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……結局、来なかったか。
[昨晩、自室に戻った後しばらくはネリーを待っていたのだが、いつの間にか眠りに落ちたらしい。
誘いを断った女は初めてで、微かに興味を覚える。]
ネリー…――か。面白い女だ。
[紫煙を燻らしながら考えることは、女のことと、ローズマリーが話した言い伝えの話。*]
[どれ程の時間、ネリーを抱きしめていただろうか。
細い指が絡んでくれば、力強く握り締める。
厨房で触れたことのある手、鮮明に想像できた。
男が眠ったのは女が寝静まった後。
まだ時は早いと、乾いた飢えを必死に抑え、眠りへとついたのだった。*]
[広間のロッキングチェアに座る姿。茫洋とした表情で揺られていたが、鏡の落ちる大きな音ではっとする]
ああ……大丈夫なんですか?
それが、くだんの鏡ですね。何といいますか、覗くのも躊躇われてしまいます。
さすがに、あまり眠れなかったようです。
それにしても、今は何時ごろなんでしょうね?
こんな真っ暗闇では、朝か昼かもわからないな。
確か廊下に柱時計がありましたね。
ちょっと見てまいります。
[それから、窓際の男に笑みを向ける。彼の悲痛な叫びを聞いたからかもしれない]
貴方は少し休んだ方がいいのではないでしょうか。
[時間を確認し、再び外の暗さに驚愕する。改めて、これは異様な事態なのだ、という認識を強くする]
一晩経つと、何事もなかった夢の話……だったら、どんなに良かったでしょうね。
さてと、私も皆さんのために食事でも作るとしましょうか。
……といっても、できるものなど限られているんですけど。
[そう言って、厨房に行き食材を見渡す。自分の料理でグレンの野菜などを犠牲にしてしまうのは躊躇われた]
ありがとうございます。考えすぎてよく分からなくなって、結局不安だけが膨らんでしまったの。情けないわ…。
[ローズマリーの部屋に招き入れてもらい、ベッドに並んで横になる。
しかし目を瞑ればするりと眠りへと落ちたらしい。ローズマリーが寝入った後で、多少うなされていたようだが、それもほんの少しのこと。すぐにまた穏やかな寝顔に戻り。]
………さん……。
[寝言で誰かの名前を呼んだ。]
[ぱちりと目を覚ます。ネリーの中では朝が来たと告げている。しばしぼんやりと自分の置かれた状況を確認し、そっとベッドから抜け出した。
朝のはず。しかし窓の外が異様に暗く、鳥も虫も何の声も聞こえない。]
…夢、ではないの、ね…。
[足元が崩れていくような感覚。昨日まで確かにそこにあった日常が、跡形も無く黒く塗りつぶされてしまっている。ぎゅっと手を握り締め、唇を噛む。]
ありがとうございました。
[まだ寝ているであろうローズマリーに小声で礼を言うと、再び枕を抱きしめて部屋を出た。自分の部屋で身支度を整える。鏡の前で何度も深呼吸をして、笑う練習。]
ギルバートさんが声をかけたのも、しっかりしていなかったからに違いないわ。エッタさんだって私を見て不安になったら辛いでしょうし、いつもどおり、笑って…。
うん、頑張れるわ…。
[髪を編みなおしクリスタルの飾りピンで留めると、広間へと向かった。]
[厨房でコーネリアスの姿を見つけると、微笑んで挨拶を。いつもより少し元気すぎるくらいの声だったかもしれない。
そしてまたパン生地を捏ね、コーネリアスのリクエストがあればそれに応え、一緒になって食事を用意していくだろう。]
しっかり食べてみんなで元気になれば、おかしなものなどきっと消えていなくなります。だからおいしいものをたくさん食べましょうね。
[やがてテーブルには湯気立つ温かな*食卓が*。]
[こんなに安心して眠ったのは久しいことだった。ローズマリーのベッドの上で、ぼんやりと思考を巡らせる。まだずっと幼い頃ぐずった時に、両親にはさまれて川の字になって眠ったときはこんな感じだったろうか?]
…親代わりにしたら、ギルバートさんはがっかりするかしらね…。
[つい、くすりと笑う。]
でも……私の両親は、人狼などではなかったはず…。元居た町で人狼の被害の話は聞かなかったもの。
私はいったいどうしてこうなってしまったのかしら…。
[考えても答えなど出るはずも無い。窓の外の異様な暗さは、見ていて心が痛んだ。]
どうせ閉じ込めてしまうのは変わらないならば、もっと綺麗な景色を見せてくれればよいのに。
[もう一度、無防備に眠るローズマリーのそばに寄って、神経を研ぎ澄ませて手のひらをかざすように近づけてみる。]
……。
[ちりちりと、手のひらが焼けるような感覚。危険を伝える感覚。
悲しげに目を瞑る。]
……もう、戻れないのね…。
[部屋に戻り身支度を済ませて鏡を覗く。そこに映る自分の顔に、変化は見られない。なのにもう自分は確かに、違う存在になってしまった。そしてこれからは、否応無くもっと変わっていくのだろう。
見つめる鏡の中の自分の瞳が、翡翠の風を孕む。]
さようなら…。
[色々なものに*決別を*。]
[快活なネリーの声に笑みを零す。調理に悩まなくて良くなったことに胸を撫で下ろしつつ]
そうですねえ、私は温野菜のサラダなど頂きたいです。
あ、洗いますね。
[ネリーとの会話で、彼女もアーヴァインの話を聞いていたことを知る。では、気丈に振舞っているのだろう……と察するが、口には出さない]
へえ、他にケネスさんとラッセルさんという方が来られたのですか。ええ、昨夜、広間でお見かけしたと思います。
髭の方……ケネスさんですか。寝てらして、もうひとかたは……、ええ、若くて整った顔立ちの……真剣な顔で刃物を研いでおられたので、まだ言葉を交わしてはいないんですよね。
あとローズマリーさんですか?
いえ、まだお会いしたことありませんね。
綺麗な女性の方……と聞いてしまいますと、やはり嬉しくなるものです。
[笑みをもう一段和らげる。わずかなりとも手伝いができたことに安堵して、広間へ**]
[朝だと思った。目を覚ますと、まず窓の外を確認する]
なんて暗さだ。たく、やってられんなぁ。敷地の外はどうなってるんだ……?
[起き上がり、まずは広間へと向かった]
美味しそうな匂いだな。後でいただくよ。
ちょっと、外を見てくる。一晩経って違う部分だって出てきたかもしれないから。
[ネリー達にそう声をかけると、アーヴァインにも頭を下げてから扉を開く。薄暗い外。夜よりは若干明るい程度だった]
門の外も見えないのか……開かないし。
ここは、父さん達の話じゃ昔はアーヴァインのお爺さんのものだったって話だけど。
[門戸を確かめてから、敷地内を回る。厨房側、勝手口の外には井戸]
[しばらく歩けば暗さにも慣れてくる。敷地の一番奥、大きな樹木に囲まれて、それはあった]
なんだこりゃ。……まさか、絞首台……?
[息を呑んだ。古びた樹で作られていて、高く平行に張られた梁に、ロープがぼろぼろに朽ちていた]
……何の、冗談だよ。昔使ってたって事か?
[後退る。踵に何かが当たって足元を見た。積まれた石。野ざらしだったのか、元の形も怪しいそれは、墓に見えた]
なんで、こんなものがあるんだよ。言い伝えは本当だったって、わけか?
[それ以上は口に出来ず、足早に建物の中に戻る。気付かず、顔は蒼白になっていた]
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