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―20(60)分後―
ハァァァ・・・よしっ。
最後に仕上げに入るとするか!
[全力で木偶を叩き続けるも息切れを起こしていない。このタフさが日々の積み重ねであり、強さの秘訣ともなっているのだろう。]
[構えを改め闘気を体の内へと静めていく]
我は器・・・我は大地・・・我は天・・・我は世界。
心を澄まし世界と一体となる―――これぞ、明鏡止水。
ハアアアァァァァァァァ・・・・・・フンッ!!!
[体内へと溜め込んだ闘気を一気に放出する。 その輝きは黄金となり全身をオーラのように包み込んでいる。]
[その頃、用済みになってメイアルに捨てられた、コピーは1(5)、ペーストは1(5)……]
(1:[プロフェッサー JJ]のアジトの近くにいた。
2:喫茶まろんまでもう少しの所にいた。
3:第11支部に助けを求めていた。
4:<諜報員 シャルロット>の配下になる決意をしていた。
5:力尽きていた。)
[迸る黄金の闘気を立ち上らせ、両手には更に強烈な光を集める。それに呼応するかのように大地が震え出す。]
[光を両の掌で押しつぶすように凝縮]
[全身から発する黄金のオーラが最大限に膨張し]
オオオオオオォォォォォォォォォォォォッッッ!!!
正悪不敗が最終奥義ッ・・・・・・っぐぅ!?
[膨張したオーラが弾け、黄金の光が霧散する]
はぁ・・・はぁ・・・やはり、まだ・・・未熟・・・!
至らぬ・・・な、魔王殿店主殿にはまだまだ届かぬようだ。
[地面に大の字に倒れこみ激しく呼吸を繰り返し、自らの力を未熟と評するも、その表情は爽やかな笑顔であった]
/*
そろそろ物語の〆に入りますぞ!
メイ殿はドーンと一発、特大の悪事をお願い致す!
熱血物恒例の必殺技特訓シーンも入れた事ですし、準備は万端ですぞ!(特に何も考えていないとも言う)
へぅあ。
[スプーンでぺしぺしとたたかれること2回目。うっすらと、その目が開いた。
寝覚めの気分はきっと*08半吉*]
[眠りが浅かったのか、寝起きの気分は、悪くない。意識を失う前の状況を思えば奇跡のよう。
うっすらと目を開けば、そこにはユーリがいて]
ぁー…ゆぅー…?
ごめん…ごめんね…いま…起きるから…
[言いつつ口から漏れるのは半分寝言。それでもなんとか起き上がって。立ち上がろうとして。
+チョキ+ぐー:そのまま二度寝。ユーリのほうに倒れこんだ。 ちょき:寝ぼけた勢いでユーリに抱きついた。 ぱー:きっちり覚醒。起こしてくれたお礼を言った]
――きゃ、……
[寝ぼけた眼で抱きつかれ、つい短く悲鳴をあげてしまった。]
……むぅ。
寝ぼけてるなっ?
[スプーンの持ち手の方で、こつん、とカンナギの頭を刺し。
口は尖らせるが、嫌そうではない。
そして、くすり、と笑んで]
起きて?
[そのほっぺたを……
+グー+がチョキならつねり、パーなら軽く口づける。グーなら殴る。]
[寝ぼけた勢いで崩れるようにぽふんとユーリに抱きついて]
……起きるから…だから…
おはよーの…
[むにゃむにゃと。寝ぼけて意味を成さない言葉が続いて。
22秒後。
意識覚醒]
………ごめん。
なしで。
[自分の言動とか、しでかしたこととか、いろいろ。昔のユーリ思い出したりとか今のユーリの状況とかいろいろ重なって。
恥ずかしすぎた。
顔が熱くなってるのがはっきり分かるけど。これはきっと寝る前に食べたカレーという名の地獄のせい。きっとそう]
…ゆー。
さすがにグーパンは痛かっ…あの…ゴメンナサイ。
[きっちり目が覚めて。ほっぺたにくっきり残ったグーパン痕に、目に涙が浮かぶけど。文句なんて言えない。言えるわけない。
こーゆーときのゆーは、わりと容赦ない。それはもう。笑顔でフライパンが振り下ろせるくらいに]
…ン?
[ばつ悪く目をそらして。そらせた先で。携帯電話が、自己主張するようにちかちか光っていた]
…ごめん、ちょっと待ってね?
[留守番電話を知らせる表示に、一言断りを入れて。
…別に、気恥ずかしかったり気まずかったりいろいろを誤魔化したかったわけじゃ、ないんですよ?]
