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流れ者 ギルバート に 3人が投票した。
ケーキ屋 ネリー に 1人が投票した。
ごくつぶし ミッキー に 2人が投票した。
流れ者 ギルバート は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、吟遊詩人 コーネリアス が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ケーキ屋 ネリー、ごくつぶし ミッキー、お嬢様 ヘンリエッタ、のんだくれ ケネス の 4 名。
[ギルバートの、自分の名前を”呼ぶ”、同胞だけに通じる”声”。ネリーはかすかに目を開けて、顔をそちらに向けた。部屋の中には血の匂いが充満する。それは間違いなく同胞のものだと、すぐに理解できた。]
……なに…?なにがどうしたの…?
[身体を腕で支えながら、ベッドの上で上半身を起こす。そのネリーの目に入ったものは、コーネリアスに一撃を食らわすギルバートの姿。次いで声を上げて突進するミッキーの姿。]
[全てがネリーの目の前で、スローモーションのように終わってしまった。ネリーは動けない。目を見開いて硬直して、そして。]
ぃやぁぁぁぁぁぁ!!!!!やめてぇぇぇぇぇ!
[声を上げて叫んだ。ただただ、生きている人間がただの塊へと変化する姿に、叫んだ。
しかし皮肉にもネリーの本能は、瞬時に状況を理解していた。]
[正気をなくしかけたように見えるミッキー。ケネスは気絶し、エッタはコーネリアスに抱きかかえられ、状況は何も見えていない。
ネリーはベッドからずり落ちるようにしてギルバートに駆け寄ると、ミッキーを突き飛ばし、刺さったままのナイフをぐいと抜き取った。血は、刺したときには出ない。ナイフを抜くときに迸る。]
ああ、あ…!!!
[返り血を浴びていないミッキーとは逆に、ネリーは紅く血で染まった。]
[ナイフを捧げ持つネリーのその先では、コーネリアスが力を失い、崩れ落ちた。姿をあらわにしたエッタの目には、ネリーがギルバートを刺したようにも見えたかもしれない。]
コーネリアス、さん……。エッタさん……。
[涙が零れた。ギルバートは、コーネリアスを攻撃する右手だけが狼に変化したまま、息絶えていた。ケネスが見なくても、人狼であることは一目瞭然だった。]
ああ、良かった…。人狼が、死んだのね…。
[心からの安堵の声。ネリーは涙を零しながら、微笑んでいた。もうこれで、ギルバートはヒトを騙しながら生きる必要がなくなったのだ。]
良かった…本当に、良かった……。
[ネリーはその場でへたりと座り込んだ。ナイフを握り締めたまま、しばし*放心*。]
ギルバートさん…。ギルバートさん……。
この声は、まだ届くのかしら…?
[あらゆる気を飛ばして探り、必死に念を送ってみる。しかしどこにもギルバートが感じられない。ギルバートの肉体は目の前にあるのに、]
…ほんとうに、逝ってしまったのね…。私もまた、独りになってしまったのね…。
[突如として襲い来る孤独と絶望に、打ち震える。同胞がいるとは、どんなに心強いことか。ギルバートの執着とも言える愛情が、今になって手に取るように分かった。]
それにしても、私ったら、とっさにあんなことをするなんて。
[嘘で塗り固め、保身をする。もはや言い逃れのできない行動だ。自分はすっかり人狼なのだ…。自嘲の笑みを漏らす。]
こうやって、生きてゆかねばならないのね…この先も。
[それでも、ネリーはギルバートのようにはならないだろう。人狼の本能に取り込まれることなく、ヒト本来のネリーが人狼の本能を取り込んだ。それはネリーにとって辛い事実だろうが…。]
生ある限り、生きるしかない…。
ギルバートさんが、そう望んでいたのだから。
[ネリーは心の中だけで、そっとギルバートの死を悼んだ。]
[ギルバートが正体を現す。その変化に少女は息を飲んだ。おぞましさに体が硬直する。ケネスがつけた傷は深いらしく、ギルバートの出血はひどいが、その動きは素早くて……
眠るネリーへと、腕を伸ばしたように、見えた]
ネリー…!
[が。コーネリアスが反撃しようと椅子を振り上げると、凶器と化した爪が吟遊詩人へと進路を変える]
[その瞬間。反撃は間に合わないと悟ったのか、コーネリアスは少女を護ることに専念したようだ。両腕でしっかり抱え込まれ、何も見えなくなる。少女に知覚できたのは、
ギルバートの言葉。
廊下から聞こえたミッキーの叫び声。
抱え込まれたまま感じる、どん、という強い衝撃。
ネリーの悲鳴と、駆ける足音]
あ… コーネリアス、さん!?
[一瞬の後、詩人の腕から力が抜け落ち、少女の視界が戻った]
[まず目に入ったのは、血まみれのネリーと、放心しているミッキーだった。それから、床に倒れ伏す、ギルバートの姿。ケネスも倒れたままで……そして。少女の足もとにも]
―――!! コーネリアスさん!
どうしたの。いや、どうしたの、ねぇ、嘘!嘘!
[必死で揺する。だけども吟遊詩人は動かない。返事もない]
う……そ…
この、化けもの…コーネリアスさんまで……!
[叫んで男を睨むが、そちらもまたぴくりともしない
『人狼が、死んだのね…。』
ネリーの言葉に、彼もまた、いなくなったことを知った]
あ…
[ぺたりと座りこむ。では、これで全部が終わったんだ。しかし嬉しさはなかった。心の中が空っぽで、何も考えられない。
その後、誰かとコーネリアスの体をベッドに寝かした気がするが…よく覚えていない。ただ、これで朝日が戻ってくると、そう思った]
――朝――
[少女は自室の窓辺に座り、朝日を待っていたが…光は戻ってこなかった]
そんな………! あ。玄関。門の外はどうなって…
[玄関から門へと飛び出す。しかし、その先には何も見えない]
1匹じゃ、なかったの!?
ケネスさんも、ミッキーさんも、ネリーさんも、あいつの仲間じゃないはずなのに………まだ、終わっていないの……
[コーネリアスの身体を動かそうとするエッタに気づき、やっと放心から意識が戻る。手にしていたナイフ…自分が持ち込んだ私物…に気づき、とりあえずポケットに入れて、エッタを手伝った。女ふたりの力では遠くまで運べず、今まで自分が寝ていたベッドへと横たえる。]
…あっ、ケネスさんは…?
[倒れたケネスは、傷は激しそうだが思ったより出血は酷くなく、ただ意識を失っているだけだった。]
[ケネスもどうにかベッドにと思ったが果たせず、楽になるよう廊下の隅に仰向けにして、毛布を持ってきてかけた。ギルバートの遺体はどうしていいものか、ネリーには分からなかった。熱が下がったわけではないネリーには、意識の無い男性を三人も動かすことはできなかった。]
…ギルバートさん……。
[やはり仰向けに横たえ、毛布を被せた。
そこまですると、体調の悪さが再び襲ってきた。立つのも辛く、くらくらする。]
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