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>>74 ヒムおにいちゃん
そんなっ、ヒムおにいちゃんはわるくないよ…っ
[自身の服をぎゅっと握りながら少し震えた声で呟く]
[ミコの声に気がつき、振り返り]
『ううん、ミコは悪くないよ。
ボクが大人げなかったんだ。
ミコの狼としての葛藤、苦しかったよね。気付いてあげられなくてごめんね』
[ミコラスの頭をなでると、微笑んだ]
……っ
[思わずこみあげてきた涙をこらえると、顔を伏せたまま首を振る]
……え、と、ヒムおにいちゃんも、シチューたべる…?おいしくできた、の。
[ロボヒムの服を少しつかんで顔を上げる]
[...はちょっと憔悴した感じで現れた。目が少し赤くなっているようだ。]
シモンの様子から何となくアルビンは狼じゃないと思っていたが、お前がもう1人の人狼だったとはな、ミコ。
確かに同じように処刑して行った俺達も同罪かもしれねぇ。
だけど、だけどなぁ。
そんな割り切れるもんじゃねぇんだよ!
[...は声を張り上げた。]
狼や科学者が居なければ、パメラは…。
「ピ.....」
『…食べていいの?
えへへ、実はお腹がすいてしょうがなかったんだ。ミコの料理はおいしいからね』
[ロボヒムは、椅子に座るとクリームシチューを食べ始めた]
ああ、今更こんなことを言ってもしょうがないのは分かっているんだ。
だけど、だけど少しだけ時間をくれ。
そしたらいつものディーターにもどるからさ。
『もぐもぐ、狼と科学者がいたとはいえ、図書館に閉じ込めたのはボク達ドアノブの共有者だよ、もぐもぐ。
パメラが死んだのも、ボクらがパメラを信じてあげられなかったから……もぐもぐ。
納得は出来ないかもしれないけど、狼にも科学者にもそれぞれの生活があるんだ』
[シチューを必死に食べながら、印刷している]
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