そういえば、臨時ニュースがはいっとったの。
[グラジオラス>>3に聞かれて、はてさてとテレビを見る。]
ワシも良くは見とらんが、中心街といえば駅の東側あたりじゃろう。魔王ニュースではなさそうじゃったがのぅ。
[そんなことを言っている間に、衝撃音が届く。>>2]
な、なんじゃぁ?
りょーかい!ちゃんと払うから!
[断り入れつつ、許可をもらえば>>6。CLOSEの札が下がった道具屋の扉をくぐらせてもらって、戸棚に目を走らせ…見つけた、『断熱』の文字]
そうそれ!
[ロクに確認もせず、引っつかむ。
手にした『N○SAが技術提供!超断熱!!ハイパー銀の軍手スペシャル』の封を切り、その手にはめて、外へ出る。自転車を走らせ、落下地点に先回りして]
いよいしょーっ!
[どっか気の抜けるような気合を入れて、目前に迫った隕石を受け止めた]
[やがて、ぴんぽんぱーん、とさっきよりやや慌て気味のチャイムがテレビから流れてきて。
『ただいま新たに入った情報によりますと、ジンロウ町の上空へと無数の隕石が落下している、とのことです。一般人のみなさんはなるべく頑丈な建物に避難して……』
キャスターの声が淡々と流れる合間にも伝わってくる地響きと破裂音。]
[中心街といえば、良く行く公園が近くにあったはず。
丁度良いと思っていた]
中心街とはまた派手にやらかしてくれたもんだな。しかし魔王ニュースじゃないって事は他の組織とかそんなもんか?
全く…厄介事を起こすのだけは一人前の癖にコソコソと鬱陶しい連中だな。
[グチグチとアンクルに聞かせていたそこに何かしらの衝撃に気付く]
…なんか落ちてきたような、そんな感じだな。
[散った頭の花を急いで咲かせ、出掛ける準備を始めた]
―19(36)丁目―
[特に何がある訳でもない住宅地に辿り着いていたらしい。
ともかく、周辺に通行人の姿はなく怪我人は出なかったようだ。
道路にクレーターが出来たり破片で民家が傷付いたりしたが、そちらはトメ子にどうにか出来る被害ではない]
ふー。誰もいない所に落ちたようでよかったわい。
しかしこれだけの数の隕石、どうやって呼び寄せたのやら……。
目的もわからぬし。
[なんというか破壊の化身的な人物なのだろうかと思いつつ、普通のおばあさんに戻ってゆっくりと道を歩いて行く。
誰とも擦れ違わなければ、情報を得るべく中立亭に顔を出すつもり]
―???―
"ちゃちゃらーちゃーらーらららら♪"
「はいこちら……はい。はい、わかったぜお嬢」
[咥え煙草の怪人はテーブルの上で足を組みながら電話を取り、話を続けた。向かうは<<魔砲師 カルロ>>の狙えるところ]
くす、隕石に続いては。
[すでに何度も使っている魔法。しかし、詠唱をあえてする事によってその威力をさらに増幅させて行った]
此の地へ集う鴉の眷属。
幾千が放つ漆黒の炎よ。
その力を持って、世界を燃やし尽くすが良い。
[詠唱の後に放たれた火炎弾は実に17(100)発、普段の物とは威力も大きさも全く異なり。その炎はジンロウ町のあちこちで火災を引き起こしていくだろう]
…やるじゃん。NA○A。
[熱風の煽りを受けて、服はぶすぶすと焦げたし、あちこち火傷はしたけど。手にはめた軍手は見事に無傷。急減速し、勢いの止まった隕石の下からするりと抜ければ、未だしゅーしゅーと熱気を上げる隕石が、その場にどすんと落ちる]
さってと…他は…?
[すすけた顔を拭って目を上げたら、他の隕石は見えただろうか。見えたなら、受け止めに行くつもりだったけど]
何とかなった…のかな…?
[>>1:773マスターに「また来ま〜す」とパタパタと手を振り、店を出た直後に>>7。その後家路へ向かう道中にて。]
あれ〜、こんな時間に流れ星でしょうか。
……に、しては何か近くないですか?
……こ、これは〜?
(ずどーん!!)
あんですとーっ!?本物の隕石!?
もしやあのおっちゃんは“すっごいアレな人”でさらに、預言者でもあるのですかっ!?
今さら喫茶店に戻っても遅いから、一度家に帰って本部に通信なのです〜。
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