…生かして捕獲…かぁ…
[留守電に残されたメッセージに。少々顔をしかめる。所属と名前だけではちょっと手がかりが少ないし…それに、アニーの言い方も、なにかひっかるものが、あったし]
…もしもしあにゅー?
その、さっき電話あった怪人だけど。
見た目とかなんか分かる?
うん…うん…
[聞いてみれば、対になるようなモノリス型。…その姿には。見覚えがあった。いつかのTV局の、地下で]
はいかしこまりました。
ちょっと時間かかるかもなんだけど、先にパーツの方だけでも…
…そこをなんとか。
どっちかだけでも!!
ん。うん。じゃあ、そっちで。
…それとあにゅー?
[拝み倒して、なんとか後部座席だけでも先に譲ってくれるよう話はついただろうか。最後に。]
ウチで取り扱ってんのはジャスティスだけだから。誘拐とか拷問部屋連れ込みの手伝いだったら、やんないからね?
[釘を刺しとくのも忘れない。電話を切って]
さってと、仕事入っちゃったけど…。
…あれ?そういえば。ゆー、今日の魔王さんは?
[TVの時間は見逃したけど。ユーリなら何か察知しているだろうと。聞いてみても、首を横に振られただろうか]
―回想:教会にて―
こんばんは、神父さん。
良い夜ね。
[教会とは全くと言っていいほど、似つかわしくない血糊の付いた包帯を纏う白の少女。それでも彼女は笑みさえ見せて]
何の用かって?
つれないなあ。
[からかわれていると思ったのだろうか、彼が挨拶のみに留めて教会の業務があるからと戻ろうとした所に声をかけた]
「N計画」、聞いた事ぐらいあるのでしょう?
[その言葉を聞いて露骨に顔色を変えた神父であったが、時すでに遅し。メイアルの操る影の一撃がギルバートの体を拘束していた]
ふふ、貴方にはまだ何もしないわ。
ひとまず眠りなさい。
[拘束されたギルバートの耳元で囁くように呪文を紡ぐ。必死の抵抗もむなしく、崩れ落ちるように彼は床に倒れ]
[無言で教会の女神像を眺めた。そして指を鳴らすと、火炎弾が教会の女神像や十字架を次々と破壊していき。教会に避難していた者たちは、ある者は恐怖を浮かべ。またある者はメイアルに掴みかかろうとして護衛の者たちに取り押さえられた]
分かったでしょう?
教会に助けなど求めたって、無駄だって事が。
救いの神など、ありはしないのよ。
[そう宣言して、それでも尚抵抗しようとする者を1人、黒剣で貫いた。]
貴方達に対する本当の救済をあげる。
……もう疲れたでしょう?
[そう宣言すると、教会は炎に包まれていった。メイアルとその配下は気がつくとその場所からは姿を消し。ギルバートの姿も連れ去られたのか、見えなくなっていたが]
…………あ。
[カンナギの頬と、グーにした手とを、交互に見つめ。]
ご、ごめんなさい。
なぜかつい、手が出てしまって……
……魔王、ですか。
今日は、お留守みたいです。
[世界への異変も特にないようだ。
+裏+が表ならば何か予感を覚えたが、裏なら前にもお休みの日はあったため、別段気にはならなかった。]**
―???―
[ジンロウ町には、この日。地震・落雷・隕石と次から次へと天変地異が起こっていた。また、以前はわざわざTV局で宣言したり。ビルの屋上に上って魔法を使っていた謎の少女やニュースで事件を予告する魔王の存在も無く。魔王城も完全なステルス状態なのか、ヒーロー達でさえも探知できない状態だった]
[アニュエラの道具屋にて、あれこれと話し合っていると、カルロからの手紙が届いたらしい。>>4]
ヒ、ヒーロー協会ですか。
[手紙を預かって、アニュエラの遣いの者と名乗れば、話は通じるだろう。
その程度ならば決して難しい事では無いのだが、行き先にちょいと問題がある。
恐らくこちらの顔は知られていないので問題は無いはずなのだが…。]
[しかし、この際所属は関係ない。普段の任務でも、本拠地に誰かがいて自分が外を走り回る方が動きやすい。]
わかりました。ヒーロー協会第11支部ですね。
そのお手紙を持って、「アニュエラさんの遣いで来ました」と言えば大丈夫だと思うので行ってきますよ。
/*
>ドンファン
そういえば。
ドンファンはどうするのん?
まあ、「N計画」は正義として止めに来てくれると信じてるけど。
最後は頑張ってねんw
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