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成る程、あの医者は世間話にもってこいか。
[薬を取りに奥へ消えるニーナを眺め呟き
戻るニーナが缶詰を前に躊躇うのに瞬き
漸く受け取られる缶詰に薬瓶を受け取り]
患者が居ないとなるとさしたる仕事も無かろうに、
軍のお偉いさんは外出も良い顔をしない様子だったか。
[困惑の色が混じる声音の侭に俯くニーナを眺め]
何をするも何も、この場合する事が無いな。
退屈凌ぎに医者殿の本でも漁るかね?
[冗談か本気か首を傾げ問い]
いっそ回診とでも言って出歩けば如何かね?
どうせ誰も彼も出歩けぬならどこぞのお嬢様も屋敷に居ろう、
アレはニーナとも歳も近く話し相手にもなろうに。
…ええ。先生は、親しみを持ちやすい、と評判ですから。
[微かに頷けば、その瞳を目の前の男に向ける]
…確かに、仕事がありません。
外に出るのも…軍の方々はあまり良い顔をしないでしょう。
…トリガーの気まぐれで…今、私は生きている様なモノですから…
本を読んで、知識を蓄える気にもなりません。
[問いには暗い声で返す。
考える素振りを見せれば、微かに首を横に振った]
…回診、と言いますが…診療所でさえコレ、なのです。
患者はいないでしょうし…
…シャーロットさん、は…今、気が立っていることでしょう。
[…彼女と見とった者の事を思いだしたのか、少し歯切れが悪く]
【屋敷玄関】
[アーヴァインが去った後もその場から動けないでいた。
暗殺部隊が紛れ込んだ事、
その容疑者に自分を含め親しい人達もいる事、
そしていつ戦火に巻き込まれて死ぬのかわからぬ恐怖に加え
もしかしたらその親しい人物に殺されてしまうかもしれない悲愴感。
しかし最後の考えが頭をよぎれば首を振る。
一瞬でも親しい人を疑った事が情けなく唇を噛み締めた]
見捨てる、か。
[呟きは遠く]
この場合は誰が誰を見捨てるのかね?
オマエがこの村の嘗ての仲間をか?
上層部とて何時我々を見捨てるか知らん。
尤も、この力はそう容易く手放すとも思えぬが。
[淡々と紡がれる声に感情は現さず]
ルーサー、是は赤と黒が蔓延る戦争だ。
誰も傷つかぬ侭には終らぬが、
背中を預かる以上、我はオマエが何者にも蹂躙されぬ事を願う。
[軍内部の話を聴いて
そうか、と短く返し]
[アーヴァインが立ち去った気配を察すると
薄暗い廊下から玄関のシャーロットへと歩み寄る]
お話は終わりましたか。
お嬢様。
[声色はただ、淡々と。
色のない瞳で彼女の後姿を捉える]
ふん。
[斃れる身体を何の感慨もなく見下ろして、
面倒くさそうに鼻を鳴らした]
隠れるならもっと上手くやるがいい。
[もう聴こえては居ないだろう。
女の部下らしき青年が、事の次第を報告した。
蒼い目を細めてふむ、と女は頷く]
……カルヴィネン准尉は既に該当者に言葉を伝えたか。
そうか。
なあに、私などよりは余程上手くやったろうさ。
私では村の者達の反感をさらに買うことになりかねんよ。
[ひらひらと手を振る。
葡萄酒色の上着が揺れた。]
[そっと玄関の扉を開け外に出ようとする。
何かイヤな事があれば風にあたり気持ちを落ち着かせるのが
幼い頃からの癖になっていた。
過保護に育てられた分、外の開放感に癒されるようになっていた。
けれど外に出る事すら躊躇してしまう。
もしも、また大切が友人がそうであったように、
誰かが死んでしまうのではないかと。]
[後ろから声が聞こえれば顔をあげて振り返る]
ネリー・・・、聞いてたの。
大変な事になっちゃったね・・・。
ネリーはもう軍の話聞いたのかな。
[悲しみを湛えていた表情は振り返れば消えている。
せめて彼女の前では冷静でありたいと思いつつも、
滲み出る暗い感情は隠せないでいた]
はっ。
少佐にもなって安ウイスキーばかりとは!
アーヴァインは下戸だったのか?
[コルクを口で引き抜くと、飯盒の蓋で手酌した。度数ばかり高い酒のきつい香り。]
此処で彼女の友人は眠ったのだったか。
[視線を受けるも表情は変わらず静かで]
そうか、ならば此処に居ると良い。
我には余り力になれる事は無い様だ。
[済まぬな、と呟くも気配に瞬いて
素早く周囲を確認し微か顔を顰め]
動かず此処に居ろ。
[言い残しニーナの脇を駈け抜けて
入院患者用のベットがある部屋へ
室内には既に人の気配は無い様で]
…遅かったか。
[眠る赤毛の少年を見下ろし呟く]
……ええ。
盗み聞きのような真似をして申し訳ありません。
私はルーサーさんから直接、お話はお聞きしています。
[感情を抑えたような、或いは最初から無いような
そんな声で紡ぐ。
彼女が外に出ようとした素振りに、すっと目を細め]
以前のように外が危険とも、言えなくなりましたね。
危険には変わりありませんけれど……
屋敷の内部だって既に危険。
私が暗殺部隊ならば――ですが。
そういう点で、私は彼を信頼している。
物腰柔らかい話し方は真似できるものではないな。
[くっと笑いを零すと、
青年兵は複雑な顔をした。]
甘すぎると言いたそうだな、ウィル。
いいのさ、彼はあれで。
飴と鞭は大切だ。
……ああ、そうだ。
お前とアーサーに任せた小僧はどうした?
診療所にいるのか……学兵のようだと。
何処も人手不足はかわらんな。
本来なら適当にバカ騒ぎが出来る年だろうにな。
[細められた眼の奥に微かに何かの色が滲んだ]
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