436 メザシだらけの節分村【F1360関連企画】
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ちょい悪 桂木正成
けーっきょく、鬼の里になっちまったが、結局どうするもんかね、俺。
夕子をもう悲しませることはできねえが、狐様もな……。
……。あの時は頭が煮えくってたが、共存……。模索してみるか。
甘味処の末娘 音羽水鈴
[甘味処の店番を任され、ぼうっと外の風景を見遣っている。
通り過ぎる人々にはかつての村の住人たちとは違う者も]
いらっしゃいませぇ…あ。
[やって来た客人は自分と同じくらいの歳の鬼の子供。どこか落ち着かない様子をしている。
それにはにっこり微笑んで]
甘味処はどなたにも解放してますので、どうかごゆるりと。
……それと、よかったら色々とお話したいな。いい？
[しばらくして甘味処から、二人の楽しそうな笑い声が聞こえてきた]
風水師 堵蒔
[木で作った八角形を、指の腹に乗せれば、バランス悪く地面へと落ちる]
しゅう坊に作ってもらった方がいいかねィ…。
乾兌離震巽坎艮坤とー…あれ、漢字間違ってるなァ。
[のんびりとした口調で、拾った八卦に紐を通して、ぷらん、と指先へぶら下げれば、前ほどとは言わないまでも狐の加護が顕れる気がして]
…ン。少しは効きそうかィ？
ちょっと政之進のはげに投げつけてきてみようかァ。
[ぱん、と削りかすを払いのけて立ち上がると、遊びに行くような軽さでプラッと歩き出した**]
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