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そうですよ、俗悪番組に女性の水着はつきものです。
ヘクターさんもこの島での撮影を決めた段階で、100%それを狙っています。
当然その中には、ミリやヤードの水着も含まれているでしょうね。
私達男は、刺身のツマ以下の存在です。
こと水着においては…
あと誤解があるようですが、私の水着は「大マジ」ですよw
ん・・・・・
[ゆっくり目を開ければすでにもおかなりの時間がたっていて]
やだ・・・あのまま寝ちゃったんだわ・・・。
[ここは気持ちいいものね、と苦笑してふと横を見れば可愛い寝顔が見えた]
よくねてる・・・可愛いわね〜♪
[つぃつぃとポールのほっぺたを突きながらじっくりと観察している]
なんといいますか、こう字面がかっこよくありませんか?
「生肉」って。
言うまでも無いことですが、黒地に赤の筆書き調で「生肉」をあしらった自作Tシャツも持っています、リアルで。
[一人部屋に戻りシャワーを浴びる。
俯き瞼を伏せて熱めの湯を頭から被りながらそっと溜息をついた。]
……楽しかったのに、どうして寂しいと感じるのかしら。
[問いかけても返る答えはない。薄く目を開けば浴室を満たす蒸気と雨のように降り注ぐ雫。――温もりを求めるかのように自らを掻き抱く。]
ヴァイオリンさえあれば……
[平気だと思っていたのに、そう呟いて小さく頭を振る。
徐にシャワーの栓を捻り止めると、バスタオルに身を包む。]
[水気を拭き取り桜色のバルーンワンピースを纏えば、自室の窓をあける。
窓辺にてヴァイオリンをケースから取り出しすっと構えた。
弓を弦に宛がうと哀愁に満ちたメロディが綿綿と紡がれてゆく。
ラフマニノフのヴォカリーズが、風にのって流れてゆくだろうか。]
何時もと変わらない、色。
[指の傷も薄れ演奏に影響はないように思える。
安堵したのか少しだけ表情を和らげて、夕餉まで練習曲を*引き続ける*]
方針は決めてるけど、相手が動きがないことには動きが取れないでしょ?うんうん。
大マジねぇ…。字面がカッコいいかぁ…?
[微妙だなと、少し思ったが口にはせずに]
[ゲルダは「俗悪番組」の言葉に、ちょっぴり意気消沈している]
私の水着は……潜ることがあるかもしれないという前提で、セパレートのシンプルなものを選んでいます。
ヘクターPの意図までは…。
[溜め息]
[暫く海で泳げば、身体も冷えたもので、皆と屋敷に戻れば
部屋に戻って、着替えを取ってきては一人、大浴場に行って、熱めの風呂で汗を流す]
…やはり、シャワーは慣れぬからな…。
湯船に浸からねば、どうも、すっきりしないな…。
[やがて、風呂から上がって、着替えれば、小粋な着流し姿で、部屋に戻り、窓を開けて夕餉まで音色を耳にしつつ、風を*楽しんでいるであろう*]
[ふと耳に届く音色に目を細める]
なんだか心に響く音色ね・・・・。
[まるでそれは寂しさを混じらせるように感じて眠るポールのほっぺたをつんつんつんつんつんと素晴らしい勢いで連打した]
「なまにく」です。
[真顔]
それはさておき、俗悪がどうしたと言うのですか。
親子で見れる心温まる番組を作っても、数字が取れなければ「使えない奴」の烙印を押され、干されておしまいです。
世の中全てから「俗悪」と後ろ指を差されても、数字がよければ「有能」と褒め称えられます。
ここはそういう業界です。
そして、「俗悪」な方がえてして数字がいいのですよ。
私達は、スポンサーからお金をいただいて番組を作っています。
「俗悪」だろうがなんだろうが、スポンサーの期待に是が非でも答えなければなりません。
やっていることそのものに悩むのは仕方ありません。
私だって良心とか、色々痛んでます。
でも「俗悪」かどうかで心揺らすなど許されませんよ。
割り切りなさい。
[島の中をブラブラ、灯台に行ったり、温室で和んでみたり]
そろそろ晩御飯の時間ですかね?
ちょっと早いかもしれませんが、それならそれで何かつまんで待てばいいですし…
[散策を終え、屋敷に向かった]
「なまにく」ねぇ…
[くくっと笑って]
まあ、キロの言うとおり、得てして、この業界、そんなモンだわな。
一番大事なのは視聴率。これが取れなきゃ、はい、おさらばよってね。
良心なぞ、仕事中は忘れてしまえって。
本当の休暇の時にだけだよ、思い出していいのはねってな。
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