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10人目、役場の職員 吉岡修造。
―――ふーっ。
ようやくお地蔵さまの後片付け終わったわ。
誰だよ、こんな悪ふざけしたのは。
罰が当たってもしらねぇからな、ったく。
[...は三津田家に老婆を送り届けると、満天の星空を見上げながら独りごちた]
なあ、婆さん。
「死」に関わる仕事を受け持つ集落が避けられたり疎まれたりってのは、なあ。
「異界」に畏れを持ってるからだよ。
生や死に関わるには、それなりの「力」を持ってなきゃいけねぇ。
普通じゃあ、関われねぇンだわ。
だから、「死」に関わる者は、その持ってる「力」を畏れられて、隔離されンだ。
孕み女が隔離されたりな。
「生」も「死」も、怖ぇンだよ。
特に男はな。
[自転車をこいで役場へ戻る]
―――見渡す限りに広がった畑。林。山。
都会にあるようなビルも、デパートも、コンビニさえもこの村にはねぇ。
過疎化まっしぐらだよなー。
親の頼みとは言え、ここに残るべきじゃなかったかなー。
[ため息をつきながら、坂道をのぼる]
11人目、英語教諭 杉下雪。
[日はとっぷり暮れている。校舎から洩れる灯りは職員室と廊下のものだけになっていた。古びたストーブの上でシュウシュウと湯気をたてるヤカン。曇った窓の向こうに目を向けて、杉下雪は息を吐いた]
遅くなったわね。
[自転車のベルを鳴らしながら小松の隣を通り過ぎる]
(――見ない顔だな。取材かなんかか?)
[鳥の巣のような頭が気になるものの、特段声はかけないで通り過ぎた]
>>27小松
[―――通り過ぎようとしたものの、不意に自転車を止めて振り返る]
おーーい、取材かなんかか?
よかったら後ろに乗るか?
[自転車の補助席を指さし、二人乗りを誘う]
>>30小松
[小松の視線がデコにいっていることに気づき、さっと前髪を無理やり下ろす]
―――あ、申し遅れました。
私、吉岡と言います。村役場勤務です。
ご旅行――ではないですよね、ここ旅館とかないし。
取材かなんかですか?
[小松を後ろに乗せ、ふらつきながら自転車をこぐ]
(馬鹿でけぇ上に本当にヒヨコくらい飼えそうな髪だよな)
[ストーブを消し、職員室の灯りを消す。赴任してきたばかりの頃は、この静寂が不気味でならなかった。
それは今も変わっていないのだが、3年もすれば慣れる。なにより、この学校は里ほど田舎ではない
外に出ると、頬をきるような冷たい風がふいていた。赤い唇から白い息があがる。見上げた空は澄んでいた。大きく横たわったオリオン座に雪は目を細める]
早いわね。
この間まで夏だと思っていたのに。秋がきて、クリスマスもすぎて。もうすぐ今年も終わり。
毎日毎日、変わらない日々。
来年も、このまま単調に年だけ重ねてしまうのかしら。
それも悪くはないけれど・・・・
[最近、若い高校生の姿に羨ましさを感じることが多い。平和で安全な日々が一番。そう思うのに、胸の中にわだかまるこの物足りなさはなんなのだろう。
雪は、頭をを振ってコートの前をかきこむようにして、足早に駐車場に向かった。一台だけのこった赤いパッソが寂しそうに雪を待っている。これから、家に帰るのだ。外場村にある家に。雪はエンジンをかける。カーラジオからマイケルジャクソンのスリラーが流れていた]
[縁側にちょこんと座り、しわくちゃの小さい手で猫を撫でながら]
そういえば、今日は及川先生の所に行く日じゃったかのう。
今何時じゃったろうか。
>>32小松
小松さんですね。民俗学者ってなんかすごいっすね。
うちの村は過疎地でなんもないですが、古い慣習残ってるから面白いでしょ。
ゆっくりしてっ――――――っ!
[バランスがとれなくなったのか、田んぼのほうへふらつきながら進み―――]
[気がつけば二人とも泥だらけになっていた]
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