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――蒲生邸前――
[左之助は蒲生邸の前に来ていた。
今の自分には、早急に魔術師との契約が必要であると言う理由であったが、単純にあの場に置いて来てしまった蒲生の事が気になってもいた。]
だが、仮に生きてるとしてどうだろうな……。
[昨日の信長の様子とキャスターの消失、それが蒲生にどんな影響を与えているか解らない。
屋敷の前でしばらく門を見つめた後、中に入る。]
残っているのは……ええと。
[消滅を目撃したのは3体。バーサーカー、キラー、キャスター。
召喚されたのが6体であれば、残るは既に――]
アーチャーである私とランサー、それにセイバーとあの一体だけ、という事になりますね。ただ、ランサーがマスター不在のままで行動できる時間はそう長くない筈。キャスターを失った魔術師と再契約を結んでいるなら、共闘も成立しやすいかもしれません。
[一通りの治療が終わった時、結界の警報が侵入者の存在を告げる。キャスターを失った己に止めを刺しに来た刺客か。そう考えながら蒲生正宗を掴み、玄関へ向かった。]
……原田、か。
キャスターを失った今、共闘は終了ということか。
ゴドウもなかなかやるではないか。
キャスターの強化が無いとは言え、ここは我が結界内。
そう簡単にやられはせんぞ。
[言いながら蒲生正宗を構える。]
そっか……。
わたしの知らないとこで、もう一体は居なくなっちゃってたんだね。
[バーサーカーの事を知る機会はこの時まで無く、六体のサーヴァントのうち、もう半分しか残っていないと言う事になる。あれだけ力を持つセイバーに、例え共闘を結びランサーとダビデと戦った所で勝てるのだろうか。口に出来ぬ不安で、みなみの紅茶を持つ手が震えた]
あ、そっか、そうだね。再契約をしなかったら、ランサーは消えちゃうわけだし……、そうなったら、……。
――どっちにしても共闘が出来るように、話してみるだけの価値はあるよね。もう夜も遅いし、明日の話、だけど。
戦いに来たわけじゃねぇよ。
俺も……キャスターが消えたのは見ている。
今のあんたと戦う理由はねぇ。
それに……俺の方もツカサからの魔力供給は既に断たれているのさ。
2人とも聖杯戦争の脱落者って事だな。今の段階ではって事だが。
[そこまで言い、お互いの間にわずかな沈黙が訪れる。
少し楊枝をつまんだ後、左之助は口を開く。]
なあ、まだ戦いを続ける気はあるかい?
……俺はまだ、ここで折れたくはねぇ。
やられっぱなしなのも性にあわねぇ!
[言いながら、やや語気が荒くなる。]
お前さんはどうだい?
[蒲生を見ながらそう問いかけた。]
[気分を安らがせる芳香。琥珀色の液体をゆっくりと一口、味わう。不安げに震えるみなみの手元。じっと見つめた]
そうですね。彼らにとっては敗北の痛手を受けて、まだ間もない頃でもありますし。……けれど。
もし期待通りにならず、直接対決することになったとしても。
[ソーサーにカップを戻し、少年は柔らかく微笑む]
みなみ、貴女のサーヴァントを信じてください。
私は羊飼いだった頃から、熊も獅子も倒してきたのですから。
たとえあれが英霊でない何かだとしても、きっと守ってみせます。
……ごめんなさい。
ダビデの事を信じてないわけじゃないの。
[両手で抱えたカップの中で紅茶が静かにその中で揺れるのをじっと見た。みなみは"怖い"と言う気持ちを整理しようとした。それは自分の命が危険に晒される事に対してだろうか。聖杯戦争に負ける事に対してか。浮かんだのは、ジャックが消えた瞬間の事だった]
……もう前みたいなのは、嫌なの。
ダビデが、ジャックみたいに消えるのも、見たくないから。
……それとも、現在の経路(パス)の強さでは、戦闘になった時の魔力の供給に不安があるのでしょうか。
[意図して、冗談めかした口調に変える。みなみの双眸に合わせた視線を、下の方へ辿らせた。注視していると教えるように、時々目を戻しながら。細い首筋から大きく開いた胸元へと伝わせる]
必要とあれば、試してみますか?
