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[ 急ぎながらも律儀に――というか器用に?――返信する風である。]
〔To:水くん
えと、どっかに表示するっていうボタンがない、かな…?
風のと一緒だったら――〕
[ ぽちぽちと見方の説明を送信。]
…………………あ、ああ。
[初めて彼女の微笑んだ顔を見て、自分が置いてったんだろ とか いや、壊したの僕だし… とか思う間もなく圧倒されて言葉が出なかった]
[ 送信先がばらばらなのは適当だからである。気にしちゃいけない点である。たぶん。]
〔To:team
そっかぁ……
…ん?図書室?今ちょうど学校向かってるところだからいいけど……〕
…水くんどうしたんだろう……?
ん?
[珍しい問いに、嬉しそうに笑いながら]
〔to:members
全部残ってるぜー。
スウィートホームに置いてあるから、持ってけばいいぜ。
あ、やべ。
店長にバレっから、また後でなー〕
[ 学校へと急ぎながらえるなの『マフラー見つかったメール』を読了。]
.oO(会長長…慌ててうつほど嬉しかったんだ。かわいい。)
[ なんてことを思いながらよかった、と安堵の息を吐く。マフラーがないことをとても心細そうにしていたから。]
〔To:えるなちゃん
マフラー見つかってよかったね
あ、後3分くらいで学校につくよ!〕
[マフラーを装着した]
Σ
[装着すると、へらっとしていた自分に気づいてあわててぱっと目をそらした。]
。oO(ふ………ふんだ。でもあのことは許してないんだから)
[こっそり思った]
〔To:team
やっぱり全部残ってるんだ。
学校から帰る時に少し持ってこうかな。
空くんバイト頑張ってね。…って見る頃にはもう終わってる、のかな?〕
[ と、図書室へ向かいかけた時にメールを受信。]
ん、あってた。
〔To:えるなちゃん
ドアが…わかった。もう着くよ。待っててね。〕
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