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>>*30
ドン舞。
全員で花見空間に来なくても、今、花見空間にいるみんながそっちに戻って、ノアだけ花見空間に飛ばしたらいい気もするけど。
[花見会場を見渡せる小高い丘にて主だったものたちが集まり、そして輪を作る人々の空間を見詰める
傍らにエルヴァイラがいればまた前のように頭に一度手を乗せた]
[ドンファンが時空の扉を開く。]
この扉を潜ればいいのですね。
[隣にいるグラジオラスと無言で一度目を合わせ]
先に向こうで待ってますよ。
[グラジオラスとシャルロットが時空の扉が潜り抜けたのを見届けた後、玉座の間に残るのは一人のみとなった]
道標はなった・・・あとは皆が戻るための鍵を、転送先を固定しておく必要があるな・・・ふっ、あの場が相応しいだろうか。
・・・ハァァァァ!
<< 時空転送 >>
[ジンロウ町にある正義も悪もが集う中立の店へと次元の扉を開く]
[全ての準備は整った]
ジンロウ町・・・思えば面白い町であったな。
正義と悪とが混ざり合い、戦い合いながらも肩を並べて生きてゆく町。 それを日常として受け入れる一般の者達。
[凍りつく世界で一人、呟き続ける]
様々な人に出会えた・・・様々な経験をさせてもらった。
この町全てに感謝の念を・・・。
―時空転送が行われるほんの少し前―
ではな、また後程。
くれぐれも無茶をせんように気をつける事だ。
[シャルロットが見上げて来る視線に合わせ、扉を潜ろうとして一度脚を止めた]
『苦労の成果』ペチュニア 勇者に良い結末を
[一言花言葉を紡いでドンファンを指し、光の扉の向こうへと駆けて行った]
[超時空ジェネレーターが凍り付いている世界の中で振動を始める―――次元の力が凍れる魔法に抗ったのだ]
[狂わんばかりに溢れる光に目を細める]
[カンナギから受け取った帽子の柄を掴み深く被り直す]
さて・・・為すべき事をやらぬと怒られてしまうからな。
店主殿と魔王殿とカンナギ殿に叱られるのは流石に堪えるであろう。
これより次元の彼方へ、ジャスティスをお届けするっ・・・!
人の手により創られし次元の力よ・・・
驕るなよ・・・それは真の力ではない・・・
見せてくれようぞ、真の次元の力をっ・・・!
[黄金の輝きを纏い構えを取る]
―花見会場を見渡せる小高い丘―
Zzz……。
[己の深遠の九分九厘か八厘、既に注ぎこむもの注ぎ込めるだけ注ぎこみ終え、暫くの間幾分の酩酊を過ごせば、ただ静かに居眠るが如く目を閉じる。
静かに寝息を立てるも、その頭に温もりを感じれば(>>+173)、手から覗く口元は相好を崩していただろう]
我は勇者
我は英雄
我はこの世界を護る者なり
次元の力を受け継ぎし者の力・・・人が持つ力の可能性を・・・今こそ見せようぞっ!!!
ハアアアアアアアァァァァァァッッッ・・・・・・・!!!
ァァァァああ――――!!!
[ふわりと落ちてきた、それを。横合いから、攫っていく]
世界なんてしらない! 役目なんてしらない!
ゆーはゆーなんだから!
わたしのだいじなゆーなんだから!
[自分でも何を口走っているのか、よく分からない。ただ、ぼろぼろと、涙と一緒に、こぼれてきて]
だから、もう置いて言ったりしないで!
ゆー―――!!!
次元の彼方へと・・・・・・・吹き飛ぶがいいっ!
<< 空 間 連 結 !!>>
<< 時 空 跳 躍 !!>>
光にっ・・・・・・・なれぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!
[全ての力を拳に乗せて、叫ぶ]
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