私が、少年の姿の通りかどうか。みなみが望むなら、ですが。
[曖昧な物言い。それでも意図は恐らく伝わるだろう。眼前の娘の反応を窺い、紅茶をまた一口、飲んだ]
そうか、ゴドウもか。
[わずかな沈黙。その後のランサーの言葉に答える。]
俺は生きている限り戦い続けるだろう。
それしか知らんからな。
[ランサーの意図、再契約による戦闘続行の意思を汲み取る。
蒲生正宗を握る拳が、ランサーに向けて突き出された。]
――告げる。
汝の身は我の下に、我が命運は汝の槍に。
聖杯の寄る辺に従い、この意、この理に従うのなら。
我に従え。
ならばこの命運、汝が槍に預けよう。
我が名は原田左之助。
同じ武士の魂を持つ者として、蒲生 延を我が主として認めよう。
[左之助は槍を持つ拳を、蒲生の剣を持つ拳にぶつけた。
ずしりと左之助の体が重くなり、地に足が着く感触。
互いの拳から生まれた光が、蒲生の体に新たな令呪を刻み込んだ。]
[みなみの視線に一瞬、惑う。少年が問いかけた言葉――実際の判断はマスターである彼女に委ねる、という意志を込めていた。
そのつもりだった。けれど今、気づいた事実。小さく頷き、ソファから立ち上がる]
――気が変わりました。
というより、気づかないようにしていただけだったのかもしれない。
[差し向かいに座った娘の傍らへ移動し、囁く]
私自身が、みなみの事を求めているんだ、と。令呪で結びついた経路だけでなく、もっと深い繋がりが欲しいと思っている、と。
……ふつうのサーヴァントと戦うのなら、不安だと思ったことは無いけど。
[言葉をそこで切る。いつもは慈愛に満ち溢れ、柔らかな印象を与えるダビデの目が、リビングの薄暗い灯りを受けて妖しく光ったように見えた]
あのセイバーと戦うのなら、魔力と言う点でも、経路と言う点でも、いくらあっても足らないとは、思うわ。
でも。
[聖杯戦争が始まってから一度は考えたことのある、己のサーヴァントとの経路をより強くし、より円滑な魔力供給を可能とする、その手段。ダビデその申し出を拒む心算など端から存在しなかった。立ち上がり、普通にしていても体が触れ合う距離まで来たダビデの手に、みなみは自分の手を重ね合わせた]
……ダビデが"戦闘に勝つための手段"じゃなくて、求めてくれてるのなら、うれしい。
……暑苦しい男だな。
[突き出した右拳の甲に浮かぶ新たな令呪。]
(俺は無いものねだりはせん。ここにあるものを最大限活かして、最大限の成果を求める。)
[いつだったかキャスターに告げた言葉を、心の中で*繰り返した*]
[重ねられた手を押さえ、腕を左右に押し開く。
みなみの身体をソファに押し付けるようにして、上から彼女の唇を奪った。感覚共有の為の儀式とは似て異なる、柔らかく甘い感触]
……私が求めるのは、みなみの魔力だけじゃない。
みなみの心も、身体も、どちらも欲しい。
そうでなければ、自分から求めたりなどしない。
[唇を離して微笑み、頭を抱き寄せてもう一度、深く口づけた]
[柔らかなソファに体が沈む。つい先ほどにも、同じような事があった気がした。違うのは、互いの唇の感触を味わっていることと、甘い言葉]
……わたしは、
[何かを言いかけようとした気がした。何か、大事なことを。けれど、ダビデの口元に浮かぶ笑みを見て、一緒になって微笑み。それから、考えるのを辞めた]
わたしも。
[伸ばされた小さな舌を、歯の先端で捉える。打ち消された言葉を気に止めることはなかった。重ねた唇から互いの舌を絡ませ、官能を高めていく]
同じ気持ちなのは、良い事だ。
私がみなみの一部であり、みなみが私の一部である、と――距離を置いていても思うようになるくらい、感じ取ってくれたら、もっと。
[押し倒したみなみの手から腕を伝い、肩口へと手を滑らせていく。弾力のある繊い腕。血管だけでなく魔術回路を宿した魔術師の。
けれど今の彼にとっては愛しむべき娘の一部でしかない]
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